レビューメディア「ジグソー」

タッチだけでなくペン操作までできる欲張りタブレット!

Bamboo Padが手元に届きましたので早速レビューしていきたいと思います。Bamboo PadはあのIntuosで有名なWacom製のタッチパッドですが筆圧感知式のタッチペンも付属しており2種類の使い方ができる凄腕のタッチパッドになっています。

 

■製品ページ

Wacom | 高性能タッチパッド Bamboo Pad, wireless

 

Windows8だけでなく7、Macのジェスチャー操作に対応しています。我が家にはWindows8としては8インチタブレットのLenovo Miix 2 8がWindows7はASUS A52Nがありますのでそれぞれでの操作感をレビューしたいと思います。

 

□パッケージレビュー

きれいなブルーのパッケージで日本語はなく、ワールドワイドに販売される製品であることを感じさせます。

蓋を開けると下箱の側面にはジェスチャーをあらわしたイラストが描かれていてカワイイですw

 

最近の製品らしく詳細なマニュアルはなくクイックスタートガイドのみが付属。全世界共通のマニュアルなのでいろんな言語が書いてあって見づらいです。

日本語のみのわかりやすいジェスチャーガイドは下記よりダウンロードできます。

Bamboo Padはどのようなタッチジェスチャーができますか? | Wacom

 

□本体レビュー

私の手元に届いたのは鮮やかブルーのBamboo Padでした。タッチパッド部は水平、下部中央には左右クリック用のボタンが1つだけついてます。

上部は傾斜になっていて裏側は電池Box(単4×2が付属)とUSBレシーバーの収納場所になっています。

右側面にタッチペンが収納できます。

左側面には電源ボタンではなくスライドスイッチ。丸いのでてっきりボタンと思って押してしまいましたw。スイッチの近くにLEDがありON持にはBlue、電池切れが近いとRedに光るそうです。

USBレシーバーはでっぱりがかなり少ないタイプ(手前)です。青いLEDがついたレシーバー(奥)はBluetoothレシーバーなんですが2倍は出ています。

 

Wacomといえばプロユースのペンタブレットメーカーで最近ではタブレットにもタッチパネル技術を提供している最先端企業という印象ですが、それを感じさせないほど親しみやすいデザインで誰にでも受け入れられそうです。ロジクールやエレコムにも同様の製品はありますが、筆圧感知式のペンで差別化してきたところがWacomらしいです。

 

ということで、まずは製品自体のレビューをお届けしました。次はBamboo Padを実際に使ってみての感想を書いてみたいと思います。

更新: 2014/05/10
Bamboo Pad の操作感 PREMIUM REVIEW

マウスでできないジェスチャーも手書き入力もBamboo Padなら一台でできちゃう!

 

□Winows8/7での操作感

まずは、Windows8のMiix 2 8で使ってみたいと思います。自分のMiix 2 8は純正キーボードW608をつけているのでノートPC的になっています。

Miix 2 8にはフルサイズのUSB端子がないのでmicroUSB⇒USB変換ケーブルを使ってUSBレシーバーを接続します。不格好ですがしかたありません。microUSBなレシーバーやBluetoothに対応してほしいところです。

ワイヤレスですがレシーバーとのペアリング操作は不要なのでUSBレシーバーを指して本体の電源をいれればすぐに使えます。

□指での操作レビュー

Miix 2 8はタッチパネルですが、Bamboo Padのみで操作してみます。

Web上にある操作ガイドを見る限り最大4本の指での操作に対応しているようですが4本操作ができるのはMacだけでWindowsは3本まででした。

Windows8は画面の4辺からスワイプすることでチャームをだしたり、アプリを切り替えたりアプリメニューを出したりできますが、マウスとは違ってこのBamboo Padではタッチパネルと同じ操作ができストレスなく操作できました。

もちろん、指をはなしたり近づけたりすればタッチパネルと同じようにズーム操作ができます。この操作は普通のマウスじゃできない操作で直感的に使えるのでうれしいです。

特にMiix 2 8のような8インチタブレットだとデスクトップでは小さいボタンをタッチ操作でするのは至難の業なわけですが、Bamboo Padならばマウス同様にマウスカーソルで操作できるので問題なし。

タッチパネル搭載機でもデスクトップモードでは便利に使えますね。

ちなみにボタンの位置より下(ミドリのテープより下)は反応しない領域なのでこの部分に手のひらが当たっても大丈夫です。

Windows7のASUS A52Nでも使ってみました。ブラウザの上下だけでなくWindows7でもピンチインピンチアウトができるのは驚きました(知らなかった)。標準で搭載されてるタッチパッドは二本指での上下しかできなかったので、これだけでもBamboo Padを使う理由になりますし、Miix 2 8でのWindows 8での使い勝手を考えるとタッチパネルがないノートPCでもこのタッチパッドがあればタッチパネル搭載機と同じように使える気がしてきました。これは大きな収穫です。

