今回初めてのプレミアムレビューです。
わかりやすい製品のレビューが出来ればと思います。
はじめにZIGSOWよりプレミアムレビュー選出の案内メールが来て
その翌日には製品が届きました。
iRemocon Wi-Fi とは赤外線リモコンを介して操作する電化製品をこれ一つにまとめて登録し
この製品経由ですべてを一括管理 操作出来るようにするものです。
と簡単に言ってしまえばそれだけなんですが、
それだけで終らないのがこのiRemocon Wi-Fi の凄いところです。
WPS接続で対応ルーターがあれば簡単
まずは開封と初期設定をしましょう。
開封
外箱は非常に小さいです。
左からタバコ・iPhone6・外箱
中にはiRemocon Wi-Fi 本体・ACケーブル・説明書2枚です。
本体サイズは直径約100mm×高さ37mm
iPhone6と比較してもとても小さいですね。
重さは130g とても軽いです。
本体自体はプラスチックで高いところから落としたら割れると思います。
赤外線部分と本体部分の2色で別れた外観です。
上面は少し傾斜がついてます。
裏面はLANが2口・USB1口・IR1口・DCケーブルの差込み口があります
そのほか設定用のスイッチ、製品型番やWi-Fi接続設定用のIDやパスワードなどが記載されています。
初期設定 - ネット接続
まずは暫定で構わないので設置場所を決めましょう。
出来るだけ操作対象が全体に見渡せて、
外光や照明の反射などを受けないところがいいと思います。
ちょっとした硝子窓や薄い布程度なら問題なく使えました。
棚の中にしまって前を薄い布などで隠して使うことも出来ると思います。
うちはとりあえずテレビ台の上に置きます。
場所が決ったらケーブル類を繋いできます。
電源を繋ぐと本体前面のパワーランプが点滅します。
今回はせっかくのWi-Fi対応機なので無線でやりたいと思います。
そのほうが設置場所の制限もないですし。
設置が完了したらネットワークにつなげます。
ネットへの接続はWPSによる方法とブラウザ経由で接続する方法があります。
WPSでやる場合は本体裏面の右上にあるスイッチを
リピーターモードもしくはコンバーターモードの任意のほうに合せWPSボタンを押して待機状態に
続いてルーターのWPSボタンを押して待つだけ。これでもう完了です。
僕は今回はスマホからのブラウザ経由で設定してみます。
まずはiRemocon Wi-Fiの裏面にあるスイッチをsettingにあわせます。
次にスマホのWi-Fi接続先をiRemocon Wi-Fi 裏面に記載されている設定用SSID
につなげます。
接続が出来たら今度はスマホのブラウザで裏面記載のURLへ
するとこんな画面になるんで裏面に載ってるパスワードとかを入力。
設定画面に入れました。
するとWi-Fi親機(ルーター等)接続設定にすすむのでここで”検索ボタン”を押して
設定する親機を選択してパスワード入力をすると本機の向って右側のコネクティング~のランプが点灯してると思います。
最後に本体裏のスイッチを任意のモードに合せます。
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2つのモードの違いは簡単に言うと
・リピーターモード
iRemocon Wi-Fiをルーターとの中継器として使えるモードです。ルーターと離れたところにおいておくと電波が届かないとこでもiRemocon Wi-Fiに接続することで電波が良くなります。
無線機能がある機器用です。
・コンバーターモード
iRemocon Wi-FiをLANポート経由でネット接続するモードです。ルーター→iRemocon Wi-Fi→他のWi-Fi機能のない機器とLANケーブルを使って繋げます。ハブみたいなイメージです。
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スイッチを合せたら本体の接続設定は完了です。
こういった作業に慣れていれば10分とかからないと思います。
初期設定 - 本体設定
ネットに繋がったら、次に本体の設定です。
iRemocon Wi-Fiのアプリをインストール
あとは画面の指示に従って進んでいくだけです。
はじめに今ネットに繋いだ本機の検索
完了すると未登録のリモコンが表示されると思いますので選択
