スタイリッシュなデザインに機能満載
今回のレビューでは、My Passport Ultra Metal Editionを接続する機器は、8inch TabletのDELL VENUE 8 Pro及びMicrosoft Surface Pro 3としてエントリーさせて戴きました。
これは、DELL VENUE 8 Proが64GB eMMC、Microsoft Surface Pro 3が128GBのSSDしか搭載していない為、何れの機器も充分なストレージ容量が無く、必要なデータを、常に入れて持ち歩く程にはストレージ容量に空きが無く、現状では、プライベートコンテンツ(楽曲や動画)は、両タブレット共にmicro SDカード(64GB/128GB)に入れて本体のストレージ容量を圧迫しないようにして持ち歩いています。
ポータブルHDDに必要なデータを入れて持ち歩ければ、各々の機器に都度個別に必要なデータをコピーしなくて済みます。
また、ポータブルHDDに1回高速で書き込めれば、作業も楽ですし、セキュリティの高いHDDであれば、安心してデータを持ち歩くことができます。
パッケージは、HDD本体を見ることができるパッケージで、Western Digital社のポータブルHDD共通の仕様になっています。
スピンドル加工のアルミ製外観が目立ち、質感の高さが伝わってきます。
サイズは、110mmx80mmx13.5mm 162gと一般的な2.5inch ポータブルHDDと比較してもさして換わらない大きさです。
同じWesternDigital社の7mm厚2.5inch S-ATA HDDを搭載したI-O DATA製HDDと比較すると、小ぶりな分、少し厚みがある程度です。
カタログスペックは162gとなっていたましたが、実測値は161gでした
筐体は、表面がアルミ製で、WDロゴを中心にした同心円のスピンドル加工になっています。
アルミの質感が高級感を演出しています。スピンドル加工により、表面積が増え、放熱面でも有利に働くのではないかと思います。
背面はプラスティック製で、軽量化と衝撃吸収性に優れていると思います。
アクセスランプは、ホワイトLEDが付いていて、接続時は点灯、アクセス時は高速点滅、スリープ時には低速点滅します。
付属品は、USB 3.0ケーブル、マニュアル類のみです。
HDD自体は、NTFSフォーマットで初期化されていて、付属アプリケーションに関しては、HDDに記録されています。
HDDに記録されているソフトウェアは、多国語マニュアル、Acrobat ダウンローダー、SES(SCSIエンクロージャサービス)ドライバー、セキュリティセットアップアプリケーション、バックアップアプリケーション、ドライブユーティリティが入っています。
WindowsアプリとMac用アプリケーションが記録されています。Mac用アプリケーションは、ディスクイメージファイルで記録されています。
My Passport Ultra Metal EditionをPCのUSB 3.0ポートに接続すると、WD SES DeviceとWD My Passport 083A USB Deviceとして認識されます。
Western DigitalのMy Passportハードドライブは、パスワード保護、LED制御、ドライブのラベルへのアクセスといった特定の機能を必要な場合に有効化するため、PCとハードドライブの間に特別な通信チャネル(SCSI)を必要とし、SESドライバーをインストールする必要があるようです。
Windows 8のUASP(USB Attached SCSI Protocol)と異なり、ハードディスクドライブの機能を使うためのドライバーのようです。
Crystal Disk Info.を起動させると、5,400rpm 8MBのキャッシュメモリを搭載し、SATA300対応のHDDが搭載されているようです。
ここで、搭載されているHDD WD10JMVWを調べてみると、
このHDDは、HDDの基板から直接USB 3.0のコネクターが出ていて、アクセスLEDもHDDに搭載されているようです。
一般的なSATA HDD+USB変換基板という組み合わせではありません。このポータブルHDDの構成パーツは、HDDとケース(緩衝材含む)のみということになります。暗号化チップもHDDに搭載されているようです。
パッケージから My Passport Ultra を出した状態では、普通のポータブルHDDです。
前述のSESドライバーを読み込みますが、一般的なポータブルHDDとして動作します。
