二つとないこと。並ぶものがないほどすぐれていること。無二。ぶそう。「―の大力」「天下―」
引用:goo辞書
以下にこのルータ、RT-AC87Uがどれだけのものか、体験したことを書きたいと思います。
刮目せよ!
ではまず簡単に。
すごいところ。
IEEE802.11acに対応、最大転送速度1734Mbps!
無線なのに有線を超える!
ハードウェアNATを搭載することで有線接続でもより速く!
動作クロック1GHzのBroadcom BCM4709デュアルコアプロセッサを搭載!
コンシューマ向けルータなのに256MBの大容量なDDR3メモリを搭載!
それを活かした高機能!
・ファイアウォール&アクセスコントロール機能
・ペアレンタルコントロール機能
・サービスフィルタ、urlフィルタ、ポートフィルタ
・プリンタサーバ
・ファイルサーバ Samba & FTP server
・PPTP VPNサーバ
・OpenVPNサーバ
まずはお約束の開封の儀。
なかなか迫力がありますね。
マットなブラックでかっこいいです。
では、レビュー行ってみましょう!!
速さを追求したフォーミュラマシンをどこまで走らせることができるか!
まずレビュー環境から紹介します。
以下、WANの速度測定はRBB TODAYを使います。
LANは
に接続して行います。
RT-AC87Uと比較するルータはIEEE 802.11a/b/g/nまで対応のものです。
iMac OS X 10.10:有線
Mac Book Pro OS X 10.10(以下MBP):無線
Mac mini OS X 10.9:無線
iPhone5 iOS8:無線
iPhone6Plus iOS8:無線、LTE
iPad Air iOS8:無線
Nexus7(2012)4.4:無線
PlayStation3(以下PS3):無線
PlayStation Vita(以下Vita):無線
これにプラスして今までのルータ。
これを使っているときは(旧環境)と記載します。
以上の機器をつかって行います。
回線はフレッツ光マンションタイプ(100Mbps)です。
では、
無線LANルータに求められる物は!
無線LANルータを使う状況とは!
・・・いきます。
では考えられる状況を。
1:タブレットがあって、色々動画を見てみたい。
ありますよね。
2:スマホだけどパケット量の上限が気になる。
私もいつも気にしています。
3:ノートパソコンなんだけどケーブルをぶら下げて使いたくない。
わかります。
4:ゲーム機を無線で使いたい。
あるでしょうね。
5:PCオーディオをやるからにはなるべく配線は少なくしたい
・・・あまりいないかな?でもオーディオマニアとしては検証します!
6:じゃあ有線ではどうなのさ。
それも重要です。
やります。
まず1から見てみましょう。
1:タブレットがあって、色々動画を見てみたい。
の二つをつかって速度を比較してみました。
iPad Airの無線スペックはIEEE 802.11a/b/g/n MIMO対応というものになります。
Nexus7は
両方共Wi-Fiモデルです。
ではiPad Airから(旧環境)
ルータの近くで測定しましたがこんなものです。
Nexus7ではどうでしょうか(旧環境)
あまり変わらない。
Wi-Fiを使って大きなコンテンツをダウンロードしたい、ということになると少しだけ不利かも。
ではここでルータをRT-AC87Uに交換してみます。
iPad Airではこう。
Nexus7ではこう。
かなり違いが出ました。
iPadAirはずいぶんと速くなっていますね。
Nexus7はちょっと厳しい。
続いて2、スマホ。
iPhone5 IEEE 802.11a/b/g/n (802.11nは2.4GHz, 5GHz両対応)
とiPhone6Plus IEEE 802.11a/b/g/n/ac
を使って検証します。
ではiPhone5から行きます。
これはSIMがないのでWi-Fiのみです(旧環境)
まあこんなものですかね。
上りが速いのはなんででしょうか。
続いてiPhone6Plusの速度です。
まずはLTEです。
LTEだと思うとかなり快適です。
無線につないでみましょう(旧環境)
やっぱりLTEよりは速いですね。
でもそれほど劇的には速くはない。
ともあれ、いままでのルータでのWi-Fiだとこれくらいです。
これもルータの近くで測定しました。
それではルータをRT-AC87Uに交換してみます。
iPhone5
iPhone6Plus
おお!速い!
