iRemocon Wi-Fi ( アイリモコンワイファイ ) IRM-03WLAは
赤外線リモコンで制御できる家電などを、この製品を経由して
リモコンの代わりに制御できるデバイスです。
複数のリモコンを1つにまとめることができ、iOSやAndroidスマートフォンから操作できるので
とてもスリムにいろいろなものを制御できます。
しかしその基本機能だけじゃないんですよね。
じゃあ、どのあたりがおいしい追加機能なのか、確認していきましょう。
zigsowプレミアムレビューで上記有線LANタイプをレビューさせて頂き
今でも常用してるわけなのですが
今回の製品はWiFi対応となりました。
WiFiのほうが便利なところ多そうですよ!
そのあたりも比較していきましょう。
まずは製品構成を確認していきます。
説明書関係は、スタートアップマニュアルとはじめにお読みくださいの2つ。
スタートアップマニュアルには基本的な設定方法と
はじめにお読みくださいには機器の各部名称と保証書も兼ねてます。
こちらが本体とACアダプタです。
直径が100mmの円形な本体となってますね。
本体上部が真っ黒なのは、中に赤外線LEDが搭載されていて、黒じゃないと誤作動しちゃうこともあるのでしょう。
WiFiやログインIDなど初期設定情報は本体底に記載されています。
ではiRemocon Wi-Fiをスマートフォンで利用できるように初期設定をしていきます。
iRemocon Wi-Fiを利用したい環境のネットワークに接続します。
iRemocon Wi-Fiといっても、無線LANネットワークのみだけではなく
有線LANでもネットワークに接続することができます。
有線LANの場合は、底面の2つのLANポートのどちらかにLANケーブルを接続し、動作モードのスイッチを「CONVERTER」もしくは「REPEATER」に設定して、ACアダプタを接続するだけです。
ACアダプタを接続して、しばらくすると本体のPowerランプが緑点滅→点灯します。
これで有線LANを使用してネットワークへ接続完了です。
無線LANを使ってネットワークに接続する場合、本体底面のWPSボタンを押し続けてランプが点滅したら、ルータなどのWPSボタンを押して接続します。
しかし私の環境はWPS機能を使用していないので、この方法は割愛します。
WPS機能を使用しないで無線LANに接続設定するには、本体底面のスイッチを「SETTING」にしてから設定用アクセスポイント「iRemoconSetup-0b1a」にWiFi接続してからか、LANケーブルを接続して、パソコン等から本体底面に記載されているIPアドレスをブラウザで開くことで設定画面を開くことができるので、そこから無線LAN設定可能です。
iRemocon Wi-Fiをネットワークに接続できたら、スマートフォンアプリを使って初期登録をしていくのですが、外出先からも利用したいのでしたら、iRemoconのWebページからアカウント登録をしておきましょう。
https://i-remocon.com/customer/account/
登録の際、 iRemocon Wi-Fiのシリアルナンバーも必要なので、確認しておきましょうね。
iRemoconのWebページからアカウント登録できましたら、スマートフォンアプリから
iRemocon Wi-Fiを登録していきます。
今回はiPhone6を使ってアプリ登録していきます。
アプリをインストールして、最初位置情報の利用を聞いてきます。
GPS連動機能を利用したいので、これは許可しますよ。
次へをタップして進めますよ。
既にiRemocon Wi-Fiを利用環境ネットワークに接続済みでしたら、次へをタップして進めます。
もちろん設定開始をタップして進めますよ。
アプリでiRemocon Wi-Fiが検出できる環境ですとこのような画面となります。
ギヤの絵ボタンをタップしますよ。
ID、パスワードを使ってログインします。
ここでのログイン情報はiRemoconのWebページで作成したアカウント情報を使ってのログインですよ。
登録するのにiRemoconに名前をつけることができるようです。
これで複数のiRemocon Wi-Fiを1つのアプリで制御するときに識別することができますね。
音声認識のキッカケもここで設定できますが、今回は割愛します。
リモコンのUIデザインを選択します。
これは後から新規作成したものを選択したりすることができるので、適当に選択しますよ。
外出先からもちろん利用したいので、ここでONにしていき次へ進みます。
iRemoconの機器Passwordを入力します。
これは本体の底面に記載されてる情報ですね。
登録が完了するとこのような画面となります。
画面左上あたりのメニューボタンをタップしますと、メニューが展開されます。
iRemoconWiFiの部分をタップしますとUIデザインで選択したリモコン画面が表示されます。
これでアプリ側からiRemocon Wi-Fiを利用できるようになりました。
リモコンの画面データはパソコンからiRemoconのWebページを経由して
UIデザイナー機能から編集することができます。
まずは画面データを編集していきますよ。
リモコン画面データが完成しましたら、スマートフォンのアプリ側で読み込ませます。
これでリモコン登録の準備ができました。
今回はこれだけのリモコンを登録してみます。
リモコンだけでもめちゃ多いですねー
リモコンを登録していくには、アプリ側でリモコンコード学習ページから
学習モードをONにして、登録したいリモコン画面から割り当てるボタンを押して
リモコンコードを登録していきます。
1つづつ確実に登録していきますよ。
リモコンコードを登録するには、暗い部屋などで登録していくほうが確実に登録することができます。
またリモコンそのものの電池が弱っていたりすると正常に登録することができません。