この状態で、今回レビューエントリー時に記載した、Microsoft Surface Pro 3とDELL VENUE 8 Proに繋ぎ、Crystal Disk Mark 4.0.3でパフォーマンスを計測しました。
今回は、SSDではなくHDDなので、新バージョンのCrystalDiskMarkのキュー数&スレッド数の設定では、シングルスレッドでの計測(デフォルト)としました。
Crystal Disk Mark 4.0.3では、MiB=1,024x1,024KB,MB=1,000x1,000KBと表現されています。
Surface Pro 3 (USB 3.0接続)
DELL VENUE 8 Pro (USB 2.0接続)
比較対象として、I-O DATA製 USB 3.0対応ポータブルHDD(HDDは、5,400rpm 8MBキャッシュメモリ搭載WD製)を、My Passport Ultraと共に、デスクトップPCにUSB 3.0で接続して、同様にパフォーマンスを計測してみました。
左側が、WD My Passport Ultra Metal Edition。右側が、WD製HDDを搭載した、IO DATA製 HDPX-UT500K。
この値を見る限り、大きな差ではありませんが、50MiB,100MiBという実用的なサイズのシーケンシャルリード/ライトは、My Passport Ultraの方が若干早いため、普段使いに向いているHDDだと思います。
My Passport Ultraには、ディスクユーティリティ,セキュリティ,バックアップソフトがバンドルされています。
バックアップソフトに関しては、別項目でレビューしますので、ここでは、ディスクユーティリティとセキュリティソフトについてレビューします。
まず、HDDからアプリケーションをインストールします。HDDから、WD Apps Setup.exeを実行すると、
次へ ボタンを押すと、3種類のアプリケーションがインストールされ、デスクトップにショートカットを作成するか否かの設定ができます。
デフォルトのまま、次へ ボタンを押しました。
WD Drive Utilities,WD Security,WD SmartWareという3種類のアプリケーションがインストールされます。
まず、WD Drive Utilitiesを起動しました。
WD Drive Utilitiesは、HDDの診断情報,スリープタイマーの設定、ドライブの消去、ユーザー登録のタブが表示されました。
この状態で、接続されたHDDは、My Passport Ultra Media Editionで、約1TB容量のHDDだと認識されていますが、ブルーブラックのHDDが表示されています。
iphoneやiPodをPCに繋ぐと、iTunesは、正しく色を再現してくれているだけに、残念です。
暫く操作していると、ポップアップ画面が表示され、アップデートを促されました。
アップデートを了承すると、WD Utilitiesのインストールが開始されます。
アップデート完了後、WD Utilitiesを起動してみると、スタートアップ画面は一新され、ハードディスクのアイコンも正しいシルバー色になっています。
先ずは、診断です。
診断のタブでは、HDDの診断画面を表示します。
ドライブのステータスは、HDDからS.M.A.R.T.の情報を取っているようで、ドライブステータスチェックを実行 ボタンを押すと、SMARTステータスが合格しました。というメッセージとグリーンのアイコンが表示されます。
同様に、クイックドライブテスト、完全ドライブテストを実行しましたが、タイムスタンプと、合格しました というメッセージそしてグリーンのアイコンが表示されました。
完全ドライブテストは、接続したPCで他の作業を行っていましたが、終了するまでに3時間21分掛かりました。
完全ドライブテストでは、フルスキャンして不良セクタを探すので、HDDにとっては、結構負荷の高い作業です。
その作業中に、Crystal Disk Info.を走らせてみましたが、44℃と若干高めの温度でしたが、許容範囲かと思います。
続きまして、スリープタイマーの設定です。
接続したドライブを、設定した時間使用していない時に、スリープモードに設定できるものです。
屋外で使っている時には、PCバッテリーの節約になりますし、屋内でPCに電源が繋がっている場合でも、HDDの故障リスクを下げたり、省エネルギーに貢献できるのではないかと思います。
スリープタイマー起動までの時間は、30分~90分の間で選択が可能です。
次に、ドライブの消去タブですが、HDDのボリューム名を変更できたり、消去の確認チェックがあったりと、正にドライブのフォーマットです。
