ROCCAT® KHAN PRO 徹底レビュー
私はこれまでにいくつかのヘッドセットを使ってきました。
一つだけ確実に言えることは、そのどれもが物足りない物ばかりで・・・
音質は大概満足なものに巡り会えていますが、
不快になる要素で装着時の圧迫感、耳を強く押す痛み、
逆に装着時の不安定感・・・必ず何かが引っかかってきました。
このほど、プレミアムレビューで巡り会えた
ROCCAT KHAN PRO
これは、私を満足させてくれるヘッドセットなのか・・・
じっくり味わいながら、レビューしてみようと思います。
高級そうな出で立ちに身震いする!
ROCCAT KHAN PRO
https://www.roccat.org/ja-JP/Products/Gaming-Sound/Khan-Pro/
ハイレゾ対応ゲーミングヘッドセット
私が使うヘッドセットでは初めてのハイレゾ対応機器です。
しかも、ノイズキャンセラー搭載とな?!
これは、音質には期待値MAXです♬
箱から取り出すと、本体一式と取扱説明書
取説には日本語表記無し(^^;
箱に日本語で簡単な説明書きと、
保証期間云々の記載されたステッカーが貼ってありますが、
日本市場を意識した時には、取説にも日本語表記を入れていただきたく、
メーカー様、ご検討をお願いします。
本体一式の内訳は、ヘッドセット本体と
スマホやタブレット端末用に1プラグに変換するアダプター。
ケーブルは、ゲーミングマウスの
ROCCAT Tyon でも使われている編み込みのケーブル。
この手の編み込みケーブルは、絡まり難くて私は好きです♬
ヘッドセットのスピーカー部分は、90度ちょい
(メーカー様HP上では95度と明記)回転するタイプ。
折り畳み時に90度、使用状態時に面一で止まらず、
わずかに角度が付けられてます。
このあたりは、人間の頭の形状をよく考えて作られてるなと思います(^^)
人間の頭部の形状は千差万別ですからね。
頭頂部のパッドとイヤーカップはそこそこ厚みのある合皮カバーのパッド。
パッドは形状記憶フォームだとか。
押しつけ感が少なく、自然にフィットしそうな質感です♬
左右を繋ぐケーブルはあえて全てを隠さず、フラットケーブルをちょい見せ。
アーム部分はメタルを使ってます。
頭頂部には、ROCCATの文字が。
左側には、
マイク(シリコン系素材のボディ)とともに、
ROCCAT KHANの文字が。
左側後部には
音量ボリュームを装備。
右側には
ROCCAT® のコーポレートマークが。
マットホワイトな外側にグレーメタリックの文字やマークをプリンティングし
内側とマイクはブラックと相対色でまとめ、なかなか高級な感じで、
「俺、ROCCAT使ってるんだぜ!」って、
口に出して言わなくてもアピールできますね(^^)
人間の「耳」を確りと設計に落しこんだ作りに感動!
重さは、
確かに230g(メーカーHP記載通り)
重さ的には、他社製品と比較してもこの手の形状のヘッドセットでは軽い部類ですから、
ヘッドセット初心者さんでも、それほど気にならない重さかな(^^;
それでは、装着してみます。
おぉ!!!
耳がイヤーカップの中に全て入り、耳が押されない!
そして、パッドがソフトにフィットして締め付け感はそれほど感じられません!
これは良い♬
これなら、長時間装着しても、頭がヘッドセットで疲れることは、少なくて済みそうです(^^)
縦がホール部分が60mm
横がホール部分が40mm
なかなか広めに作られていますね。
この大きさなら、余程耳が大きな人でなければ、
すっぽりと耳は隠れると思います。
耳が隠れるという事は、音漏れを防げますし、
音を全て感じ取りやすいでしょうし、
外部の雑音をシャットアウト出来ますし、
なにより耳を圧迫しませんから、
耳が痛くなるということも少なくなると思われます。
試しに、妻に装着しての感想をもらいましたら、
やはり耳がすっぽり入り耳が痛くならないとの事。
このヘッドセット、日本人の耳には合ってるかと思います(^^)
通気性はそれほど良い感じはしませんが、
長時間装着でも、耳が蒸れる感じにはならないので、
ゲームに熱中して頭がヒートアップしても、
ゲーム音を冷静に聞き取れるのではないでしょうか(^^)
装着の快適さは、小さな設計上の気づかいにも感じられます。
それがこの、
スピーカー部分の絶妙なアングル。
人の耳の角度は真っ直ぐではないですから、
そういう細かい設計は快適性に繋がりますね♪
前述の95度の回転といい、
よく考えて作られてるなぁ・・・と。
こういう細かい気づかいは他のメーカー様も見習ってほしい点です。
接続ですが、PCの場合は、
マイクとヘッドフォンの2本接続で。
プラグもちゃんと色分けされていますし、
グリップ部分も長めで抜き差ししやすいです(^^)
上:ROCCAT KHAN PRO
下:一般的なヘッドセットのプラグ
グリップ部分が短いと、抜き差しに不安を感じますが、
これは長めでそういう不安は減ります。
スマホやタブレット端末相手であれば、
同梱のアダプターを使って1プラグで接続。
光り物は装備されていませんので、USBポートへの接続は不要。
ゲーム以外での汎用性を考えた時には、
光り物は要らない・・・それで良いと思います。
PC以外の機器(スマホやタブレット機器)に接続して、
光り物用のUSBケーブルが、どこにも刺せずにぷらーんとしてるのは、
ちょっとかっこ悪いかも(^^;
光らずとも、魅せるヘッドセット、それがROCCAT KHAN PROなのかなと。
それでは、色んな場面でROCCAT KHAN PROを味わってみます♪
雑音を気にせず「音」に集中できる!
