このたび、「Lenovo Miix2 8」のレビューをさせて頂くことになりました。
私は、以前プレミアムレビューで、
「ASUS Fonepad ME371MG」をレビューさせて頂きました。その後、仕事とプライベートに活用させて頂いております。今回のレビューは仕事での使用とプライベートの使用の2つのカテゴリーでレビューしていきたいと思います。
「Miix2 8」と「Fonepad」の性能比較
まずは、性能比較です。
2点のスペックは以下の通りです。
【ASUS Fonepad ME371MG】
・OS Android™ 4.1.2
・CPU インテル® Atom™ プロセッサー Z2420 1.2GHz(デュアルコア)
・RAM LPDDR2メモリ 1GB
・液晶 800×1,280ドット 7型ワイドIPS LED液晶
・パネル 静電容量方式10点マルチタッチ・スクリーン
・GPU PowerVR SGX540
・カメラ 前面:120 万画素、背面:300 万画素
・内臓ストレージ eMMC 8GB
・IEEE802.11b/g/n、Bluetooth 3.0
・バッテリー駆動時間 約11.5時間(Wi-Fi通信時)
・バッテリー駆動時間 約9.5時間(モバイル通信時)
・重量 約340g
・薄さ 10.4mm
【Lenovo Miix 2 8】
・OS Windows 8.1(update1へアップデート済)
・CPU インテル® Atom™ プロセッサー Z3740(クアッドコア)
1.33GHz(インテル® バースト・テクノロジー対応、バースト周波数:1.86GHz)
・RAM LPDDR3メモリ 2GB
・液晶 8.0型HD IPSパネル(800×1,280ドット)
・パネル マルチタッチパネル(10点)
・GPU Intel HD Graphics
・内臓ストレージ 64GB
・カメラ 前面:200 万画素、背面:500 万画素
・802.11a/b/g/n ワイヤレスLAN (WiFi準拠)、Bluetooth 4.0
・バッテリー駆動時間 約10時間
・重量 約350g
・薄さ 8.35mm
【サイズの比較】
サイズ的には1インチの差なので見た目の大きさほとんど変わりません。
薄さもほとんど変わりません。これも見た目はほとんど変わりないですね。
重さは1インチ大きい、「Miix2 8」の方が10gほど重いですが、個人的には気にならない重さです。以上のことから7インチと8インチタブレットの大きさの差はあまりないと感じました。
【性能の比較】
デュアルコアの「FonePad」とクアッドコア「Miix2 8」RAM容量も1GBと2GBですから、OSは違えど「Miix2 8」の方がサクサク動きました。発売時期が数か月しか違いませんが、性能の差は歴然でした。
「Miix 2 8」の詳細
「FonePad」との比較とともに、「Miix2 8」仕様を動画でレビューしてみました。
右側にすべてのインターフェイスが集約されているので、左手で持ちながら操作する場合、電源とボリュームの調整の操作が人差し指と中指で動かせるので使いやすいです。SDカードの出し入れ、USBのケーブルの接続、充電も右手で簡単に出来ます。タブレットの操作のことを考えた設計だと思います。
フラッシュメモリの容量は、64GBですが実際使える容量は約32GB程度です。これだけあればとりあえずは十分だと思います。SDカードスロットはありますが、ここに32GBや64GBのカードを導入してもプログラムはあまりこちらには導入したくはないですね・・・。
フラッシュメモリのベンチマークの結果です。HDDよりは速いという程度でしょうか。
Windows エクスペリエンス インデックスです。グラフィック系が足を引っ張ってますね。
ビジネスシーンでの活用
私の場合、「Fonepad」では主に、仕事用で「NoteAnytime」を手帳代わりに使用していました。
Windows版アプリがあるので、今後とも活用していきます。今回注目したいのが、プリインストールのOFFICE2013のアプリケーション「One Note 2013」です。
「NoteAnytime」はPDFデータを読み込んで、手書きで書き込みが出来ます。しかし、android版・Windows版共にPDFへの書き出しができません。(iOS版のみ可能。)そのため、この点が非常に不便でした。私は、印刷会社へ勤務しています。印刷物の校正のやりとりにPDFを使う機会が多いのです。なんとかPDFを手書き入力が出来、書き出しができれば、校正のやりとりが便利に・・・。
そこで登場するのが、「One Note 2013」なのです。
