レビューメディア「ジグソー」

Macぽいデザイン、外付け高速ディスク

ハードディスクのメーカーであるウエスタンデジタル社の
ポータブルハードディスク「My Passport Pro」をレビューします。

第一印象は、辞書を思い出させるパッケージデザインで、かなり大きいなぁ。

開封して、製品を取り出すと、娘の弁当箱のような箱です。

お弁当箱

公式の弁当箱は、88.5×143.4×44.2mm(幅×奥行き×高さ)/0.72kg
実際にサイズを計測してみました。




今度は、重さも計測です。

小型のファンが付きいているケースになっています。

裏側には、空気の取り入れ口として、無数の穴が開いています。


これで気がついたのですが、Macぽいデザインですね。
(アルミ製ってだけでのイメージです。)


基本的な仕様をまとめると
①インターフェイスはThunderbolt
②2.5インチHDDを2台内蔵
③RAID0とRAID1を付属ツールで選択
④ケースはMacと同じアルミ製
⑤HDS+Journal形式でフォーマット済み
⑥Thunderboltケーブルを巻き付けるようにして持ち運べる
更新: 2014/09/24
My Passport Pro のスピード性能(Thunderbolt × RAID 0) PREMIUM REVIEW

Macなら、やっぱりThunderboltです

「My Passport Pro」は、Thunderbolt(サンダーボルト)のインターフェイス
Windowsでも採用されていますが、Macのインターフェイスって感じですね
データ転送レート(理論値)は、
内蔵ディスクに使用されているSTATの6Gbpsを越えて、10Gbpsです。
ちなみに、USB3.0は、5Gbpsです。

Macでのベンチマークテスト(Blackmagic Disk Speed Test 2.1)を実行してみました。

MacBook Pro (内蔵SSD)の結果

「My Passport Pro」RAID0の結果

「My Passport Pro」RAID1の結果

【参考】Windows用で使用していたUSB3のディスク(5400RPM / 500GB)


ベンチマークテストでは、予想通りの結果が得られました。
「My Passport Pro」では、RAID0設定は、RAID1設定のほぼ2倍
参考でUSB3の外付けディスクのベンチマークの結果を確認すると、
「My Passport Pro」に使用されているディスクの回転数は高くないと想定されます。

Mac (MacBook Pro) で、バックアップと言えば、OS標準の「Time Machine」です。
実は今まで、「Time Machine」を使ったことがないのです。
具体的なバックアップ手順は、アップルのサイトに情報がありました。
http://support.apple.com/kb/ht1427?viewlocale=ja_JP
OSのバージョンアップによって機能が進化しています。

手順通り、「Time Machine」で、バックアップを取得してみました。
最初に、「ディスクを選択」ボタンを押して「My Passport Pro」を選択します。

初回バックアップが開始されます。

バックアップが完了しました。(RAID0で、23:16~23:34、18分でした)

24時間間隔でバックアップが自動的に取得されます。
2回目は、差分バックアップになります。

この結果を見ると、ベンチマークテストとは異なる結果となった。
RAID0構成とRAID0構成のバックアップ時間が10%となり、
思ったよりRAID0の効果が現れなかった。

「My Passport Pro」にファンがついている(写真参照)のですが、
バックアップ中でも、ファンが回っていませんでした。
と言うか、一度も回っているところを見ていない・・・
いつ回るんだろう?(もしかして、壊れているということはないと思うけど)
更新: 2014/09/24
My Passport Pro の携帯性と活用術 PREMIUM REVIEW

Macのバックアップ「Time Machine」には、「My Passport Pro」がいいんです

「My Passport Pro」は、付属ツール(ユーティリティ)を使用することで、
用途に合わせてモードをRAID0とRAID1に切り替えることが可能です。


RAID0とは、データをブロック単位に分割し、
複数のディスクにわたって分散してデータを記録します。
分散されたデータに同時に並行してアクセスできるため、アクセスが高速になります。
ただし、単純にデータが分散しているだけなので、
故障時にデータを再生成する機能はありません。
従って、ディスクが1台でも故障するとデータの読み書きができなくなります。


RAID1とは、データを2台のディスクに同時にデータを記録します。
アクセス速度の向上はありませんが、ディスク2台が同時に故障しない限り、
一方のディスクが故障しても、もう一方のディスクからデータを読み書きすることができます。
ただし、ディスクの容量全体のうち、半分しか実際には使えないので、
コストパフォーマンスは劣ります。


まとめると、「My Passport Pro」4TBの場合


私が「My Passport Pro」をお勧めする理由は、ミラーリング構成になります。
大事なデータを2重化してデータを保管することができます。
OS標準で付属している「Time Machine」と組み合わせれば、
高速に、定期的に、自動的に、システムバックアップに安心して使用できる
信頼性が重視されるバックアップ用途に、
個人だけでなく、仕事での使用にお勧めできます。

コメント (2)

  • takashiさん

    2014/09/24

    思った以上にカッコイイですねw
    そう思うと余計に欲しくなります。 だって性能良しかつカッコイイんだもんw

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