すると会員登録画面になりますのでまだの人はここで少し脱線
会員登録を済ませましょう。
こんな感じのサイトに飛びます。
登録が完了すると確認メールが来ます
そのメールに記載されたURLに飛ばないと登録完了しないのでしばらく待ちましょう。
登録完了のメールが来たらアプリに戻って先ほどの画面よりログインします。
するとiRemocon Wi-Fiの名前の登録画面に移ります。
ここで名前の変更と音声操作時の起動名を設定します。
iRemocon Wi-Fiを2台とか持ってる人はここで分けて判別できます
その後外出先からの利用確認があって
いよいよリモコンの登録に入ります。
エアコン・TV・レコーダー・照明と
4つの選択肢があるので順に登録していきます。
細かいカスタマイズは後々します。
登録は各製品のメーカーとパターンを選んでテスト
反応があればそれを登録して行くだけです。
登録が済んだら始めから用意されているデザインの選択
モノトーン・クリア・宇宙から選べます。
因みにデフォルトのクリアはこんな感じでした。
これはTVリモコン
最後に本機裏面に記載されている機器のパスワード登録をして設定はすべて完了です。
ここまでおよそ15分ほど。
開封から30分もあればとりあえず使用できる状態にまで出来ました。
今ある家電をスマート家電に
設定が終ったらいよいよ使っていきましょう。
まず、このiRemocon Wi-Fi で出来ることは
・リモコン操作による家電の一括管理・操作
・オリジナルデザインのリモコン画面の作成
・GPS連動によるオート操作
・音声操作によるハンズフリーでの操作
・タイマー機能による予約操作
・マクロ機能による一連の操作の自動化
・室内環境の確認と把握
たくさんありますね。
それでは順を追ってレビューしていきたいと思います。
・リモコンを登録する ~一括管理と操作~
まずは自宅にあったリモコンを集めたところこんな感じです。
左からエアコン。照明・テレビ・BDレコーダー・HDMIの切替器
後写真取忘れましたがWestern Digital のWD TV LIVEというストリーミングプレーヤーのリモコンもあります。
他のモノは別の部屋なのでとりあえずリビングにあるものを登録して行きます。
iRemocon Wi-Fi のリモコン信号の登録数は 800 までが上限だそうですが
それだけ登録できれば普通の家庭だったら十分足りると思います。
それでは登録して行きます。
初期設定の段階でメーカーとパターンによる登録である程度は操作出来るのですが、
それでも反応しないボタンやデフォルトデザインにないボタンがあるのでそれらは個別に学習モードから登録して行きます。
アプリ左上にメニューボタンをおすとメニューが開きます。
その中から”リモコンを学習する”を選択
学習モード画面のスイッチを押して学習させたいボタンを選択します。
スマホの画面が受付中に変り本体の上面赤外線受信部横のランプが点灯したら
受信部に向けてリモコンの登録したいボタンをポチッと
登録できました。超簡単ですね。
登録する時はなるべく光の反射などが少ない場所でやる方が確実です。
あとリモコン自体の電池もないとうまく反応しません。
部屋の電気を消してやると確実だと思います。
この要領で登録したいボタンたちを次々登録して行く訳なんですが、
デフォルトだとリモコンはさっき書いた4つのリモコン、それに見合ったボタンしか表示されていません。
なので4つ以外のたとえばHDMIの切替器なんかはボタンがないんですよね。
かといって元々あるモノに適当に登録すると絶対訳がわからなくなります。
そこでUIリモコンデザイナーの出番です。
☆UIリモコンデザイナーでボタン編集
PCでiRemocon Wi-Fiのサイトに行くと
ログイン後 右上にUIデザイナーのボタンがあるのでそこから編集画面に入ります。
ゼロから作ることも出来ますし
デフォルトから編集することも出来ます。
今回はゼロから好き勝手作ってみようと思います。
左上の+ボタンから新規作成、自分の使用端末に合せた解像度を選択します。
選択肢になければ自分で設定も出来ます。
こんな感じの画面でイメージ通りのデザインを作っていきます。
左の縦に並んでるコンポーネントからアイコン・説明用レーベル・背景ページ・タブをドラッグアンドドロップで作っていきます。
各ボタンは文字入力・色・配置・アイコン・サイズ変更と一通りは編集出来ます。
