このたび、小学生高学年向け学習教材「スタディサプリ」をレビューする機会をいただきました。
今回も全力でレビューいたします。
ーーー ファーストインプレッション ---
「スタディサプリ」とは
インターネット、パソコン(タブレット)を使ってオンラインで学習する教材です。かなり特徴的なCMが放送されているので、この二人は見たことあるでしょう。
ですが、あまりにインパクトがありすぎて肝心の教材名を知りませんでした。
レビューすることが決定し、WEBページを開いてこの画像を見たときに
「あ、CMで見たことある」
と思いました。そういう方も多いかもしれません。
CMでも教材の内容というよりも「子供の将来性」というものを前面に出しており、では実際の教材はどういうものなのかが気になります。
まず、教材の特長は
この4つ。
「忙しい」
最近の小学生は、学校の授業だけではありません。習い事や塾など、私が子供の頃とは違って何かとスケジューリングされています。
そんな中でも、紙や鉛筆、定規などを準備しなくてもタブレットひとつで簡単に学習できます。
「追いつけない」
学校の授業とは別に、塾などを利用する方法もあるのですが、何しろ高い。
ですが、スタディサプリは
月額980円からと、とても安い。これなら「安月給サラリーマン」の私でも、どうにか続けられます。
「苦手を克服」
4教科のカリキュラムを、好きな日程で好きなようにスケジューリングできます。
パソコンやタブレットが大好きなうちの子供なら、食いついてくれると信じています。
最後の「受験」は、我が家には無関係なので割愛します。
学習の進捗状況などは、メールにて私のところに随時報告されるそうです。
私が仕事で遅い日も、ちゃんと学習しているか確認できるようになっています。
ほかにも
こんなゲームチックな要素も取り入れられており、子供が飽きないような工夫もあちこちに。
ファーストインプレッションということで、まずは
「会員登録」~「初期設定」
までを確認しながらやってみました。
今、学校は春休みで子供たちは福岡の実家に帰省しています。
帰ってきてから、嫁と子供たちと一緒にスケジュールを考えていこうと思っています。
長男は、いよいよ授業が難しくなってくる6年生に。
次男は、高学年の4年生にこの春進級します。
スタディサプリとの縁が、子供たちによい方向で影響することをかなり期待しています。
「塾」と「家庭教師」の中間的な学習。1対1のような、1対大勢のような。
今回、レビュー用に使ったのはWindowsタブレット
Lavie Tab Wです。
AndroidタブレットやiPadなど、いろいろと検討したのですが
「あるときはタブレット」「あるときはノートパソコン」
という使い方がスタディサプリには合っているのではないか、と考えたからです。
学習スタイルは
リビングのコタツで、座椅子に座って
です。
まず、スタディサプリのログイン画面に入ります。
選択するのは
大きく二つ。
「通常学習」と「テスト勉強」です。
しっかりと勉強したら、テスト対策で理解度を確認する。これの繰り返しで学習が進んでいきます。
「通常学習」では、勉強したい曜日、科目などを自分で設定してそれをこなしていくスタイルです。
ちゃんと勉強したかどうか、親がベッタリと張り付いてなくても翌日に何を勉強したのかメールで送られてきます。
通常学習から好きな科目を選ぶと
詳細な選択画面に移行します。
「基礎レベル」と「応用レベル」に分かれており、基礎レベルには学習する「授業」と理解度を確認する「ドリル」があります。
「授業」はYoutubeをイメージしてもらうととてもわかりやすいと思います。
講師が立ち、黒板に書きながら進めていくスタイルです。目の前に家庭教師がいるような、塾で先生の講義を聴いているような。
一番の特長は、なんといっても
「何度でも、好きなところから」
だと思います。
動画が細かくチャプターに分かれていて、観たいシーンを探すのが楽になるよう配慮されています。
基本的な学習は
「動画で勉強」
「ドリルを実践」
「わからなかった、忘れた動画をまた観る」
の繰り返しになりそうです。
ーーー 子供の視点 ---
では、子供の視点で見ていきます。
ただパソコンを使った学習では、やはり飽きてしまうのも仕方ありません。何しろ、手を動かすのではなく動画を視聴しているだけなのですから。
そこで、スタディサプリにはユニークなシステムがあります。
「サプモン」という名前がつけられており、なかばゲーム感覚でモンスターを揃えていくシステムが採用されています。
「ミッション」と呼ばれるお題をクリアしていくことでポイントを貯め、モンスターを仲間にしていくシステムのようです。
