今回レビューを行う、Portable SSD KE31は、メモリなどで名が通っている
KingMaxのポータブルSSDになります。
KE31の特徴
・軽量コンパクト、35g
・インターフェイスにUSB3.0 Gen 1を採用
・SLCキャッシュを採用し転送速度を速める
・Advanced LDPC ECCテクノロジーを採用しデータ転送時のエラーを防ぐ
製品内容
パッケージはシンプルで中には、SSDとUSBケーブルが同梱されています。
本体の大きさは、小さくコンパクトです。
2.5incHDDの約半分くらい大きさです。
外装は、プラスチック製でとても軽く35gと軽量です。
USBケーブルは、30cm。
製品のラインナップは、240GB・480GB・960GBの3種類あります。
カラーは、公式ではホワイトのKE31Wのみとなっていますが、
パッケージは、KE31Bとブラックも記載されています。
スペック
型式:KM480GKE31WE
容量:480 GB
サイズ:W49.5 x H80.0 x D9.4 mm
重量:35 g
インターフェイス:USB3.0 Gen 1
読込速度:400 MB/s
書込速度:390 MB/s
MTBF(平均故障間隔):120万時間
メモリタイプ:3D NAND
対応OS:Win 10/8/7/XP, Mac OS 10.2.8以降, Linux 2.4.0以降
保証期間:3年
Url:http://www.kingmax.com.tw/jp/product/product/Model/Portable_SSD_KE31
2.5インチSSDの半分くらい大きさでコンパクト
大きさを、2.5インチSSDと同じくらいのポータブルSSD
I-Oデータ製HDPX-UTSS120Kと比較してみました。
大きさは、約半分くらいでとてもコンパクトになっています。
厚さは、KM480GKE31WEが少し薄い感じです。
ベンチマーク
CrystalDiskMark 6を使いストレージのデータ転送速度を測定
書込速度:390 MB/s
ベンチマーク比較
自分の所有しているポータブルSSDとベンチマーク比較してみました。
ベンチマークPCは、上記LIVA Zを使用しています。
左上は、今回レビュー対象のKE31
右上は、以前レビューを行ったI-OデータHDPX-UTSS120K
左下は、ORICO製HDDケースに、Colorful製SL500を格納
右下は、ORICO製HDDケースに、ADATA製SU630を格納
UltraBook HP Folioでベンチ比較
以前のレビューで提供頂いたUltraBookのHP folioは今でも活躍しています。
デスクトップも使うのですが、やはりどこでも使えるノートPCは
利便性が良いので使う頻度も多いです。
Folioは、USB3.0ポートとUSB2.0ポートがあるので両方で比較
USB3.0で比較
左上は、今回レビュー対象のKE31
右上は、以前レビューを行ったI-OデータHDPX-UTSS120K
左下は、ORICO製HDDケースに、Colorful製SL500を格納
右下は、ORICO製HDDケースに、ADATA製SU630を格納
USB2.0で比較
左上は、今回レビュー対象のKE31
右上は、以前レビューを行ったI-OデータHDPX-UTSS120K
左下は、ORICO製HDDケースに、Colorful製SL500を格納
右下は、ORICO製HDDケースに、ADATA製SU630を格納
USB3.0は、LIVA Zほどスピードが出ませんが、USB2.0より格段に速いです。
KM480はSSDなのでバスパワーで利用できるのも利点です。
タブレットPC(EveryPad Pro)でベンチマーク
折角なので、タブレットPCのEveryPad Proでもベンチマークを
実施してみました。
EveryPad Proは、USB端子がmicroUSBしかなくUSB2.0なので
本来の用途には適しませんが、手持ちの機器で試してみました。
付属のUSBケーブルは、USB AオスなのでmicroUSBオスに
するため変換アダプタを使用しています。
上記アダプタをUSBケーブルに接続することでKM480をmicroUSBポートで
利用することが可能です。
速度に関しては、USB2.0なので上記UltraBook HP Folioと同じくらいより
少し速めの結果となりました。
タブレット系のPCは、USBポートの電力が低いためポータブルHDD系は
電力不足で使えないことが多いのですが、KM480はSSDなので消費電力も
少なく認識やベンチマークも問題なく行えました。
USB2.0ですが、タブレットPCで480GBの大容量を扱えるのはメリットが
大きいと思います。
最近のタブレットPCは、USBポートがType Cが主流になりつつあるので
KM480のポートもType Cであれば、より利便性がアップするかと思われます。
変換アダプターを接続したついでに、Androidスマホにも接続してみました。
こちらもタブレットPC同様、問題なく接続でき容量も正しく表示されて
います。
下記画像の、中段「OTG USB1002」がKM480になります。
PlayStation4 Proの拡張ストレージとして
メーカーの公式ページには記載は見つかりませんでしたが、
Amazonなどの製品紹介には、PlayStation 4およびXbox One Xと接続して、
拡張ストレージとして利用できることが確認済みということでした。
PlayStation 4 Proを所有しているので拡張ストレージとして使用してみます。
〇PlayStation4で拡張ストレージとして利用方法
・PlayStation4でSSDをフォーマット
[設定]>[周辺機器]>[USB ストレージ機器]
フォーマットする USB ストレージ機器を選択
[拡張ストレージとしてフォーマットする]を実行
・本体インストール済みゲームをSSDに移行
[設定]>[ストレージ]
[本体ストレージ] >[アプリケーション]
[OPTIONSボタン]>[拡張ストレージへ移動する]
SSDに移動するゲームにチェックを入れる > [移動]
〇ゲームの時間計測
手持ちのゲームで通常インストールと拡張ストレージにインストールで
時間を計測してみました。
計測ゲーム
・グランツーリスモSPORT
ゲーム起動時と時間のかかるレース開始時の時間を計測
・PSO2
ゲーム起動時の時間を計測
・計測結果
・グランツーリスモSPORT
ゲーム起動時
通常インストール:約28秒
SSDインストール:約26秒
レース開始時
通常インストール:約25秒
SSDインストール:約22秒
・PSO2
ゲーム起動時
通常インストール:約30秒
SSDインストール:約27秒
〇計測結果
時間計測をしたところ、数秒ですが時間が短縮されました。
今回は、PS4Proで計測したのですが、旧型及びSlim型の
PS4であれば、内蔵ドライブは3Gbps SATA接続であるので
USBポートでUSB 3.1接続すれば5Gbpsのデータ転送速度
になり効果がもっと出るかと思います。
(PS4Proは、6Gbps SATA接続)
使用状況
使用感想
実売7千円前後(2019/06)
発売当初の2019年2月頃は、1万円程度でしたが毎月値段が下がり2019年6月には
7千円前後になっています。
一番安いのは、Amazonで 6,580円(2019年6月08日現在)
480GBのSSDに1万円は、割高感を感じますが、6千円台まで下がれば
内蔵の2.5インチSSDと変わらない価格なので手頃感が増します。
最近、SSDやメモリ価格が下落傾向なので底値が判断しにくいのですが
この価格では、手を出しても良いかなと思います。
〇まとめ
軽量コンパクトで便利
○な点
軽量(38g)
×な点
USBケーブルが必要
外装に傷がつきやすい
△な点(改善点)
USBケーブル内蔵
□その他(今後の観察項目)
特に無し
くーねるさん
2019/06/09
mickeyさん
2019/06/09
ありがとうございます(^^)
スキーにはまって、折角滑るのなら動画をもと
撮っているようです。
見ていると滑りたくなりますねw