レビューメディア「ジグソー」

iPhone iPod touchで赤外線リモコンを制御しよう

・2012.02.18 初版
・2012.07.20 アプリのバージョンアップにより押し続け入力が可能となりました

iRemocon(アイリモコン) プレミアムレビューをさせて頂けることとなりました。
zigsowのみなさま
とくにおものだちのみなさま、ありがとうございます。
そして、zigsow関係者、Glamo関係者の方々にへも
ありがとうございます。

iPhoneで赤外線リモコンを制御してしまおうという
コンセプトの製品です。
この製品でどれだけ生活が便利向上するのか、
とっても注目ですね。


似たようなコンセプトの製品はすでに
iPod touchで利用していますが、このあたりとの比較も楽しそうです。






まずは、開封なのです。
今回は佐川急便による送付でした。
ちょうど同じタイミングでアマゾンで注文してたものが
届いたのですが、
そちらはいつもの佐川急便担当者さんだったのですが、
後追いで別の方が持ってきてくれました。
一緒に届けることもできたのに、
お手数でした。




そんなに思ったほどゴツゴツした梱包でなく、
シンプルな梱包になってます。
大きさもそんなに大きくないですね。




いろいろ魅力的な機能が紹介されています。
はたして、うまく動作することができるのでしょうか。






内容物はこのようになっています。
・スタートアップマニュアル
・はじめにお読みください
・iRemocon 本体
・iRemocon 用ACアダプタ
・LANケーブル(1m)




iPhone4Sと本体を比較しても、
これぐらいの大きさになっています。




上部は各種ランプ表示になっています。
ここの黒い部分は赤外線の発光部分ともなっているようですね。
ちょこっと角度がついてるのは、より広範囲に赤外線を届けるための設計です。






各種ケーブル接続部分です。
・Ethernet LANケーブルを接続します
・I/F メンテナンスポート、通常使用では使用しません
・Reset 本体リセット用スイッチです、3秒以上押し続けると工場出荷時へ戻すことができます
・IR 拡張用赤外線ケーブルを接続するためのものです、なお別売りで付属していません
・DC 付属のACアダプタを接続します。




底面には初期パスワードやMACアドレスが記載されています。






使えるようにするために
初期設定を行っていきましょう。

今回別途使用するものの紹介です。






iPhone4Sへ、iRemoconを制御するためのアプリをインストールしておきます。




LANケーブルとACアダプタを接続します。
iPhone4Sと同じサブネットになるように接続しましょう。




iPhone4Sにインストールしておいた
iRemoconアプリを起動させて
【基本設定】→【本体機器設定】をタップします。




iRemoconはデフォルトでDHCPが有効になっています。
当方の環境ではDHCPを使用していないため
通信がうまくできないんじゃないかしらと心配していましたが、
ちゃんと認識することができました。
ただし、IPアドレスは全て「0」になってますね。
MACアドレスが表示されるので
MACアドレスにて判断することができます。




当方の環境に合わせるため、IPアドレスを手動で入力していきます。
入力できたら、【機器へ設定を反映】をタップして設定を保存します。




再度、本体機器選択画面まで戻って、
登録したい機器を選びます。
【接続テスト】をタップしてテストを行ってみましょう。




接続テストが成功するとこのような画面になります。
このまま登録してしまいます。
【登録】をタップしましょう。
これで、iPhone4SからiRemoconを使用できるようになりました。






リモコンの画面、つまりユーザインターフェイスを変更することができます。
【setting】→【リモコン設定】から【リモコン画面リスト】をタップします。




いくつかのリモコン画面のデザインがありますので、
どれかを選んでみます。
萌リモコンなんてどうでしょ。




デザインを選ぶと、ダウンロードを聞いてくるので
【ダウンロード】をタップします。




ダウンロードされて、デザインが適応されると、
一旦アプリを再起動してくださいと表示されます。
【OK】をタップするとアプリが終了するので、再度起動してみます。




萌リモコンなデザインになりました。
正直これでは使いにくいので、別のデザインを選んでみます。




モノトーンデザインを選んでみました。




なお、このデザインにはエアコンのリモコン設定がプリセットされていて
メーカやパターンを組み合わせることで
リモコン制御することができます。






ただ、このモノトーンデザインの画面が適応されるまで
1分ほど時間がかかってしまいます。






リモコン画面のデザインを選択しましたら、
リモコンボタンそれぞれに役割を学習していきます。
プリセットされているわけじゃないので
学習したいリモコンのボタン全てが必要な方は
同じ操作を何度も実施して、学習していく必要があります。

【setting】→【リモコン設定】から【リモコンコード学習】をタップします。




リモコンコード学習画面にて、学習モードを【オン】にします。




学習させたいボタンを表示させるため
例として、【TV】をタップします。




このリモコン画面に表示されているボタンについて
1つ1つ学習させていくわけです。
例として赤丸の電源ボタンをタップします。




すると、iRemocon本体の Learn が緑点灯するので
このタイミングでiRemocon本体の上部へ
学習させたいリモコンの学習させたいボタンを短めで1回押します。
学習が成功すると、Learnランプは消灯します。
このリモコン学習には
学習する環境に影響されることが多いので
うまく登録できないときは
このレビューページの最後のほうに記載されている
【リモコン学習のコツ】を参考にしてみてください。





