見てくれている皆様、初めまして。Takahiroと申します。
今回はPremium Reviewになります。
基本、HDD好きです。自作始めて7年目となりますがHGST(旧:日立 Global Strage Technologies)のものを使ってきました。Seagate、そして今回対象のWDの物も使いましたが残念ながら相性が悪かったらしく・・・。
しかし、今回のようなWDのミドルハイ~ハイエンド系は初めてなので、俺流に書かせて貰おうと思います。
先ず、最初に一言
『赤プロに振動補正システムはあるよ!』
NASキットベンダー(=メーカー)によりますが、上記システムは無いように書かれていますがコイツにもあります。 WDで言う”RAFFテクノロジー”ってやつです。
では参りましょう。
実施予定のレビュー内容
1、レビュー環境の提示
これをしないと速度がちがうだの思われてしまうので提示する(当方AMDCPU環境)
2、WDの公表資料のおさらいからスタートする
(型番・容量・転送速度・キャッシュ量・回転数・ロード/アンロードサイクル・ビットあたりの回復不可能な読み取りエラー率・MTBF・保証期間・プラッター1枚の容量&プラッター数etc)
→これはHDDを買う際の指標・信頼性を示す物となるのでかなり重要。
3、当方所有NASキットとの互換性はどうか?(WDにて互換性ありと確認済み)
①次にストレージ本体の通常フォーマットにどの程度の時間がかかるか計測。
②そしてストレージの実効速度を見るために『内部SATA、USB3.0、NASキット』の3種を用いての計測(使用ソフト:CrystalDiskMark4.1)。
③その結果を比較しPC本体のデータ倉庫用にすべきか、NASキットに突っ込んで使うべきか、NASキットのバックアップ用として使うべきか検討する
4、室内で一日起動しっぱなしでどこまで温度が上がるかを見る。
その際にWDが定める動作時の温度内に収まっているか否かをチェック。収まっていない場合は寿命を縮めることになるので冷却の改善をする。
それと同時に消費電力の確認。それはワットチェッカーを使う。
・・・これでは少し『?』だと思いますので見出しにありますのでそれに沿いながら(たまに脱線しながら)進めたいと思いますので最後まで宜しくお願いします。
JMicron製SATAコントローラとの相性(重要)
確認日:2015年10月29日(木)
ASUS製 SABERTOOTH 990FXに搭載されているJMicron JMB36Xコントローラ(Driver Version:1.17.62.0/SATA2.0接続)の内部ポート(赤で囲った2つのポート)に接続した際に本HDDの書き込み速度の著しい低下があったため、追記させていただきます。
速度低下を防ぐ方法としてはチップセット直結ポートへの接続orHGST・Seagate製の低速HDD用に使用することを俺としては推奨します。 5千回転台HDDだとベンチマーク上の速度差はそれほど出ないので。
どのくらい速度が落ちるかは以下のベンチマークを参考にお願いします。
書き込み速度が通常時の1割~2割まで低下します。
実際にデータの転送を行ってみましたがとてもじゃないですが耐えられるモノじゃありません。
原因は『Marvellコン(Red Proはマーベルコンを使用)との相性』と思われます。
Seagate(コンステレーションES3)やHGST(MegascaleDC・Deskstar5K3000)ではこのような異常な速度低下は見られませんでした。上記3つのHDDのコントローラは共にLSI製で、なにも症状は出ませんでした。
東芝ですが不明です。MG03を所持しているのですがデータがパンパンで速度が全然出ないため試していません。また当方DT01系は所持しておらず推測になってしまいますが、HDD側のコントローラがLSI製のため起こらない可能性が高いです。 ただ、MD03/MG03はHDD側にMarvellコンを使用しているので大幅な速度低下を起こす危険性があります。 使う際はご注意下さい。
見出し
1、導入前に
1-0 NASって何!?
1-1 使用NASキット・比較用ストレージ
1-2 使用PC/ルーター/速度測定ソフト
2、コストパフォーマンス
3、WD2001FFSXの概要・特徴
3-1 概要
3-2 主な特徴
3-3 互換性とは?
