I-O DATA Bluetooth IS-BT8S1/K Review Challenge
~ レビューアー応募が当選して選出されたので、善は急げと早速レビューしてみました!~
デジモノ初のレビューとなります。
Bluetooth搭載の携帯電話を持ってなくて(でもBluetooth対応機器を3つ持っている)、その3つの機器でテストしてみたいと思い、応募したのですが、なんと当選したので、拙いレビューになるかと思いますが、よろしくお願い致します。
締め切りの23日まで、なにか思い立った点や書き忘れた点などがあれば随時アップデートしていきます。
また、今回レビューアに選出していただき、zigsowの皆様、I-O DATAの皆様、並びに関係者の皆様、大変ありがとうございます。
更新履歴
2012年 7月 6日(金) v1.0 初版、原稿起こし
2012年 7月 7日(土) v1.1
2012年 7月 7日(土)Web版(このページです)公開 v1.3
同日 内容微修正 v1.4
同日 内容追加(バッテリーの持ちについて、ハンズフリー通話(必須課題)の写真とハンズフリー通話における本文追加修正、並びに通信距離、電池の持ち時間について) v1.6
同日 午後7時 本文追加:PC/MacでのiTunesに関してのマルチファンクションボタンと音量調整ボタンでの曲送りについて追加。 v1.7
同日 午後7時20分 本文追加:接続設定、音質、周囲の環境やノイズ状況、音 量・選曲調整などの操作性について v1.8
2012年 7月 8日(日) 本文追加:良点の加筆修正 v1.9
同日 本文追加:イヤーピースの形状について加筆修正 v1.91
7/9 読みやすさの改善、後日対人通話について追加予定 v1.92
同日 対人通話についての文章追加 v2.0
7/11 本体写真、パッケージ写真など追加。 v2.1
この記事について
初めてHTMLエディタが使えるようになったので、色や文字サイズ、マーカー機能を多用しています。
まだまだHTMLエディタに不慣れなので、目がチカチカして読みづらいかもしれませんが、色やマーカーには一応それぞれ意味がありますので、参考までに凡例を示します
【黄色マーカーで色付けされている部分】 : レビューに関するテーマの見出しです。必須課題では文字サイズを大きくしています。
【対応見出し:犬、猫、ネズミ】 : それぞれの色付けされている部分が見出しの下の文に対応しています。この例ならダックスフンド、三毛猫、ハムスター、のような感じです。
【その他の色のマーカーで色分けされている部分】 : 小見出し、あるいは番外編の見出しです。
太字 斜体 赤文字 大きい文字 : 強調したい点です。(併用するともっと強調する、といった感じです。)
取り消し線 : 最初は「取り消し線」部分に書かれている内容だったけれど、後日訂正が入った文章です。
薄い色文字 : 引用文です。その中で重要なテーマ(平たく言えば必須課題)は普通の色で表しています。
外観
★写真(外箱)
★写真(製品パッケージ入り)
ブリスターパック裏面写真集
非売品の文字が光る!(印象的な意味で)
対応プロファイルと仕様諸元表です。
見切れてしまった分の対応プロファイルです。
★写真(デバイス自体)
ヘッドセットという割には、意外に小さい。というのが、第一印象。
この中にBT I/Fとリチウムイオンポリマーバッテリーが内蔵されているのだというのだから驚きだ。
わかりやすいように定規を置きました。
この写真ではマルチファンクションボタン、LED、マイクと横に並んでいます。
実際使う段になると縦に並ぶ格好になります。
マイクで気がついたのですが、製品パッケージに「ノイズキャンセラー」と謳っているので、このマイク部分はノイズキャンセラー用の集音マイクも兼ねているのかもしれません。(ノイズキャンセリングには環境音を集音して逆位相の音をイヤホン側に出す必要が有るため)
選曲、音量調整ボタンの反対側の側面では、何か将来実装されそうな感じの窪みがありました。ただ単にデザイン上こうなった、金型作るときに左右非対称だとコストがかかるのでこうなった…のかもしれません。
いずれにせよ気になるとちょっと不恰好です。
取り敢えず充電を行います。
★写真(Micro-USB写真)
この端子
経由で充電を行います。
欲を言えば汎用のMini-B端子が良かったかも。小型化と昨今のスマホとの親和性のためにMicroUSBにしたのでしょうか。
必須課題のレビュー
課題の内容は以下のとおりです。
>>下記のテーマについて必ず写真を用いて詳しくレビューしてください。
可能であれば動画もご活用ください。
【1】(必ずレビューしてください)ハンズフリーで音楽やワンセグ再生、通話をご利用ください。その際の、接続設定、音質、周囲の環境やノイズ状況、音 量・選曲調整などの操作性などについて詳しくレビューしてください。ヘッドセットを装着いただいた様子を写真で掲載してください(横向きでも構いませ ん)。できれば、屋内だけでなく、屋外での利用もお願いします。
