まずは外部ストレージとして見ていきます。
SDカードをSDカードスロットに差し込み、付属のUSBケーブルとPCを接続するだけで簡単にSDカードの中身を見ることが出います。
この時ポケドラの電源は入れる必要はありません。手軽に見れるのはいいですね。

書き込み、読み込み共に普通のSDカードリーダーと変わりありません。

次にWi-Fiルーターとして見ていきます。

出張が皆無で外で有線LANに接続する機会が無いため家のLANケーブルに接続しての使用です。

私の使用しているAndroid携帯「GALAXY S III α」ではWi-Fi接続設定からポケドラのSSIDの接続先を選択し、KEYを入力するだけで接続が完了しました。 

無線ルーターとしての信頼性は高いのではないでしょうか。

速度も家庭のルーターと変わりないぐらい出ているのでたくさんの機器を無線接続したいときは重宝するかもです。

最後にモバイルバッテリーとして見ていきます。

こちらは他メーカーが出しているモバイルバッテリーと同じでUSBでポケドラと接続機種を繋ぐだけで充電可能です。
ポケドラの充電時間は約4時間、バッテリー容量は2600mAhとスマートフォン一回分ぐらいは0%から100%まで充電可能です。

ホテルで多数の機種に無線LAN接続したい場合や緊急時の充電等旅行では大活躍しそうな機能が満載です。
2014年の夏には数回旅行予定ですのでそこで改めて色々と確認したいです。

ポケドラの説明を読んで私的に期待していたのが外部ストレージとしての機能です。
最近のタブレットでは128GBモデルなど大容量のモデルも多数発売されていますが、やはりもっと容量が欲しいものです。
そこで出てくるのが増設用のストレージ(SDカードなど)やネットワークストレージ(NASなど)です。

前者は機種によってはバッテリーを外さないと交換できない場合やそもそも増設できないものも有ります。
また、後者は自作や既成品の購入など選択肢はたくさんあり手軽では有りますが、値段がそれなりにします。

しかし、ポケドラでは余っているUSBメモリやSDカードを挿すだけで代わりになります。

外部ストレージとして使用するためにGoogle Playからポケドラ用アプリ「SR01Manager」をダウンロード、インストールします。
次に、ポケドラとWi-Fiで接続しアプリを起動すればUSBやSDカードの中身が表示されます。
今回テスト用に用意した3ファイルも確認することが出来ました。 

[画像再生]

ここからは動作テストになります。
まずは自炊した漫画が開けるかテストを行います。
今回は志摩時緒さんの「7時間目の音符」をテストファイルとして用意しましたが、zipで圧縮しているため開くことが出来ませんでした。
仕方ないので解凍しフォルダごと入れてみました。 

問題なく表示されています。

読み込みまで時間がかかってしまいますが、ページ送りも可能です。

残念だったのは読み出しが画像ビューアになるところとZipが読めないところですね。

Perfect Viewerが呼び出せれば問題なさそうですが、ここは妥協点でしょうか。

[動画再生]

次に、動画再生です。
今回用意したのは1920x1080 AAC H.264でエンコードしたmp4ファイルです。
選択時、外部プレイヤーを呼び出して再生するようです。
特段コマ落ちや音飛びも無くシークももたつきません。正常に再生できています。

映像もブロックノイズが出ている様子もなく綺麗です。

[音楽再生]

最後に音楽の再生です。
用意したファイルはflac(可逆圧縮形式)です。
こちらも外部プレイヤーを呼び出します。音飛びも無くシークもスムーズに行えます。

デコードが遅いflacファイルですが、スムーズな再生が可能なので他のspeやttaなども再生できるプレイヤーであれば快適に再生できると思います。

[総評]

今回SDカードの容量が大きい物がなく外部ストレージとしてUSBメモリを使用しました。

SDカードとUSBメモリでは読み出し速度などに差異があるかと思いますが、満足できる結果を得られました。
安価に大型外部ストレージを作成できるのでこの機種は重宝するものになると思います。