今回は、ネットワーク接続型の高機能学習リモコンである、iRemocon Wi-Fiのレビューになります。
テレビやDVDの操作にリモコンは不可欠ですが、マイナーなメーカーのテレビのリモコン操作は、メジャーなメーカーのDVDレコーダーのリモコンでは操作できません。
当機を使うことによって、その差はどこまで縮まるのかを検証したいと思ったのが応募のきっかけです。
また、iRemoconの様々な機能が、毎日の生活にどのような影響をもたらしてくれるかについても考察してみました。
【一番試してみたかったこと ~マイナーなテレビとDVDレコーダーのリモコン一本化~】
私が住んでいるアパートには、備え付けのテレビがあるのですが、nexxionというブランドで、発売元はワイルドカード株式会社というところになります。
一方、所有するDIGAのリモコンは、国内の主要テレビメーカーであれば簡単な設定でテレビのリモコン操作が可能なのですが、マイナーなメーカーのテレビは操作できません。
そこで、iRemoconを使って、リモコンを一つにまとめてしまおうと考えました。
まず、nexxionテレビの使いづらい点ですが、
- テレビに付属のリモコンでは、ボタンを押してから1秒弱くらいしてテレビが反応する感じで、反応速度はもっさりしていると言わざるを得ません。
また、リモコンをまっすぐテレビの方向に向けないと、反応してくれないことが時々あります。 - 主要メーカーのテレビであれば、所有するDIGAとHDMI接続することで、入力切替も自動的に行われるものなのですが、このテレビはそのような連動機能もありません。
- テレビの入力切替にもくせがあって、入力切替ボタンを押すたびに
・テレビ(初期値)
・ビデオ入力1~2
・D端子
・HDMI1~3
・PC入力
と次々に切り替わるのですが、連続して押さない限り、基本的には最初からのスタートになるので、HDMIに切り替えるためには入力ボタンを4回押す必要があります。押しすぎるともう一周を余儀なくされて、結構ストレスがたまります。
これが、iRemoconを使うことによって以下の通り改善されました。
- iRemoconは、本体を中心としてドーム状に信号を飛ばすので、付属のリモコンよりも方向的な問題は起こりにくくなったと感じています。
また、iRemoconで操作すると、ボタンを押してから0.5秒くらいでテレビが反応するようになり、以前よりきびきびと反応してくれる感じです。 - iRemoconを使うことで、テレビはテレビのリモコン、DVDレコーダーはDVDレコーダーのリモコンでそれぞれ操作は可能ですが、どうせ一つにまとめるならということで、DVDレコーダーの音量ボタンに、テレビの音量ボタンを割り当てることで、DVDレコーダーのリモコンからテレビの音量を操作できるようになりました。
これで、DVDの視聴時は、DVDのリモコンのみで事足りるようになりました。
リモコンパネルはいくつかデザインが用意されています。
※製品のHPより引用
リモコン画面1
テレビ、電灯、エアコンが一つのパネルに配置されている。リモコン画面2
DVDレコーダのみが配置されている。
画面右下の音量ボタンや消音ボタンに、テレビのリモコンの当該機能
(リモコンコード)を割り当てることで、このDVDレコーダー用リモコン
からテレビの音量を操作できるようになりました。 - iRemoconのマクロ機能を使うことによって、複数の操作を一つにまとめることが可能になります。ボタン1つでHDMI入力への切替ができるようになりました。
UIデザイナー機能により、リモコン画面をカスタマイズできます。
マクロ機能の割当もここから行います。
注意点としては、リモコンのサイズは、当然ながら表示する端末のディスプレイサイズに依存するので、例えばNexus5とかだと結構ボタンが小さくなってしまい、誤操作の心配があります。
手持ちであれば、Nexus7のサイズが許容範囲と思います。
子供やお年寄りであれば、もう少し大きめのタブレットのほうが操作しやすいでしょう。
【その他の機能】
音声による操作
