フルーツビネガー・・・おいしいですよね。
さわやかな酸味とフルーツの味わい。リフレッシュしたい時に体が欲します。
「飲むお酢」は色々なメディアで「健康にイイ!」とオススメされていますが、
手間と時間のかかる作成過程を考えると、作るのに二の足を踏みます。
①ガラス容器の煮沸消毒
↓
②フルーツ・ビネガー・氷砂糖をガラス容器に入れ密閉
↓
③冷暗所で保存
↓
④フルーツがビネガーに浸かるよう時々振リ混ぜる
↓
③~④を繰り返し、1週間でフルーツを取り出し寝かせ2週間ほどで完成
この間カビや腐敗がないかビクビクします。
「ヤダ!作ったらすぐ飲みたい!」
「ジワジワ1週間も待てない!」
「カビるとか腐るとか無理!」
そんな私に朗報です。
TWINBIRDさんの「OLALA フルーツビネガーメーカー」が届きました。
我慢できない私にも、たった一日で作れちゃう!
パッケージにはカラフルなフルーツビネガーの写真で作りたくなる気分に!
おしゃれな雰囲気でInstagramやFacebookをやってる女性などへのプレゼントにも向いていそうですね。
ガラスボトルは安心のHARIO製。パッケージでもHARIO製を推してますね。
TWINBIRDさんは新潟県燕市の会社です。調理機器やクリーナーなどたくさんあります。
そしてHARIOさんは耐熱ガラスで有名すぎますね。
そんな二つの会社がタッグを組んだ国産品です。スバラシイ。
普段から国産品を選んで使用していますし、この製品なら愛せると思えましたので、今回のプレミアムレビュー選出はうれしいですね。
さて、肝心の中身ですが・・・
本体は白を基調にしており、フルーツをモチーフにしたワンポイントでシンプルだけどおしゃれな雰囲気です。
ガラス瓶はHARIO製、簡易的な目盛りも入ってます。
シリコン製のフタには本体と同じモチーフデザイン空気抜きの小さい穴があいています。
レシピブックには色々なフルーツビネガーの作り方や出来上がったビネガーを応用したデザートなどが掲載されています。フルーツのお酒もつくれちゃう!
取り扱い説明書にはお手入れ方法や、基本のレシピが載っています。
基本的な使い方~下準備編~
さぁ!はじめますよ!
説明書に則って準備をすすめていきます。
ガラスボトルとフタは洗剤であらった後、煮沸消毒。ビネガーは菌の増殖抑制効果はありますが、殺菌効果はありません。雑菌の繁殖をおさえおいしく長く楽しめるように、しっかり行います。
ガラスボトルが程よいサイズなので煮沸する鍋にも困りませんね。
トングや菜箸で取り出し、自然乾燥させます。やけどしないように気を付けましょう。
完全に乾燥したらOKです。下準備は通常のフルーツビネガーづくりと同じですね。
基本的な使い方~操作編~
コンセントを差し込むと「オレンジ色のランプ」が点灯します。下部のスイッチを押すと電源がONになり「青色のランプ」が点灯します。電源は24時間後に自動でOFFとなります。
「・・・え?これだけでいいの?大丈夫??」
基本的な使い方~材料編~
お好みのフルーツをあなたのセンスで!
お好みのお酢を選択!
りんご酢・・・酸味が優しく飲みやすい(ビネガー初心者にオススメ)
穀物酢・・・・必須アミノ酸含有量が多く、体にイイ&お値打ち(続けるには重要ポイント)
その他の黒酢・ブドウ酢・米酢でも作れます。いろいろ試したいですね。
基本的な使い方~実践編~
レシピブックからのチョイス
リンゴ×ジンジャー
材料
- リンゴ・・・・150㎎
- ジンジャー・・50g
- 穀物酢・・・・150ml
通常のフルーツビネガーの作り方と同じように、材料を交互に入れて(これが後でドキドキする原因になる)、ビネガーを注ぎ入れフタをします。OLALAにセットし電源ON!
氷砂糖はだんだん溶けてくるのですが、ビネガーのかからなかったリンゴ達が黒ずんでいきます。
腐るのじゃないかとドキドキして見守っていました。
上部のリンゴが黒く&ビネガーに浸からないので非常に心配。
心配しながらも24時間経過し、出来上がり。さぁ、仕上がりはどうでしょう?