3-4 使うまでの準備
4、実際に使ってみよう
4-1 『内部SATA、USB3.0、NASキット』の3種を用いての速度計測
4-2 室内で一日起動しっぱなしでどこまで温度が上がるもんなの?
~その際にWDが定める動作時の温度内に収まっているか否かをチェック!~
4-3 どのくらい電気を喰うのか?
5、満足度 ~ 満足度を語る ~
6、総評 ~ 思ったことを大いに語る ~
導入前に
1-0 NASって何!?
正式名称を「Network Attached Strage」これを略してNAS(ナス/ナズ)と言います。
量販店では”LAN接続HDD”という形で販売されています。
USB接続HDDとの大きな違いは
「1台のPCのデータを、複数台のPCやスマホ等と共有することが出来る」ことです。
図 NASの接続の仕組み
今までのUSB接続HDDだとPC(A)のデータをPC(B)でみるには
「PCーAのデータをUSBHDDに入れる→それを今度はPC-Bに繋ぐ」という手間が必要でした。
しかし、NASを導入するとこうなります
「PCーAのデータをNASに入れる→リアルタイムで複数台と共有」ができるので自宅内ばかりでなく、会社内でも情報のやりとりがスムーズになるのでNASの普及が凄まじい勢いで進んでいます。
例えば、俺の使い方ですけど音楽データや画像データを一纏めにしてNASに放りこんでファイルサーバーにしたり。
余談ですけどAngel Beats!はゲーム版は凄く長くて挫折しました。
図 ログイン画面とNASで出来ることの一例
そんな訳で、今回はそのNASを支える大黒柱である「NAS用ストレージ WD2001FFSX」にスポットを当てて行きたいと思います。
バッファロー様(NASのある暮らし)
http://buffalo.jp/products/catalog/storage/nas/nas-life.html
1-1 使用NASキット・比較用ストレージ
①使用NASキットはasustor製AS-202Tです。
Asustorという名の通り、自作PCでは知らぬ者はいないであろうM/Bベンダー不動の1位を保っているエイスース(ASUS)の子会社です。この製品に関する事はレビューに書いたつもりなのでそっちを見て下さい。
この製品は2ベイあるRAID対応NASキットですが、今回のレビューではHDDが1本だけなので、シングルディスクでの計測となっています。 あらかじめ宜しくおねがいします
②比較用ストレージ
WD赤などのNAS専用ストレージを所有していないのでワンランク上のデータセンター向けモデル
HGST製0S03361(HMS5C4040ALE640)と比較しながら進めたいと思います。
↑上3台は俺が使っているHDDです。
1-2 使用PC/ルーター/速度測定ソフト
①PC仕様
CPU・・・FX-8150@4.0GHz
M/B・・・990FXA-GD80
NIC・・・OnBoard(Realtek製LAN)
Mem・・・DDR3-1600 4GBx4
SSD・・・Intel SSDSC2CT240A3K5(240GB)
HDD・・・0S03361・MG03ACA400・0S03229・HDT721032SLA360
OS・・・Windows7 ProSP1 64bit
②ルーター
NEC Aterm WR-8700N(HP)
③速度測定ソフト
Crystal Disk Mark 4.1.0(3.0.2)
高いのは仕方ありません、Proだもん
まぁ価格って重要なファクターですよね。
ってな訳で、WD2001FFSX(以後:赤プロ)と比較してみましょう!
