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│ レビューにあたり
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手書き文字を公開するレビューなのですが、私の悪筆が読めないかもしれません。
普段の利用を前提としているため、走り書きレベルの文字も多数出てくると思います。
御目汚しになりますが、その辺りを考慮していただけると幸いです。
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│ エンチャントムーンとは -公式見解ではなく、個人的認識です-
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AndoroidをベースにしたOS(※1)上で、HTML5とJavaScriptで
いろいろと動かせるタブレット
※1:手書き入力に最適化された専用OS『MOONPhase』
リンク:オフィシャルページ
大きくは、手書きメモ=>デジタル手書きメモの方向に進化させたもの、との認識。
「UIを持たないこと」--それが enchantMOON のコンセプトです。
となっていて、ある程度の慣れが必要な機器です。
【指】と【ペン】の両方を使うのが特徴的なインターフェイスです。
『文字・絵・線』などは【ペン】で、
『コマンドとしての図形』などは【指】と分かれています。
【基本となる操作】
・ ペンで書く。
・ ペンで書いて、指で囲む。
・ 指で図形を書いて、ペンでコマンドワードを書く。
・3本指でのスワイプでキャンセル。
・ 切り抜いてシールを作れる。 ※webのリンクのような感じ
・ シールに機能をつける(MOONBlock) ※中身はJavaScript
ペンと指での操作が異なるため、慣れが必要です。
また、コマンドワードがいくつかあるのですが、なかなか覚えきれませんww
《コマンドワード一覧》 「」内がコマンドです
「カメラ」/「camera」 トップカメラ起動
「鏡」/「mirror」 フロントカメラ起動
「反転」/「invert」 ペン・ノートの色反転
「ネット」/「network」 無線LAN設定
「言語」/「langage」 言語設定
「時計」/「time」 日時設定
「ユーザ」/「user」 ユーザ名設定
「パスワード」/「password」 パスワード設定
「電池」/「battery」 電池残量表示
「明るさ」/「brightness」 輝度設定
「音」/「volume」 音量設定
「更新」/「update」 ソフト更新
「初期化」/「format」 データ初期化
「ヘルプ」/「help」 ヘルプ表示
「チュートリアル」/「tutorial」 チュートリアル実行
また個人的に気になっているのがこちら
- 1.グリップハンドル -
角度は自由に変えられます。
- 2.無限の可能性を秘めたプログラミング言語 -
ビジュアルプログラミング言語MOONBlockを使って、ブロックを組み合わせていくことで、
オリジナルのシールを簡単に作成できます。
この原型となった「前田ブロック」では、小さな子供でも短時間でオリジナルゲームを
作ることができました。
MOONBlockはオープンソースで提供しており、ブロックを自由に追加できるため、
プログラマーの方にも満足いただけます。 - 公式より抜粋 -
ゲームやプラグインの開発及び利用が可能となっています。
開発業に携わっている身としては、期待大です。
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│ ビジュアルプログラミング言語MOONBlockを使ったプログラム
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ソースは冗長となるため、日記に掲載しています。 ※ログインしていないと見れません。
習作ゆえにいろいろと機能の確認をしながらだったため、約1時間ほどかかりましたが
慣れればこのくらいのゲームなら15分程度で作成できそうです。
【ハードウェアスペック】
CPU:AllWinner A10 1.2GHz
OS:MOONPhase(Ver2.8.0 2012/12/22現在)
ディスプレイ:8インチXGA(1024×768) フルカラーディスプレイ
入力方式:静電容量タッチパネル + アクティブ式デジタイザーペン
ヒープメモリ:1.0GB DDR3
ストレージ:16GB
通信方式:Wi-Fi(802.11b/g/n)
カメラ:0.3メガピクセルカメラ + 2メガピクセルカメラ
バッテリー:5000mAh/3.7V
