家にあるリモコンを集中管理することが出来る iRemocon とやらが我が家にやってきました。
メーカー選ばずリモコンで制御できる機器なら、何でもカモーンщ(゚д゚щ)な、出来るやつみたいです。
また、Wi-Fi対応なので当然LANケーブル不要。つまり、電源コンセントが確保できる場所なら”どこにでも”設置可能です。
製品の活用に入る前に、まずは中身を見てみましょうか。
まずは外箱から。
ボイスコントロール、GPS連動制御、外出先からコントロール。ボイスがヴォイスなのは置いといて・・・
外出先からコントロールする機能が有料コンテンツなのは、ちょいとショック!
結構使いそうな機能なのにぃ~。
機器の特性上、Wi-Fiリピーターになったり、コンバーターになったりも出来るようです。
取り出してみると中には必要最低限しか入ってませんでした。
コンバーターモードで使うにはLANケーブルが必要ですが、製品がWi-Fiを謳っているだけに同梱されてはいませんでした。
中身は、iRemocon本体/電源アダプター/製品説明書/マニュアルですね。非常にシンプルな構成ですね。
本体ですが、CDよりは小さく手のひらよりも大きいという感じ。
横10.5cm、高さも3.5cmで小さいです。
これなら何処にでも置けそうな感じ。
棚の上の空いたスペースにおいても良し!ほら、他のものに溶け込むでしょう?なかなか良いサイズに仕上がってます。
iRemocon本体にはセンサーがついていて、温度・湿度・照度をモニターすることも出来るようです。
奥から湿度・温度センサー、照度センサー、一番手前はLEDです。
LEDはリモコン学習時に、こんな感じで光ります。
リモコン学習時は、このLED面に向かってリモコンをかざす必要があります。
センサー・リモコン学習などのことを考慮すると、高い場所・温度変化の大きいところなどは避けて置くと使いやすそうですね。
今回はリビング中央に置いてあるコレクションケースの上に置いてみました。
レビューは出来ないのですがオプション品として、赤外線延長ケーブルや壁面取り付け機器も用意されています。
赤外線延長ケーブルは、部屋の構造上回り込みが必要な制御機器がある場合に活躍してくれそうですね。
赤外線延長ケーブルは本体裏側から延長できますよ♪
ちょっと反射して見づらいのですが、IRと書いてあるジャック端子から延長出来ます。
ついでなので、裏側の説明を簡単に。
LAN端子が2つ付いていますが、これはコンバーターモード時に使用できる端子です。
これはWi-Fiを持たないネットワーク機器(TV・レコーダーなど)を2台まで接続出来るようです。
残念ながら、今回のレビューでは未使用です(;´д`)
USB端子がありますが、対応製品のみの接続となっていてPCで使う製品を接続することは出来ないようです。
IRは先ほどのオプション。DCはアダプタです。
上部のSYNCもUSB端子と同じく、別製品とのリンク用で単体では利用不可です。
お隣はWPS対応機器とのペアリングに使います。RESETは工場出荷に戻すものです。
RESETボタンの下に切り替えスイッチが見えますね?
これで、本体設定モード(SETTING)/コンバーターモード(CONVERTER)/リピーターモード(REPEATER)を切り替えます。
ちょっとややこしいのですが、手順としては・・・
①自宅のWi-Fiルーター と iRemocon をペアリング。
②iRemocon へ スマートフォンなどの機器を接続。
③iRemocon で リモコン制御。
①が本体設定モードを使い、②以降でリピーター(またはコンバーター)モードを使います。
リモコン送信部は本体上部に、裏側に端子類とうまくまとまってます。
使えるようになるまでが大変
まずは、自宅のWi-FiルーターとiRemoconのペアリングから行きましょうか。
便利な機能までの道のりが長いですが、サクサク終わらせましょう。
このレビューでは、WPSボタンを使わずに手動でWi-Fi設定を選択しました。
まずは、iRemoconとPCをLANケーブルで1:1の接続にします。iRemocon側がDHCPサーバー・・・云々なんて面倒ですね。
1:1で接続しましょう。
ブラウザから接続用URL(iRemocon裏に記載)に接続します。
初期ユーザー名/初期パスワードもiRemocon裏に書いてあります。入力しましょう。
iRemocon本体にログイン出来たところで、Wi-Fiルーターとのペアリングに入ります。
STEP1の設定開始ボタンを押して進めていきます。
我が家のWi-Fiルーターは、ステルスモードにはしていないので、方法1の検索を押しました。
すると?Wi-Fiを拾って接続できるルーターの一覧が出てきました。
自宅のルーター名(SSID)を選択して次へ。
お決まりですよね。何かをやるにはパスワード類が必要です。Wi-Fiルーターの暗号化キー覚えていますか?
