zigsowのプレミアムレビューはしばらくご無沙汰しており、久々のレビューです。
今回レビューさせていただくこととなったのは、ゲーミングチェアで最近シェアを
伸ばしているAKRacingのオフィス向けチェア、「AKRacing Premium オフィス
チェア」になります。オフィスチェアは自宅でも結構な台数乗り換えてきており、
最初はPCサプライメーカーの安めのチェアを使っていたのですが数年で背もたれ
を固定する部位の金具が破断し、他で使用していた高めのチェアに入れ替えた
ところこちらも座面のウレタンが経年劣化で粉が出るようになったため
このチェアに買い替えました。デザインこそオシャレで良かったのですが、どうも
背もたれのフィット感が体に合わなかったことや、この頃から椎間板ヘルニアを
患い以前整体院に勤めていたことがある同僚から「チェアは中古でもいいから
オフィス什器メーカーのものがいい」とアドバイスを受けたので、
一昨年オフィス什器メーカーのチェアに乗り換えていました。ここに辿り着くまで
何台もチェアを買い替えて結構な出費でしたが、販売価格では今回のものが一番
高いこともあり、さてゲーミングチェアメーカーが作るオフィスチェアはどんな
ものかなという部分をメインにレビューしていきます。
更新: 2017/06/18
AKRacing Premium オフィスチェア 徹底レビュー
PREMIUM REVIEW
組み立て作業自体は難しくないものの、大きく重い
写真の通り内玄関が占拠されました。前述の通りオフィスチェアは何台か購入
してきましたが、今までの中で一番大きな梱包サイズです。また、重量もあります
のでおいそれと使用する2階まで運ぶわけにもいかず、しばらく玄関の隅に置いて
休日になるのを待っていました。オフィスに直送すると結構びっくりされるサイズ
かと思いますので断りを入れておく必要がありそうです。大きさにするとレーザー
プリンタくらいの梱包サイズでしょうか。製品には少し高くなりますが組み立て
済みのタイプもあるそうなので、大きな梱包には変わりありませんがすぐ使いたい
人にはそちらのほうがよさそうです。箱を開けると
梱包材でしっかり巻かれた足部分が目に入ってきます。他のパーツは段ボールを
一枚隔てた下に入っていました。すべて出すと
このようになります。箱が大きいのは座面や背もたれが大きいからですね。各
パーツは大きいものから小さいものまで「AKRacing」ロゴの入った袋でそれぞれ
包装されており、こだわりが感じられます。こだわりというと他にも、
一般的な組立式オフィスチェアだと簡素なイラストと短い文のみで構成された
組み立て説明書が付属していますが、こちらはフルカラーで写真が入りかなり
細分化された分かりやすい説明書となっています。また、
組み立て作業時に手を挟んだり金具でけがをしないように手袋まで付属して
います。手袋は普通自分で用意するものだと思っていたので、至れり尽くせり
です。
組み立て作業はまず座面と背もたれをネジで固定し、金具にカバーを取り付ける
ところからスタートします。
特に難しいところはなく、ものの数分で完了します。カバーについては背もたれ
と接する部分は両サイド、座面と接する部分については角度調整レバーがある
面は最初からついていますが反対側を自分で取り付ける形です。取り付けが
終わると、
アームレストがすでに取り付けられた状態となっているため上半分の組み立てが
完了です。倒して足の取り付けに移ります。
座面の裏側ですが、補強のための太い金具が横方向に入っており強度が期待でき
ます。自動車のシートのような見た目です。ここにロッキングのロックレバーや
座面上下のレバーがついた金具を取り付けます。
そしてガスシリンダーを取り付けますが、
一般的なオフィスチェアの場合だと座面中央にあるガスシリンダーの取り付け位置
が後ろ方向にずれており、ちょっと気になりました。後ろにずれている理由は使い
始めてから分かるので割愛します。最後に足を組み立てます。
金属のダイキャスト製となっており、樹脂製のように軽量です。キャスターを
はめ込んでいくわけですが、
差し込み部分が工夫されているようでゴムハンマー等でたたく必要が無く、すんなり
入りました。大変組み立てやすいです。キャスターの付いた足部分をガスシリンダー
にはめ込み、起こすと
