この度、「I-O DATA スマートフォン・タブレット用SDカードリーダー WFS-SR01」をレビューさせて頂きます。
まずは、パッケージ。
外観が見えるパッケージです。
中身は、本体、USBケーブル、簡易マニュアル3点だけでした。
それは、本体を確認してみましょう。
本体上部に4つの状態を示すランプ。
左側に電源ボタン、USBポートが2つ、そしてLANポート。
下部にはSDカードスロットがあります。
大きさは、手のひらサイズです。非常にコンパクトだと感じました。
それでは充電をしてみましょう。
簡易マニュアルでは、フル充電が4時間ほどとのことでした。
今回は、PCにUSBケーブル接続せず、直接コンセントからの供給で、2時間過ぎには、一番左の充電ランプが、満タンの黄緑色になっていました。
充電も完了したので、本体と、スマートフォン、タブレットを接続させてみようと思います。
まずは、
先に「GALAXYSⅢ」で接続してみます。
電源ボタンを押します。
状態の表示ランプの無線LANの部分が青く光ります。
これで電源が入っていることがわかります。
本体裏面にある、SSIDとKEYを「GALAXY S3」に入力し本体と無線LAN接続させます。
この機器は、無線LANルーター機能がありますので、
フレッツ光ルーターに接続し無線LANルーター化します。LANポートにLANケーブルを接続するだけでOKです。
本体裏面のKEYを入力します。
無事接続出来ました。
では実際どの程度速度が出るのでしょうか?
通常、自宅で使用している無線LANルーターですが、
「GALAXY SⅢ」を使用し測定してみると、
次に、「WFS-SR01」で測定してみます。
予想通り、ダウンロードのスピードが遅いです。日常使用する無線LANルーターには向かないですね。持ち運び前提の非常用無線LANルーター器としてみた方が良いと思います。
ブラウジングもしましたが、通常使用では特に速度を気にする必要はないと思います。
それでは、スマートフォンとタブレットPCで使ってみます。
そのためには、アプリが必要なので、「Google Play」からダウンロードします。
インストール後、アプリを起動します。
SDカードとUSBメモリを接続してみます。
無事認識しています。
SDカードの画像データを読み込むことが出来ました。しかし、画像の表示までにやや時間がかかります。もたつく感じがしました。
モバイルバッテリーの性能についても検証してみようと思います。
「GALAXY SⅢ」でバッテリーがほぼ0の状態で、充電をしてみました。
丁度、職場でバッテリーが0に近い状態でしたので検証してみました。
時間の都合上、約45分で、
22%まで充電できました。しかし、「WFS-SR01」のバッテリー残量の表示が赤の点滅に・・・。
無線LANの起動もしてますので、仕方ないと思いますが、この程度で赤の点滅のなるので、あくまで非常時用と考えた方が良いと思いました。ある程度予想はしていましたが・・・。
ちなみに私はモバイルバッテリーチャージャーを使用するのが初めてなので、他の専用機でもこの程度なのかもしれません。
一通り、使用してみての感想は、1台3役の割に、簡単に設定できたという点です。付属の簡易マニュアルを読めば、初心者でも簡単に設定できます。3つの機能を別々に機器を購入するよりは、これ1台で済ませるうえに価格も9,000円程度で購入可能であれば、便利な機器であることは間違いないと感じます。
複数の端末でデータを共有して、作業を効率化してみる。
・無線LANルーター機能
・SDカードリーダー機能
・モバイルバッテリー機能
この3つを活用した使い方ですが、
私が提案するのは、簡易ミーティングでの使用です。
無線LANルーター機能があるということは、PCに接続も出来るということ。
ですから、PCとスマートフォン、タブレットPCの3つを使って、SDカード、もしくは、USBメモリに会議資料を入れ、PCで編集し、スマートフォン、タブレットで資料を閲覧しながらミーティングをするということが出来るのではないかと思い、以下の機種を使って疑似ミーティングをやってみることにします。
まずは、VAIOでメモ帳で会議資料を作成。
今回は、ダミーでZIGSOWのプレミアムレビューの下書きのメモ帳を使ってみます。
それをスマートフォンとタブレットで閲覧してみます。
1.優先LANが導入されている場所に「WFS-SR01」と接続し、無線LAN環境を構築。
2.「GALAXYSⅢ」がバッテリー切れのため、充電をする。
3.USBメモリを接続し、そこにあるテキストデータを各端末から読み込みをする。