このユーティリティでしかできないものではありませんが、初心者の方にはわかりやすいかもしれません。
気を付けておかなければならないのは、フォーマットを行うわけですから、事前にHDD書き込まれていたHDDのアプリケーションも全て消去されます。
念のため、バックアップされることをお勧めします。間違って消去されても、WDサイトからダウンロードは可能です。
最後に、情報画面ですが、この画面では、Drive Utilitiesアプリケーションのバージョンが表示され、更新をチェックすることができます。
また、商品のユーザー登録を行う画面を呼び出すことが可能になっています。
それでは、セキュリティ機能を使ってみようと思います。
この機能は、個人的にも興味があったので、楽しみにしていました。
My Passport Ultra Metal Editionを、PCに接続して、WD Security アプリケーションを起動します。
WD Drive Utilities同様、アップデートの案内がポップアップされましたので、アップデートを行いました。
My Passport Ultra Metal Editionは、初期状態ではセキュリティが設定されていない状況なので、セキュリティ設定画面が表示されます。
セキュリティの設定では、パスワードを入力(2回)して、パスワードのヒントを入力します。
セキュリティの設定をしたコンピュータでは、WD My Passport Ultra Metal Editionを接続した際に、パスワードの入力を省略して、自動ロック解除を有効にすることもできます。
パスワードの設定 ボタンをクリックすると、セキュリティが有効になります。
基本的に、コンピュータからWD My Passport Ultra Metal Editionの接続を外すか、PCを再起動するとセキュリティが再設定されます。
WD Securityアプリケーションをインストールしたコンピュータでは、セキュリティが有効になると、My Passport Ultra Metal EditionをPCに接続した際の動作が変わります。
WD My Passport Ultra Metal EditionをPCに接続すると、自動ロック解除を設定していなければ、ロックされた状態で接続されますので、タスクバーには、緑色のアイコンが表示されます。(WD SmartWareのアイコンに似ています)
正しくパスワードを入力してドライブがアンロック状態になるとアイコンは白く変化します。
ドライブのロック解除には、いくつかの方法があります。
先ず、一つ目の方法として、WD SecurityやWD Drive Utilities,WD SmartWareをインストールしたコンピュータであれば、何れかのアプリケーションを起動すると、ロックを解除するためのパスワード入力画面が表示されます。正しくパスワードを入力すると、ロック解除されます。
もう一つの方法は、WDのアプリケーションがインストレーションされていないコンピュータに、セキュリティ設定が有効になっているWD My Passport Ultra Metal Editionを接続する場合です。
セキュリティ設定が有効になっているWD My Passport Ultra Metal Editionを接続すると、WD Unlockerという仮想CD-ROMドライブが接続されます。コンピュータにWDのアプリケーションがインストールされていても、この仮想ドライブは接続されます。
ファイルエクスプローラーでドライブをダブルクリックするか、CD-ROMの中のWD Drive Unlockの実行ファイルを動作させるとパスワード入力画面が現れ、
正しくパスワードを入力すると、ロックが解除されます。
同時に、ファイルエクスプローラーに、My Passportドライブが出現し、HDDにアクセスすることができるようになります。
パスワードを正しく入力すれば問題ありませんが、パスワードを間違えるとどうなるか試してみました。
WD Securityを使って、間違ったパスワードを入力すると、当然のことながら、パスワードの再入力を求められます。
しかし、パスワード入力を5回間違うと、
無効なパスワード試行回数が多すぎます。というメッセージとともに、パスワード入力欄が無くなり、ドライブ消去ボタンが出現します。
この状態になると、他のWDアプリも同内容の表示となり、ドライブの消去(初期化)以外にWD My Passport Ultra Metal Editionの利用方法はなくなります。