このソフトでは、PDFの読み込みができ、さらに書き出しも可能なのです。
レビュー用に、ジグソー様のあいさつ文をスキャナで読み込みPDF化したものを、「One Note2013」で読み込み、手書きの赤色で校正を入れます。
後はPDFでエキスポートすれば、手書き校正の入ったPDFファイルが完成します。
手書きの校正の入ったPDFファイルが完成しました。
校正中の印刷物の校正PDFファイルとタブレットがあれば、外出先でも校正のやり取りができます。非常に便利です。
RAWデータを現像してみる。
今回、私が一番したかったこと。それは、RAWデータの現像ができないかということです。「Miix2 8」ではWindowsのアプリケーションが使えます。コンパクトなタブレットでRAWデータの現像が出来れば、撮影後すぐに現像が出来るわけです。
「NIKON D80」で撮影したRAWデータを「CaptureNX2」を使って現像してみます。
動画を見て頂くとわかるのですが、RAWデータの現像は出来ました。やや操作にもたつきがあるのは、私がWinタブ操作に慣れていない点です。
この写真が現像した写真です。動作的にはもたつくようなことはなかったので、RAWデータの現像に使うことができると思いました。「D80」事態が旧モデルの機種ですが、現在の初心者向けデジタル一眼レフの最新モデルでも十分対応できるのではないでしょうか。
また、「ViewNX2」を使うことでフォトストレージ・フォトビュアーにも出来ると思います。撮影のお供に持っていけるタブレットPCだと感じます。
総 評
個人的には完成度の高い端末だと感じました。大きさも8インチというサイズは片手で持てます。持ち運びにも便利です。さらにRAWデータに編集といった高度な作業も可能なので、スペック的にもタブレットPCとしてはハイスペックだと思います。
気になる点は、無線LANの感度です。「Fonepad」を会社で使用していた際は、会社の向かい側の店舗で「docomoWIFI」のサービスを提供しており利用していました。この時は電波はそこそこ良かったのです。しかし、「Miix2 8」ではあまり感度が良くありませんでした。(通信が切れたり、最初の接続がうまくいかないなど。)
到着から1週間以内でのレビューのため、さわっているうちに他にもやりたいことがたくさん出てきました。それだけ、「Miix2 8」は魅力ある楽しい端末です。これからも定期的にレビューは進めていきたいと思います。
ブルーレイの再生が可能か試してみる。
ブルーレイドライブを接続して、録画したテレビ番組を再生できるがどうか試してみました。
結果は、再生可能です。コマ落ちせずに再生できます。ただし、USBのバスパワー供給では、再生出来ませんでした。「取り出し」の表示が出たり、「この形式はサポートしていません。」と表示されます。ACアダプタを接続しないと再生できませんでした。バスパワー供給で再生できるならタブレットで再生する意味はあると感じますが、ACアダプタ接続では持ち運びには不便です。
ちなみに、バスパワー供給ではソフトのインストールは可能でした。ブルーレイ再生では電力の消費が激しいことがわかりました。
ブルーレイ再生は出来ましたが、音響に関してはモノラルスピーカーなので音質は悪いです。
【2014年5月21日更新】
出張先で使ってみました。
仕事で県外出張があり、使ってみることにしました。
新幹線車内で使ってみました。丁度、本日中に提出する資料があり、Excelで作成してみました。夕方にすぐ出さないといけない資料のため、車内で作成することが出来、非常に助かりました。
キーボードを表示させても、Excelのセルも標準のサイズで9セルまで表示できるので、キーボードなしでも十分資料作成は出来るかなと思います。しかし、セルの選択や設定など、細かい作業をする際には、スタイラスペンは必須ですね。
私は、「BanbooStylus」を活用しています。
タブレットPCでOfficeが使えると、外出の際に非常に便利だと感じました。ノートパソコンで作業をしている方はよく見かけますが、タブレットPCにコンパクトなbluetoothキーボードでも仕事ができる環境になってしまうので、今後、タブレットPCで作業する方が増えるのではないでしょうか。また、タッチキーボードだとタッチの音がしないので、迷惑にならない点も利点だと思います。
【2014年5月24日更新】
デスクトップ型環境を構築してみました。
家にある、余っている機材でデスクトップ環境を構築してみました。
使用するのは、