音声による操作は可能ですが、テレビを視聴している場合に音声操作を行っても、テレビの音声と自分の声とが重なっているためか、認識率があまり高くないように感じました。
最初に音声操作のキーワードを言う必要があるのも結構面倒で、いちいち
- 「りびんぐ・おんりょうあげる」
- 「りびんぐ・ちゃんねるいち」
など、言葉が冗長になりやすいという問題もあるので、何度か言い直さないと認識してくれないくらいだったら、手元でリモコンパネルのボタンを押す方が手っ取り早いです。
少なくとも自分には、こういう機能もあるねくらいのもので、メインで使うことはないと思います。
音声認識の技術は年々向上しているので、もっと早口でもよかったり、特定の人の声なら反応しやすいというようなことになれば、より使いやすくなると思います。
タイマー機能
タイマー機能は結構便利で、今の時期であれば早朝は結構寒かったりするので、エアコンを起床時間の10分前に起動し、出勤時間前に切れるように設定しています。
ちゃんと動作するか気になって、初めての日はタイマーよりも早起きして動作を確認してしまいました。指定時刻きっかりに「ピッ」とリモコン音が鳴った時は、感心して思わず「おー」と声が出てしまいました。
タイマー設定画面
開始時刻の設定
GPS機能
GPS機能はネット環境の制約で現在は試せていないのですが、そのうち使えるようになったら設定してみたいと思います。
帰宅時に指定エリア内に入ったらリモコンを起動する
といったような登録が可能になります。
環境センサー
メニュー「環境センサー」で、本体周辺の温度、湿度、照度をいつでも確認できるのも便利です。
試しに部屋の明かりをつけたり消したりすると、操作後3秒くらいで照度が変化しました。
部屋の照明がリモコンで操作できる場合は、外出後でもこの画面を見て、照明の消し忘れが確認できるのは便利だと思います。
私の部屋は照明はリモコン操作は出来ないので、消し忘れは確認できるのに、リモコン操作で消すことができないのは逆にストレスを感じてしまうかもしれません(^^;)
おとなしく、エアコンの切り忘れをしていないか確認するのに使いたいと思います。
有料機能
外出先からの操作機能、音声での家電制御、GPS連動による自動操作の3つの機能については、有料(300円/月)となっています。
レビューのために、特別に無料で使えるようにしていただいているので試してみましたが、今のところ、タイマー機能さえしっかり設定しておけば、有料機能は使わなくてもいいかなと思っています。
一人暮らしで忘れっぽい人には安心の機能かもしれませんね。
※1/25 22時現在、なぜか画像がアップロードできない不具合が発生しているようで、残念ながらこのレビューは画像なし状態です(;_:)
不具合が解消したら再度更新しようと思います。
※1/26 午前8時現在、不具合が解消していたので画像を追加いたしました。
規則正しい生活と節電のサポート役として活躍してくれる。
「朝起きたら、テレビとエアコンの電源を入れて1時間したら消す。」
といったような決まったリモコン操作をタイマーで自動化することができるので、規則正しい生活をサポートしてくれる心強い味方です。
また、外出後にエアコンを消し忘れていないか気になる方には、タイマーで消すように設定しておくことはもちろん可能ですが、部屋の温度を外出後に環境センサーで確認してから消すといった臨機応変な対応も可能になるので、節電にも効果を発揮してくれます。
マイナーメーカーのテレビをDVDレコーダーのリモコンと統一するのに使えます。
主要メーカーのDVDレコーダーのリモコンは、通常、主要メーカーのテレビのリモコン操作しか登録することができませんが、当機を使うことで、マイナーなメーカーのテレビとDVDレコーダーが一つのリモコンのように操作可能です。
複雑な連続操作も、マクロ機能を使うことで1つのボタン操作に集約することが可能になるので、操作誤りによるストレスも軽減できます。
iRemoconでの操作による反応が、テレビに付属のリモコンよりも素早くなったことも、予想外の効果でした。
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