心配していましたが、できあがりました。やはり最初にビネガーに浸からなかった部分が、浸かっていた部分よりも黒ずんで見えます。
「フルーツ類は一番下、上に氷砂糖を重ね、ビネガーを注ぎいれる」この方法で次からは作っていきます。
基本的な使い方~おいしくいただく編~
フルーツビネガー大さじ2に対し炭酸水180ml程度
お好みで濃くしても薄くしてもOK
個人的には甘みを強く感じたので、辛いジンジャーエールをお好みの方には、しょうがが倍量でもいいぐらいですね。
基本レシピからMYレシピへ変えていくのも楽しいですね。
~おいしくいただく応用編~
リンゴ×ジンジャーのビネガーを料理に応用
ステーキソース(焼き肉のたれ?)
ビネガー 大さじ 3に対し、しょうゆ 大さじ1、すりおろしニンニク1かけ分(減臭にんにく使用)を、お肉を焼いた後のフライパンに入れ軽く煮詰めできあがり。(夫氏には「うん。焼き肉のたれだね」と言われました)
いつもはシンプルにわさびとしょうゆでいただくステーキですが、フルーティで甘めのソースもおいしくいただけます。
豚の生姜焼き
ビネガー 大さじ 1に対し、しょうゆ 大さじ1、すりおろししょうが1かけ分を混ぜておく。豚肉、野菜をいため、混ぜておいたタレをかけ絡めできあがり。
しょうが増しですが、非常にさっぱりといただける生姜焼きになりました。みりんの照り照りもいいですが、食欲のない時にも食べやすいお味になりました。
リンゴ×ジンジャーは料理との相性ばっちりですね。
リンゴ×ジンジャージャム
もちろん果実部分もいただきます。
リンゴ・ジンジャーを刻みます。重さの50~80%程度のグラニュー糖を加え、できあがったビネガーを30ml加え、小鍋で好みの粘度になるまで煮詰め、出来上がり。温かいうちに煮沸消毒したビンに移し替え、長期保存するなら脱気処理します。
ジンジャー風味が強めのジャムができました。私好みです。
脳内レシピをいくつ実現できるか
フルーツ×ビネガーはたくさんの種類が思いつきます。フルーツの数だけレシピがあります。既出のレシピを参考にしても作り切れないですね。
そこで、今回のオリジナルレシピはハーブを中心に作ってみることにしました。
キンモクセイ×トマト
中国では生薬として扱われるキンモクセイ=桂花
おなかを温め寒さを散らす、気の巡りをよくするという効果があるとされています。
香りは強く感じますがリラックス作用が強いとされています。
材料
- キンモクセイ(乾燥)・・・5g
- プチトマト・・・・・・・150g
- 氷砂糖・・・・・・・・・150g
- りんご酢・・・・・・・・150ml
プチトマトは爪楊枝などで、数か所穴をあけておく。
キンモクセイはお茶用のパックに入れる。
キンモクセイ・トマト・氷砂糖を順にいれ、最後にりんご酢を注ぎ入れる。
一番下にキンモクセイを入れることで、しっかりビネガーに浸ります。
出来上がり。ビネガーの色は鮮やかな黄色。
ソーダ割りでさわやかなキンモクセイの香りがします。
ビネガー漬けのトマトも、酸味が強めですがそのままでも、サラダに加えてもおいしくいただけます。
キンモクセイは捨てません。こちらはジャムにします。
キンモクセイジャム
- 上記の残りのキンモクセイ
- グラニュー糖・・・・・・15g
- キンモクセイビネガー・・15ml
小鍋で軽く煮詰め、お好みの粘度にしたら完成
紅茶や烏龍茶に入れても、一口含み飲んでもおいしいです。
キンモクセイビネガーでケーキを作る!