ただ漫然と学習するのではなく、メリハリを持って学習できるいいシステムだと思います。
ーーー 保護者の視点 ---
では、保護者からの視点から。
低予算が魅力のスタディサプリとはいえ、ちゃんと学習しているか確認したいのが親の気持ちではないでしょうか。
せっかく良いシステムを導入しても、使ってないのであれば意味がない。
このスタディサプリでは、私が仕事に行っていてもちゃんとメールで報告してくれます。
非常に細かい情報が載っています。
学習課目や時間、ドリルの正解率などなど。
これを基に話をしたり、これを目標にして1週間を過ごしたりとても有効に活用できます。
マメに声をかけてもらってやる気を出す子供もいれば、いちいち言われるとやる気をなくす子供もいます。
うちでは
「反抗期ど真ん中で、いちいち反抗したい小6の長男」
と
「面倒くさがりで、ほっとくとテレビを観るだけで一切宿題をしない次男」
が、まさしくこの両パターンなのです。
両方の性格に応じて、うまくメールを活用できそうな気がします。
(使うのは私ではなく、嫁なのですが………)
小さなタブレットやノートパソコンの画面では、見にくいことがあるかもしれません。
もしかしたら、勉強しているフリをしてネットゲームをして遊んでいるのかも。
そんなときは
リビングの40型テレビに映し出してやると雰囲気が変わります。
DVDやテレビを観ている感じで勉強ができます。
思わぬ副作用は、長男が勉強している内容を見ている次男も勉強になったり、次男の質問に長男が答えることで復習になったりしているようです。
ちょっとだけ、先の勉強が身についたりすることで予備知識も増え、私や嫁が忙しくしていても兄に質問ができる。
これは、ちょっと予想外のメリットでした。
私が、一番期待していたのが
ながら勉強の封印
だったのです。
何度言っても、私が帰宅するまでは嫁の目を盗んでテレビを観ながら勉強していました。
いい加減頭にきて、B-CASカードを抜いてしまおうかとも思いました。
自宅の構造上、勉強机がリビングあることで起きてしまうので一概に子供が悪いとは言い切れないのですが。
そこで、スタディサプリを機に考え方を変えました。
「禁止するのではなく、それを勉強に活用してしまえ」
と考えれば、むしろリビングのコタツで勉強することに意味があると思いました。
仕事から帰りシャワーを浴びてのんびりしたいときでも子供の勉強が見え、嫁が家事をしていても勉強が見える。
「勉強の管理」という面では、これはかなり楽になったようです。
いつでも、どこでも、何度でも。(保護者) 全部、ちょうどいい(子供)
保護者の立場から、やはり一言でいうとコレにつきます。
いつでも
放課後でも、夕食後でも、好きな時間で勉強できるのはやはり魅力的です。あれこれ準備しなくても、タブレットさえあれば勉強できる手軽さも。
どこでも
タブレットなので、持ち歩けば外でも勉強できます。
イヤホンをつなぎ、スマホでテザリングすればちょっとした合間にも授業を進めることができます。
長男が通っている水泳教室に、次男はついて行って読めとそれを眺めているだけでした。
スタディサプリがあれば、そんな時でもノートや鉛筆を持ち歩かなくても勉強できます。
何度でも
わからなくても、何度でも追加料金なしで動画を見られます。
学校の授業や塾ではできない、この繰り返しはかなりの強みだと思います。子供も、何も言わなくても黙っていても好きに繰り返し観ています。
ヤンチャ盛りの男の子なので、キャッチコピーといってもなかなかうまく表現できません。
何を聞いても
「楽しいよ」
と一言だけ。
反抗期ど真ん中なので、口では「よくわかんねぇ、どうでもいいや」と言いながら操作しています。
ですが、目を離してからまた見てみると楽しそうに学習していました。
次男に聞いてみると
「長さがいい」
そうです。
集中力が続かないので、動画が細切れになっていて一息つけるのがどうやら性に合っているようです。
どちらかというと、長男よりも次男に向いているようでした。
ーーー まとめ ---
いままで、あまり学校以外の教材には食指が動きませんでした。
高額であることと、それに見合う学習効果があるのかということ。なにより、子供たちの利用が続くのかということ。
以前に、別の教材をやったときには付録のオモチャばかりに気をとられて勉強は一切できていませんでした。
シンプルながらも、とても効果が期待できるこの教材。
うちは「中学受験」はしませんが、授業内容がドンドン難しくなる小6の助けになるよう親の期待は高まるばかりです。
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