レビューメディア「ジグソー」

立ち位置が少々微妙だが、内臓グラフィックはまずまずなCPU♪

第4世代インテルCoreプロセッサー(Devil's Canyon 別名:Haswell Refresh)のCore i5上位モデル。

 

CPUソケットはLGA1150。

BIOSアップデート次第でIntel 8シリーズチップセットでも動作は可能。
私はH81チップセットで使っています。

 

リテールクーラーは、おなじみのプッシュピンタイプ。

私は後ろから挟み込むタイプの方が安心できるので、レコは使ってません(^_^;)

 

マザーボードに設置したところ。

設置方法は今までと変わりありません。

 

PCに組み込んだところ。

今回はMini-ITXマザーボードで、ケースはShuttleキューブベアボーンのものを再利用しています。

 

PCMARK7は4024をマーク。

4コアということを考えれば、まずまずかな。

 

ちなみに3D MARKは588。

オンボードとはいえ、厳しい結果に・・・。

※4790K+Geforce GTX660tiの3D Markは5,383でした。

 ベンチマークではグラボの方が優位なのかな(^_^;)

ーPC構成ー

 

 

ここでは、私が使っているPCとの比較という形でレビューしたいと思います。

 

候補は以下の通り。

第1世代インテルCoreプロセッサー:Intel® Core™ i7-990X+GeForce GTX 660 Ti

第3世代インテルCoreプロセッサー:Intel® Core™ i7-3770

第4世代インテルCoreプロセッサー:Intel® Core™ i5-4690K

いずれのCPUも、プレミアムレビューでいただいたモノです(^_^;)

 

基本スペックは以下の通り。

何というか、最新CPUだけどスペックは厳しいですね。

PCMARKも一番低いですし。

HT非対応でスレッドが4と少ないし、TDPが88Wと高めなのが痛いですね(^_^;)

 

CPU自体の性能比較では厳しそうなので、ここではIntel HD Graphics 4600の内蔵グラフィック機能、とりわけインテル® Media SDKのサポートについて比較していきたいと思います。

 

インテル® Media SDK(以下Media SDK)とは、ビデオ編集や加工・メディア変換・ストリーミングと再生、そしてビデオ会議などのコンシューマーおよびプロフェッショナル向けアプリケーションを開発するためのクロス・プラットフォーム・・・ってことですが、仕組みは良く分かりません(^_^;)

要するに、対応ソフトウェアならより性能を引き出せるってことですね。

 

ここでは私が持ってる対応ソフトウェア「TMPGEnc Video Mastering Works 5」と「TMPGEnc MPEG Smart Renderer 4」で比較を行います。

まずは「TMPGEnc Video Mastering Works 5」。

MP4(H.264)エンコードで、インテル® Media SDKを選択して出力します。

Media SDKはソフト・ハード共に選択できますが、ここではハードを選択。

※対応CPU以外ではハードの項目は出現しません。

ちなみにエンコーダはGeForceのCUDAも選択可能なので、990XはCUDAをエンコーダに設定してます。

30分のTSファイルを10分のH.264ファイルにエンコードしたんですが、結果は一目瞭然。

標準エンコーダでは大差ありませんが、Media SDK有効時は4690Kが圧勝です。

標準時に比べ30%程度の時間で済むのは予想以上!

今回の結果では、CUDAはMedia SDKほど効果的ではないことと、同じ内蔵グラフィックでも4600と4000では性能に差があることが分かりました。

ただ、注意しなければならないのは、MP4(H.264)エンコードでしか使えないってことです。

H.264メインで使っている方なら魅力的だと思いますが、それ以外で使えないのは痛いですね。

ソフトが充実してくればGeForceを凌駕する可能性があるだけに残念!

 

次に「TMPGEnc MPEG Smart Renderer 4」。

このソフトではMedia SDKとCUDAはデコーダとして使用可能。

環境設定でMedia SDK Hardwareをチョイス。

ちなみにMPEG1はMedia SDKは選択不可。(CUDAは選択できましたが)

 

何で比較しようかと考えたんですが、ここでは事前CM検出機能の早さを比較したいと思います。

30分のTSファイルを事前CM検出したんですが、何とも言えない結果ですね(^_^;)

CUDAはそれなりに効果が出てると思うんですが、Media SDKに関しては微妙に悪化してますね。

 

そこでTSファイルではなく、両ソフトのメーカーであるペガシス社が効果的だと宣伝しているH.264ファイルでも試してみました。

30分のH.264ファイルを使用していますが、確かに効果が出てますね、CUDAの方は(笑)

対してMedia SDKは3770は悪化が激しくなってますが、4690Kでは若干効果が出てますが、大差はないですね。

ペガシス社としては環境によって不安定になることがあると警告してますが、相性が悪かったのだろうか・・・。

今後のアップデートでの改善に期待!

 

ー総括ー

「TMPGEnc Video Mastering Works 5」のMP4(H.264)エンコードで、想像以上のスペックを発揮してくれたのには驚きました。

上記でも書きましたが、H.264でのエンコードメインで使っている方には十分選択肢になると思います。

ただ、「TMPGEnc MPEG Smart Renderer 4」でスマートレンダリングメインで使っている私的には、GeforceのCUDAに軍配を上げざるを得ないです。

MP4(H.264)エンコードのような劇的な性能向上が見られれば、わざわざグラフィックボードを別途購入する必要もなくなると思うんですけどね(^_^;)

今後のソフトウェアの充実に期待しています!

 

CPUとしてのスペックとしては、周波数が上でHT有効8スレッドと明らかに性能が上なCore i7-4790KとTDPが同じでは、1万円ほど値段が安いという以外にメリットを見出しづらいCPUです。

※提供していただいて申し訳ないですが・・・(^_^;)

 

Kが付いた倍速ロックフリーモデルですが、オーバークロックではなく、ダウンクロックして低消費電力なPCを目指してみようかな、と思ってます。

コメント (2)

  • きりん太さん

    2014/10/11

    GeforceのCUDAも捨てがたいけど、
    MP4(H.264)エンコードがすごいですね!
  • ryo157さん

    2014/10/11

    ぶっちゃけ、H.264エンコード目当てならグラボなんて買う必要がないですよね(^_^;)

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