iPhone5と6Plusでは少しですがやっぱり差は出ますね。
私の環境はVDSLで100Mbps契約なのですが、これだけでるなんて、すごいわ。
3。ノートパソコンです。
MacBookPro IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応。
まずはインターネットにつないでみます。
旧環境だとこういう感じ。
ルータを変えるとこう。
む、思ったより早くならないですね。なんでだろ。
でも確実に早くなっていますね。
ちょっと追試してみます。
では今までのルータ経由でNASにつないでみます。無線です(旧環境)。
さすがに有線よりは遅いです。
IEEE 802.11ac対応のルータではないので、これぐらいでしょうか。
ではまたここでルータをRT-AC87Uに交換してみます。
これはかなり違います。
書き込みも違いますが、読み込みが圧倒的に速度アップ。
約三倍!
さすが角が生えてるだけのことはあります笑
その4です。
PS3とVitaを使って試します。
PS3は動画再生と、
これを使ってネットワーク対戦をして遅延を体感で検証してみます。
そしてDLNAクライアントとしてFullHD動画を再生してカクつかないか、などやってみます。
まずは旧環境で速度測定。
見づらくてすみません。
下りが7.4Mbpsで上りが752.9kbpsです。
もう今ではギガのスピードを歌うサービスも珍しくないのに、これではちょっといただけない。
そこで環境を切り替えてテスト。
やはり見づらいですね。
下りが12.4Mbpsで上りが3.7Mbpsです。
かなりの改善が見られました。
PS3のDLNA機能でFullHDの動画を再生したところ、やはりカクツキがでました(旧環境)
そこでRT-AC87Uに交換してWi-FiでDLNAを試したところ、FullHDまでは問題ありませんでした。
4k環境は用意ができなかったのでわかりませんが、少なくとも今標準の画像は無線で問題なく見れるようです。
そしてPS3でのウルトラストリートファイター4ですが、かなりの改善がありました。
旧環境だと遅延が起きたりコマンドの入力がうまく反映されなかったりしましたが、RT-AC87Uに交換したところ有線と違いが見られないほどのところまで行きました。
友人とネット対戦をしたところ、有線と違いが感じられないとのことです。
PS3は無線の規格が最新のものではないので、あまり効果が出ないかと思っていましたが、安定して対戦格闘ゲームを楽しむことができるようになりました。
Vita
でPSO2につないでみましたが、まずその前提のダウンロードでサクサクでした。
プレイしてみても快適そのもの。
これはすごいや。
ついでに他のゲームの体験版も落としてみましたが、やっぱりサクサク。
ポータブルですから、余計に速度を求めてしまいますね。
5はこれです。
Mac mini
を無線でNASにつないで音楽を再生するというもの。
これも露骨に差が出ました。
Audirvana Plusという音楽再生ソフトを使うときに、曲の早送りを行った時のレスポンスが全然違います。
このソフトは一旦メモリにファイルを読み込んでから再生するのですが、MP3とかならともかく、300MBもあるようなハイレゾのファイルでもさくっと読み込みます。
非常に快適です。
そしてLANケーブルを外して使った結果、音が良くなったような気がします。
LANケーブルからノイズが入るという話も聞いたことがありますが、話半分に聴いていました。
しかし、実際に音が変わっていると思うのでここはオーディオマニアの私には重要です。
単にファイルアクセスが早くなったというだけでもうれしいですね。
6 iMacによる有線環境です。
ここでもNASにつないでベンチマークをとりました(旧環境)。
旧ルータにつないで見た時の結果です。
書き込みで72MB/s、読み込みで105.1MB/sでているのでかなり速いです。
ではまたここでルータをRT-AC87Uに交換してみます。
書き込みで101.7MB/s、読み込みで111.2MB/sでていますね。
有線でも速いことが確認が取れました。
お見事。
ASUS RT-AC87U の徹底レビューの追加記載になるのですが、スマホアプリ"ASUS AiCloud"などの使い勝手を書いていくのですよ。
で、そのASUS AiCloudですが、かなり優秀。
うちのNASにLTE回線からつないで動画もサクサク見ることができます。
さすがにどんな状況でもフルHDがぬるぬるとまでは言いませんが、今まではこんなに簡単に外から家のNASにアクセスして動画や音楽にアクセス出来ませんでした。
かなり便利です。
Wi-Fiスポットからだったらどうなのかも追記しますね。
そしてRT-AC87Uの管理画面もひらけます。
もうやり放題ですな。
しかし、そこまでできるとセキュリティが気になる。
そういうことも対策してあります。
お手軽にこんな画面で対策ができます。
ペアレンタルコントロールまであります。
あなたがなにをどうしたいか、です。
あなたなりの「無線LANルーターの選び方指南」をしてください、とのことですが・・・
そうですね。
やはり重要なのは「あなたがなにをどうしたいか」です。
当たり前なんですけど。
無線LANルータでなにをしたいか。どうしたいか。どこまでできるか。を考えてみましょう。
とりあえず、無線LANに繋ぎたい。
それは前提ですよね。
そのあとどうするか。
キーワードをいくつか考えてみます。
安定して繋ぎたい?