(価格の比較)対象機は同等性能を持つ、Seagate社の”ST2000VN0001(NAS用2TB・7200rpm)”です。
2TBモデルはありませんがHGSTもNAS用HDDを出してます。
*間接的なライバル機
HGST社の”0S03663(HDN724030ALE640/NAS用3TB・7200rpm)”
*価格調査:coneco.net
赤プロ(WD2001FFSX)
最安:18,140円/1GB単価→約9.1円
EnterpriseNAS HDD(ST2000VN0001)
最安:18,823円/1GB単価→約9.4円
・・・参考値・・・
Desktar NAS 7K4000(HDN724030ALE640)
最安:16,179円/1GB単価→約5.4円
・・・・・・・・・・
HGSTの価格が強烈過ぎて話になってませんね。
高い理由は相応にあるので、都度都度語りたいとおもいます。
coneco.net様(内蔵HDD)
http://www.coneco.net/SpecList/01201040/
・・・
なお、今回のベンチマーク比較にて使用するのは以下の機種です
HGST製0S03361(HMS5C4040ALE640)
この機種は本来”NAS用ではありません。更に上の”データセンター(サーバー)用”です。
詳しいことは以下をご覧下さい。
HGST Japan(英語資料:MegaScaleDC OEM specification)
http://www.hgst.com/tech/techlib.nsf/products/MegaScale_4000
WD2001FFSXの概要・特徴
1 赤プロ2TBの概要
フォームファクター・・・3.5インチ
インターフェース・・・SATA6Gb/s
容量・・・2TB
キャッシュ・・・64MB
回転速度・・・7200rpm
1プラッターあたりの容量・・・800GB
ワークロード・・・180TB/年(約493GB/日)
MTBF(8~16ベイ、40℃環境下):1,000,000時間
製品保証期間:5年間
動作温度(非動作時)・・・5℃~60℃(-40℃~70℃)
平均消費電力
読み書き時:6.5W/アイドル時:4.9W/スタンバイ:0.4W
動作音
シーク時:34デシベル/アイドル時:31デシベル
HDD重量・・・700グラム
*WD緑・赤の2TB重量→600グラム
図 青キャビと赤プロ1
図 青キャビと赤プロ2
図 青キャビと赤プロ3
触った感触。 「詰まってんね!w」「うん、この感じイイねッ!」
全然違います。あと、鋳物が違く感じます。なんだろ、質がいいってのかなぁ・・・?うん。
とにかく触った感触・持ったときの重さが良いんです。
その・・・ズシっと感っていうんですかね?
実際に触らないと分からないと思いますけど、それなりのランクのHDDだと鋳物が変わってる気がするんです。
さて、まぁ外装のことを長々と語っても仕方ないので・・・
まず、赤と違うのは大きく分けて2つ。
1つ目は『回転数』
赤は大体5400rpm(MAX)と言われていますが赤Proは常時7200rpmです。
つまり約3割ほどの速度差が出ていますので特にPC本体に内蔵orUSB3.1(同3.0)接続で使えばその差は実感できるものと思われます。
2つ目は『保証期間』
赤は3年間ですが、赤Proは5年間と長期間です。
その理由として考えられるのは
「8~16ベイの大型NASシステム環境での使用を前提にしている」
「大型NASシステム用に”対衝撃・振動対策”をRedよりも大幅に強化した事で寿命が向上」
「ワークロードの強化(Redの135TBからProは180TBへ強化)」
この3点からだろうと推測されます。
ちなみに、このワークロードの強化=HDD寿命に直結する要素(の1つ)なので歓迎すべき物です。
ここで余談ですが、通常のデスクトップモデルは「1日8時間稼働、年間ワークロード55TB(東芝Europe発表資料より)」を前提とした設計とされているそうです。
ちなみにNAS用HDDは100~180TB、データセンター用は180TB~550TBのワークロードを前提に設計製造(*俺調べ)
つまり
NAS用やデータセンター用ストレージが総じて高額なのは
24時間稼働&高ワークロードの実現のため
(+長期保証を実現するための経費込み)
なのです
つまり、これらの様々な理由が重なり、製造+RMAを含めた維持コストがかさんでしまい結果として市場売価が高額になってしまったのでは???と俺は解釈しています。
*HGST製NAS HDDが安いのは”データセンター向けグレードのものを使用” している為、安いようです。 簡単な話、プラットフォームがHGST最高位グレードのUltrastarと共通。だから開発コストが抑えられ&上記より保証が短い(5年→3年)分、その経費も抑えられているからと推測されます。
WD公式HP(Red Proトップ)
http://www.wdc.com/jp/products/products.aspx?id=1280#Tab2
Itmedia様(“WD Red”を超える高信頼性HDD――「WD Red Pro」を選ぶ理由 )
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1505/14/news153_2.html
Tweak Town様(WD Red Pro 4TB Enterprise NAS HDD Review)
http://www.tweaktown.com/reviews/6717/wd-red-pro-4tb-enterprise-nas-hdd-review/index.html
インプレス様
(HDDメーカーが語る「HDDを壊さない使い方」HGSTが店頭イベント実施)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/wakiba/find/20150511_701123.html
2 ここが凄いぞ!赤プロの主な特徴
①24時間365日常時稼働に対応&年間180TBまでのワークロードに対応!