キンモクセイ香るチーズケーキを作ってみました。
材料
- カッテージチーズ(出来上がり量約180g)
(今回はカッテージチーズも手作りします)
- 牛乳・・・・1L
- りんご酢・・100ml
- キンモクセイビネガー・100ml
- 卵・・・・・・・・・・2個
- 生クリーム・・・・・・200ml
- 薄力粉・・・・・・・・大さじ4
- キンモクセイジャム・・お好みの量
ボトム用
- クラッカー・・・・・・80g
- バター・・・・・・・・20g
クリームチーズではなく、カッテージチーズベースなのでカロリーOFFレシピです
カッテージチーズの作り方
- 鍋に牛乳1Lを入れ、火にかけます。60~70度ぐらいになると、鍋の淵あたりにプツプツ泡がでてきます。
- 火を消してお酢を入れて手早くまぜ、少し置くと分離が進みます。分離したらキッチンペーパーで濾して出来上がり。コレをチーズケーキのベースにします。
- 分離後の乳清(ホエー)は、フルーツビネガーを加えて飲んだりできるので捨てない。
チーズケーキの作り方
- まず、ボトムを作ります。クラッカーを厚めのビニール袋にいれ砕きます。ある程度砕いたら、上から麺棒を転がすと細かくなります。
- 溶かしバターを入れ、クラッカーになじませ、タルト型に敷き詰めます。
- カッテージチーズをボールに入れ、ヘラでよく練り、キンモクセイビネガーを少しずつ混ぜます。溶き卵を少しずつ加え、泡だて器で混ぜます。
- 薄力粉・生クリームを加えさらに混ぜます。
- クラッカーを敷き詰めたタルト型に流しいれ、180度にあたためたオーブンで40分(オーブンによって若干の違いがあるので焼き具合を見ながら)焼きます。
- 粗熱をとって冷蔵庫で冷やします。
- お好みの大きさにカットし、キンモクセイジャムをのせます。
感想
チーズケーキ自体はあまり甘くありません。キンモクセイジャムをのせていただくとピッタリの甘さになります。ふんわり香るキンモクセイで癒されます。香りは強くないので、ケーキの味を邪魔せずおいしくいただけます。
ローズヒップ×ハイビスカス×みかん
ハーブティーの中でも、女性に人気なのはローズヒップですね。レモンの20倍のビタミンC、牛乳の約10倍のカルシウム、ほうれん草の約2倍の鉄分、そしてノンカフェイン。
普段目にするローズヒップティーはピンク色で酸っぱいですが、このピンク色と酸味はハイビスカスです。単体でもビタミンCやカリウムなどのミネラルも含まれていますが、ローズヒップと合わせることで相乗効果を期待できます。
材料
- ローズヒップ・・・10g
- ハイビスカス・・・10g
- みかん・・・・・・200g
- 氷砂糖・・・・・・200g
- りんご酢・・・・・150ml
飲みやすくなるかなと、みかんを合わせてみました。もちろんオレンジでもいいですね。
ローズヒップの酸味+ビネガーの酸味で、酸っぱくなりすぎないか心配でしたが、疲れた時に欲する酸っぱさで、飲みやすいです。みかん効果かな。通常のローズヒップティーより飲みやすく感じます。
浸かっていたみかんをゼリーにするか、そのまま食べるか迷い中。
ペパーミント×ローズマリー
氷砂糖を使わず、おそうじにも使えるレシピです。
材料
- ペパーミント 5g
- ローズマリー 5g
- 穀物酢 200ml
お茶用のパックにいれてビネガーに浸かるよう、やさしくビネガーを注ぎ入れます。
思ったよりも色がつきました。ペパーミントが非常に清涼感があります。
飲む場合
氷砂糖を入れていないので甘みがありません。ハチミツやシロップを混ぜたり、紅茶などに大匙1杯程度混ぜると飲みやすいです。
ドレッシング
ハーブビネガー1に対しオリーブオイル2、塩・コショウを少々混ぜればドレッシングのできあがり。ハーブの香りが高く美味しいです。
おそうじに使用する場合
3~5倍希釈し、スプレーボトルなどに入れて、水回りの石鹸カスなどの、アルカリ性の汚れに対して効果があります。
カーテンについたたばこの匂いや、魚焼きグリルの消臭もできるそうですが、個人的にはお酢に含まれるアミノ酸などがカビの温床になるとも考えられるので、汚れ落とし専用として使います。
※使えないものもあるのでご注意
金属や炭酸カルシウムが主成分のもの(大理石・真珠など)には使用できません。
色の付くタイプのハーブは白い壁紙などに使うと、色素沈着の可能性もあります。
お部屋には金属類・精密機器類があるので、主にキッチン周りが活躍の場ですね。
日常生活で上手に活用しよう
せっかく簡単に作れるようになったフルーツビネガー。
活用しなくちゃもったいない!
「えー片づけたり、お手入れめんどくさーい」
なんて口から出ちゃう私でも、OLALAフルーツビネガーメーカーは簡単にお手入れできます。
1.出しっぱなしにする!
スッキリスマートなデザインでおしゃれなので、キッチンに出しっぱなしでOK!
使用頻度の高いものは、やはり出しておかなければ使いにくい。
2.ガラスボトルとシリコンのフタは食洗機へGO!ホントはダメかも?
