初めまして、ZIGSOWレビューに二年ぶりに戻ってきましたkeiです。
今回は、2011年度に発売されたASUSの旧製品「UX21E」と現行の本レビュー製品「LB-L471X2」を比較していこうというレビューです。
どうぞ最後まで見てくださいましたら幸いです。
では・・・レビュー開始!
1stインプレッション!
第一印象は?
開けてびっくり玉手箱!最初はそんな印象。
久方ぶりのUltraBookだったので結構ドキドキしながら開封。
初期起動時、タッチパネルの精度の良さにびっくり!
特段キャリブレーションも必要なく使用できるため初めてWindows8.1を使用する初心者にも優しい設計してるなぁ・・・と感じました。
スペックは?
上記写真がスペックとなります。
今回比較対象として登場する3年前のUltraBookも載せてみました。
両者を見てまず気が付くことは、SSDの容量の増加。
3年前64GB程度が標準だった時代が、現在では500GBを標準搭載、いい時代になったものです。
インターフェイスは?
両側面には上記写真の通り
USB 3.0 x1
USB 2.0×1
HDMI×1
headphone/micCombo jack×1
有線LAN 1000Base-T/100Base-TX/10BASE-Tx1
を搭載しており、非常にバランスのとれたインターフェイスを展開していることがうかがえます。
見た目の数値的なスペックにも相当差がああることがわかります。
また「Intel Core i7-4500U」、「10点タッチパネル」を採用していること、
連続使用時間が11時間以上とまさにモバイルするにふさわしいスペックが非常に頼もしいです。
付属品
上記写真が付属品一式になります。 付属品を見てまず思ったのがOSのDVDがなぃ・・・!
これは標準搭載されているSSDの中に「DtoD」領域がありDVDなしでリカバリーできるから。 余計なものがついていない分エコですな・・・
次に着目したのは引っ越しツールが標準搭載されていたこと。
前のPCからのデータ移動は結構な時間がかかってしまうもの、そういったストレスを解消するために引っ越しツールが付属されているのは とても素晴らしい。
こういったところは、マウスコンピュータのユーザーに対しての配慮が素晴らしい一面だなと感じました。
デザイン性
少し彩度を落としたホワイトが「印象的」なカラーリング 。全てがフラットではなく、角や側面部に少し丸みを加えたフォルムがやわらかい質感を与えてくれます。 打鍵も押しやすく、PC全体の柔らかさがキータッチも伝わってくるようです。
とにもかくにも、デザイン性はやわらかく、丸みならではゆったり感・・・ゆとりを使う人に与えてくれるカタチだと感じました。
初期設定
OSの初期設定についての説明を行います。
○手順○
1.PCを起動すると・・・ MOUSECOMPUTERのマークが表示されます。
2.「ライセンス条項」を「同意」します。
3.「パーソナル設定」を「基本操作画面での基本配色」を選択し「PC名」を記載します。
4.Wifiがある場合「オンラインに接続」するためのネットワークを選択します。
●5~8までの項目は、特段いじる必要性がないので、特殊な設定がいらない方はそのままの状態で「次へ」押していき項目9まで進みましょう。 5.「PC全体の基本設定」を「手動」もしくは「自動」で行うかの選択をします。 ※ここでは「自分で設定」をするを選択し次の説明に移らさせていただきます。
6.ドライバー関連の「Update」があった場合の自動更新の有無、「PCとプライバシーを保護する」ための設定項目のオン、オフを設定します。
7.「エラーが起きた時」や「エクスプローラーの互換性について」項目のオン、オフ。及び製品品質向上のため「マイクロソフトへのエラーメッセージ」送信の許可の有無を選択します
8.他のアプリケーションと連動や共有に関する取り決めをオン、オフで設定します。
9.「使用するアカウントを登録」します。
ここまでで、初期設定は完了となります。これを見ながら設定している方はお疲れ様でした。
~~ここからは、今回のメインイベント!~~
両社PCを比較
その1:Windowsエクスペリエンスインデックスの場合