アイコンも最初から結構な種類があるのでだいたい思いつく物はあると思います。
自分で用意した画像も使用できるのでなにかのモチーフリモコンなんかも作れたりします。
デザインが固まったら
音声操作を使う予定の人は各ボタンに音声入力時に使うキーワードの登録をしましょう。
あとからスマホで個別に登録も出来るのですがここでやった方が楽だし早いと思います。
あとマクロ操作を使う予定がある人はここで登録します。
スマホからは登録できません。
登録などが済んだら保存ボタンを押して完了
できあがりはこんな感じです。
テレビとレコーダーとHDMI切替器
エアコンと照明は一つのタブにまとめました。
詰込みすぎのいい例だと思います(笑
でも慣れれば誤タッチはギリギリしなくて
見なくても操作出来るちょうどいい配置だと信じています。
デザインが保存できたらスマホ側で
メニュー →リモコンの登録・設定を開きデザインを選択し直します。
先ほど作ったデザインが適用されます。
が、当然ボタンは一から配置したりしてるので押しても違う操作が実行されてしまいます。
なので少し手間なんですが一から、しかもすべてのボタンを改めて学習させていく必要があります。
頑張りましょう。一度やってしまえば違う端末で同じデザインをインストールしたとき同じように使用できるので手間は一度だけです。
うえのデザインはiPhone6用で作成したので同じ物を
android端末のXperia Z2に入れるとこうなります。
解像度が違うので少しはみ出てますね。
作り直しはめんどくさいのでこのままでいきますが。
またタブレット用にもと思って今度は横配置で解像度も全然違う物も作ってみます。
今度は注意が必要で、先ほど作った物にリモコン学習をさせているので
新たに作る場合は設定済ボタン信号の番号と同じリモコン信号の番号でアイコンを合せて作らないといけません。
これをしないとiPhoneとXperia Z2はちゃんとテレビの電源がつくのに
タブだと音量が変っちゃう的な事になります。
このへんはちょっと面倒なところですね。
リモコン信号の番号は後からでも変更可能なので先にボタン作って配置だけ済ませて
最後に合せる方が楽だと思います。
今まではこれだけのものでもいちいち持替えて操作してとやっていたんですが、これらが一つにまとまって操作出来るのはちょっと感動。
娘がよくリモコンを一人旅に送出すので回収に苦労してたんですが、今では気にせず旅立たせてます。
日常生活が少し便利に
リモコンの登録が済み管理が楽になりました。
次はiRemocon Wi-Fiのプラスαの部分 便利な機能を使っていきます。
☆GPS連動による自動化
ひとつめGPS連動です。
外出先からの操作は月額300円の有料登録をしてないと使えない機能になります。
メニュー画面から設定画面に入ります。
スマホのGPS判定のためご作動の可能性があるこのと注意があり
確認が済んだら設定しましょう。
画面がちょっと暗いんですけど
まずは連動条件の指定をします。
指定場所から外に出た時・指定場所に入った時以外に
時間指定もできるので、例えば朝自宅の指定範囲から出た時は
エアコンを消すけど、朝以外の時間帯に範囲から出た時はエアコンの操作はしないように
設定したりできます。これができないとGPS機能を使うのは難しくなってしまいますよね。
単純ですけど嬉しい設定。
条件指定をしたらGPSで連動させたい場所を地図上から選択
範囲は100m~1.2kmの範囲で指定できます。
また条件に一致した時に実行前に通知で確認することもできます。
誤作動を防げます。
・音声によるハンズフリー操作
自分が一番活用できるかなと思った機能はこれです。
アプリを起動した状態で初期設定時に登録した音声操作起動用のキーワードを
しゃべりかけると音声操作受付状態になります。
その状態で操作したいボタンのキーワードを言うと実行されます。
デフォルトでもある程度キーワードが登録されているのですが、
アプリもしくはUIデザイナーにて別途キーワードが編集出来ます。
照明つけるだけなのに ”我に光りあれ” みたいな訳わからない登録も出来ます。
また各ボタンに対して10個くらい設定できるので人によって言い方が違う場合なんかにも対応できます。
この機能の素晴しいところはたとえば子供が居る方
突然泣出したりして抱っこしている時にテレビをつけてあやしたい、
