レビューメディア「ジグソー」

タイトルと内容のギャップに違和感

筆者は神経性胃炎にかかったような事が記載されていましたが

私はスーパーゼネコンに勤務時代、急性胃炎になったり、打ち合わせの前にトイレに駆け込んで吐くモノが無い吐き気と戦った経験があります


著書ではストレスに慣れるとさらっと記載されていたけども
そう簡単な事ではない
神経性胃炎で済めば良いが、鬱にだってなる可能性は高い

著者のようにストレス耐性を訓練で身につけられる人もいれば、同じ環境下で自分を追い込んでしまい鬱になる人だって沢山いる

シンパシーとエンパシーの内容についてはある程度共感出来た

「相手の事は判らない前提」のエンパシー
選挙運動での電話のエピソード、確かに、電話を受ける側からすれば、おせっかいでありがた迷惑でしかない、その事で多くの選挙運動をしている方々が疲弊する様子は容易に想像出来る

「相手の事は判らない」とういう前提で物事を進める
相手に変に気持ちを入れすぎず、一歩離れたところから眺める

その通りと思える内容ではあるが、それと 打たれ強くなる考え方 とどう結びつければ良いのか

具体的な記述は見受けられない


オーストラリアの留学先倒産のエピソードが、さらっと書いてありますが、とても大変だった事がうかがえます、クレームに真剣に向き合う、言い訳をする前にベストを尽くしたか問いなおす
とても良い内容だと思うのですが、打たれ強くなる内容とは違うと思います。この時点で、著者の社長さんは会社と自分の保身の為に、言い訳を言っていた事に対して、お客様からぐうの音も出ない事を言われて、改心したように思います 保身に走るのは既に打たれ強い人の行動だと思います 打たれ強く無い方は、保身に走るよりも抱え込むような気がします

ポジティブシンキングで仕事を進めるという観点からこの本を眺めるとその方向のよくある書だと思います

しかしながら、「打たれ強くなる思考法」と このタイトルに藁をもつかむ思いでこの本を手に取った方には、本当に知りたいのはそんな事じゃない、タイトルの内容は何処に行ったのだと、読んでいる途中でイライラするかもしれません


各センテス毎に、
打たれ強くなる考え方 (数字)
【そのセンテスの要約】

と書かれていますが、打たれ強くなる考え方と、咬み合わないような内容も沢山見受けられます

タイトルに引きずられて読み進めると違和感を感じざるを得ません

そもそも、海外研修を受けさせる企業はほんの数%の大企業でしょう、個人で受けるにしても、海外研修に踏み出せる人は、筆者の研修もクリア出来るでしょうし、他の無理難題にも対応出来るでしょう そのような海外研修に参加しなくても上手く行くぐらい前向きな方が多いでしょう
多くの方は海外研修に行かないでしょうし、海外研修のエピソードを沢山出されてもサラッと読んだだけで終わり、この著書を読んだ事も忘れるかもしれません


私は転職を含め数社のゼネコンに勤務しましたが、抱え込みたくなくても人不足で自分でやらざるを得ない状況に沢山出会いました。
11年勤務した会社の時は、1年下に後輩が入ったきり、以後の10年間私が所属していた部署には後輩が入らず、肩書だけ、主任やチーフとなりましたが、部下なしで全て自分でやらざるを得ない状況下にありました、この会社は中企業では無く、東証一部上場しているその業界では一番日本で大きいとされ、海外物件もこなしている社員1000人を超える企業でしたけど、内情はそんなものでした。

転職したスーパーゼネコンでも、配属されたの支店設計部で部下なしチーフでした。名前を聞けば誰もが知っているような大企業に所属しておりましたが、設計部の部長と副部長以外は皆、部下なしで仕事をまわさなくてはならず、著者が記述していたように、抱え込むよりも助けを求める とてもそのような状況ではなく、他の同僚も誰にも助けを求められる状況では無く、部下が居ないから派遣の人だったり、アウトソーシングで外部の会社だったりに助けを求め、とても社内で助けを求められるような感じでは無く、筆者が主催されているような海外研修などに参加する余裕など皆無でした。

なので、著書を読み進めても、タイトルから来るイメージと内容が噛み合わず、感情移入する事も出来ず、共感する事も少なかったです

この著書が悪書だと言っている訳ではありません、先にも記述しましたが、ポジティブシンキングと捉え、別のタイトルの本だったら、共感出来たのかもしれません

著者が記述されているように、英語が出来るとか出来ないとか関係なく海外にはどんどん出て行った方がいいと思います 英語が出来ないなら出来ないなりに得るモノはあると思います それがほんの短い旅行でも、ある程度期間が長いワーキングホリデーのようなモノでも留学でも得るモノは有ると思うのでこの点については賛同致します

 

 

この著書でもほんのちょっとだけ、小さな成功体験を積み重ねるといった事が記述してあり、具体的内容が書いていなかったが、小さな成功体験の積み重ねについては、堀江貴文さんの著書 ゼロを読んだ方がよほど為になると思いました


著書のタイトルの内容がしっくりとしたの、最後に出ていた、凹んだときの気持ちの切り替え方と上下にグレーの帯で縁取られていた13ページだけでした

タイトルの内容を追っかけるならこの13ページだけ読み、後は読まなくても良い気がしました




 

 

 

 

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