レビューメディア「ジグソー」

オーバークロックで格上CPUも喰える コストパフォーマンスはピカイチ!

この商品はプレミアムレビューになります。

 

i5-4690K

世間の立ち位置はどうなんでしょう?

 

私の中での立ち位置は、i7は高いけど、i3だと動作が遅そうだからこの辺りで妥協しようかな?!

しかもオーバークロック出来てパワーアップできるからi3よりはお得かな?

 

ていう中途半端なCPUだと思っていましたが、ところがどっこい!

このレビューを通じて以外にコストパフォーマンスが高いCPUだと認識を改めました。

 

セット内容

いつものセット内容です。

いい加減みなれてきたキモいおじさんの青いパッケージにブリスターパッケージに入ったCPU

CPUクーラーとステッカーという内容です。

 

いつものブリスターパックに入ったCPUはマーレー産でした。

 

 

そして、いい加減にK付のCPUにはセットから省いてもらいたいクーラーも付いています。

こちらは、i7-4790Kと同じ60Aの物が同梱されていました。

この辺はDevil's Canyonファミリーと言う事なのかもしれません。

 

スペック

今回 i5-4690Kと比較するCPUのスペックも合わせて貼りました。

実家に里子に出したものや、OC中に逝ってしまったものもありますので、全てのベンチで比較出来る訳ではありませんが、ご参考にしてください。

 

 

テスト環境

コンパクトなのにすごい奴! DR.debugやCMOSリセットスイッチがOC用なのに付いていないのが不満

 

OCメモリーなのに未だXMP設定以外イジれていない赤くてカッコいい奴

でも高さの関係で赤いトサカは外しています><

 

でっかくって冷える奴

安定性抜群な奴

5度は温度が下がるケース

SilverStone RAVEN5

 

黒と金がかっこいい電源

HEC COUGAR GX(V2) 800W/80PLUS GOLD (HEC-GX800V2)

 

 

ベンチスコアとオーバークロック

※文章中にCPUをオーバークロックする表記をしておりますが、オーバークロックはメーカーの保証対象外の行為の為、破損した場合は保証が受けられなくなることがありますので自己責任でお願い致します。

 

 

今回のオーダーはHDグラフィックスでどこまで行けるか?

ということなので各種ベンチはHDグラフィックス4600を使用しています。

 

実際ゲームをやろうという人で、グラフィックボードを積まない人はいるの?

 

っていうのが率直なところでしたが、GPUをオーバークロックすることによって以外に好結果を残してくれることが分かりました。

 

当然K付のCPUなので、オーバークロックをする事によって更に快適なゲーミング環境になっていきます。

 

 オーバークロック

 せっかくK付のCPUなので早速オーバークロックをしてみます。

今回レビューの締め切りがいつもより少し短く、平日休みの私の場合締め切りまでに1回しか休みがないため横着バージョンで設定を詰めていきました。

 

オーバークロックするにあたって色々なアプローチがあるかと思いますが、私の場合は

  1. 定格の電圧をFomula Driveでメモを取り低電圧化して動作するギリギリから少しづつ上げて行く
  2. 定格の電圧を固定したまま、CPU Ratioを上げていって青画面になってしまうラインを見る
  3. 低電圧の下限と定格から青画面になるまでの電圧を等分して、その電圧を中心に盛っていく
  4. Prime95時短バージョンで10分耐えるか調べる
  5. 微調整

というような手順でやっていきます。

 

Prime95時短バージョンは、

 こんな感じで設定します。

 

最初の低電圧化で3.9GHzが0.856Vで、オート電圧固定したところで止まったのが4.5GHでした。

この差を割ると0.54Vだったので、この個体は0.5V前後づつ上がるパターンかなと当たりをつけてみます。

4.8GHzの段階でPrime95で100度近い温度になってしまいましたので、これ以上は殻割りをするか、もっと性能のよいCPUクーらにしないと難しそうなのでテストは4.7GHzくらいまでのデーターを取ることにしました。

 

ベンチスコアー

 

 3DMark FireStrikeを比較してみると、3DMarkスコアーはGPUの能力で上がっていきますが、

Physics Score、Physics TestはCPUの処理能力に依存しますのでオーバークロックをすると

みるみるスコアーが上がっていきます。

 

 4690Kを4.7GHzまでオーバークロックをすると、Physics Score・Physics Testはそれぞれの定格に対して

  • i7-4790Kに対して 81%
  • i7-4790に対して   86%
  • i3-4130に対して194%
  • G3258に対して  283%

となり、格上のCPUに対しては1割弱の数値に近づいて行きます。

 

2014年9月30日現在、i5-4690Kの価格がconeco.netの最安値で 25,680円

  • i7-4790K(35,693円)に対して72%
  • i7-4790(32,833円)に対して78%
  • i3-4130(14,140円)に対して182%
  • G3258(6,739円)に対して381%

G3258以外では、性能差よりも価格差が上回りコストパフォーマンスの高さを示しています。

逆に言うと2コア2スレッドのG3258のコストパフォーマンスが際立っているとも言えますが、

4コア8スレッドの上位機種に迫る性能で、価格が約3分の2に抑えられている事を考えると

オーバークロックが前提になるので静音化や小型化を目指している方以外は選択肢の一つとなりそうなCPUです。

 

その他のベンチマークの傾向も3DMarkと同様ですが、GPUのオーバークロックを行うことによってかなりのスコアーアップが望めました。

よっぽど重いゲーム以外は画質を低品質に下げて、GPUをオーバークロックすればそこそこ快適にゲームが出来そうです。

 