ここで言う暗号化キーは、iRemoconの暗号化キーでは無いので間違えない様にして下さい。
と、これで自宅Wi-Fi と iRemoconのペアリングが完了します。
実際は、単純にiRemoconにペアリング先の情報が設定されただけなので、自宅Wi-Fiルーターに接続が出来ているかどうか不明です。
ここは改善してほしいところ。。。ぜひ、この状態で接続されているのかどうか確認できる機能が欲しいです。
今回はリピーターモードで動作させますので、iRemocon裏の切り替えスイッチをリピーター(REPEATER)に合わせます。
合わせると同時にiRemoconが再起動されてリピーターモードで立ち上がります。
ここまで来てやっとiRemoconが使えるように・・・・なってないです。またiRemoconが自宅Wi-Fiルーターに接続されただけです。
自宅Wi-Fiルーター ⇔ iRemocon
ここまではWPSペアリング機能がついていれば一瞬で接続が終わります。たまたまその機能を使わないでやったら、ここまで長くなっただけですよ。
今度はリモコン機能として使う機器とiRemoconをペアリングしてあげる必要があります。
今回はNexus7(2013) Android4.4.4を使いますが、ここでNexus7のWi-Fi接続先をiRemoconへ向けます。
iRemoconの暗号キーは、これまた本体裏に書いてあります。暗号キーを変更していなければ、本体裏の情報を使いますが、さすがにペアリングモードで使う場合は、暗号キーを先に変更してきましょう。
この状態までくると
自宅Wi-Fiルーター ⇔ iRemocon ⇔ Nexus7
の構図が出来上がります。ここまでやってiRemoconを活用出来るスタートラインに立てます。
う~ん。インストール作業やったことある人なら何てことは無い作業ですが、一般家庭では敷居は高くないですか?
マニュアルも簡素で画面付きで書いてありませんし「こうして・こうやって・ほら接続!」って位簡単な説明書なので、なかなか難しいかもしれません。
iRemoconのページを参照してみたら”訪問設置サービス”がありました!
ヽ(・ω・)/ズコー
是非検討してもらいたいサービスだと思います。
それでは、今度はNexus7をリモコン化するためのアプリをインストールしましょう。
Android機ではおなじみのGooglePlayからiRemoconで検索します。
・・・iRemoconアプリが2つありますね。iRemoconWiFiでしょう?ね?アイコンも本体と同じですし。
右側のiRemoconWiFiをインストールしました。
アプリを開くと初期設定が始まります。
途中までは、次へ次へでサクサクと進められます。
今回はNexus7を使うのですが、奥様ように2012、私用に2013の両方を使って1つのiRemoconを操作したいのでログイン情報を作りました。
その場合はこの画面でログインをしておくみたいです。
iRemoconに名前を付けましょう。こういうのって悩んで先に進まなかったりしますよね?
あとで変更出来るので適当な名前でOKです。とりあえずzigsowって付けてみました。
また、iRemoconは音声操作も可能です。そのときの合言葉も設定できるようです。
スタートレックごっこしても面白いので”こんぴゅーたー”を合言葉にしても良いですw
リモコンのデザインを選択します。宇宙を選んでみました。プレビューがあると良いのですが・・・
続いてリモコンデータの登録に移ります。
エアコンと照明をコントロールしたいのでポチポチっと選択します。
この後、リモコンのメーカー設定に進みます。
同一メーカーでも機器によって種類があるようですので、それの設定になります。
設定方法は
メーカーを選ぶ → パターンを選ぶ → iRemoconからリモコンデータ送出
で、例えばエアコンが動けば、そのメーカーパターンで固定します。反応がなければパターンを変えて同じことを繰り返します。
最後に設定情報をiRemoconに書き込むために、機器Passwordを入力します。これもiRemocon裏側に書いてあります。
ここまでやって、ようやくリモコンらしくなってきます。
宇宙背景ですが、私的には・・・・です。背景ですから後で変えれば良いだけです。
センサー情報も取れますよ。
これ良いですね♪現在の部屋環境がグラフで、どのゾーンにいるのかが分かりやすいです!