とにかく高速にネット環境を使いたい?
簡単に繋ぎたい?
家のどこからでも繋ぎたい?
安く済ませたい?
そこは人それぞれです。
ルータを選ぶときにこのレビューを読んでくださる方が参考にしていただければ幸いです。
私が選ぶときのポイントをいくつか挙げます。
・安定性
・速度
・価格
・操作性
・機能
・感度
などなど、こういうポイントを天秤ばかりにかけて選ぶわけですが、思うにルータはやはり安定性が正義なわけですよ。
「ヨイトマケの唄」では”今じゃ機械の世の中で”とありますが、今はネットの世の中です。
ルータが落ちたら全部通信ができなくなり、すべての行動に制限がかかる。
今はモバイルルータやスマホのテザリングという方法もありますが、やはりルータは安定してこそ。
というわけでここは今回のレビュー期間丸々+継続案件としてレビューします。
ここはある程度の期間使わないとわからないですから。
でも今のところ無線も有線も非常に高速で安定しています。
では、それを押さえた上で次行ってみましょう。
私は速度だと思います。
今はスマホでもLTEが使えるのでギガ単位のダウンロードも可能ではあります。
しかしパケットの上限にかかったりしますので、できれば避けたい。
例えば携帯ゲーム機でコンテンツをダウンロード購入するとなると、やはり無線LANでやりたい。
やりたいゲームがすぐ出来ないとかイヤじゃないですか!
もちろん合格です。
実に高速、快適。
そこを重要視するというなら、もちろんオススメできます。
次に感度。
当然いいほうがいいです。
速度にも接続にも関わってくるので。
結果として、4本角のアンテナは伊達じゃありませんでした。
室内から出て鉄筋コンクリの建物の中を歩きまわってもつながります。
逆にこの電波に乗られるんじゃないかと思うくらいに。
でもそこは考えられていてセキュリティも万全。
そして操作性。
ここはいつも触る部分ではないですが、いざ触るときによくわからないととても困る部分ですね。
「あれ、通信できない!」となるとここを見ることになりますから。
説明書もなしでわかる方がいいですね。
ここも悪く無いです。
見たとおりわかりやすいです。
機能はどうでしょうね。
まだ検証しきっていませんが、DDNSクライアント機能の他に
・ファイアウォール&アクセスコントロール機能
・ペアレンタルコントロール機能
・サービスフィルタ、urlフィルタ、ポートフィルタ
・プリンタサーバ
・ファイルサーバ Samba & FTP server
・PPTP VPNサーバ
・OpenVPNサーバ
などがあります。
ルータでこれだけできればPCが1台増えたようなもの。
素晴らしいと思います。
最後にどうしても考えなければいけないのが価格。
やっぱり安いのにこしたことはないですよね。
趣味の品物でもないですから、毎日触ってニヤニヤするわけでもないですし。
ここは個人の判断になるということで逃げますが、私はこの性能ならば高く無いと考えます。
というわけで私はこの性能なら買います。
すべての無線LANルータのなかからどれを選ぶかとなると、自分が何を求めているか、どこまで条件が許すか、です。
このルータを選ぶか、という条件に限定してみるとポイントとしては
・価格と性能をどう判断するか
ということになります。
高性能なものがほしいならこれ。
予算が出ないならとりあえずのものを買って、これや、これの後継機種を狙うというのもいいと思います。
市場にはこれと似た機能のルータもあります。
でもそれもあまり値段は変わらない。
安いルータもあります。
それはこのルータと同じパフォーマンスがだせるのか。
もちろん価格を最重要視するというのもありだと思います。
今はいろいろな製品が出ていて、そんなに悪いものは無いと聞いています。
ですから、最高の性能がほしくて、値段も折り合いがつくなら、これ。
値段が折り合わないなら別のルータを考えるというのではどうでしょうか。
個人的にはルータはなかなか買い換えるものではないので、これを買って高くついたと思うことは無いと思いますが。
安定性第一なら、もう枯れた世代のルータを選ぶのもありでしょう。
使用レポートも上がってきていて、それは強みになります。
価格もそうですね。
枯れた世代の方が安く買えます。
機能も多機能ルータというのはかなり便利。
速度なら、新しいもののほうがやっぱり速いですよね。