ゲームプレイ 

実際にグラフィックボードなしでゲームをしてみます。

 

タイトルは 【ガンダムオンライン】

無料で遊べて、1年戦争前後の機体を自由に動かして敵を倒す、おじさん胸熱なゲームです。

 

わりと低スペックでも動く軽めのゲームなので、実際低スペックPCでプレイしている人も多いです。

敵陣地を占領して、敵本拠点を破壊するゲームですが、人知の占領方法は陣地を踏むだけなので、開幕スタートからは、敵味方50VS50の徒競争になります。

 

 

3.9GHz HD4600(1200MHz)の動画

SSDの恩恵があっても3.9GHz程度ではスタートダッシュがだいたい10位前後になります。

HD4600も1200MHzの標準設定だと最低画質に設定すればプレイはできますが、

フレームレートが低くて微妙に動作がラグります。

初めからこの状態でプレイしていれば気にならないかもしれませんが、普段グラボを積んでいる状態から比べると向きを変えたりする時にワンテンポ動作が遅いので3D酔いしてしまいそうです。

 

 

4.8GHz HD4600(1600MHz)の動画 

この設定になるとスタートダッシュはだいたい1位になれます。

最低画質に設定していれば、絵が汚いのを除けばほぼ普通にプレイできます。

拠点など爆風が四方八方から飛んでくる場面では若干ラグりますがグラフィックボードなしでも良いかなっていうレベルで遊べますので、たまに無料ゲームをする程度の頻度であれば

4.5GHz前後のオーバークロックとGPUを1600MHz以上にオーバークロックすれば大丈夫そうです。

 

 

 

 今まで内蔵グラフィックをオーバークロックをしたことがありませんでしたが劇的な効果にビックリです。
1200MHzのクロックを1600MHzに上げるので、約30%分性能が上がる代わりに消費電力も30W増えてビックリ!

ゲームタイトルによってはグラフィックボードがなくても十分遊べる事が分かりました。

 

 

エンコード

 今回Bandicamで撮影した動画、約10分のAVIファイル1.92GBを

ムービーメーカーでwindows phone小に圧縮する時間を計測します

 

 

i5-4690K 4.7GHz

AVI(1.92GB)→mp4(86MB) 2分29秒

 

i5-4690K 3.9GHz
AVI(1.92GB)→mp4(86MB) 3分12秒 

 

i7-4790K 4.7GHz
AVI(1.92GB)→mp4(86MB) 2分34秒

 

i7-4790K 4.4GHz
AVI(1.92GB)→mp4(86MB) 2分46秒

 

という結果になりました。

 

面白いのが、MP4への変換ということも関係あるかと思いますが、

4.7GHz同士では5秒 i5-4690Kのほうが速い結果がでました。

スレッド数が倍違くてもほとんど変わらない結果にびっくりです。

 

 

オーバークロックによる消費電力


オーバークロックをすれば消費電力があがるのは仕様がない事ですが、性能向上とトレードオフの関係にあります。
かつかつのオーバークロックでもない限りはC-Stateを効かせてあげれば負荷が掛っていない時は多少エコに動作してくれるので、そこまで気にしなくても良いかもしれません。

私の環境の場合、電気代計算くんで一日2時間のゲームをした場合の計算すると

 

 思っていたよりもオーバークロックをした事による電気代の上昇はゆるやかでした。

 

C-StateをOFFにすると、待機電力も上がりますが、ONにすればかなりの省電力になりますし、

C7対応の電源であればさらにエコにすることが出来そうです。

 

本商品より上位のオーバークロックが出来るCPUとなるとメインストリームではi7-4790Kになる訳ですが、

i5-4690Kの価格がconeco.netの最安値で 25,680円に対してi7-4790Kは35,693円です。

価格差が10,013円になり、オーバークロックをして性能を追いつかそうとした場合に、

4.8GHzで約10年。

 

ゲーム時間を倍の1日4時間とした場合でも約5年分の電気代が価格差になってきます。

 

重量級なゲームや、最上位機種しか持ち楽ない!

って方以外には本商品はかなりのコストパフォーマンスを秘めているといえます。

 

総 評

昨今の最新CPUのなかで、4コア4スレッドのi5-4690Kは中途半端な位置にいるのかもしれません。

たしかに、コア数やスレッド数が多ければ多いほど処理能力が上がって様々な動作が早くなっていきますが、ハイスペックPC以外お断りってタイトルのゲームや、エンコード職人の人など

マニアックな事をしない普通のユーザーには必要充分なCPUと言えるかもしれません。

   

I7-4790Kと約1万円値段差がありますので、ゲーム用途で言えばその分グラフィックボードを少し良いものを買った方が幸せになれそうです。

 

2014-11-04 追記

1ヶ月ちょっとメインで使用しているi7-4790K

と一緒に使っています。

i5-4690Kは4790Kよりエンコードが早かったので、通勤中に車で見るDVDの作成や

子供達用のPCとして使用していますが、キビキビと動いてくれて特に不満もでていません。

 

こちらはグラボなしの運用をしていますが、ちょっと遊ぶ軽いゲーム程度であれば問題ないのでモニターを付け替えるのが面倒な時は4790Kに替えずにそのままこちらのPCを使用してります。

 

その時に買える一番良いCPUが欲しい人以外では、コストパフォーマンスを考えるとi5-4690Kのが良いかもしれませんね

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