レビューメディア「ジグソー」

高画質でライブ配信ができる、UVCキャプチャーデバイス BU110

高画質なライブ配信ができる、UVCキャプチャーデバイスBU110をレビューしました。

まず、本体サイズですが、85mm✕42mm✕17mmとコンパクトで軽い本体サイズです。

 

B110外観

写真には1本しか写っていませんが、USB3.0 Type-A(オス) to Type-C(オス) ケーブル (1000mm)とUSB3.0 Type-C(オス✕オス) ケーブル (1000mm)が付属しています。 

 

 

本体には入力用として、HDMLI(タイプA:メス)と

出力用として、USB3.0 Type-C(メス)が用意されています。

 

ここで注意したいのは、HDMI機器および、モバイルまたはPCとの接続についてです。おそらく多くの場合、接続するためのケーブルを追加購入しなければならないのではないでしょうか?

ご自身の機器に適した、接続ケーブルの準備をお願いします。

 

●HDMI機器との接続について

私の場合、SONY DSC-HX90V というデジカメを接続してみようと思いました。上の写真のように、BU110に接続するのはHDMIタイプAのケーブルが必要です。デジカメの方はマイクロHDMI端子です。従って、私の場合は、HDMIタイプA⇔HDMIタイプAケーブルと、HDMIタイプA(メス)⇔マイクロHDMI変換ケーブルを利用しました。(あまりカッコよくないのですが、とにかく自前で揃っているものを利用した形です。)

 

●モバイルとの接続について

私の場合、スマートフォンは、SONY XperiaZ4(SO-03G)です。USB端子については、マイクロUSBが使われています。付属しているケーブルは USB3.0 Type-A(オス) to Type-C(オス) ケーブルですので、タイプAをタイプBに変換するために、タイプA(メス)⇔タイプB(オス)のケーブルが必要です。こちらは、とりあえず100円ショップのものを利用しました。(安定性・安全性に関しては未知数ですが、これまで通常利用していたものです。)

 

●PCとの接続について

通常PCとの接続については、USBタイプAを利用できるため、付属ケーブルで十分です。

更新: 2017/12/25
UVCキャプチャーデバイス BU110 を屋外で使用する PREMIUM REVIEW

高画質の配信には失敗! 高画質ライブ配信用に設定や機器の構築を行わないといけないのか?

上記のように、私の場合は自分の持ち物だけで構築してみました。

カメラはSONY DSC-HX90V(コンパクトデジカメ:左)、SONY XPERIA Z4(スマホ:中)、BU110(右)でケーブルは付属のものを中心にコネクターの変換や家庭にあったHDMIケーブルなどを利用しています。なので、長いケーブルを束ねるようになっており、あまりかっこうの良くない形になってしまいました。

スマホには、CameraFiをインストールしました。

実際にライブ中継(Youtube:ただし、ライブ時点では非公開としてみました。)の動画を御覧ください。

画面内に1/25とかF4.0とかISO AUTOなど入っています。これは、カメラのモニター内の表示で、これだけは消すことができませんでした。

本格的にライブ中継を行う場合には、このようなHDMIスルーの場合の表示などについても調べた上で構築していくべきなのかもしれません。

また、どうしても通信環境などの関係でしょうが、動画がストップする場面があります。画像も決して高画質とはいえません。おそらく、アプリやスマホ、カメラなどの設定を行わなければならないのだと思います。(現時点で使いこなせれていないと思われます)

 

スマホが非力なのかと思い、iPad Air(SIMタイプ)に接続しようとしました。ケーブルがないため、ライトニング⇔USB タイプのケーブルを構築し、接続してみると、BU110は反応しています。

ところが、一難去ってまた一難。iPadのアプリがわかりません。結果的にライブ配信することができませんでした。AppStoreで使用できるアプリがあれば・・・と思いました。

更新: 2017/12/25
UVCキャプチャーデバイス BU110 をPCと使用する PREMIUM REVIEW

HDMI機器をライブ中継するニーズがあれば良好!

室内のPCにカメラを接続して、安定した通信環境で配信をするのが一つの方法でしょう。カメラ関係はズームなども簡単ですから、ミニ放送局のミニ番組のような使い方はできるかもしれません。

また、ペットのライブ中継など定点カメラとしてのニーズがあれば、それも一つの使い方でしょう。

ただし、どの場面も、USBカメラなどの方が便利なように思われます。

 

室内のHDMI機器をライブ中継するというシチュエーションで考えました。

例えば、HDMI出力を持った、「PC」、「DVD・BDプレーヤー」、「ゲーム機」などのライブ中継の可能性だと思われます。

 

「DVD・BDプレーヤー」の場合、著作権物の可能性もあり、ライブ中継の意味合いが薄れるように思われる。

「PC」の画面のライブ中継ならば、リアルタイム講義(PC操作の伝達、予備校などのオンライン講義、その他)などに利用できそうである。

「ゲーム機」については、最近プレイ中の画面をライブ配信している方がいらっしゃるが、私はやったことがないので、よくわからないが、PC画面上のゲームならそのまま画面キャプチャーすることでBU110が必要ないように思うが、ゲーム機のゲームならそれができるのかもしれない。

 

サンプルに、HDMI出力のあるPC上でExcelを少し操作してみました。それをライブ配信してみています。基本的にPC画面のキャプチャをPCにつないで配信ですから、本来の接続ではないように思いますが、PCでないHDMI機器を接続したときのサンプルとして考えてください。

 

 

更新: 2017/12/25
総評

機器を揃え、もう少し使い込んでみたい

モバイルでのライブ配信ができることはわかりました。HDMI出力のできるカメラなどがあれば、ズームを行いながらの配信などができると思います。

 

Androidアプリはありましたが、iOSでのアプリが見つかれば、さらに面白い展開ができるのではないかと思いました。

 

なお、設定や接続が私自身の持っている機器で思ったような成果が出なかったのが残念に思いました。実際にライブ配信をするという観点から機器を揃えていけば、もっと素晴らしいシステムが構築できるのではないかと思いました。

 

室内でPCに接続するライブ配信では、オンライン講義などに利用できるのではないかと思います。ライブの価値もありますが、アップロードする手間を考えれば、一度に終わりますから、有効かと思います。

 

一旦、レビューを終了しますが、現実的な活用ができた場合にはまた追記したいと思います。

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