一旦、USB端子からWD My Passport Ultra Metal Editionのケーブルを抜いて、再度差し込み、Drive Unlockを起動しても、同じコーションになります。
さすがだと思ったのですが、メッセージをよく読むと、安全な取り外しをすれば、再度パスワード入力が可能になると…
無事、パスワードの再入力が行え、ロック解除ができました。
なんだかちょっと残念です。
これであれば、何度でも永遠にパスワード入力を試みることができるわけですから、セキュリティとしてはちょっと心もとないと思いました。
折角、接続されえたHDDの機種/色(多分)まで判定しているので、ポータブルHDDに関しては、パスワードのリトライは5回だけでリトライ無しで良いのでは無いかと思います。
可能であれば、自分でリトライ回数を指定できるともっとありがたいです。
WD My Passport Ultra Metal Editionは、ドライブを分解しても、インターフェイスはUSB 3.0しかありませんし、推測ですが、HDDの基板に暗号化チップが搭載されているので基板を交換しても、HDD内のデータを読み取られることはないのではないかと思います。何度でもパスワード入力ができるのはちょっと残念です。
しかし、安易なパスワードを設定しない限り、普通のポータブルHDDと比較するとセキュリティの高いポータブルHDDだと思います。
ここで気になったのは、WD My Passport Ultra Metal Editionは、ハードウェアで暗号化を行っているとのことですが、ハードウェア暗号化によりWD My Passport Ultra Metal Editionを接続したコンピュータへの負荷は少ないかもしれませんが、ポータブルHDDとしてアクセス速度はどうなんだろう?
そこで、セキュリティを設定した状態でも、Crystal Disk Markを走らせてみました。
今回は、Z97Expressを搭載したデスクトップPCで計測を行いました。
便宜上、セキュリティ設定を行っていない状態をノンセキュア状態、セキュリティ設定を行い、パスワードロック解除を行って計測を行った状態をセキュア状態としました。
ノンセキュア 50MiB
セキュア 50MiB
ノンセキュア 100MiB
セキュア100MiB
ノンセキュア1GiB
セキュア1GiB
ノンセキュア4GiB
セキュア4GiB
ノンセキュア8GiB
セキュア8GiB
ノンセキュア16GiB
セキュア16GiB
セキュリティ設定をした方が、僅かながら遅いような気もしますが、はっきり言って、計測誤差の範疇ではないかと思います。
HDDのパフォーマンスには、全く影響が出ないくらい速いセキュリティチップを搭載しているか、セキュリティの設定とは無関係に、HDDへの記録は常に暗号化を行って読み書きしてる。
のどちらかだと思います。
前述の他のポータブルHDD(WD製ドライブ)とのベンチマークも含め、暗号化によって、HDDへの読み書きの速度が落ちるようなことはないようです。
使い勝手を犠牲にすることなく、セキュリティの高いポータブルHDDドライブを持ち歩けることは、公私共々の利用において、安心して使えるポータブルHDDドライブだと思います。
完成度はイマイチだが、基本性能は良く便利なアプリケーション
My Passport Ultra Metal Editionには、WD SmartWareというバックアップソフトが付属しています。
WD Drive UtilitiesやWD Securityのインストールと同時にアプリケーションはインストールされていました。
起動させると、コンピュータのディスプレイ中央に起動時のスプラッシュロゴが表示されます。
WD SmartWareを起動させると、My Passport Ultra Metal Editionが、他のアプリ同様色の異なるブルーブラックの意匠で表示されました。
デフォルトでは、接続したコンピュータの起動ドライブからMy Passport Ultra Metal Editionにデータのバックアップが取れるようになっているようです。
私の場合、データの保存先は、データドライブとして別のドライブレターに割り振っているので、WD SmartWreがデータとして自動認識したのは、OSの初期状態でサンプルとして登録されているデータのみのようです。
Dropboxと連携できるようですが、当然のことながら初期状態ではリンクが貼れていないので、鍵のマークが付いています。
また、画面の右上には、WD SmartWare Proのアップグレードという文字が、インフォメーションマークの横に記載されていました。