冬はインフルエンザが流行りますから、極端にウイルスゾーンへ環境シフトしているなら要注意ですし、夏なら熱中症ゾーンなどへシフトしないような環境づくりの目安として活躍しそうです。
画面左上の=をタップするとメニューが表示されますよ。
初期リモコンデータが入っているとは言っても、今回の場合は照明のON/OFF、エアコンのON/OFFのみで使い物になりませんでした。
ON/OFFだけじゃなく、照明を明るくしたり、エアコンの温度設定をしたりと、もっともっと便利に使いたい場合は、リモコンをiRemoconへ細かく学習させる必要があります。
ここから先は結構面倒な作業が待ってますが、便利に使うためです。もう少しだけがんばりましょう!
メニューからリモコンを学習するをタップ。リモコン学習画面が表示されます。
学習モードをONにすると学習スタートです。
学習の手順は
アプリ側の学習させるリモコンボタン選択 → 機器のリモコンをiRemoconへ送信
の繰り返しになります。実に単純で非常に退屈な作業です。。。
はい。やっと使える状態になりました。
動作確認もかねて使ってみましたが、良いですよコレ!
リモコンってボタン一杯ついてますけど、ほぼ使いませんよね。iRemoconアプリ側に主要なボタンを登録してしまえば、もともとのリモコンとはおさらばです。
また、こんなことからも解消されるでしょう。
「あれ?あのリモコンどこにいったっけ?」
「あー、電池切れじゃん」
そして、机の上に出しっぱなしにすることも無いです。リモコン専用の箱なんてものも用意することから解放されるでしょう。
では、このiRemoconアプリとiRemoconを使って普段の生活の中でどう活用できるのか?見てみましょうか♪
リモコンの遠隔操作
何を言っているか分からないと思いますが、iRemocon自体がリモコンであるならば、iRemoconアプリがiRemocon操作用のリモコンになります。
リモコンをリモートコントロールする。リモコンのリモコンです。
ではiRemoconアプリを使って生活のなかに、どう活用出来るのか?
iRemoconには便利な機能がついていることは、iRemoconの外箱に書いてありましたね?
・ボイスコントロール
・外出先からのコントロール
・GPS連動制御
ボイスコントロールは、実際に使ってみると非常に恥ずかしいですが、これの活用方法として、先に言ったスタートレック風にして遊べることです。
「コンピューター、照明オン!」
・・・常時使わないまでも、両手が塞がっている状態で使えます。やっぱり、iRemoconを呼ぶときの名前付けが重要だなと思いました。いや、本当に(∀`*ゞ)
外出先からのコントロール。これは非常に良いですね!
環境センサーで、明かりがついているのかどうか?部屋の温度は寒いのか・暑いのか?
それらの情報だけでも照明の消し忘れも、外から消すことが出来たり。
部屋の温度が低ければ、暖房をつけたりしておくことで家に帰った時にはポッカポカ。
「うぅぅ~、寒い寒い」
なんて、部屋が温まるまで震えて待つこともなくなりますよね!
我が家でも、奥様・子供が就寝して一人さびしい帰宅になることだってありますから(ノД`)
お気に入りの機能になりそうです。いやいや、お気に入りになんてしたくはないですけれどね。
GPS連動制御ですね。
これは、先に説明した外出先からのコントロールに、GPS制御が追加されたような機能です。
ある地点の決められた半径内の場所に来たら、iRemoconからリモート制御を行うことが出来ます。
例えば・・・自宅が両国国技館だとします。
電車で浅草橋に到着したときに、家のエアコンをONにする事が出来るんですね。
この場合は、セットする場所は浅草橋駅。半径はデフォルトの100mで良いでしょう。
エリアの中に入ってからエアコンをONにするには、こんな設定になります。
あまり気温の下がっていないだろうと思われる、日中の時間帯は制御しなくてもいいや。
なんて事も時間指定を使うことによって実現出来るんです。
結構便利そうだなと思って使ってみましたが、GPS連動はなかなか面白いものの・・・私にはあまり使いどころが無いものでした。
エリア内(またはエリア外)に来た場合に、ルーチンワーク的なリモート制御な何か、がある場合には使える機能なのかな?と感じました。
ただ、リモコン信号を発信するかどうか?の通知から実行することが出来るので、いちいちiRemoconアプリを起動して操作するよりは若干便利かもしれない。
では我が家で2週間使ってみた結果、いったいどういう使い方をしたのかお教えしましょう!