※Windows8.1上ではWindowsエクスペリエンスインデックスを表示することができません。 そこで「WIN SCORE SHARE」と呼ばれるソフトウェアにて「Windowsエクスペリエンスインデックス」を表示させました。
では、写真を見てみよう。
Windwos7とWindows8.1は、Windowsエクスペリエンスインデックスの上限値に違いがあるため明確な比較を述べることは できないため参考程度に見ていただきたい。
各スコアともお互い健闘した数字を出している。
CPUとHDDに着目してみよう。
本レビュー対象のCPUは低電圧版にもかかわらず「7.1」というスコアをたたき出しており現行世代の優秀差がわかる。HDDも、驚異的な数字「8.1」というスコアを出しており現行世代の進化が十二分に数値に表れてている。
その2:CrystalDiskMarkの場合
次に参照したのはHDDの性能速度の向上。
こちらは明確な進化の差が出たため、注意してみていただきたい。
今回は「CrystalDiskMark」を使用し100Mと1000MBサイズのファイルの読み書きをそれぞれ5回ずつ行いどの程度の差がでたかを検証してみようと思う。
本レビューに搭載されているSSDはLuvBookSAMSUNGの「840 EVO m-sata 500GB」、比較対象であるUX21Eには「San Disk U100 64GB」がそれぞれ搭載されている。
早速ベンチマークを回し、Seqを見るとリードライトともに「840 EVO m-sata 500GB」が大幅に「San Disk U100 64GB」を凌駕していることがわかる。
とくにWriteに関しては2.65倍もの差がついており かなりの速度差があることがうかがえる。
次に512k、4K、4KQ32をそれぞれ見るとその速度差はSSDが大幅な進化を遂げたといっても過言ではないほどの数値差が開いていることがわかる。
どのラインでも最低ダブルスコア近く最大で20倍近いスコアをつけており、歴然たるSSDの製品向上が垣間見えるベンチ差である。
ASUSのこのノートが販売された2011年から3年、現在標準であるSSD製品とそれを標準搭載するULTRABOOKの進化が皆さんにもご理解いただけたかと思います。
その3:ドラクエベンチマーク及びPSO2の場合 内蔵GPUはどの程度進化したのか?
この章では、比較的軽いゲームPSO2とドラゴンクエストXのベンチマークを其々二機種にこなしてもらいその差を比較していこうというものです。
2014年現在のintelオンボードGPUが、2011年時のintelのオンボードGPUからどこまで進化を遂げたか、今後VGA専用に他社のGPUをつまなくてもよくなっているのか・・・
そういったことも含め皆さんと検証していきたいと思います。
では、まず各々に搭載されているオンボードVGAの種類を見ていきましょう。
今回のレビュー対象であるLuvbookに搭載されているオンボードGPUは「インテルR HD グラフィックス 4400 」。
対して比較対象であるUX21Eには「インテルR HD グラフィックス 3000」が搭載されています。
まずはドラクエベンチマークが乗っている写真を見てみましょう。
「インテルR HD グラフィックス 4400」を搭載した本レビューノートPCが「評価:普通 スコア3792」という数値をたたき出しているのに対し、比較対象であるUX21Eは「評価:やや低い スコア2436」という低スペックな数字を出すことしかかないませんでした。
一般的なネットゲームならばグラフィックをLOWにすれば普通にゲームもできそうですね。
次にPSO2のベンチマークを検証してみましょう。
Luvbookでのスコアは「1291]対して、比較対象であるUX21Eは「364」しかスコアをだすことができませんでした。 当然プレイをできるレベルのスコアではありませんが、数値にしておよそ3倍強の差を確認することができました。
この二つのベンチマークからわかることは、3年前のオンボードVGAではできなかったことが今着実にできるようになり、かつ3Dを使用したネットワークゲームも徐々にではあるがグラフィック専用のチップを積まずに遊ぶことができるようになっていっていきていることが 、今回の検証から導き出される。