電源:内蔵バッテリー(付属のケーブルまたはアダプタで充電)
高さ:234~280mm(ハンドルの状態による)
幅:162mm(本体)、180mm(ハンドル)
重さ:699g
【付属品】
デジタイザーペン:1本(単6アルカリ電池1本 内蔵)
ACアダプタ:1本
専用USBケーブル:1本
ユーザガイド:1冊(取扱説明書)
マニュアル正誤表:1枚
ユーザ登録はがき:1枚
エンチャントMOONステッカー:3枚
公式にも発表されていたりしますが、まだ未完成の機器です。
今でこそ安定度は増していますが、Windowsも出たときは不具合の嵐でした。
こまめなアップデートはenchantMOONに於いても続いています。
焦らず、機能拡張のお手伝いをする気持ちも込めて使っていきたいと思います。
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│ 総 評
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【良いところ】
・ハンドルがあるために持ち歩きしやすい。
・ハンドルがあるために安定して持つことが可能。
・トップカメラが斬新。
・手書きメモ同志の関連性をビジュアル的に見せられる。
・メモとブラウザが同居しているように簡単に使える。
・デジタイザーペンの精度は素晴らしい。
・本体剛性は予想以上にしっかりとしています。
・バッテリーの持ちがいい。
・起動後にはなるが、スクリーンショットが簡単。
ペンのボタンの上側を長押しするだけ。
・プログラムがビジュアル化されているので、不慣れな人でもプログラム可能。
・ハンドル部に肩掛け紐の取り付けホールがあるのがいい。
【悪いところ】
・ハンドル部の動作が一定ではないため、斜めになり安定度に欠ける場合がある。
・ペンと指の両方を使うオペレーションなのに、ペンの格納場所が無い。
・ペンの長さが足りない。
・いろいろとプログラムをいじっていくと、動作が重たくなってくる。
一定時間か一定動作でリブートが必要となる。
・ストレージ容量が少ない。
・カメラの精度が物足りない。
・ロック解除のパスワードが丸見え。
・プログラムのブロック配置で固まる。
・重たい(剛性などを考えると仕方がない)。
・価格が高い。
【気になるところ】
・ペンに単6電池をしているが、売っているところを見かけない。
単に今まで用途が無かったため見落としているとも言える。
・皮脂の跡がボディにすぐ付く。材質上仕方がない部分ではあります。
・マグネシウム合金製のボディのため、WiFiの電波の受信LVが少な目。
【改善要望】 期待しているからこその提言です。
・ハンドル部を曲げてスタンド化した際に、本体裏面下部のみ擦れてします。
ラバー/プラ製の滑り止め兼保護材があるとよい。
・ハンドル可動部をフルフリー稼働ではなく、ステップ稼働にして欲しい。
合わせて左右連動稼働にしていただけると斜めにならなくてよいと思います。
・ペンの格納場所の追加。ハンドル内への格納を推奨。
次点でハンドル部に凹部を作成し、そこに収納。
・ペンの長さが足りないため、伸縮性のあるペンにして欲しい。
もしくは長短2本にして欲しい。その場合1本は予備扱い。
・マシンスペックのup。CPU、メモリ等
・WiFiの電波の受信感度up。
トップカメラ凹部にアンテナを移動(延長)してみてはどうでしょうか?
・ストレージ容量のup。Professional Editionで32G対応となってはいます。
・SD or マイクロSDの読み書きスロットの増設。
・カメラの精度up。
2メガピクセルカメラ + 10メガピクセルカメラ くらいになると嬉しい。
・折角の肩掛けホール、紐も標準で同梱していると良。
・A4サイズ版もあると良い。
・この価格ならスペックを上げるか、
現状のスペックで価格を下げないと流通は厳しい。
【総評】
まだまだ発展途上の機器です。
が、デジタルガジェット好きか、私のように紙メモを大量に書く人向けです。
【予定アップデート】
Ver2.9へのアップデートは2014年3月を予定しているそうです。
【収納状態】
ラックに付けた網にフックをつけて、そこにエンチャントMOONをかけます。
その際、ハンドル部に傷がつかないようにフェルトを貼り付けています。
右の下からのアングルで判るように、充電ケーブルがあっても邪魔になりません。
ハンドルがあってこその手法ですね^^
TRPGやWEBゲームの開発にあたり、シナリオを作成する際のツールとして利用。
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│ 従来の方法との比較。
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共通1.
