レビューメディア「ジグソー」

初心者でも、好みのヘッドホン・イヤホンだけでハイレゾが存分に楽しめる!

私の音楽との付き合いは、中学生の頃レコード・CDをレンタルして、ノーマル・ハイポジ・メタルなんて聞き分け出来ないのにこだわってカセットテープにダビングしてた頃に始まり、今では過去の手持ちCD・レンタルCDをMP3に変換してiTunesでPC・iPod・iPhoneで共有して聞くのがここ10年くらいのスタイル。

 

音質にこだわるというよりも私の全財産の曲数を持ち歩き気軽に聞けることに喜びを感じているのが正直なところ。
音楽に限らず、写真だって動画だってスマホで気軽にお手軽にコンパクトに楽しむのがイマドキ感でしょ。

そんな私が、最近注目されてるなーと思うもの。
RAW(写真)・4K(映像)・ハイレゾ(音楽)
あれ、今までの流れと真逆の発想じゃないですか!!!
データも重いし、流行りのお気軽・お手軽はどこに行ったー!


はじめに断っておきたいのは、私の演奏できる楽器はカラオケBOXのタンバリンくらい。
楽器もできず、オーディオ通でもなければ“違いの分かる耳”も持ってなく、音楽に対するスキルは人並み以下。でも音楽を聴くのは大好き!
そんな私が、今回ハイレゾに特化したスマホのレビューを通じて、感じたこと学んだこと変わったことを読んでいただいた方と一緒に、少しでもハイレゾを感じ取ってもらえれば・・・という思いでレビューを書きます。

 

ハイレゾという言葉、CMや電器屋さんで当たり前のように謳われているけど、正直私にはさっぱりです。
“高音質で良い音なの?”
調べてみると、ハイレゾが高音質で良い音であることは間違いないのですが、何と比較して良い音かといえば“CDと比べて”なんです。
CDよりも良い音、それがハイレゾ。


レコーディング現場では、

生音(アナログ生音源)→デジタル環境で録音(マスター音源)→CDに収まる規格44.1kHz/16bitのデータを作る→CD製品化
このCDに収まる規格44.1kHz/16bitのデータを作る過程でマスター音源を落としているのに対して、ハイレゾはマスター音源に近い音で聞ける。

 


もう少し詳しく書くと、CDの場合サンプリング周波数(1秒間に何回データをサンプリングするか)が44.1kHz(1秒に44100回の記録)
それに比べ主流のハイレゾ音源は、96.2kHzや192kHzと、きめ細やかなレコーディング現場の音に近い音であるらしい。
また、Bit数と呼ばれる「量子化」とは音の大小の変化のことで、CDの場合16Bitで記録されているのに対し、ハイレゾは24Bit。

 

つまり、CD化するために失われていた音の領域をマスター音源に近い滑らかで繊細な音楽の再生が可能であるのがハイレゾというわけである。

 

 

ハイレゾの定義はなんとなく理解したところで、実際にハイレゾを聴くために必要なものは何か?
今回は、私が普段使っているiPhoneでハイレゾを楽しもうとすると、
①音源 ②アプリ ③ポータブルアンプ ④イヤホン・ヘッドホン
が必要だということが分かりました。

 



【ハイレゾに必要なもの ①音源】

ハイレゾ対応イヤホン・ヘッドホンを買えばハイレゾ音質で音楽が聴ける!というのは間違いで(私は最初そう思ってました。)、前述した“ハイレゾ音源”を用意する必要があります。


2015年6月にMr.Childrenが「REFLECTION」というアルバムを発表。CD+DVD+ハイレゾ音源USBメモリー付で販売し話題になったのを覚えているのですが、一般的にハイレゾ音源はCDショップ等では買えません。
現在インターネット上で曲・アルバム単位でのダウンロード販売が主流なんです。

 

数社の販売サイトを見たのですが、e-onkyo musicはハイレゾ音源のみの販売で分かりやすくておすすめ。(ハイレゾ音源だけを探したい時に、多くの販売サイトは圧縮音源の販売も兼ねてていて分かりにくい)

 

無料会員登録さえすれば、無料ハイレゾ音源『チャイコフスキー作曲の弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」第1楽章』が様々な形式でダウンロード可能に!



