この度は、プレミアムレビューに選出いただきありがとうございます。
今回は、お借りしたCorei5 2405SとSSD510 250GBを用いてコンパクトで省電力かつハイパフォーマンスなPCを作りたいと思います。
今回用意したパーツは
今回のメインパーツです。90WのACアダプタを搭載しています。90W電源でクワッドコアが動くか心配です。
マザーボードは最後まで悩んだんですが、機能やスロットが少ないほうが省電力かも知れないと思い、一番シンプルだったこのマザーボードにしました。
マザーボードの対応は、DDR3 1333までとあったのですが、動作クロックの高いものの方が、電圧を下げても動作してくれるかなと思い、DDR3 1600のものを選びました。
それでは組み立てです。
Antec ISK-100は、なかなか手ごわそうでしたが、割とすんなり組むことができました。コツとしてはマザーボードを入れるときバックパネル側と逆側から入れると、すんなり入ります。
ここで問題が!クーラーの高さが・・・サイドパネルが閉めれません。
背の低いCPUクーラー買わないとなーと思い、買い物に行ったところ、こんなのが発売されていたので、これのリテールクーラーを利用することにしました。
リテールクーラーは、corei5 2405Sのものとまったく同じものでしたので、リテールクーラーのファンを、のこぎりで切って、ファンレスのクーラーにしてみました。(ISK-100は、CPUの真上に140mmのケースファンが付いているのでいけるだろうと考えました)
だいぶ高さが低くなったので、サイドパネルを閉じることができるようになりました!これで無事に組みあげることができました!
それでは起動!
起動できました!起動時の消費電力は、50Wです。
その後、外付けのDVDドライブを利用して、OS(windows7 64bit)をインストールしました。
OSも無事起動できました。スイッチを押してからログイン画面まで16秒です!
OS起動時の消費電力は、MAX60Wです。
アイドル時の消費電力は、17Wです。
ネットをしているときの消費電力は、約21Wです。
その後Prime95を使用して負荷をかけてみました。ファンレスということもありCPUの温度が心配でしたが、75℃以下で持ちこたえてくれたので、良しとします。
Prime95実行時の消費電力はMAX80Wでした。
ということで、無事90W電源で動作することができました。このクラスのCPUでは驚きの省電力です!
それでは、続いてCorei5 2405Sのパフォーマンスを各種ベンチマークを利用してみていきたいと思います。比較対象として、前世代のcoreiシリーズ、corei3 550を搭載したPCと比較したいと思います。
比較するPCの構成は
OS:WindowsXP Home 32bit
CPU:corei3 550
メモリー:ddr3 1333 2GBx4
マザーボード:Gigabyte GA-H55M-USB3
グラフィック:オンCPU
電源:FSP450-60GHS(85) 450W
HDD:Seagate ST3500410AS Barracuda 7200.12 500GBx2 RAID0
以上です。それでは比較してみたいと思います。
corei5 2045S / corei3 550
clstalmark2004 ALU 55096/39428
FPU 48777/45117
GDI 14909/6840
G2D 2795/5177
OGL 3884/2539
cinebench11.5 openGL 11.01/1.63
CPU 4.03/2.48
3Dmark06 4153/1856
MHFベンチ 1280x720 2705/1205
1920x1080 1277/604
MHFベンチ[絆] 1280x720 2038/815
1920x1080 1028/604
ベンチマークを見てみると、corei3 550と比べて内蔵GPUの性能が非常に高いと感じました。
corei5 2405S内蔵GPUのハードウェアエンコード機能Intel Quick Sync Videoを検証してみます。対応のソフトウェアを使用して、フルHD動画(1920x1080 30fps 11分 3.65GB)をiphone4用にエンコードしてみます。今回使用するフルHD動画はcanon EOS kiss X4で撮影しました。
変換にかかった時間/変換中のCPU使用率
QSV有効 2分10秒/25%
エンコードのみ有効 4分33秒/60%
デコードのみ有効 4分27秒/100%
QSV無効 7分09秒/100%
QSVを利用すると非常に高速です!使用しないときの30%程度の時間で変換できます!
90Wの電源でこのクラスのCPUが動くか不安でしたが、安定して動作してくれているので、すばらしいCPUだと思います。このクラスのCPUがこの消費電力で動くとなると、コンパクトPCを組む際の選択肢が、かなり広がると思いました。恐るべしcorei5 2405Sといったところでしょう。また、内蔵GPUでハードウェアエンコード機能も使えるので、エンコードマシンとしても活用できると思います。
以上、スマート彗星のレビューでした。拙い文章を読んで頂き、ありがとうございました。
今後、気になったことがあれば、また追記をしたいと思います。それでは失礼します。












はにゃさん
2011/09/14
これなら 120WのPicoPSUとかなら余裕で運用できますね!
operaさん
2011/09/14
この容量とサイズで運用出来るのはとても魅力的ですよね!
kenさん
2011/09/14
コンパクトなケースに、綺麗に収まりましたね。
90Wの電源で安定して動作し、快適なPCとはすごいCPUで、魅力的なPCになっていますね。
Nao-Rさん
2011/09/14
やりましたね! クーラーからの「FAN解放作戦」
ケースFANのみになり更に省エネ化された感じ?ですかねww
いや~、にしてもケースが被らなくて良かった ^^;
SSDは?マザーの裏側なんでしょうかね
退会したユーザーさん
2011/09/14
確かにいけそうですね!
>operaさん
ソウですね。モバイルノートPC2台を重ねたぐらいの大きさなので、持ち運びもできるかもしれませんwモニターが必要ですがw
>kenさん
何とか収まりましたが、綺麗と言っていいんでしょうかw
確かに、すごい魅力的なCPUだと思いました。
>Nao-Rさん
その通りです!マザーボードの裏に付いてます。画像upしておきました。
cybercatさん
2011/09/14
ケースファンがCPUファンを兼ねる作戦、イイですね(^^)v
性能もゲームをしない普通使いには十分で、SSDの性能と相まってイイ感じですね。
初レビューとしては難易度が高い対象で大変でしたね!
makibisiさん
2011/09/14
リテールクーラーをカットするとは、なかなかのアイデアですね。w
CPUが省電力だからこそ出来る芸当ですよね~。
コンパクトなマシンに仕上がっていて、GOODです!^^
退会したユーザーさん
2011/09/14
ケース小さっ!これ入るの?!と思いましたが、お見事!でございます!!!
(^0^/
ネット利用時で21Wなんて、オイシイですねぇ。使いたい時にはドーンとチカラを出してくれるようですし。
賢いCPUイイ!
ケース内レイアウト的にもナイスなレビューでした!
kenさん
2011/09/14
ケーブルの余っている部分があるのと、ケースのコンパクトさから、
これ以上は厳しいのかなと思ったので、上手くケーブルの余っている部分を
まとめたなと思ったのですが。
できるなら、もう少し短いケーブルが使えると良いですね。
エアーフロー良くなりそうですし。
退会したユーザーさん
2011/09/15
>cybercatさん
ちょうどいいところにケースファンがあったので助かりました。
>makibisiさん
かなり強引な方法ですw
>zigzsowzさん
そうですね。CPUの省電力機能のおかげですね。
>kenさん
そういうことでしたか!ありがとうございます。自分なりにがんばってまとめてみました。