使用するゲーム(システム・ルール)を決めます。
そしてシナリオのテーマを決めます。
今回はコンベンション(会合)のテーマである「クリスマス」です。
一本道のシナリオは作らないようにしているので、
3エンディングほどは用意する予定です。
手法1.完全手書き
10*15cmくらいのメモ用紙を用意します。
用紙1枚に2-3行程度のアイデアをメモしていきます。
追記前提なので、書き込みすぎないように気をつけます。
ある程度書き出したメモを、一度見直します。
ボツはまだ出しません。
優先度の高いものをピックアップすると同時に、
不足している部分のアイデアをまたメモします。
全体を見つつ、シナリオの方向性を調整(一次調整)します。
調整した流れに合わせ、メモに仮のナンバリングをします。
例.導入-1とか、ミドル-1、終了A-1など
ゲーム性upのため、ミスディレクション(誤誘導)ポイントを準備します。
ゲーム中に渡す情報量を達成度によって分けたりしています。
分岐する場合には、分岐先と元をそれぞれのメモにナンバーを追記します。
例.ミドル-7のメモに「~ミドル-7A」と「~ミドル-7B」、ミドル-7AB両方に「ミドル-7~」
分岐を含めて全体を見つつ、シナリオの方向性を調整(二次調整)します。
メインルートを基準にメモ束を作ります。
分岐分は分岐地点から別のメモ束とします。
複数の分岐があれば、それぞれ別のメモ束とします。
最後に進行チャートメモを作成して完了です。
手法2.テキストエディタ利用
基本的には手法1.と同じです。
レビューの下書きでも利用していますが、
テキスト間の行間を多めに空けてメモ用紙の代わりに利用します。
手法3.ワード利用
基本的には手法1.と同じです。
メモ用紙の代わりに、テキストボックスの機能を利用します。
手法4.エンチャントMoon利用
基本的には手法1.と同じです。
メモ用紙の代わりに、エンチャントMoonの各ページを利用します。
ナンバリング&シナリオの流れに合わせたメモ束作成は
リンク機能を利用します。
持ち運びが簡単・安心
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│ ブラウズからゲームまでできる、紙を紛失しない電子のメモ帳。
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発展途上の機器であると認識した上で使う限り、いろいろと遊べそうなタブレットです。
文字・ちょっとした図や表も書けるので、手書きのメモ感覚で使えます。
気になるワードもいっぱいメモしておいて、必要時にweb検索が簡単にできます。
web記事のスクラップブック作成が容易に可能です。
いろいろな機能もJavaScriptを利用することで追加可能。
JavaScriptはHTMLと合わせてWEBブラウザ上で動くため、よく利用されているスクリプト(言語)です。
各種レポート資料などをまとめるための機器ではなく、
資料集めのツールとしての位置づけとすると、私的にはアリな端末です。
満足度は未完な機器に対する期待も込めています。
持ち歩いて、使ってなんぼな機器なので
こんな状態で使っています。
jakeさん
2013/12/25
錦糸町店だと1Fの電池コーナーでしたよ。
某支配人@名古屋定住@イベント行きたいさん
2013/12/25
いろいろと探してみます。
退会したユーザーさん
2013/12/25
私はそのホルダーは使わず、レザーケースのホルダーにペンを仕舞っています。
なんせそのホルダーのサイズがペンギリギリ過ぎて、差し込んだら二度と抜けなそうなくらいきついのです。
ショルダーストラップもちょっと作りがいまいちなのでカメラ用のストラップを探しているところではあります。
某支配人@名古屋定住@イベント行きたいさん
2013/12/25
コメントありがとうございます。
ショルダーストラップは初回限定版についていたのですか。
使いづらそうなら、各自で用意した方がメーカー経費も抑えられますね。
そして各自好きなモノが使えると^^
レザーケース、ちょっと探してみます。
情報提供、ありがとうございます。
まだまだ追記していきますので、適当に覗いてやってください。