レカロ社製シートといえば、人間工学に基づく造りで

レーサーから腰痛持ちまでいろいろな方が愛用し

車を乗り換えてもシートはレカロを引き継ぐ方が多いシート。

その中でもレーシーで人気の高いSR系を彷彿させるデザインが

家庭の中でも映えるのは期待度MAX

保証書を兼任している取説をざっと目を通せば簡単に組み立てができちゃいます。

当初左側に奥様が座ることも考え左側のひじ掛けを外しちゃいました。

基本的に組み立ては付属の六角レンチですべてできるので

改めて工具を用意する必要はありません。

しかも手を傷つけないよう手袋まで入っている心配りも嬉しい。

あとは背もたれを取り付け、むき出しの金属部分が危ないので

カバーを取り付ければ完成。

座面もそうですがバックシートもスチール製の骨格が入っているのか結構重いです(笑)

総重量20kgは結構重く円形の台座も太いスチール製

しかし、使い手を思いやったちょっとした工夫がされているのがGood！

台座の皮カバーを外しむき出しにしたスチール台座。

荷重がかかるこの部分には厚めのゴムカバーが装着されています。

こういった見えないところに作り手のやさしさが見えてうれしくなる。

回転部分はボールベアリング使用で軽くはないが滑らかに回る。

レカロSP-Gはフルバケットながらホールド感抜群でそのまま寝られるほど

座り心地がよくギックリ腰でも問題なく座れ長距離運転できた秀逸なシート。

SR-IIはSP-Gのタイトさを引きリクライニング機能を追加したスポーツシート。

共に腰痛になることも座っていてお尻が痛くなることもなく

体を優しく包み込んでくれるホールド感がある。

フォルクスワーゲンのシートは10年ヘタらないといわれる造りで

使い勝手からレカロにしなくても十分と判断した出来の良いシート

で、この超座は？となると非常に微妙。

見た目とは裏腹に座り心地は硬めのソファーの様で好みが分かれるところ。

もっともコレはレカロや欧州車のシートなど運転をすることを考えて作られた

シートと比較した場合の話であって、これでこのシートがダメというわけではない。

クッションの硬さはレザーシートとしても座椅子としても硬目で

肉厚が厚い感じの座り心地。

私はこの手のシートだと腰が痛くなってしまうので私個人としては

座っても短時間が限界でした。

ただし、奥様はこの硬さとホールド感が気に入ったようで

いきなり長時間座り続けてても快適だった様子。

座面が思いのほか高いのが座椅子としての使用方法を限定してしまう。

この座椅子に座りコタツに入ろうと思うと下駄を履かせたコタツですら

足をコタツの中に入れるのが難しい。

また台座・シートの隙間から冷気が入り腰が寒い。

こういったことからも、そのまま使うのであれば

設置したら動かさない様な使い方が好ましい。

我が家の場合は下記にも記したが回転台を取り外し

シート単体で使うことでコタツ用座椅子として使用している。

その場合でも本体に十分な重さがあるので不安定になることもない

座面骨格も堅牢でバランスが取れているのでリクライニングさせても問題はなかった。

今回オンラインゲームであるファイナルファンタジー14をプレイしてみる。

このゲーム、キーボードを使いチャットをする時と

ゲームパッドを使いダンジョン等を攻略するときとで姿勢が変わる。

浅めにシートに座りキーボードを使いチャットで挨拶し

いざゲーム攻略となるときにしっかり座り込み

その安定感のあるバックシートの心地よさもあり

「さぁやるぞ！！」という気分も高まるのはいい感じ。

あまりの快適さから我が家では王の玉座と命名し

奥様専用シートとなってしまいました。

・コタツでも使える座面の高さにカスタマイズ可能にしてほしい。

　現状コタツ仕様では膝の高さとコタツの高さが同じになり

　コタツでの使用は困難。

　（回転台座を取り外して対応したが底面がむき出しで長期使用が心配。）

・お尻部分と太もも部分とでクッションの硬さを変えてほしい。

　結局シートバックにもたれようが体重が全てお尻に集中するため

　長時間座るとお尻が痛くなってしまう。

　これを解決するにはホールド性を上げるか座面分割で体圧分散させるかになる。

・シートバックも同様に肩部分は柔らかく、腰部分は硬めでもたれかかると

　自然と背筋が正しくなるような工夫があると良いと思う。

・納品前に一度臭いを飛ばしておいてほしい。

座り心地は個人の好みにもよるところが大きいので判断しかねるが

硬めが好きな奥様には好評で休日はトイレ以外立ち上がる以外は

この極座に座ってゲームをしていた・・・・・・

そうまるで王が座る玉座のごとく家臣を顎で使いまわす様に

飲み物もお茶菓子も夕飯の支度もせずに威風堂々と・・・・・( ﾉД`)ｼｸｼｸ…

昼寝をする時もシートバックを倒しそのまま寝込んでしまっていたので

玉座としては非常に良い出来なのだと思われる。

（願わくば休日だけの王であってほしいが・・・・）

ただし、家臣として使わされる者にとっては飲み物の用意やお茶菓子の用意

座った後にコタツに少しだけ近づけるためにスライドさせるなど

今まで以上に献身的な行いを要求される。

願わくば世の奥様方にこそ、この極座に座り

たまの休日に王としての権威をふるいまくって欲しいところ。

残念ながら直後の臭いがダメっぽくジジ君が鎮座する写真は

いまだ撮れずｗ

これだけの価格の座椅子です

クッションがどれくらいで馴染み、どれくらいでヘタり

どれくらいで使用不可になるのかを追々追記できたらと考えています。

またレザーシートであるが故の蒸れが夏場にどう影響するのかも

今後追記できたらと思っています。