その4:PerformanceTestの場合
最後に「PerformanceTest」という細かな総合数値を計測するツールを使用し、今回のレビュー対象と比較対象がデスクトップのどのあたりにあたる製品なのか見ていこうと思います。
このベンチマークはテスト項目に「CPU Mark」・「2D Graphics Mark」・「3D Graphics Mark」・「Memory Mark」・「Disk Mark」・「PassMark Rating」の6項目で検証結果がはじき出されます。
ちなみに狙いとしては、ULTRABOOKの進化がどこまでデスクトップに近づいたかを実際の数値から捉え、今見てくださっている方々が「自分の古いPCと同じスペックのものをノートパソコンで持ち歩けるんだ」、という実感を感じていただけたらと・・・
○「CPU Mark」の比較
今回のレビュー対象であるLuvBookのCPUは「Intel Core i7-4500U」・対して比較対象のUX21EのCPUは「intel Core i7 2677M 」を搭載しています。
ベンチマークを回してみると前者は「4061」 、対して比較対象の後者は「3423」という結果に。 20%弱、旧世代のCPUより早くなっていることがわかります。
またデスクトップCPUとして比較すると「Phenom2 X4 955」相当の実力があることがわかりました。 決して新世代のデスクトップPcには及びません。3~4年前のデスクトップCPUをノートパソコンに格納して気軽に・・かつ低消費電力常に驚くべき進化といえるでしょう。
○「Graphics Mark」の比較
※このベンチマークには2Dと3Dがあります。
さっそく各々のスコアを見ていきましょう。
>>2D比較
2Dグラフィックの性能結果はとても面白い数値をたたき出しています。
それはお互いの結果が「515」、まったく同等のスコアだということ。
昨今2Dを使用するプログラムがへったことや、ウィンドウズAEROなどの機能が3Dを使用するため2D描画へチカラを入れる必要がなくなったからかもしれません。
>>3D比較
レビュー対象のスコアを見てみると、スコアは「553」デスクトップのVGAカード、GT630より若干ですが高スコアをたたき出しています。
対して比較対象のUX21Eは「256.1」というスコアでした。
3DオンボードGPUの性能は3年前の旧世代に比べは倍近くの性能を発揮できる進化を遂げていることがわかりました。
○「Memory Mark」の場合
LubBookのメモリは「DDR3-1600 8 GB」、比較対象は「DDR3-1333 4 GB」。
両方ともシングルチャンネルでの動作です。
スコアを参照してみると前者は「1697」・後者は「1571」。
実装メモリ量と周波数が270mhzほど現行製品より早いためそれに見合うスコア差がでているのがわかります。
この辺りはメモリを多く必要とするアプリケーションを使用しないとあまり差を実感することはないかと思います。
○「Disk Mark」の場合
先のベンチマークと同様、SSDの進化の差がはっきりと数値化される結果がでました。
現行SSDをつんだレビュー対象PCは「4599」という非常にハイスコアをたたき出し、比較対象である2011年モデルのウルトラブックは「1310」というベンチマークを・・・ この結果、やはり現行世代のSSDを詰んだウルトラブックは、旧世代に比べ大幅なファイル・データ・OS起動の速度向上がなされていることがわかります。
○「PassMark Rating」の場合
最後に総合スコアを比較してみましょう。
LuvBookは「2049」、UX21Eは「1311」というスコアが出ました。
この総合的結果を見るに3年前から50%超の向上が見受けられます。
これは、すべてのPCパーツが着実な進化を遂げ、旧世代を凌駕する製品が現行世代のULTRABOOKに搭載されているということにもつながる結果と言えるでしょう。
重さ・連続使用可能時間・持ち運びに関して
○重さ・連続使用可能時間
ZENBOOK UX21E UX21E-KX064の質量は1.1kgに対しLuvBookL LB-L471X2は1.81KGと65%増し。 公称値を見るに意外にも重さの差があることがわかる。