そうこうしているうちに、WD SmartWare Proへの無料アップグレードの要件を見たいしているデバイスが1台以上設置されています。というメッセージが表示されました。
WD SmartWare Proにアップグレードすると、WD SmartWareのサポート対象外のWD製ドライブや他社製外付けデバイスもWD SmartWare Proで使えるようになるとのことで、早速登録しました。
姓名とメールアドレスを入力するだけです。
これで、3台までのコンピュータにWD SmartWare Proをインストールできるようです。
無事、アクティベーションも終わり、登録したメールアドレスには、アクティベーションコードを記載したメールが届きました。
WD SmartWare Proは、3台のコンピュータにインストールできますが、送付されたメールのリンクをたどると、ライセンス使用状況を確認でき、登録の抹消もできるので、最大3台のコンピュータに同時にインストールが可能で、更に、そのコンピュータは、任意に変更が可能なようです。
試しに、ほかのコンピュータにもWD SmartWareをインストールしてみましたが、上記のような画面が表示され、メールに記載のあったアクティベーションコードを入力すると、WD SmartWare Proが使えるようになりました。
次に、Dropboxの設定を行います。
WD SmartWare Proのホーム画面のDropboxアイコンをクリックします。
私の場合、既にDropboxを使っていたので、リンクの設定を行うだけで済みました。
Dropboxのサインインボタンを押して、Dropboxに登録しているメールアドレスとパスワードを入力すると、ブラウザーに、WD SmartWare Proが、私のDropboxへのアクセスをリクエストしています。と表示されました。
許可ボタンを押すと、
と表示され、WD SmartWare Proのホーム画面のDropboxアイコンから鍵のマークが取れて、私の名前が表示されました。
また、コンピュータ画面にも、Dropboxへのリンク完了メッセージが表示されました。
また、スクリーンショットをDropboxに保存できるとのメッセージも表示され、レビュー作成にはこの上なく便利なのでセットしました。
折角、WD SmartWare Proにアップグレードしたので、WD My Passport Ultra Metal Edition以外に、WD製500GB HDDを搭載しているI-O DATAのポータブルHDDと、Crucial 960GB SSDを2.5inch HDDケースに入れたものを接続してみました。
WD SmartWare Proのアプリケーション画面を見ると、HDDが4本くらい並ぶスペースがあるのですが、WD My Passport Ultra Metal Edition以外のHDDがまとめて表示されました。
きっと、WD製のHDDは、ちゃんと独立して表示されるのだろうと思います。
しかし、ドライブレターが、(H)でドライブ名称もCrucial 960GB SSDの型番が表示されています。
ドライブレターを、(G)に変更したところ、I-O DATAのHDDなので、総容量は正しく465.8GBと表示されていますが、ドライブ名称は、Crucialのまま更新されません。
My Passport Ultra Metal Editionのアイコンも、ブルーブラックのままの表示です。
試しに、Crucial SSDを外したところ、I-O DATAのHDDと正しく表示されました。
このアプリは、まだ完成度が低いですね。
このような基本的な動作すらちゃんと動作しないバックアップアプリは、基本的に私は信用できません。今後のアップデートに期待したいと思います。
WD SmartWare Proは、バックアップアプリケーションなので、バックアップ関連の動作を確認したいと思います。
WD SmarWare Proのホームタブで、バックアップ元とバックアップ先を選択します。
バックアップ元は、コンピュータの各ドライブと、Dropboxが選択できます。
今回は、データドライブを選択しました。WD SmartWare Proが、ドライブを解析して、ドキュメント,メール,写真,その他のデータを選択しました。
バックアップ先を、WD My Passport Ultra Metal Editionを選択して、バックアップタブに移動します。
SmartWare Proが選択したデータのカテゴリー別のデータ量か表示さています。