②エラーリカバリー制御
無応答期間を制限してRAID脱落を防ぐ機能の搭載
③日本国内は平日朝8時~夕方5時まで無料電話サポートサービス
(他社は無し) *アメリカなら24時間365日
④衝撃・振動保護の為のセンサーやテクノロジーを搭載(赤は無い)
1、多軸衝撃センサーを搭載。そして読み/書き機能を調整しデータの補完と保護を行う。
2、モーターシャフトを両端で固定して、システム起因の振動を減らし読取り書込み時の
正確なトラッキングのためにプラッタを安定化させる(StableTracテクノロジー)
3、RAFFテクノロジーに3D Active Balance Plusと組み合わせることで、ハードウェア振動補正を
実現。ドライブにおこる線形振動と回転振動のどちらもリアルタイムに補正
⑤ドライブの拡張テストの実施
8~16ベイもある中小企業向けのNAS環境は、”振動や熱”などのHDDにとって宜しくない条件が
揃っています。そのような環境下でのドライブの信頼性を保証するための試験を行った後に出荷
⑥赤より長い製品保証期間(製品5年間保証)
①~⑥の特徴の内、特に4のシステム・・・必要ですよね!いやむしろ必要なんですけど。
不要だと思われる方が多いと思いますが
”HDDは振動に超弱いです”
それが原因でHDDが壊れることが多いと聞きます。
車のエンジンのようにオイルが入っているわけでは無いので、振動が原因でHDDが受けた振動をもろにヘッドが受けて、ディスクを傷つけ、それが原因で読み書きが出来なくなるのです。
「使用者自身が注意を払う」のはもちろんですがHDDにもそのシステムがあることである種の安心感を得られます。
なのでNAS用にはちょっと割高でも振動補正がついているHDDを選んで欲しいです。
そしてWDさんのはシステムをもっと強く推してほしいと思います。
補正システムを始めとした保護システムが幾重にも備わっているだから少し高いんだと。
”高い物には理由がある!”。
しかし、そこが伝わりきっておらず微妙な存在になる原因になっている気がします。
3 互換性とは?
一言で表現すると
「このNASキット、ウチのAってHDDで使えるか確認したんで安心して買って!?んで使ってみてよ!ゼッテー損させねーからさ!!!なっ!?」
この場合、WD社がAsustor・synology・QNAP・Thecus等のNASキットを用いて、不具合なく
スペック通りの性能で使えるかチェックし、OKな物に互換性があると認めているのです。
リストにないHDDでもつかえるっちゃ使えます。(*すごーーーく壊れやすくなる等します)
例えば、WD緑(WDx0EZRX)やSeagateのバラクーダ14(STx000DM001/DM000)がその代表ですね。
24時間動かすんなら24時間365日稼働に対応するものを買いましょう!!!
話が逸れましたが
俺の所有するNASキット(Asustor AS-202T)と赤プロ2TBの互換性は?
赤Proと202Tとの互換性は「ありまぁ~すッ!」
・・・ハイ、古いですねスミマセン。
WD社公式HP(NASキット互換性チェック)
http://www.wdc.com/jp/products/products.aspx?id=1280#Tab2&Tab10
4 使うまでの準備
ストレージ本体の通常フォーマットにどの程度の時間がかかるか?
赤Proの2TBですが通常のフォーマットに約『4時間』かかりました。
図 HD tuneを用いたディスクチェック
ディスクチェックもフォーマットも
3TBモデルだと各6時間、4TBモデルで各8時間程度と推測されます。
実際に使ってみよう!
1 『内部SATA、USB3.0、NASキット』の3種を用いての速度計測
ダラダラと長く来てしまったので、サクサク行きましょう!