【2】(必ずレビューしてください)レビュー製品の良かったところ、レビュー製品の改善してほしいところ
なお、レビュー製品をご使用された環境(ハードウェア、ソフトウェアなど)についても記述をお願いいたします。指定のレビューテーマを書き終えた後は、ご自由にレビューをお続けください。
引用終わり。実質3つと自分の環境についてなので4つですね。この4つについてはカッコ書きや強調文を交えつつレビューしていきます。
【必須:ヘッドセット装着図】
プラスチック製のツル部分を耳にひっかけて使用します。
具体的にはこんな感じです。
★写真(ヘッドセット装着図:横)
ヘッドセットの長さは5cmほどしかありませんが、それでも十分に口元の音声を拾ってくれます。コレには感心しました。
ヘッドセットの一番下の部分がちょうど頬骨辺りにある感じです。
…髪が多いと結構装着に難儀します。
【セットアップ編】
さて、まずはセットアップです。この製品はペアリングも説明書通りにやれば簡単で、メインPCとPSVita, MacbookProを問題なくペアリング出来ました。ココらへんの出来は文句なしです。
Macでの設定画面。登録完了後のスクリーンショットです。
Windowsでの設定画面
【必須:ハンズフリーでの通話通信】
このくらい小さいです。
あいにく筆者の携帯電話はBluetooth対応している携帯電話ではないので、音楽再生、動画再生の機能の確認はPSVitaで行いました。また、ヘッドセットでの通信通話にはSkypeを使用しました。
使用するマイクとヘッドホンのリストからBluetoothを選ぶだけで、簡単です。
緑のバーが示す通り、ちゃんと音声入力を受け付けてくれています。
次はハンズフリー通話です。
確認にはSkypeのTest callを利用しました。
写真ではわからない(ゴメンナサイ><)と思いますが、Skypeにて自分の声を確かめています。
マイクの感度が良好でした。骨伝導音まで拾います。
こちらも写真ではわかりにくいと思いますが、PSVita上のSkypeでハンズフリー通話をしているところです。自分で自分の声を聴くのはなんだかちょっと恥ずかしいです。
ハンズフリー通話・対人編
通話テストでは主観でしか評価できないので、友人とSkypeでボイスチャットをして客観的な評価をしてもらいました。
件の友人とは以前からボイスチャットをするほどの仲なのですが、私の環境が有線マイクだった頃には友人から「断続的にマイクにノイズが入る、PCが高負荷処理した時に砂嵐のようなノイズが走る」と指摘されていました。
今回、このヘッドセットでボイスチャットを試したのですが、曰く「ノイズが皆無」とのことで、概ね高評価を頂きました。
客観的な判断を仰いでみたところ、デュアルマイクなのでクリアといえばクリアな音声だが、オートゲインコントロール機能のおかげで増幅された音作りになっている。とのことで
「Skypeには最適だが、オンラインゲームなどのライブチャット配信には少し不向きかも。」という反応を得られました。
レビューにあたって、評価に協力してくれた友人にこの場を借りて、改めて感謝の意を述べさせていただきます。
【凖必須?:この製品を使うにあたっての環境と、各機器に装着されているBluetooth機器のバージョン、チップのメーカーなどは、以下のとおりです。】
# 自作PC(音楽再生、音声通話の検証) Bluetooth3.0 Co-Existence / Motorola
# Playstation Vita(3G+Wi-Fi)(音楽再生、動画再生) Bluetooth2.1+EDR / Marvell
# Macbook Pro(Late 2008) 15"(メインPCと同じ事ができるかの検証) Bluetooth2.1+EDR / Broadcom
音楽再生をする場合は上の接続ボタンを、ハンズフリー通話をするには下の接続ボタンを押下します。しばらくするとつながった旨のメッセージが出ます。
結論から言うと、ハンズフリー通話は大成功でした。
今までのマイクと違ってちゃんと音量も聞こえやすい音量で満足です。Windows付属のサウンドコントロールで有線マイクをマイクブーストして通話するより大きく、クリアな音質でした。
あと、耳に掛けるタイプなのと、総重量を軽く作ってくれているため、まるでヘッドセットをつけていないような付け心地です。コレならバッテリーが切れるまで何時間でも話せそうです。
ただ、相性が悪かったのか、メインPCのiTunesでは時々音が途切れたり(これはしかたないとしても)マルチファンクションボタンと音量調整ボタンでの曲送りが出来なかった点は痛いです。きっと携帯機器ではこれらのファンクションをサポートしていて、PCではサポートされているかはソフトの実装によるのでしょう。
後日訂正:USBポートの差込口を変えてみると、iTunesでマルチファンクションボタンと音量調整ボタンでのコントロールが動作しました!