ためしに学習できてるか、試したい場合は、
先程の学習モードを【オフ】にしてからにしましょう。






最初から用意されているリモコンデザインは
お気に入りのものがなかったので
自分で最初からデザイン作成できる
UIデザイナーを試してみることにします。
満足できるものを作成することができるでしょうか。

UIデザイナーはiRemoconサイトにあります。
ユーザ登録することで使用可能となるサービスです。
さっそくユーザ登録しちゃいます。

iRemocon SITE




製品のシリアルNoを登録すると、
特典としてオリジナルリモコンデータが利用できるそうです。
登録してみましょ。




アカウント登録できるとこのような画面案内がでました。
外出先からのコントロールにも
アカウント登録が必要なようです。




これでUIデザイナーを使用できるようになりました。
リモコンデザインを最初から作成することができますよ。




デザインを適当ですが、作ってみました。
YAMAHAのサラウンドシステム用のリモコンのデザインを見ながら
作成です。
そのまんまのほうが、操作しやすいので。







このデザインを使用して、
リモコンコード設定を行うことで、そのまんまのリモコンが再現できます。
その前に作成したデザインをiPhone4S側のアプリへ反映しましょう。


【setting】→【基本設定】から【会員情報設定】をタップします。




アカウント作成するために登録したメールアドレスとパスワードを入力して
【接続確認】をタップすることで
ちゃんと入力が正しいか確認してから保存することができます。




【setting】→【リモコン設定】から【リモコン画面リスト】をタップすると
作成したリモコン画面が表示されるようになります。
れいんのリモコンがそうですね。




適応するとこのような画面になりました。
Web上で作成したものと
若干文字の表示数が違うので、
このあたりは経験則で判断するしかなさそうですね。






リモコンの学習がひととおり終了したら、
設置場所を考えてみます。
高感度でも、いくつかの条件があるようで
設置場所には考えさせられます。

・有線LAN接続が必要
・電源コンセントが必要
・赤外線の届く範囲での設置が必要

赤外線の届く範囲というのが
一番有線すべきところなのですが、
実際にはそんな場所に設置すると
スマートじゃありません。
つまり、テレビモニタなどの真正面、
赤外線受光部の真正面などには設置しにくいし
スマートじゃありません。
ただ、この製品の赤外線は
結構反射するようなので、
壁などで反射させて設置動作させることができるようです。


外付け赤外線ケーブルの追加購入のおかげで
設置条件がだいぶ緩和されました。
先に今回制御したい機器を紹介します。


パソコンに接続されている
USB接続の赤外線リモコンセット
ボタンによりキーボード入力などを割り当てることができます。




27インチの液晶モニタです。
入力切替に付属のリモコンを使って
切替操作をしてあげないと、入力を切り替えることができません。
ちなみに現在この液晶モニタには
パソコン、PS3、PS2が接続されています。




サラウンドシステムです。
パソコンとPS3、PS2が接続されていて、
入力切替にはリモコン操作が必要です。




以下の写真のような配置となりました。
これでそれぞれ3つの機器+エアコンも操作可能となっています。
エアコンは液晶画面の向かい側の壁上に設置されているので
iRemocon本体から直接操作可能な位置になっています。











外出先からの赤外線制御できるのも
この製品のポイントです。
事前に設定が必要なので、設定してしまいましょう。

【setting】→【基本設定】から【本体機器設定】をタップします。
ここの【外出先からの操作】を【ON】にしてあげるだけです。




これだけで設定完了なんだと思ってたら、
iRemoconを見失ってしまいました。
3G回線経由して外部から接続しようとしても見つかりません。






どうしよう、、、
ひとまず、本体リセットですね。
iRemocon本体のリセットボタンを3秒以上押すと、全てのLEDが点灯し
消灯するまで待ちます。
再度、iRemocon本体の設定を行いますが、
ここで原因がわかりました。
DNSサーバアドレスを1つも入力していないのが原因でした。
iPhone4Sと同じサブネットなら必要ない項目ですが、
外部からの接続には必要になります。
DNSサーバアドレスを2項目、プライマリ+セカンダリの
両方とも設定してあげてから
接続テストを行うと、ちゃんと自宅からも外出先からもOKの結果となりました。




3G回線に切り替えて接続しても
問題なく接続することができました。




外からエアコンを制御する想定で
3G回線からリモート操作してみます。
ボタンを押すと、確認ポップアップされますので、
【送信】をタップします。




送信が成功するとこのような画面になります。
しかし、ちゃんとエアコンがONになってるかは状況判断する手段はありません。
しかも、当方のエアコンは
電源ONとOFFが同じボタンなので
押すたびにON、OFFが切り替わります。
ON、OFFが独立してるタイプのリモコンだとわかりやすい制御になるのでしょうね。