セキュリティも新しいもののほうがハードウェアでのセキュリティが新しいものが搭載されているでしょう。
でもアップデートで対応してくれるところもあります。
さて、どうでしょうか。
欲しいルータ、必要なルータ、見えてきましたでしょうか。
色々魅力的な製品がありますが、目的をはっきりさせれば自ずと見えてくるはずです。
私にはこれがとても魅力的ですね。
無双。
今回のレビューではキャッチコピーを考えるようにとありますが、タイトルのとおりです。
「無双」、これです。
もう触った瞬間に思いました。
いいルータ、使いやすいルータ、色々ありますがここまで圧倒的に強さを感じるルータは初めて。
無双、並ぶもの無し。
選ぶならこれです。
大は小を兼ねる。
これ買っておけば間違いないです、はい。
あえて注文をつけるとしたら、LANポートが8つあると最高でした。
あとスペースを多く取るのもマイナスといえばマイナス。
しかしアンテナがあってこその高感度なので、仕方ないですね。
そういうマイナス面もありますが、プラスのほうが強いので星5つです。
十分以上。
では最後にスペックから行きますか。
胸をときめかせてください!
対応無線LAN規格とデータ転送速度
802.11a : 6,9,12,18,24,36,48,54Mbps
802.11b : 1, 2, 5.5, 11Mbps
802.11g : 6,9,12,18,24,36,48,54Mbps
802.11n : 最大 450Mbps
802.11ac: 最大 1734Mbps
802.11n TurboQAM:up to600Mbps
外付け アンテナ x 4
対応周波数 2.4GHz/5GHz
暗号化 64-bit WEP, 128-bit WEP, WPA2-PSK, WPA-PSK, WPA-Enterprise , WPA2-Enterprise , WPS
ファイアウォール&アクセスコントロール機能
ペアレンタルコントロール機能
サービスフィルタ
urlフィルタ
ポートフィルタ
UPnP, IGMP v1/v2/v3, DNS Proxy, DHCP, NTP Client, DDNS, Port Trigger, Universal Repeater, System Event Log
VPN Support,IPSec Pass-Through,PPTP Pass-Through,L2TP Pass-Through
ゲストネットワーク
- 2.4GHz guest network x 3, 5GHz guest network x 3
プリンタサーバ
ファイルサーバ Samba & FTP server
PPTP VPNサーバ
OpenVPNサーバ
PPTPクライアント
L2TPクライアント
OpenVPNクライアント
ポート
LAN:1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T/Gigabits BaseT 4ポート
WAN:1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T/Gigabits BaseT 1ポート
USB 2.0 x 1
USB 3.0 x 1
接続補助
WPS
以上!
大!満!足!
9回裏に大魔神佐々木が登板するような勝利の確信。
例えが古いですか。
まあ、追記用の視点です。
2914/11/12
まずは安定してます。
これ大事。
そしていまNASの整理をしていますが、無線有線ともに速い。
これは満足度高いわ。
れいんさん
2014/11/11
無線機器もどんどん高性能になるなぁー
なるなぁ、、、
しかし、ホ
北のラブリエさん
2014/11/11
タコシーさん
2014/11/11
いまや1734Mbpsに向上しましたか、受信側も対応が必要ですね...
Whi? too...
北のラブリエさん
2014/11/11
今まで通り動画サーバ立てなくても気軽に観ることができるようにはなったんですが、さすがに回線に応じてデータを変換するところまでは。
でもLTEだったらかなりいける感じです( ´ ▽ ` )ノ
きりん太さん
2014/11/11
これだけのパフォーマンスなら、買いですね!
北のラブリエさん
2014/11/12
この製品も完璧なものではないとは思います。
場所をとったり、価格が高めだったり。
でもそれを十分補うだけの中身があると思いますよ!