リモコン電池残量も注視する必要がありますね。
リモコンが多いほどその優位点が増えていきます
下記の機器をiRemocon Wi-Fiでリモコン操作できるようにしていきます。
リモコンが多くなると、手元にいくらリモコンが揃ってたとしても
場所とりますし、リモコンを持ち替え操作と案外面倒です。
それが1つのスマートフォンで複数機器を制御できるってわけですね。
ちなみにこの部屋はプロジェクタを設置してる部屋となり
プロジェクタで映画などを見ようとすると下記のような操作をリモコンで実施する必要があります。
①部屋の照明をOFF
②BeNQのモニタをOFF
③YAMAHAのサラウンドをON
④OlasonicのサラウンドをOFF
⑤AcerのプロジェクタをON
ちょっと映画見るだけで複数のリモコンを持ち替えとっかえと
あんまり気軽な印象ではないですね。
iRemocon Wi-Fiを利用すれば
まさに1つのスマートフォンで複数のリモコンの代わりになるってわけです。
その上さらに便利な機能があります。
ボタンにマクロ機能を登録することができます。
UIデザイナーからボタンを1つ作成して、右画面のマクロの登録ボタンを押します。
マクロ登録モードになります。
あらかじめ登録しているリモコンボタンを左領域にドラッグしていくことによって
一連の操作をまさにボタン1つで実行することができるわけです。
GPS連動機能でリモコンそのものを操作せずとも、遠隔制御可能に
スマートフォン利用ならではの機能ですね。
GPS連動機能を利用すると、登録した場所へスマートフォンを持ってくると
iRemocon Wi-Fiの制御がONとなる機能です。
つまり自宅にスマートフォンを持参して近づくと、部屋の照明をONにしたり
エアコンをONにしたりすることができます。
設定するにはスマートフォンのアプリメニューから
GPS連動機能を設定するをタップします。
まだ何も機能設定していないので、画面はまっしろですね。
右上の追加ボタンをタップします。
この設定の名称を入力します。
どんな操作をさせるのかわかりやすい名称にしたほうが複数設定したときにわかりやすいです。
GPS地点を登録します。
中心としたいエリアってところがミソですよ。
つまり
中心としたところから半径100mが範囲となります。
操作のきっかけを登録します。
「エリアから外に出たら」と「エリアに入ったら」と2種類どちらか登録できます。
操作の実行時に確認するをOFFにすると、警告画面が表示されます。
GPSの影響もありますから、このあたりは自己責任といったところでしょうか。
次へ進むと、リモコンボタンを選択する画面へ移動します。
登録したいボタンをタップするとこのような画面となります。
このまま登録しちゃいますよ。
これで登録することができました。
最初は登録された機能がOFFになってますので、これをONにすることで
GPS機能が有効となります。
温度・湿度・照度センサーで環境チェック
iRemocon Wi-Fiを設置した環境で
温度・湿度・照度を確認することができます。
しかもアプリがインストールされたスマートフォンから確認することができるので
遠隔地からiRemocon Wi-Fiの環境を確認でき
エアコンを遠隔地から操作したりすることができますね。
確認するにはアプリを開きメニュー画面から
環境センサーをタップするだけです。
複数機器を1つのスマートフォンで操作できるのはやっぱり快適
古いバージョンのiRemoconも含めて、やっぱり複数の赤外線リモコンで制御できる機器を
1つのスマートフォンで制御できるのは
やっぱり便利なものです。
なおこれまでのレビューでは操作に使用したスマートフォンはiPhone6ですが
AndroidスマートフォンであるXperia Z3 Compactでもアプリインストールや
リモコン操作についてiPhone6と同じように問題なく使用することができました。
複数のスマートフォンからも同じリモコン画面を利用することができますし
再度リモコンコードを設定しなくてもいいので、共有部屋などの照明を複数人で制御する利用が思いつけますね。
また従来品である有線LANタイプの製品と比較して、優位点はいくつかあります。
●無線LAN対応なので設置場所の選択肢が増える
●GPS機能有り
●温湿度、照度センサー有り
従来品もそれなりの価格なので、やはりiRemocon Wi-Fiを選択したほうが良さそうですね。
iRemocon Wi-Fiを利用してみての印象をまとめてみますよ。
【良いところ】
①1つのスマートフォンで複数の赤外線リモコンの代わりができる
②WiFi対応しているので設置可能環境により幅が広がる
③GPS連動機能でリモコン操作せずとも、登録した場所に近づいたり、
遠くなるとリモコン制御することができます
【改善してほしいところ】
①価格面、レビュー記載時点での市場価格が22000円前後なので
数多く設置するには改善してほしいと強く思ってしまいます
②温度・湿度・照度センサーが内蔵されてるのなら、
ある値に変化するとリモコン制御できるような設定が欲しいですね
暗くなると自動で照明ONにしたり、
部屋が暑すぎたり寒すぎたりするとエアコン制御できたりなど
北のラブリエさん
2015/01/12
私も追記頑張ろう!
れいんさん
2015/01/12
骨組みが出来ればあとは
ビーアーを飲みながらですよー
がじおさん
2015/01/13
私は旧モデルをレビューさせていただきましたが、
やはりすごい進化しているんですね!(^^
れいんさん
2015/01/13
ただWiFi搭載しただけー
そんな印象だったのですが、よく使ってみると
GPS機能がとっても重宝します。
まさにリモコン操作せずとも、アプリ登録したスマホを持ってるだけで
連動して機能しますからね。
スマホが印籠みたい。