以上のことが出来れば、VAIOを編集用とし、スマートフォン、タブレットPCを閲覧用に出来れば、ペーパーレスが会議で出来、資料もその場で作成することが出来ます。
実際、読み込んでみました。
まずは、「VAIO C」から。
左下のネットワークに「WPS-SR01」が表示されています。それをクリックすると接続しているUSBにアクセスすることが出来ます。NASと同じ使い方が出来ます。
しかし、最初のアクセスで、「WPS-SR01」のネットワークIDとパスワードが要求されます。デフォルトの設定は、IO-DATAのHPの簡易マニュアルに記載されていますので、確認後入力が必要です。
次に「FonePad」です。
最後に「GALAXY SⅢ」です。
PC・スマートフォン・タブレット 3つの機器から同じファイルをアクセスすることが出来ます。
これを使えば、簡易ミーティングで会議資料を配ることなく、デジタル機器上でアクセスすることが出来、さらに編集も可能にすることが出来ます。便利だと感じました。
この方法を利用すれば、簡易NASとしての利用も可能になります。
USBメモリを簡易NASとして利用してみます。
転送速度を計測してみます。
前回のレビューでカクうすで調べた時とほぼ同じ状況です。大容量データを転送する以外であれば、使えるかと思います。私としては、複数のデバイス、PC・スマートフォン・タブレットの3つで共有のデータを見れるので、簡易NASを構築するには良いと感じます。
デジタルカメラのフォトビュアー・フォトストレージ機器として活用してみる。
【フォトビュアー・フォトストレージとしての活用方法】
タブレットPC、スマートフォンが登場する前、EPSON等から、フォトビュアー・フォトストレージが発売され、デジカメユーザーが使っていた時代がありました。
今は、無線LAN対応のSDカード登場でスマートフォン・タブレットPCに専用のアプリケーションを導入することで、撮影後、自動で、各端末に転送できるようになりました。
しかし、欠点として、旧機種のデジカメ等で未対応だったり、デジカメの方のから電源供給がされるため、バッテリーの持ちが悪くなるデメリットがあります。
私が所有しているデジカメ
「Eye-Fi」ではD70は未対応、D80ではカメラ側での設定が必要。P5100は対応という状況です。D70、D80ような古いカメラでは使えない、使えても設定が必要だったりします。また、エントリーモデルではRAWデータの転送が出来ないモデルもあります。
そこで、この機種のSDカードリーダー、USBメモリの接続、無線ルーター機能を利用してそのためには、速度が重要になりますが・・・。フォトストレージ・フォトビュアーとしての使えないか試してみることにします。
今回は、メインの撮影で使用している「NIKON D80」を使用します。
個人的に、外での風景撮影もしているのですが、仕事に物撮りを頼まれることもあります。(カメラマンにお願いする予算が無いとき)今回は物撮りでの撮影を想定してみようと思います。
数枚ほど撮影をして見ます。その後、SDカードを機器に読み取らせます。今回は、「Fonepad」を使用します。
SDカードの中身をFonepadで表示させます。
私の場合はRAW+JPGで撮影するので、JPGとRAWデータが表示されるのですが、RAWは表示できません。
JPGファイルを選択し表示させます。タブレットPCを使って、ピントがあってるかなどの確認をすることが出来ます。さらに、バックアップや他の人に写真データをUSBメモリを使って保存し、渡すことも可能です。
USBメモリをSDカードを利用した「フォトビュアー・フォトストレージ」として利用することが出来ます。
【とにかくなんでもつないでみる】
「もしかしたら可能では?」思いやってみました。
ブルーレイドライブをネットワーク化出来るかなと繋いでみました。
結果は、認識できませんでした。USBは充電が、HDD・SSD・USBメモリしか使えないようです。
【2014年1月25日更新】
また、新幹線での出張の際に使用してみました。
仕事で、冊子の印刷物の原稿整理をするために使用しました。
ワードで入稿されている原稿をFonepadで閲覧するためにUSBメモリを接続して使用しました。
前述でもありましたが、転送速度が比較的遅いため、画像のついたワードデータを見る際には、読み込みに時間がかかりました。テキストのみの場合は読み込みに時間がかかることはありませんでした。ちょっした移動時間にデータの内容確認には非常に便利な機器です。これとタブレットがあれば、出張の際には非常に力を発揮すると感じます。
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