1.PCに繋いで「World of Tanks」をプレイ
大砲の発射音、撃たれた爆破音で、ゲーム感倍増!
PCゲームでやり慣れている(やられ慣れている?)
World of Tanksをプレイしてみました。
https://worldoftanks.asia/ja/?utm_campaign=wot-portal&utm_medium=link&utm_source=region_suggest_us
ヒメルズドルフでおなじみのタンク型の貨車を撃ち抜いてみます!
※無意味に、よく撃ち抜いてます(^^;
おぉぉぉ!!!!!
今まで使っていたヘッドセットでもそこそこ迫力ある音だったのですが、
倍増!いや、それ以上!かもしれません。
外の雑音は遮り、ハイレゾ対応のスピーカーから流れ出る音の迫力は、
想像以上のものでした(^^;
小さなお子さんにプレイさせたら、ちびっちゃうレベルとでも言いましょうか、
大人な私でも、ぶるっとくるぐらいの臨場感!
今までが
ドカーン!
だったのが、
ドッガ―――――――――ン!!!
そのくらいの大きな違いを感じました。
ROCCAT KHAN 凄い!!!(^^)
撃った後の心臓のバクバク具合がいつも以上です!
音の臨場感が増しましたので、どこで戦闘が行われているのか、
音から得られるゲーム上の奥行きの感覚がいつも以上で、結果、好成績で勝ちました!
ゲームの効果音って、使う道具でこれほどまでに変わるものなんですね(^^;
ちなみに、撃たれて撃破された後の、
パチパチと何かが焼けて爆ぜるような音も確り聞こえます(^^;
音の臨場感が増すと、細かい音も拾えるようになるんですね。
2. タブレット端末に繋いで
「プロ野球スピリッツA」をプレイ
投球音、打球音、実況、解説が、より鮮明に聞こえる!
お次は、タブレット端末の、
Nexus7(2012)に接続して、使い慣れているゲームの
プロ野球スピリッツAをプレイしてみます。
接続は、
アダプターを使って1プラグで接続。
おぉぉぉ!!!!!
投球音、打球音が鮮明になり、
野球ゲームがよりリアルに近づいた感じがします!
実況、解説の声も、TVで野球中継を見てるかの如く、
ゲームへの入り込み感が半端ないです!
使う機器を選ばない本製品だと、
色んな機器で臨場感のある音を楽しめることが判りました!
3.スマホに繋いで音声通話をしてみる。
音の良さは間違いありません。
それでは、マイクの性能も含めたヘッドセットとしての総合的性能はどんなものか・・・
ゲームプレイ時とかは、ボイスチャットをしない方ですので、
他のツールで試してみます。
それに使うのは、私のスマホ
N-04E
これに本製品を接続して、
音声通話に使ってみます。
接続は、こちらも、
アダプターを使って1プラグで接続。
1回目
通話相手:自宅にいる妻
私の状況:お出かけからの帰路。交通量多めな県道沿い歩道上、雑音多め
設定:ただ接続しただけ
トゥルルルル トゥルルルル(呼び出し音)
ん?聞こえにくい(^^;
私「もしもーし」
妻「はいはーい」
ん?聞き取り難い(^^;;;
音量最大にしてみましたが、聞こえてくる声は小さく聞こえる。
聞こえてるかを確認して一旦通話終了。
ん・・・
もしかして・・・
スマホ側の設定が必要なの・・・か?
ヘッドフォンマーク・・・
ポチっとな
イヤホンマイク端子設定?!
これかっ!!!
このヘッドセットだと、「耳当て型」ですね(^^;
という感じで、設定し直して、
2回目
通話相手:自宅にいる妻
私の状況:お出かけからの帰路。交通量多めな県道沿い歩道上、雑音多め
設定:スマホ側のイヤホン補正をON(耳当て型)
トゥルルルル トゥルルルル(呼び出し音)
おっ、今度ははっきり聞こえます(^^;
私「もしもーし」
妻「はいはーい」
今度はちゃんと聞こえる!