この製品は、設置場所を考えるよりも
学習により、設置場所での赤外線送信レベルが左右されるようです。
リモコン学習のときには
次のことがらがポイントになるので
参考に学習してみましょう。

・室内照明を消す
・直射日光や反射光などが入らない、暗所で行う
・暗所であるほどうまく登録できる傾向があります



・登録するリモコンの電池を新しくする



・登録するリモコンの位置と距離に気をつけましょう
 iRemoconと5cm~10cmぐらい離して
 受光部へ斜めに直接向けるようにすると
 うまく学習することができます。



・学習したいリモコンのボタンは短めに押しましょう
 長く押すと長く押したような学習となってしまいます
・うまく登録できても登録時の環境により感度が変わります、
 動作が思わしくないときは登録しなおしましょう




これまでiPhone4Sだけで接続などを行ってましたが、
iPod touchはどうなんでしょうか。
確認してみました。






第4世代iPod touch
第3世代iPod touch
それぞれ、登録・リモコン使用も可能となりました。
動作も問題ありません。



ただ、iPod touchへの登録時に
次のような困ったことがありました。
iPod touchにiRemoconアプリをインストールして、iRemocon本体を検索する
検索にて見つからない、
iPhone4Sでも見つからなくなっている
どうやら、
【setting】→【基本設定】から【本体機器設定】をタップします。
ここの【外出先からの操作】を【ON】にする設定にすると
検索にて見えなくなるようです。
【外出先からの操作】を【ON】にする前に
iPod touchへ本体登録を済ませれば、問題なく使うことができます。


ちなみに複数台を同時に使用することはできません。
iPhone4Sでリモコン使用中のときに
iPod touchで操作しようとしても
接続できませんとなります。





どうしても赤外線で制御できない死角の部分が発生してしまうので
拡張用赤外線ケーブルを別途購入してみました。
さっそく使ってみます。




簡易的な梱包で、
ケーブル×1本と両面テープのみでした。






赤外線の発光部分がむき出しな感じで
結構大きめです。




使用してみますと、
死角はほぼパーフェクトに無くなりました。
出力感度も上々です。
これも設置場所をよーく考える必要があるのですが、
あえて死角を作っておいて
この外付けでカバーするやり方も
考えが簡単になって、便利かと思います。


アプリケーションのバージョンアップにより
ボタン押しっぱなし状態で
連続入力が可能となりました。
これにより、音量調整がとってもラクチンになったわけですね。










ここまでのレビュー内容から
この製品についての
良さ、改善点などをまとめてみます。


『良いところ』
・スマートフォンで赤外線機器を操作できるスマートさが一番の利点
・スマートフォンに物理的な接続が不必要
・リモコン画面のカスタマイズ要素が豊富

『改善してほしいところ』
・設置場所に困ります
 やっぱりどこに置いても目的の赤外線機器を制御できるわけじゃないので
 外付け赤外線は付属にしてほしい
・リモコン学習にレベル表示を追加してほしい
 リモコン学習にクセがあり、
 どのぐらいの受信レベルで学習したか目安として受光レベル表示機能を追加してほしい
 うまく学習できたと思ってたら、実際に制御しようとしても
 うまく反応しなかったり、ボタンを押す時間が長いままになってることがある。
・UIデザイナーのカスタマイズ画面にてグリッド表示できるようにしてほしい
 ボタン配置の目安になります。
・エアコンプリセットをオリジナルデザインのUIでも使用できるようにしてほしい。
 このプリセットが使えるようになると
 何度に冷房か暖房かをボタン1発で指示できるようになるので。


『L5 Remoteを比較してみると』



・スマートフォンに物理接続しなくて制御できるのでスマート


この製品、使ってみると
とてもカスタマイズしたくなってくる魅力があり
赤外線リモコンで制御できるものを
まとめて制御したくなってきます。
それは、スマートフォンとの連携の功績なのでしょうね。
やっぱりスマートフォンをごろごろしながら
更に別の機器を制御することができるので
このあたりがとっても魅力な製品です。

コメント (48)

  • にくまるさん

    2012/02/17

    はじめまして。
    気になっている商品だったので一気に読ませてもらいました。
    本体サイズは以外と小さいのですね。
    参考になりました。
  • れいんさん

    2012/02/17

    にくまるさん、

    コメントありがとうございました。
    ひとまずまだまだ編集中の段階ですが、
    非公開にして記事編集するのが苦手なので
    もう編集中でも公開しちゃってます。

    どのぐらいの距離、取り回しで
    赤外線機器が制御できるのかが
    一番気になるところなのですが、
    そのあたりの掲載は
    しばらくお待ちください。
  • ガトーさん

    2012/02/17

    レビュー掲載までの素早さに1cool!!
    短時間なのにこの充実度に2cool!!
    私なんて、まだ不在票さえも目にしてないのに(;´Д`)
    おかげさまで、手にする前から使い方を理解出来ました(;´∀`)
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