これで音楽鑑賞できるようになりました。音量調整ボタンでの早送りや巻戻しができるのは至極便利ですね。頭の横にiPod shuffleが付いている感覚です。ただし音質はFMラジオくらいですが…
説明書にもそんな旨の文言を書いていましたし。Macbook Proではかなり設定に難儀したのですが、最初のうちは音が出なかったり、マイクが認識されない事が多かったです。
★写真(Bluetooth失敗のスクショ@Mac)
←それでもようやく接続成功して、ちゃんと機能しました。
【接続設定、音質、周囲の環境やノイズ状況、音 量・選曲調整などの操作性についてここまでのまとめ】
今回接続に使ったのはPCとPSVitaとMacbook Pro (Late 2008)でした。
周囲の環境は、一般の住居の中(屋内)でした。途中電波到達距離を調べるために屋外でも使いました。
ノイズ状況ですが、結構ノイズが混じります。PCに高負荷が掛かった時にもノイズが走ったりします。かと言って調子がいい時は凄く調子がいいです。
音量と選曲調整に関しては、PSVitaでしか動作しなかったので少しションボリしていましたが、iTunesも(どういうわけか)対応してくれているので概ね満足です。
【音質編】
音質は、概ね良好だったものの、途中リンクしないのか、雑音が入ることが多々ありました。
携帯ではありませんが、一応このゲーム機もBluetooth(HSP, A2DPなどのプロトコル)に対応しているので、製品のマルチファンクションボタンや音量調整、音量調整ボタンの2回押しでの曲選択など、説明書に書かれている機能は一応使えました。
【必須:レビュー製品の良かったところ、レビュー製品の改善してほしいところ】
●良かったところ
ハンズフリーでSkypeなどや、ボイスチャット系のアプリを使用する際、なんといってもケーブルから解放される点が嬉しい。
おっちょこちょいな私はよくイヤホンを掛けたまま移動してイヤホンコードに引っ張られることがよくあるんですが、コレならその心配はありません。
●改善して欲しいところ
ステレオヘッドセットだったら尚良かった。
初めのうちは、なかなか耳に装着しづらく、また装着してもコツを掴まないとフィットしない。
また、イヤホンそのものの造りと音量ボタン(プラスチックに銀色の塗装を施したボタンで、塗装が剥げないか心配になります)がちょっと安っぽいです(本体(Bluetoothモジュール)は問題なし)。
また、コレは多少気になったのですが、通信距離が予想以上に短かったです。仕様には10mと書いてありますが、通信状態にしたまま家の中を徘徊して検証してみたところ、家で使うには5~7mあたりだと思います。
筆者は木造2階建ての住居で暮らしていて、2階で動作確認や検証を行ったのですが、1階に降りたり、扉一枚挟む距離まで移動するとノイズが混じります。
個体にもよるのでしょうが、部屋の中で使うくらいの範囲にしか電波が届きません。
室内でBluetooth接続したあと製品を屋外に持っていったのですが、ドアや壁の厚みで電波が減衰したのか、聞こえませんでした。
内蔵の充電池と製品の大きさと、あとこの手の機械は特定小電力無線局なので、それからすると仕方ないのかもしれません。
最後に、ステレオヘッドホンだったらもっといいのにな、と思いました。
★写真(イヤーピースの部分が少し安っぽく感じました。)
イヤーピース自体はそれなりに自然に内耳に音が届くようにデザインされています。
昔好評だったPhilipsのSBC-HE580に似た感じのデザインです。
音質は、真面目にオーディオして…はいませんが、クリアではあります。ただ、あまり音量を上げると音割れします。音声通話は上等にできるので、あくまでハンズフリー用だと割り切ると後悔しないと思います。
【番外編】電池について
最初の充電2時間でどのくらい持つのか検証。
このアダプタには省電力機能があるようで、何も接続していない時は自動的にスタンバイになります。
また、ペアリング中のデバイスの接続が切れたり、接続に成功した時など、音声ガイダンスが流れます(英語です)。
不要な時は電源を切って使用していますが、この小ささにして、1日たってもまだ電池が持っているようです。コレに関しては長い目で見て行かないと結論を出せないので後日レビューをアップデートする必要があります。