日中のメインである妻、子供にどう使ったか聞いてみました。
ボイスコントロール? → いいえ。
外出先からのコントロール? → nicknameのみ使用。
GPS連動制御? → いいえ。
この回答は外出機能は使わず、家の中から使った感想です。
iRemoconはiRemoconらしく、Wi-Fi機能を使って家庭の中から使った結果と言うことです。
では結果は?
布団の中から!エアコンコントロール!
これしかない。散々機能を紹介して、この結果。リビングが温まってから布団から脱出が可能です。
だって・・・朝リビングが寒いんですもの。(´・ω・`)
(奥様談)
リモコンあったらiRemocon
活用術の最後にエアコンのリモコンを寝室から使った訳ですが、タイマー機能なるものもありますので毎日決まった時間にエアコンの電源を付けたり、消したりが可能です。
せっかく機能を紹介して使わないのも申し訳ないので、提案と言うことにしたいと思います。
■外出先からのコントロール
ペットを宅内で飼っている人は結構いるはず。我が家にはペットは居ないのですが、ペットを飼っている人はエアコンをフル稼働させて電気代ガーなんて言う話も聞きます。
まぁペットも生き物ですし、しょうがないじゃないですかー。
ペットが居る家庭の人に、こんな提案を。
環境センサーを使って部屋の温度、湿度のモニターはあたりまえ。その時にエアコンON/OFFしたらいいじゃない?
iRemoconには環境センサーと連動したリモコン制御はありません。人がその制御をするしかないんです。
って、ことでエアコンON/OFF制御は無し。
では、何を行えるか。。。
リモコンで制御できそうなもの。カメラ制御です。
ペットが今家の中でどうしてるか。iRemoconからカメラを制御して、その様子をスマートフォン、タブレットで見てみましょう。
どうやって?これはiRemoconの話です。iRemoconはカメラにリモコン信号を送信するだけです。
そのあとのことは・・・提案ですから。ね♪
■GPS連動制御
電気の消し忘れって、結構ありませんか?
あの帰宅した時の脱力感ときたら、なんといって良いかわからない感じですよね。
そこで、GPS連動制御を使って消し忘れもiRemoconにお任せしましょう。
自宅を地点設定して、エリア外に出たら照明をOFF制御として登録しましょう。
たったこれだけで確実に消してくれますよ。え?リモコン制御出来ない機器はどうするのか?
こういうものも販売してるみたいです。iRemoconに死角なし!
■タイマー
防犯タイマーの使い方。
照明をタイマーで点灯したり、消灯したりすることによって、あたかも家に人がいることを演出出来ます。
1つのタイマー登録で1つのボタンに対応しているので、やや難しいのですが、時間をずらしてあげるとうまく設定出来ます。
照明点灯タイマー:3分間隔
照明消灯タイマー:3分間隔
点灯タイマースタートから1分後に消灯するタイマーを組んであげれば・・・・
えーと、どうなるんでしょう。
最初に点灯して1分後に消灯タイマーが働いて、最初の点灯から3分後にまた照明がついて。
繰り返しの点灯・消灯が可能です。(雑ですが・・・)
この例はちょっと忙しないですが、こういう使い方も良いんじゃないかと思います。
KAOさん
2015/01/25
長時間留守する時など、安心できそう。(´ー`)
アイデア次第でいろんな用途で使えそうでいいですね。
nicknameさん
2015/01/25
コメント有難うございます。
防犯タイマーはありだと思います。アプリのアップデートで簡単に使えるようにしてもらいたいです。
アイデア次第です。はい。