完成です。組み立てる作業自体は最初からアームレストが組み付けてあることなど、
一般的なオフィスチェアに比べても若干簡単ではありますが重たいために起こしたり
倒したりするのに若干手間がかかる印象です。付属品にあったランバーサポートや
ヘッドレストはそれぞれ腰や首の部分をサポートするために取り付けられますが、
とりあえず素の状態でどんなものか確認したかったので取り付けませんでした。
取り付け自体はゴムバンドを通して止めるだけなので簡単です。
写真の通り2階の廊下で組み立ててから使用する自室に運ぼうとしたのですが、
大きさや重さなどが予想よりも大きかったため担いで入れようとしたところ
入り口にぶつかり入らず、結局上部分と下部分を分離してそれぞれ運び込み
自室で組み立てました。搬入経路の広さについても注意が必要です。運び
込む前に自室で使用していたチェアと並べてみましたが、
大きさも形も全然違います。座面の厚みも倍くらいあるのではないでしょうか。
更新: 2017/06/19
AKRacing Premium オフィスチェア を使うことで変わったことや解決したこと
PREMIUM REVIEW
自動車のスポーツシートのようなホールド感でPCも安全に運転
車を持っている人であれば一度は実際に見たりネットの情報で見たことがあるであろう、
スポーツカーのシートのような見た目です。その見た目通り、ホールド感は一般的な
オフィスチェアと大きく異なり長時間座っていても着座位置がずれるということが
かなり減りました。また、「AKRacing Premium オフィスチェア」は背もたれと
座面に合成皮革を使用しており、
今年買い替えたマイカーのシートのような感触です。所謂社長イスのような光沢が
ありつるつる滑るような感触ではなく、つや消しで適度に滑り止め感があります。
シルバーカラーなのでアクセントとしてシルバーカーボン調の加飾がなされている
のもオシャレです。こちらは使用する部屋のインテリアに合わせて、加飾がない
ものや上部のAKRacingロゴがないものも選べます。使用する際に調整できる部分は
一般的なオフィスチェア同様に座面の上下やロッキング・キャスターのロックのほかに
背もたれの角度調整が大きく異なります。と言うのもほぼ自動車のシートと同じで、
前に倒すと2ドア車で後部座席に乗り込む際に倒す前席シートと同じくらい倒れます。
広めの部屋ではそれほど使うことはないですが、自室のように狭い部屋だと倒す
ことで使用しないときに後ろが広くなってちょっと便利です。逆に後ろに倒すと
車で仮眠を取るときと同じくらいにフラットになります。一般的なオフィスチェア
だと後ろに体重を掛けるとほとんどの場合バランスを崩し倒れますが、組み立て時に
ちょっと触れたガスシリンダー取り付け位置が後ろにずれている点のおかげで
フラットにしていても安定しています。家ではほとんど使用しませんが、会社で
やむを得ない泊まり込みの際などに便利そうです。また、アームレストの調整も
意外と多彩で、
高さの調整のほか
前後の調整もできますし、
前部を左右に振ることもできます。アームレスト自体の取り付け位置を外側に
ずらすこともできるので、体型に合わせた調整がしやすいです。
これら調整機構を利用して自身のしっくりくる位置に調整した状態で2週間ほど
使用していますが、しっかりホールドされるために長時間PCに向かっていても
疲れで席を立ちたい、と感じる頻度は大きく減りました。やはりホールド感に
乏しいチェアだと体勢がずれてきて疲れに繋がるようです。あわよくば仕事場
で使用できればと思いますが、何かの機会で導入できればという感じですかね。
気になった点としては座面を一番下にしても自分の体型だと足が地面に付かない
ことと、アームレストが大きすぎて部屋のデスクに収まらず使わない時も部屋で
ちょっと邪魔になることですかね。アームレスト付きでもおさまるような懐の
広いデスクに買い替えたり、フットレストを使うことで対策できそうです。
今までは体に合わなかったり、すぐにダメになるチェアを何度も買い替えて
きましたが今回のチェアを使ってみて、少し高くてもホールド感があって
作りがしっかりしたチェアを長く使った方がいいなと感じました。
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