□ペンでの操作

続いて、Bamboo Padならではの機能として感圧式のペンが付属していることがありますがこちらは指での操作と全く違う動きをするのでびっくりしました。

まずは、ペンでの動作範囲は指での動作可能範囲と異なってピンクのテープの中になります。

指での操作での場合はマウス同様にマウスカーソルを指で動かす感じですが、ペンを使用する場合はペンの位置に画面上のマウスカーソルが移動するという逆の動きをします。

そうなると、いきなりペン先をPadの上に置くと突然カーソルが移動したり、うっかりアイコンやボタンを押したり、手書きなら変なところに線が描かれたりとなってしまいますがその辺も考えられていてペン先が空中(高さ2㎝程度まで)にある状態でもカーソル移動ができるようになっているので空中でカーソルを目的の位置に移動してからPadに触れて操作するというのが基本になるようです。

気をつけたいのがペンを持ちつつ指で操作したい場合です。この場合、上の画像のようにしっかりとペン先を上にあげて指で操作しないとペン操作と指操作が喧嘩してしまってカーソルが暴れまくりますw

ペンタブレットを使ったことがないのでこの動きには最初戸惑いましたが、Wacomがこのような動きを採用しているということは手書き文字やイラストを描いたりするにはこの方がいいんでしょうねぇ~。

ということで、実際のペンでの使い心地は次のOfficeでの使い勝手の時に紹介したいと思います。

 

更新: 2014/05/10
Bamboo Pad のOfficeソフト活用法 PREMIUM REVIEW

Office文書に手書き追加で表現力豊かに!筆圧感知でイラストも漢字の止め跳ねもばっちり。

MicroSoftのOffice2013 Home & Business(Miix 2 8)とOneNoteを使ってOfficeでの使い勝手を検証してみたいと思います。

 

□OneNote

Officeで手書きといえばOneNoteということで早速アプリをダウンロードして使ってみました。上の画像は一番太いペンで描いたものですが、ペン先にかける力の強弱だけで細い線から太い線まで自由に調整できます。漢字の止め跳ねだってできてしまうのは凄いですね。

Bamboo Padのペンは1ボタン付きですが、後ろに消しゴム機能がついてないのが残念。

 

□Word

恥ずかしながら、Officeは会社が長くOffice2000を基本にしていたので最新のOfficeの機能が分かりません。そして、手書きが追加できるのは今回のBamboo Padで初めてしりました。今回Miix 2 8のWordを立ち上げて「タッチ」というタブがあるのに気付きました。ここに手書きメニューがありました。手書きは文字列に関係なく書けるのでいろいろ使えそうです。

 

□PowerPoint

プレゼンテーションでのBamboo Padの活用ですがWordと同様にタッチメニューで自由に手書き文字やイラストを追加できるので資料に一味違った印象を与えられますね。

 

また、プレゼンテーションモードではタップでページ送りができるのはマウスと同じですが、左下にカーソルを持ってくれば、手書きメニューが出てくるのでプレゼンしながら資料に手書きを追加できます。

 

言葉で説明が難しいものや、特に強調したい項目などをその場でペンを使って線を引いたり○で囲んだりと動きのあるプレゼンテーションが可能だと感じました。

 

この手書き入力機能はデジタルインク機能というようでOffice2007から搭載されているようです。練習は必要でしょうけど、プレゼンをBamboo Padを使ってやってみたくなりますw

 

□まとめ

最後にBamboo Padの全体についての感想ですが、なんといっても筆圧感知式のペンが使えることが最大の魅力ですね。ジェスチャー機能についてもタッチパネルと同様に使えます。カーソルが表示される分、デスクトップモードで小さいボタンなどをクリックはしやすくなります。

ペンタブレットとしてはWacomの上位のペンタブレットほどではないとは思いますが、ペンタブレットを使ったことのない自分にとっては十分刺激的な体験でした。絵心があればイラストを描きたいぐらいです。

 

子供にOneNoteでBamboo Padを触らせてみましたけどパソコンで筆ペンのように文字や絵が描けることが相当衝撃的だったようでしばらくいろいろ描いて楽しんでいました。

 

Officeではデジタルペンの機能は別のレイヤーで処理されているようで、文章と紐づけされる図形描画ツールとは違って紙の上に書くような感じで書けるのは便利ですね。新しい体験でした。

 

エレコムのタッチパッドが安いのでタッチパッドとしてはBamboo Padは高く感じますが、ペンタブレットとしても使えることにメリットを感じられれば十分安い価格だと思いました。

 

以上でWacomのBamboo Padのレビューを終わりますありがとうございました。

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