詳細表示ボタンを押すことで、カテゴリー毎にバックアック対象として含めるか否かのチェックボックスが表示されます。
ここで、ファイルバックアップに切り替えるボタンを押すと、バックアップ元として選択したドライブのフォルダー選択.ファイル選択をしてバックアップをとることもできます。
カテゴリーバックアップに戻って、バックアップの有効化ボタンをクリックするとバックアップが始まります。
バックアップ元のカテゴリーが、青から黄色に変わり、バックアップの進捗がカテゴリー毎に表示され、同時に、バックアップ先では、バックアップが済んだものが、カテゴリー毎にグレーからブルーに変わります。
次に、Dropboxにバックアップデータを送ってみたいと思います。
私のDropboxの容量は、2.5GBしかありませんの、必要なデータのみ送る形になります。
個人的には、社外で必要なプレゼンテーションデータであったり、仕事で使う仕様書であったりを、My Passport Ultra Metal Editionに暗号化して持ち出すと同時に、Dropboxにもバックアップしておくと、冗長化できるので安心度が増すと思います。
万が一、持参したポータブルHDDを落下させて壊してしまったりしても、時間さえ許せば、Dropboxからダウンロードできるのです。
Dropboxにデータを置いておけば、スマートフォンからでもダウンロードできるので、スマートフォンでダウンロードしたデータをPCに転送できます。
今回、Dropboxにスクリーンショットもアップロードするように設定したので、WD SmartWare.swstorとスクリーンショットホルダーにバックアップデータが保存されています。
次に、DropBoxから、PCに書き戻してみたいと思います。
先ず、バックアップデータをどこに書き戻すか設定します。
バックアップした所に書き戻すこともできますし、任意のフォルダーに書き戻すこともできます。
設定が終わったら、次へ ボタンをクリックして、復元タブの 取得の開始 ボタンをクリックします。今回は、46ファイル、177.75MBを書き戻しました。
左上に進捗バーがでて、無事書き戻すことができました。
ポータブルHDD以外に、もう1組バックアップデータがあるというのは、RAID-1(ミラーリング)並の安心感があります。
このほかに、WD SmartWare Proは、バックアップのスケジュールを設定できます。
毎時から毎月までスケジュールできるのですが、My Passport Ultra Metal EditionのようなポータブルHDDではなく、WD My Book等の据え置きのHDDドライブに最適な機能です。
安心してデータを持ち出せるポータブルHDD
月並みですが、普段使いであれば、ストレージ容量の少ないタブレットと一緒に持ち歩く使い方が一番です。
冒頭にも記載しましたが、私が所有しているタブレットで、最近よく持ち歩いているMicrosoft Surface Pro 3が128GB,DELL VENUE 8 Proが64GBしかストレージ容量が無く、また、楽曲データや動画データという比較的容量が多く、コピーに時間を要するコンテンツは、My Passport Ultra
Metal Editionに入れて持ち歩くのが便利です。
我が家で、タブレットにコンテンツを保存するときは、基本的に無線ネットワーク経由若しくはmicro SDかUSBメモリ経由です。
下手をすると、同じコンテンツを、延々2台のタブレットにコピーする作業を強いられることになります。
My Passport Ultra Metal Editionに1度コピーし、必要な時は、各々のタブレットからMy Passport Ultra Metal Editionにアクセスするのが便利です。
一方、お仕事用のコンテンツに関しても、My Passport Ultra Metal Editionがあれば、1TBという大容量なので、取りあえず必要だと思えるものは入れておけるという安心感。
また、必ず使う資料は、Dropboxにもアップしておけば、ハードウェアの故障に起因してのデータ損失リスクは大いに軽減できると思います。
My Passport Ultra Metal Editionは、持ち歩くのに負担になるサイズではありませんが、ちょっとしたハードケースがあるとカバンに忍ばせる際にも安心です。
(今回のレビューでは、他のポータブルHDDケーズに付属していた巾着袋に入れて持ち歩きました。)
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