ガラスボトルは開口部がひろく、女性なら手を入れて洗うことができます。男性には少し狭いようなので、ボトル用のスポンジが必要のようです。
でも、食洗機が楽チンですよね。
耐熱温度120度のガラスボトルなので、食洗機もばっちり対応かとおもったら、食洗機不可らしいです。温度的なことではなく、まわりの食器と当たって割れることを危惧しているのではないでしょうか。
でも、入れちゃいます。割れたら自己責任でガラスボトル追加購入します。
容器が不揃いだとちょっと素敵ではないので、容器の統一。
右の画像はしょうゆ差しですが、適量使えるようになって便利です。スリムな容器だと冷蔵庫のドアポケットにも何本も収まり、たくさんの種類をストックできます。
ガラスで煮沸消毒できるタイプなので、長期保存にも安心ですね。
ラベルを統一すると、もっと使いやすく素敵になりますね。
Instagram風に画像の加工をして、「ビネガー生活始めました!」みたいな感じで自分の気分をアゲるのもイイかもしれませんね。
11/14追記 メーカーさんに聞いてみました
よくよく取説を見たら「食洗洗い乾燥機には対応しておりません」と書いてはあるのですが、「本体」「ガラスボトル」「フタ」なのかが明記されておらず、混乱。「本体の丸洗い不可」は明記されているので、おそらくは「ガラスボトル」のことを指しているのだと思われました。しかし曖昧表記なのでメーカーさんに聞きました。
回答は・・・
耐熱温度が120度なので、おそらくは食洗機も大丈夫だが、他のものにあたって割れる可能性があるため、食洗機に入れての破損はメーカーとして対応できない。
予測通りでした。すっきりしたので食洗機で洗うことにします。ちなみにシリコン製のフタの耐熱温度などの詳細は不明でした。シリコンなので気にしません。
「体にイイ!」を簡単に
健康診断ではコレステロール値が気になるお年頃。夫さんも同様です。
ビネガーに含まれるクエン酸が活動エネルギーに関係するクエン酸サイクルの働きによって脂肪燃焼をしやすい体にしていくそうです。
脂肪燃焼をするようになると体の中性脂肪がエネルギーとして使われ、余分な中性脂肪は減っていきます。(これがダイエットに効果があるといわれるところ)
摂取時の注意点としては、空腹時に飲むと胃が荒れたりするので空腹時は避け食事中の摂取などをオススメします。その他、酸で歯のエナメル質を溶かすことも考えられるので、寝る前に飲んだら歯磨きをしてくださいね。
簡単に体にイイ!フルーツビネガーが作成でき、そしておいしい!
脳内レシピの再現が楽しくなる、とても素敵なお品です。
フェレンギさん
2016/11/13
写真も良く、内容も分かりやすくて、いつもどおり素晴らしいプレミアムレビュー。
製品の良さは十二分に伝わりましたし、それ以上にくろぱんださん宅のキッチンが良いではないですか。
ポットが同じ製品で整然と並んでいるのはくろぱんださんらしいです。
揃えますね〜。
黒くなっちゃったりんごを気にしちゃうところも、正直感が出ていて微笑ましいです。
くろぱんださん
2016/11/13
最近忙しすぎて、なかなかレビューが出来ませんでしたが、なんとか仕上げました。締め切りが
短めだったので、考えていた7割ぐらいになりましたので、ちゃんと伝わるものが書けるか心配でしたが、お褒めいただき安心しました。
もともとボトルは使用していましたが、数を揃える良い機会になりました。目指せクール&スタイリッシュです。
atsuo@tokyoさん
2016/11/13
オリジナルレシピの数が凄いですねぇ(^^
フルーツを取り除いたビネガーは常温で長期保存できるので、保存用容器も揃えたいですよね。
ところで食洗機ですが、耐熱温度から問題は無いかと思われますが、一応取説には「食器洗い乾燥機には対応しておりません。」の注意書きがあります。
ボトルの開口部は広いのですが、くびれより先には男性ではなかなか手を入れられないと思われ(私は手が小さい方ですが入りませんでした)、私はボトル用の取っ手の付いたスポンジを使って洗っています。
くろぱんださん
2016/11/13
オリジナルレシピは楽しいですね。一気に作りすぎて消費に追われます。
あれれ、食洗機不可でしたか。普段耐熱温度見て入れてしまうので感違いしていました。男性のてを考えていませんでした。訂正しますね、ありがとうございます。
KAOさん
2016/11/13
とってもおしゃれ感あるレビュー楽しかったです。
くろぱんださん
2016/11/14
結構無理したおしゃれ感ですが、伝わったのならうれしいです。
普段やらないことをすると疲れます。
あ、そんな時こそフルーツビネガー?!