おさらいですが、赤プロとの比較用には0S03361(4TB・5700rpm)・MG03ACA400()
①内部SATA(SB950に直結、最新ドライバ)で接続
上から順に赤プロ、0S03361(HMS5C4040ALE640)になっています
図 内部SATAを用いたベンチマーク結果
②USB3.0接続
図 USB3.0を用いたベンチマーク結果
③NAS接続
図 NASキットを用いたベンチマーク結果
こんな感じです。計測時は室温31度、湿度65%
赤プロの100MBの速度ですが・・・フォーマット直後のベンチマークです。
なのであんな速度が出てしまっています。
基本は1GBで行なった速度(読み込み178MBps、書き込み173MBps前後)です。
あと、見ての通り「シーケンシャル」で目に見える差が出ています。
あとは4K・4Kランダム。 つまりほぼ全てですね。
問題はNASです。ほぼ・・・速度差が無いんです。
出るのは大きなファイルを転送しているときです。
この場合、4GBファイルの読み込みで大きく差が出ているのがお分かりになるかと思います。
つまり!
大容量ファイルをNASに放り込む際に回転数の差が転送速度に出てきます。
しかし!俺のように小さい画像ファイルばかりを使うようだと・・・差が出にくいです。
むしろ有線LANの速度の壁にぶつかります。
例えば、案として浮かんだのは、NECのAterm WR-2600HP/NETGEARのNighthawk X6 R8000/ASUSのRT-AC87Uなど、ゲーマー向けの超高性能ルーターを用意して接続すれば結果は変わる可能性がありますが・・・
俺のようなスーパーライトユーザーには不要でしょう!ハハハ・・・ハァ。
2 室内で一日起動しっぱなしでどこまで温度が上がるもんなの?
~その際にWDが定める動作時の温度内に収まっているか否かをチェック!~
室温30℃でこうなります。
起動後30分~60分は同じように温度があがります。 気持ち赤プロの方が早いかなぁぁぁ?的な気がしますが・・・まぁ誤差の範囲でしょう!
図 温度の上がり方1
図 24時間x8日稼働し続けた場合
その後はずーーーーーーーーーーっと39℃~41℃の間を2台ともフラフラします。
これは単体でテストしたときも同じでした。
こういう結果・・・レビューだと若干困るというか。。。
まぁつまりどういうことか?
赤プロは5千回転のHDDと同じような発熱で済んでいるところからするにその辺の処理・対策もされているということだと思います。(*当たりを引いただけの可能性も・・・)
ちなみに、赤プロは40℃環境の8台~16台HDDを積んだ状態でのMTBFが1,000,000時間とされているので1台だけなら相当余裕だと思われます。 2台でも「ハッ余裕だしぃ~(鼻ホジー)」だと思われます。
*ーーーーーーーーーーーーーーーー*
連続稼働6日目・・・
やはり39度~41度をフラフラしています。 ドスンドスンと歩いてみたり、地震が何回かあったんですがこれといって異常はないです。 センサーが効いている!?と思われます。
このPC脇で39度という温度ならば優秀ではないかと思います。脇にあるHDDケースに入れたHGST製HDDだとMAX45度まで行きますのでHDD自体の発熱の低さが良く分かります。
3 どのくらい電気を喰うのか?
ワットチェッカーが壊れていたのでタップ付きのものを代用して計測してみました。
図 赤プロ 使用時
図 0S0 3361 使用時
先ず、俺のNASキットに対する負荷が小さいせいか伸びません。
起動時はお互い18Wまでガーーーーっと伸びて、その後は画像通りまで落ちて~って感じです。
入れるのは主に二次画像(~70KB)なんで・・・非常に申し訳無いです。
すんごい重い映像をガンガン入れる人なら差をもっと分かりやすく説明出来たのですが。。。
ただ、
7200回転と約3割ほど回転数が上の赤プロが5700回転の0S03361に対してこれだけ迫っている数字を叩き出していることにビックリさせられました。
もし、
赤プロ2TBが14,000円~15,000円まで下がればWD赤(WDx0EFRX)を買うのは止めるべきだと思います。
そもそも、赤プロには対振動・衝撃システムが搭載されているので赤無印(WDx0EFRX)とは基本設計が完全別モノと思われます。
そう、例えば・・・WDのデータセンター向けモデルをベースに機能を削ったものと推測されます。
なので
WD緑と基本設計を同じとするWD赤のように故障が頻発することは考えにくいです。
根拠はないですけど
赤の故障がよく見られるのは緑をベースに設計されたモデルだからでは?