【ハイレゾに必要なもの ②アプリ】
音楽再生アプリといえば、PCならiTunes(iPhoneではミュージック)。どちらも私は使わない日はないほど愛用しています。
が、iTunesは2017年3月時点でハイレゾ音源の主流である“flac形式”に対応していないんです。
onkyoや有名どころのアプリを使おうとしたらハイレゾ対応するには有料、、ここはフリーで使えるアプリを!と、、ELECOM Hi-Res Music Playerをチョイス。

 

e-onkyo musicから無料でダウンロードしたflacファイルをiTunes経由で転送します。



【ハイレゾに必要なもの ③ポータブルアンプ】
音源とアプリがあれば、とりあえずiPhone内で再生処理することはできる!
が、iPhoneに限らず多くのスマホではハイレゾ音源を出力できない。
なぜかというと、いくらハイレゾ音源であっても3.5㎜イヤホンジャックからイヤホンに音を出す時点でハイレゾ出力に対応していない。そのため、CD同等の音質にダウンコンバートして出力されてしまうのである。


ハイレゾ音源を聴くためには、iPhoneのLightning端子から出力される「ハイレゾ・デジタル音源」を、ポータブルアンプで一旦受け取り「ハイレゾ音質でのアナログ出力」に変換する必要がある。そこで、俗にいうポタアン=ポータブルアンプが必要になる。

 

4千円ほどの特価で購入した、初心者向けのロジテック製ポータブルアンプLHP-CHR192を使用。

 


【ハイレゾに必要なもの ④イヤホン・ヘッドフォン】
実は、ここの定義があいまいなんです。

ハイレゾ対応マークがついていない製品は、決してハイレゾに対応していない!というわけではない。
日本オーディオ協会に所属のメーカーが、“40kHz以上の高域再生性能を持つ製品であること”を基準にした製品パッケージにこのマークをつけてもいい、、というルール。
ということは、基準を満たしてもマークのつけられていない製品もある。(メーカーが協会に所属していない・旧製品、、等。。)

乱暴な言い方をすると、綺麗に鳴らせればハイレゾ対応品にこだわらなくても良いのでは?とも思うが、ハイレゾマークのついた商品だと初心者でも安心して買うことができるのも事実ではある。

今回使用したイヤホンは、LHP-CHR192に付属のエレコム/EHP-CH2000

(しっかりポータブルアンプにハイレゾマークがついています)

 

 

まとめると、
①音源・・・e-onkyo musicの無料サンプル『チャイコフスキー』
②アプリ・・・ELECOM Hi-Res Music Player
③ポータブルアンプ・・・LHP-CHR192
④イヤホン・・・LHP-CHR192付属・エレコム/EHP-CH2000

と、実質別途購入したのはLHP-CHR192だけだが、アプリも用意しなきゃだし、音源はiTunes越しに入れなきゃだし、ポータブルアンプも併せ持たなければいけないし、いろいろと面倒だなぁというのが正直なところ。



で、早速聞いてみました!

感想は、、音が綺麗なのは綺麗だけど、高音が強いような、全体的に薄いような感じがする。全然違いが分からない。。


う~ん、、雲行き怪しいぞ、このレビュー!

 

え~い!と、今回のレビューで用意されたヘッドホン、pioneer/SE-MHR5に変えてみると全然音が違う!

素人の私でも低音までハッキリと鳴って厚みが増したのが分かりました。
①音源 ②アプリは環境に平等であるけど、特に③ポータブルアンプ ④イヤホン・ヘッドフォンに関しては、マニア志向が強く音質に差が出てくるだろうし、オーディオ初心者には敷居が高いのだろうと感じました。



iPhoneのハイレゾを聴いてなんだかモヤモヤの残る中、今回レビューするGRANBEAT DP-CMX1を触ってみます。

 

シンプルなパッケージです。

 

 

内容品は、本体・USBケーブル・充電器・SIMカード取り出し金具・マニュアル等と、必要最小限の構成。

 

 

本体を手に取ると、ずっしりと厚みがあり左右非対称のデザイン。High-Resolution Audioの文字が彫られています。

 

裏面もシンプルで、質感は金属感が強くコーティングが手にしっとりと馴染みます。

 

下部には、スピーカーと充電用のMicro USB端子。

 

 

ハイレゾiPhone編で、ハイレゾを楽しもうとするといろいろな要素が絡み合ってくると伝えました。
その中で、③ポータブルアンプ ④イヤホン・ヘッドフォンはマニア志向が強く、初心者には敷居が高いのではないか?そう書きました。

 

そんな中で、ハードウェア的にGRANBEAT DP-CMX1の素晴らしいところを、大きく2つ紹介します。

 

ユーザーが直接触る部分の作りこみが素晴らしい!

音量がダイヤル式でカリカリ音が気持ち良く、オーディオ用スマホらしい。

また、側面の湾曲したデザインは音量調整するときに親指に馴染む。

 

もう一つ、イヤホンジャックが2つあるのは、従来の3.5mm(3極)ジャックに加えて2.5mm(4極)のバランス接続用のジャックがあるということ。

 

 

ちなみに、このバランス接続はプレイヤー側にジャックがあることが前提ですが、ヘッドホン側にもバランス接続用の端子が対応していることが必要。

 

今回レビュー用のヘッドホンSE-MHR5は、バランス接続対応のヘッドホン。

3.5mm(3極)・2.5mm(4極)の2本のケーブルが付属していました。

 

 

 

見えないハード部分の作りこみが素晴らしい!