追記:7日の15:30頃に"Battery low"と最初の「充電してね」という旨のガイダンスが聞こえました。バッテリーが切れかかるとBluetoothの接続が自動的に切れました。
6日に1時間ほど色々試してみたり、セットアップして、翌日に下段の【ちょっと変わった使い方】を3,4時間ほど実験していました(連続通話状態)ので、バッテリーの持ちは、ほぼカタログスペック(5時間)通りで、この小型サイズにしては、よくできてるな、と思いました。
【ちょっと変わった使い方】
都合上ボカシをかけています。ごめんなさい。
何をしているのかというと、MacbookProの画面をVNCでメインPCに転送して、音声はBluetoothアダプタで転送している写真です。
青い丸がAquaのスクロールバーですね。
赤丸がBluetooth接続中のアイコンです。
つまりどういうことかというと、VNCでサポートされてない音声送信をBluetoothで補完することによって、PCの遠隔操作にサウンドを付加させることができる、ということです。コレ、案外地味なようで結構便利ですので、気になった方はお試しあれ。
まとめ
ここまでダラダラと長文を書いてまとめが2,3行なのもアレですが、まとめがそれくらい短くて終わるということは、製品に不具合が少ない、ということの証左でもあるように感じます。
音量調整ボタンが少し押しにくいのと、曲送りの操作性に多少難(初めのうちは2度押しを連続押しと誤認識されました。短く押す必要があります)がありますが、慣れればなんてことはありませんし、ヘッドセットの作り自体は非常にしっかりしています。
ハンズフリー通話でBluetoothのヘッドセットを検討している方にはちょうどいいのではないでしょうか。
以上、到着からレビュー完成までかなり速いですが、この製品に関する感想とレビューでした。これから買うかもしれない人の参考になれば幸いです。
編集後記
冒頭にも書きましたが、提出期限まで何か思い立った点や書き忘れた点などがあれば、随時この記事をアップデートしていきます。ご意見、ご感想もどうぞm(__)m
何だか全体的に纏りと流れが足りなく、拙いレビュー記事になってしまいましたが、皆様、ご精読ありがとうございました。
リンさん
2012/07/07
私これスマートフォンと繋げたらと欲しかったですよー。
かけてる姿もかっこいいですね!!
しばさん
2012/07/07
ありがとうございます!!頑張ってレビューした甲斐がありました(*^_^*)
TABUTABUさん
2012/07/07
充電が一日もつのは大きいですね。
ちっさなヘッドセットは憧れてたので、欲しくなりました。
長い時間着けていると疲れるモノなんでしょうか?
しばさん
2012/07/07
ありがとうございます。えっと、このヘッドセットは12gしかないので、結構付けている感覚が少なくて、お勧めですよ~。(他のヘッドセット試したことないけど)
KoSさん
2012/07/07
電池の持ちがいいのはこういう機器ではありがたいですね。
しばさん
2012/07/07
色々検証したので、実質2日しか持ちませんでした(^_^;)
通常使用だともっと持つと思います。
ぽんぽんぽんさん
2012/07/09
無線式は動きの自由度がある分、ノイズとは戦わないといけないようですね。
しばさん
2012/07/09
ええ、感心しました。マイクってここまで進化してたんだ、と同時に知らず知らずのうちに旧人類になっていた自分に少しショックを受けたりもしました(^_^;)
泉さん
2012/07/11
レビューお疲れ様でした。いい仕上がりになってると思いますよ!
しばさん
2012/07/11
ありがとうございます。
いい仕上がりと評価を受けて、作ったかいがありました(*^_^*)
次回は(あるのか?)もっと読み心地のいいようにリッチテキストの使い方を洗練させていきたいと思います。
ryo157さん
2012/07/11
リッチエディットでレビューに強弱が付いていて、分かりやすかったです♪
イヤホンに関しては、私も音が割れてるように感じました。
ハンズフリーとしては問題なく使えましたけどね(^_^;)
しばさん
2012/07/12
ありがとうございます。
RTFでの評価は一長一短なので、わかりやすくかけてよかったかな、と思いました。
確かにハンズフリー用としては問題無いけど、イヤホンとしては音割れが酷いですよね…(^_^;)