チャンネルを変えたい時って結構ありますよね。子供が大きくなってくると抱っこしながらしゃがんでリモコン取って大変です。
そんなときにこの機能大活躍します。
他にも料理をしながら待ち時間ができたけど、手が離せないなんてときに音楽をかけたりと
ちょっとした操作なら動かずできるので凄く便利です。
うちではテーブル横の壁にタブを設置しているのですが
やってみた感想としてはスマホの場所などにもよるでしょうが、音楽をかけている
子供がさわいでる位の環境ならちゃんと反応してくれました。
・タイマー機能とマクロ機能
最近の家電は普通にタイマー機能がついてたりするので、必要ないものもあると思いますが
たとえば僕の家の照明は”おやすみタイマー”ってのはあるので○分後に消す事は出来ますが
朝目覚める少し前に点けたいってことは出来ません。
でもこのタイマー機能をつければ出来るようになります。
実際試してみましたが目覚しアラームの少し前に電気を点けるようにしたら寝起きがよくなしました♪しかもタイマーは単独指定はもちろん曜日指定、何日おき何時間おきの繰返しと細かく設定できるのでああしたいこうしたいと設定に詰ることはないと思います。
ちょっと脱線しますが
前にテレビで見たんですけど起床前に段階的に照明を明るくしていくと目覚めが良くなるらしいんですけど、その機能がある照明器具がまぁびっくりなお値段だったんで見なかったことにしたんです。
でもこのタイマーとマクロ機能があれば出来ますよね(笑
マクロ機能はマクロ用のボタンに対して複数の操作を一連の動作として設定登録できる機能です。
電気を消してスクリーンを下ろしてプロジェクターを起動させて映画を再生するなんて動作がボタン一つで実行できます
実行間隔も設定できるので
たとえば朝目覚める30分前にエアコンをつけて
5分前に照明をつけて
目覚めてから5分後に音楽を再生 こんな操作もできます。
これを使えば目覚める30分前に”常夜灯”
15分前に”調光・減光”
5分前に”全点灯”
完璧ですね。
・室内環境の確認把握
本体内にセンサーが入っているので
こんな感じでアプリから現在の室内環境を見ることが出来ます。
精度は置く場所などによって大きく影響されるでしょうから
絶対にとは言切れませんが目安にはなります。
この機能のいいところは外出先からでも状況が把握できるので
急な雨で室内温度が冷え込んできたときなどお留守番中のペットのためにエアコンをつける。
なんで事が出来ます。
うちのペットは日中留守番することが多いのでこういった機能があるのは非常に助かります。
離れた家に住むおばあちゃん、おじいちゃんの為にとかも使えますよね。
ちゃんと電気がついてるなとか♪
細かい要望
最後にざっとこうして欲しいなと思うことを書いてきます。
・説明書・アプリ内の説明通してちょっと解りづらいと思うとこがありました。
こういった製品になれてない方にはもう少しわかりやすくなった方がいいかなと。
・一押しだった音声操作に関してですが、とても残念な事に連続操作ができません。
起動キーワードを言って操作キーワードを言って起動キーワードを言って・・・
何度も音量を上げたい場合など激しく面倒です。
これだけはホントに連続的に操作ができるようになって欲しいです。
起動キーワード後何秒間かは操作受付時間みたいな感じで。
・UIデザイナーはとても楽しいのですがパソコンサイト以外からも出来るようにして欲しいです。
リモコンとは別アプリとかでもいいので。
あとサイトからのデザイン中の補助機能(配置の目安になるセンターラインとか配置自体の右寄せ等の操作)が欲しいです。
無駄に操作してます
今まで自宅の家電に対してこう出来たなら ああ出来たらなと思っていた事が出来るようになったので非常に満足しています。
楽しいだけではなく実用性も十分あり、届いて以来目の前に純正リモコンがあっても無視してこちらで操作してます(笑
今回は初めてのプレミアムレビューに選出して頂いたので出来る限りわかりやすく
細かくレビューしたつもりなのですが、見返すと無駄が多かったりなにより長すぎになってしまいました。まだまだ勝手がわかりません(笑
何か意見や感想があれば是非コメントください。
今後のレビューの参考にさせていただきます。
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