『twin dac』のさりげない刻印こそ、GRANBEAT DP-CMX1が普通のスマホと違う最大のポイント。

先ほど、iPhoneでハイレゾを聴くためには、ポータブルアンプが別途必要になると書いた。

GRANBEAT DP-CMX1だと2種類のDACが内蔵されており、別途ポータブルアンプ不要でハイレゾが楽しめる。

ESSテクノロジー社 SABRE DAC “ES9018C2M” x2 & アンプSABRE “9601K” ×2内蔵搭載!

残念ながら、“ES9018C2M”  “9601K”が、どれだけ素晴らしいかは分からないのがオーディオに明るくない私の悲しいところ。

しかし、オーディオメーカーが満を持して発売したオーディオ向けスマホに組み込んだDACというのは嬉しい。

ポータブルアンプ選びも不要、スマホと2台持ちも不要と、これは、オーディオ初心者には嬉しい限りである。

また、オーディオ部(DAC&アンプ)とCPU部を完全に分離されていてノイズ対策もしっかりしている点も見えない部分ではあるが、GRANBEAT DP-CMX1のこだわりの部分でもある。

あとは好みのイヤホン・ヘッドフォンを用意するだけでハイレゾが初心者でも楽しめるのは、初心者には本当に嬉しい。

 

 

次に、GRANBEAT DP-CMX1のソフトウェア的に素晴らしいところを2点紹介します。


ハイレゾ再生用アプリがプリインストールされていること。

有料アプリ相当のものがプリインストールされているのは嬉しい。

しかも、専用のインターフェイスなんです。

▷のアイコンをタップすると、

 

 

アプリが起動しアルバム・アーティスト・曲でアクセスできて簡単にハイレゾが聴ける。

 

 

 

ハイレゾ音源の購入できるe-onkyo musicにアクセスしやすい!

再生アプリから、ハイレゾ音源販売サイトへ簡単に移動できる。

購入→ダウンロードしたハイレゾ音源ファイルはダウンロードファイルに格納され、再生アプリを立ち上げると自動で読み込んでくれるのが嬉しいところ。

 

 

まとめると、GRANBEAT DP-CMX1は

①音源 ②アプリ ③ポータブルアンプ までの敷居がなくなり、

あとは、好みのイヤホン・ヘッドフォンでハイレゾ音楽が気軽に楽しめる、初心者に優しいスマートフォンなのでした!

 

 



ハイゾ音源を聞くにあたり、良い音とは何かを考えてみました。

iPhoneで初めてハイレゾを聴いた、チャイコフスキー。

そもそも私はチャイコフスキーの音楽とちゃんと向き合ったことがない。

やはり比較対象は普段聞いているアーティスト・音源だと『違いが分かる』のではないか。


また、ハイレゾの特徴は、滑らか・繊細な音の方がCD音源との差が顕著に表れるという。
確かに、電子音の多いEDMなどよりもピアノやボーカルの声のような繊細で音域の豊かな楽曲だとハイレゾで聞くのに適しているのかもしれない。
実際に、e-onkyo内を見るとクラシック・JAZZがほとんどで正直なところ現時点でrock・popは少なめである。

 

 

GRANBEAT DP-CMX1と、今回用意していただいたヘッドホンSE-MHR5で、何も考えずにハイレゾを楽しめるんです。

 

 

suchmos/KIDS(アルバム)

最近、私のイチオシのSuchmos。

JAZ・ロック・ソウル・ヒップホップといろんな要素で楽しませてくれる。

CDも所有しているけど、迷わずハイレゾ版のアルバム買いを!

1月発売から、ほぼ毎日聴いているアルバムだと初心者でも違いが分からないワケがない!

 

感想:臨場感がすごい!ピックがベースに擦れる音、ヴォーカルの息遣いが全然違う。

音源が違うのと、私は車の中でiPod越し(無圧縮)で聞くのだけどヘッドホン越しで目を閉じて聞くと彼らの横で音楽を聴いているような錯覚に落ちる。

綺麗というよりも、すごくリアルな空間の中の音を聴いているように感じた。

 

 

 

 

 

以上、istインプレッションとして公開いたします。

その他、下記の音源を購入しました。聴きこんでから順次感想を書きたいと思います。



宇多田ヒカル/二時間だけのバカンス

くるり/琥珀色の街、上海蟹の朝

山崎まさよし/One more time, One more chance

DEAN FUJIOKA/History Maker

Nirvana/Smells Like Teen Spirit

MARIAH CAREY/Emotions

東京キネマ・ジャズトリオ/コーリング・ユー

26人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (6)

  • takamizuさん

    3日前

    LHP-CHR192という安めのiphone用の物があるんですね。こっちが気になってしまいました。
    見た目は高級スマートフォンという感じですね。
  • Gamonsさん

    3日前

    ここまでうんちく語ると単なるレビューではないな 偉い 感服した
  • harmankardonさん

    3日前

    レビューお疲れ様です.

    色々と楽しめそうですね.追加レビューも楽しみにしています.

    2.5mm4極プラグのアサインが間違っています.
    AK仕様なので,先端から,R-/R+/L+/L-となります.
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