というのが俺の持論なので。
地震が多い関東・東北を中心とした太平洋沿岸地域沿いに住んでいる皆様方にはRVSやRAFFのような対振動システムが搭載されたHDDが必要だと思います。
地震などの振動が原因でHDDが痛むことも往々にして考えられます(*俺の主観です)
昔の想い出など特に大切なデータを格納するには赤プロはお勧めの一台です。
イイと思います
ただ、、、この時点(1週間ちょい)で決まった満足度はちょっと難しいです。
1年・3年、製品保証期間の5年を過ぎて初めて決まった評価を出せるので・・・
なので今の評価は
「NASだけで無く、HDDケース(*USB3.0/3.1)に
入れて倉庫として使うのでもOK!!」
「過去の大切な思い出を保存するなら赤より赤プロ!」
===========追記(8月7日)===================
ちょっとお金があるなら
「買うなら赤より赤PRO」
です。
他の地方の方々にも該当するんですけど
安いモノを何度も何度も買うと結局高く付くんですよ。
保証切れる毎に壊れて買い替えてた(WD20EZRXを例とする)場合、緑なら3台分です。
つまり、23,000円になっちゃうんです。
だったら5年間みっちり使える赤プロにした方が安く済みます。
浮いた5,000円でメシ食うなり別なモノ(CPUクーラー等)買う方がお得じゃないですか?
騙されたと思って一度、アッパーミドル以上のイイHDD使ってみて下さい!
VGAやCPUはすぐアレですけど・・・
HDDは頻繁にフルモデルチェンジしません。
それに高級モデルは頑丈ですし、長持ちします!!
長く使ってもらうために、メーカーの技術が沢山詰まってます。
美術品と同じで
「見て・触って・使って感じて」下さい!
その導入編にアッパーミドルに属しているこのHDDは最適だと俺は思っていますし、感じました。
なので皆様にも是非使って感じていただきたいと思います。
======================================
値段が3K円下がれば薦められます!5K円下がればNASにはコレしかないっ!
これに尽きます。
それ以外無いですよ。
外装を含めてモノは間違いなくイイです!それをベンチマークの数字が証明しています。
それに必要な機能も揃ってます。
耐震・対衝撃、RAID脱落防止などなどなど・・・。
ワークロードも180TB/年まであるし軽負荷サーバーにも使えるでしょう!
(*ベンダーはNAS向けを謳っているのでWinサーバーで使うのは自己責任)
これだけは注文をつけたい。
代理店さん、価格ちょっと頑張って下さい!
これがね・・・
もったいない、実に勿体ない。
イイものを売って、ファンを増やしてけば末端の製品は今以上の勢いで勝手に売れるはずです。
そしてユーザーの皆さん
赤は赤でも買うなら
絶対にPROですよ!P・R・O!!!
NASに使うHDDは緑や赤の時代じゃないです
これからは赤PROの時代
です。
「でも、業務用ユースだから・・・」
「ウチのは1ベイしかないNASキットだから・・・」
そんな遠慮は一切要りません!!!
個人でちょろちょろ使うようなNASキットでも充分、力を発揮してくれます!
(むしろ余っちゃいますがそれで丁度いいのです。大は小を兼ねます!)
会社で使うような大きなNASキットでより大きな力を発揮してくれます!
これは資料を見つつ、自分で使い、自分の目で確かめたので言い切る!
それに、
このHDDは厳しい環境下での使用を前提に設計開発製造されているため
NASキットへの導入だけでなく、窒息ケース(アン○ック SOLOⅡ等)のデータドライブでも
その実力を充分発揮してくれることでしょう
この赤PROくんは導入された皆様の元で縦横無尽の大活躍を見せてくれることでしょう!!!
それだけです。 皆様、ありがとうございました!!!
ーーーお礼ーーー
・選んでいただいた、ZIGSOWのご担当者様
・ココを見てくれた皆様すべてに感謝!
ーーーーーーーー
version1.0 ・・・更新2015年8月7日午前0時5分
version1.1・・・更新2015年8月7日午前10時5分
version1.2・・・更新2015年8月7日午後17時28分
version1.3・・・更新2015年8月16日午前11時4分
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