しかしながら比較対象が11.6型モニターに対し、14型かつ10点タッチが可能な液晶を搭載していることや、バッテリーもちが11.6時間とモバイル可能な時間を2倍以上有していることを鑑みるとさほど大きな差ともいえないかもしれません。
ちなみに、ZENBOOKは500ml缶約2本分。LuvBookは500ml缶3本+350ml缶1本弱。 身近なものに例えると、ノーパソって元々の質量が結構多いことがわかりますね・・・
持ち運びに関して
14インチサイズの中でも持ちやすい部類に入る製品とかんじました。 何よりも、UltraBookならではの薄さが持ち運びやすさに好印象を与えています。
また、新旧2製品を持ち運びやすいかも検証をしてみました。
今回のノートのサイズは14インチ、対して比較級製品のサイズは11.6インチ。
一週間持ち運んでみましたがが、やはり小さいほうが持ち運びやすい。 こればかりは比較物の重さとサイズが違うため致し方ないこと・・・かな。
通常レビュー以外でのやってみたかった事
・3年前から正当な進化を遂げているであろうこの新製品、どのような場所やシーン、用途で使ったら一番良いのかを考察。
標準ソフト以外に、仕事用のOffie2010、ADdobe Creative Suite Standardをメインにインストールを行い仕事、プライベートで使ってみました。
○仕事先の打ち合わせにて
仕事先の法人へ持って行ってみました。ベーシックな白色を採用しているのであまり意識をせずにビジネス用途でも使用することは可能かと思います。
ただ、いかんせん同じPCが並んだ部屋にデザイン性の高いPCが紛れ込むわけで、やはりまじまじと見ると少し違和感がありますね・・・
○WebTVの打ち合わせにて
WebTVの打ち合わせに、もって行ってみました。周りもデザイン性の高いPCを皆持ってきているので、浮くこともなくすんなり溶け込むようにフィットしていました。
また、タッチパネルも秀逸で全体に説明するときタッチパネルを直感で扱うことができ、自分がブラインドにならずにスムーズな説明が可能なりました。
説明を見る人間に対してもタッチパネルでの操作は高い効果を上げていると感じました。
○プライベート
最後に・・・プライベートでも使ってみました。
イラストレータ、パワーポイントを多用するのですがこのPCのスペックのおかげでずいぶんと作業が楽になりました。
CPUパワーもさることながら、メモリが標準で8GBなことと500GBのSSDを搭載していることで何十枚ものレイヤーに対してのアクセスが格段に速くなりストレスなく作品を作れるようになりました。
結論
事務的な用途を含めた仕事に使用するには少し違和感があります。
しかしながらクリエイティブな用途、もしくはレジャー用途として使用するPCと考えれば非常に優秀な性能を発揮できる製品だと感じました。
ゆえに・・・この製品は事務用途以外のシーンで使用することを私はお勧めします。
最後に・・・
今回は、3年前の製品との比較ということで色々なベンチマークを確認し具体的性能向上を目の当たりにしました。
モバイル系の低消費電力、連続使用時間の進化、そして明らかに早くそして力強いCPU・GPUパワー、ストレージの高速化などは目を見張るものがありました。
比較対象のUX21Eは決して悪いものではないのですが、もうこのPCがないと作業効率や遊びも面白くないと思えるほどの良さを今感じています。
「この文章を見て気になったあなた!3年前のPCを使っているそこのきみ!」
一度でいいのでお店にいってマウスコンピュータのウルトラブックを触ってみてはいかがでしょうか?
きっと、今までにないストレスフリーなPC環境を目の当たりにするかと思います。
最後になりましたが、この度はレビュー選出ありがとうございました。
謹んでお礼申し上げます。
これにてレビューを完了させていただきます。
最後まで見てくださった皆様、ありがとうございました。
では皆様、またどこかで・・・ 失礼いたします。
kei
2014/04/28 掲載
2014/04/29 誤字訂正等
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