すべてUSB接続の機器なので、「AppleProKeybord」を「Lenovo miix2 8」に直接接続し、「LOGICOOL T620」のレシーバーを左右のUSBのハブに接続します。そうすることで、USBハブを別途用意する必要がなくなります。
液晶パネルを破損させてしまいました。
先日、アスファルトに「miix2 8」を縦の状態で落下させてしまいました。
右下の再度のフレームに傷が付、さらにそこからパネルにヒビが入りました・・・。
そのため、パネルが全く反応しなくなりました・・・。
パネルの修理をメーカーの頼んだ場合、明らかに、本体価格より高くつくことが想定されます。
修理業者で修理可能なところを探したところ、一か所発見し、修理を依頼しました。
修理価格は、本体購入金額よりも安かったです。(ほぼ、液晶パネルの部品代でした。)
修理期間も約2週間でした。(パネルの調達時間がかかるようです。)
液晶パネル部分は新品になりました。(当たり前ですが。)
ちゃんと液晶パネルも反応します。
フレームはそのままキズのついたままです。
今後は落下させないようにします。
パネル部分に影響ないところに落下した場合だと大丈夫かと思いますが、
パネル部分は精密機械なので、落としたらすぐ壊れるんだと改めて認識しました。
タブレットの大きさであれば、落下させることはあまり無いかと思いますが、
スマートフォンに関しては気を付けないといけないですね。
【2014年11月19日更新】
steamホームストリーミングを試してみました。
miix2 8を使って「steam ホームストリーミング」を試してみました。
ホームネットワークを通して、家庭内のハイエンドゲーミングPC から他のデバイスへ映像と音が送信する方法で、リモートでゲームが出来るシステムのようです。
VAIO→miix2 8へワイヤレス送信してみることにします。
VAIOとmiix2 8でsteamを起動し、同じログイン名でログインします。
ホームストリーミングからデバイスのステータスが接続しましたになればOKです。
その後、miix2 8側でゲームを起動すると「プレイ」ボタンが「ストリーミング」になります。
このボタンをクリックすると、VAIOとmiix2 8でゲームが起動します。
無事起動し、ゲームをすることが出来ました。
しかし、ややもたつくことがあります。
無線ルーターの速度が遅いのか、設定の問題なのか・・・。ゲームはすることが出来るのでまずは問題は無いのですが、いろいろと検証してみる必要があると感じました。
この2作品はゲームをすることが出来ました。(たまにややもたつくことがある。)
ラストレムナントはmiix2 8上では画面がブラックのまま映りませんでした。
今度は、液晶に乱れが出てしまいました。
Windows10がリリースされた7月29日、突然、液晶の画面に乱れが発生してしまいました。
Windows10を導入予定でしたのでかなりのショックです。これを修理するとしても、メーカーで無く専門業者に頼んでも23,000円は確実にかかると思うので、修理は断念することにします。
そのため、ミラーキャストでワイヤレスディスプレイを試みて据え置きPCとして使おうと思いましたが・・・。
認識はするものの、接続でエラー連発で表示できない・・・。
Win10にしたらつながるかなと思いつつ、復帰できない状況になりました。
仕事でもプライベートでもかなり使えるタブレットだったので非常に残念です。
ところが・・・。
長男が、youtubeの再生で使用していたら、いつの間にか復活。今は、
長男のマインクラフト用のゲームマシンになってしまいました。ただ、また起こりそうな気がしています・・・。
KAOさん
2014/05/18
Miix28、気軽に持ち出せて使い勝手よさそうですね。スマホでの物足りなさをカバーしてくれそうです。(*´ー`*)
takamizuさん
2014/05/18
Windows8.1タブレットPCがこんなに便利なものだと感じさせられました。
レビュー期間が1週間程度でしたので、今後もレビュー内容は追記していくつもりです。
とーさんさん
2014/09/03
「文章校正にも使える」と評価してることを考えると
「Miix2 8は」かなりのレベルに達してることを想像します。
レビューお疲れ様でした。
takamizuさん
2014/09/03
文章校正のやり方は、iPadユーザーの制作会社の社長さんに教えてもらい、Windowsでの環境を検証してみた形でした。
「Miix 28」であれば、ビジネスユースにもプライベートにも十分利用できるツールですね。
仕事の資料関連のほとんどは、「Miix2 8」につっこんでますね。