普通に会話できました(^^)
設定をし直して、ちゃんと聞こえました。
使う機器側の設定もちゃんとしなくちゃ・・・ですね(^^;
マイク性能も安定しているようで、聞き手側の妻の感想も「普通に聞こえたよ」でした(^^;
後で妻に再確認したのですが、歩道の横の路上を走り抜けていく自動車の音とかは
それほど聞こえなかったとか。余計な音を相手に伝えない・・・そういう面でも性能は良いですね♪
ただし、このタイプのヘッドセットの特徴として、
自分で発している声が、耳が覆われている為、自然に聞こえないので、
慣れないとついつい発する声が大きくなるという気がしますので、
通話する際は注意が必要かもしれません。
例えば、サバイバルゲーム中の通信手段で使うには不向きかも…
(そもそも白くて目立って狙われる(^^;)
あと、ノイズキャンセリングを搭載してるので、
外部の音は聞こえるものの、かなり抑えられてしまう為に、
スピーカーからの音しか聞こえないような、そんな集中状態になりました。
外を歩いてる時にこれを装着していたら、他の音が聞こえずちょっと怖いかな・・・
という気がしますので、くれぐれも、出歩いて動き回りながらは使わない方が良いです(^^;
(そもそも、そういう用途ではないかも(^^;)
仮に、外で使う用途・・・
例えばですが、モータースポーツの「ラリー」という競技がありますが、
競技するコースを下見的に走行する「レッキ」という作業があるのですが、
その際にドライバーとコドライバーは「インカム」を使って会話するのですが、
その時のヘッドセットとして使えるかなと思います。
ノイズキャンセリングと絡まり難いケーブルは、心強い武器になりますよ(^^)
一人で楽しむなら、レシーバーにこれを接続して
航空無線を聞きながらエアショーや空港で航空機の離着陸を楽しむというのは、
傍から見たらかっこいいと思います♪
4.Apple iPod shuffleに繋いで、音楽を聞く♪
最後はiPod shuffleに接続して、好きな音楽を聞いてみます♪
最初は1ピンアダプターを使用して接続。
おぉ!
なかなかの大迫力音!
重低音から高音までを確りカバーし、
音の左右だけではなく、奥行きも感じ取ることが出来ます♪
でも、なんだか、少し物足らない(欲張り屋さん)
iPod shuffleは、通話機能なんて無いわけで、
マイクは使わないから・・・
アダプターを外して、ヘッドフォンのみで接続。
おぉぉぉぉ!!!
音にさらに深みが増しました(^^)
アダプターを使うとマイク側にも音声を持ってかれちゃったのでしょうね(^^;
通話機能の無い携帯音楽プレーヤーに接続する時は、アダプターを使わない方が良いと思います!
コンサートホールやライブハウスで楽曲を聞いてるかのような臨場感!これがハイレゾですか!
そして、楽曲を流している時には、外部音が気にならなくなるノイズキャンセラー!
新幹線や飛行機、長距離バスでの移動時間に本製品を使って
好きな楽曲を聞きながらリラックスモードなんて、
なかなか、お洒落な移動時間になりそうです(^^)
番外編.
近所で建築工事が始まったので、騒音対策で1日中装着
年末というのに、近所の空き地で集合住宅の建築工事が始まりました。
現場自体は我が家の斜め前。
関係者駐車場が我が家のベランダ側真ん前(^^;
朝8時過ぎから工事が始まり、夕方16時ごろまで続きます。
しばらくは、騒音と振動のダブルパンチだな(TT)
と思っていたところに、本製品が手元にあるわけで・・・
1日中、自宅にいる際に工事が始まった時間帯から終わる時間帯まで
買い物やトイレで離席する以外は装着していました。
TVを見たり、動画を見たりだけではなく、装置未使用の無音状態でも。
これ、騒音対策でも使える!!!\(^o^)/
振動とかは諦めていますが、騒音をシャットアウト出来るのは、
精神衛生上、素晴らしいですね!
耳を全て覆えて、雑音もノイズキャンセラーでシャットアウト出来る効果が、
騒音対策としても効果が得られるとは・・・
1日中装着していても、蒸れたりとかの不快な感じはありません!
妻が何かを話しかけてきた時に、何を言ってるのか聞こえにくいという点は、
本製品の遮音性の素晴らしさだと認識しております(^^;
本製品の多様性には、感服しました(^^)
色々と使い方を試してみましたが、
多種多様な機器に接続できる汎用性は優れていると思います(^^)
後は、使う側の工夫次第!
あなたなら、どう使いますか?
気になられましたら、ぜひ実機を入手し使ってみてください!
音でも見た目でも、
所有欲を満たしてくれる一品だと思います。
私個人の本製品への評価は、100点満点です!
最後に、この素晴らしいヘッドセットのレビューの機会をお与えいただき、
メーカー様、zigsow様、レビュアーの皆様に感謝し、
本レビューを〆させていただきます。
ご拝読いただき、ありがとうございますm(_ _)m
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