=今回レビューする製品について=
今回レビューさせていただく製品は、「intel NUC kit BOXNUC6i7KYK」。米国では2016年5月ごろ、日本では7月下旬から取り扱いが開始されたゲームミングのCPUとVGAを搭載したハイエンドNUCです。
⇒そもそもNUCとは何か。
NUCとは【 Next Unit of Computing 】の略称で、intelが提唱する超小型パソコンの規格の一端。据え置きタイプのものが主流であり、サイズ、形、色合いも開発コードが変わるごとに様々な趣で販売展開されています。
⇒本製品はどういったものなのか?
① 開発コード名 「Skull Canyon」とは、そして製品上部の髑髏マークは?
今回のNUC「Skull Canyon」、これはゲーマー向けハイエンドNUCという位置づけのようです。その証拠というわけでもないですが、製品上部の髑髏マークの奇抜さが其れを物語っているともいえるでしょう。
勿論ゲーマー向けだけではなく、小さくハイエンドなオフィスワークステーションとしての製品展開も考慮に入れているようで、髑髏マークの上部カバーを同梱の無地のカバーに変更して使用することも可能です。
※また逸れた推測ですがSkullの名前を関していること、製品デザインにも2008年ごろに販売が開始され、今でも根強く使用しているファンが残っている「Skull trail」にも関係があるのか・・・も?
② 軽快且、安定性の高いiGPUを搭載!
採用されているグラフィックは「intel Iris Pro グラフィックス 580」。これはintel HDグラフィックスの強化版。特に3D性能を向上させたiGPUのintel HDの上位モデル。4Kx2KやDX11.1、OpenCL等の最新版にも俊敏に対応しており、まさにオンボの鑑ともいえる内蔵グラフィックス。後半レビューにて製品のベンチマークを記載していきたいと思います。
③ 今回採用されている 「Corei7-6770HQ」とはどの程度の実力なのか…
このCPUのスペックは、第6世代「SkyLake」周波数2.6Ghz 4-core/8-thread TDP45w。
NUC初の4-core/8-threadを採用することでよりデスクトップに近い軽快な動作を実現しているといえます。
※こちらも②と同様、後ほどベンチマークにて様々な結果をお届けします
=1stインプレッション=
玄箱に金色のintelの文字。最上位ハイエンドCPUのパッケージのような色合い、箱の大きさはそこそこ大きめのCPUクーラーサイズといったところでしょうか。
シンプルながらそこしれぬ存在感を放っています。今までのNUCの外箱にはない重量感も感じます。
対して、今回使用するM.2はとてもシンプルな今は懐かしいゲームボーイのパッケージを思いおこします。
最後に買ったNUCは箱をあけるとインテルのBGMが流れる製品でしたが、今回はどのような製品なのか、開ける前から胸が高鳴ります。
=仕様=
〇機能および構成〇
CPU : 第 6 世代 Corei7-6770HQ
(2.60~3.50 GHz (ターボ使用時)、クアッドコア、6 MB キャッシュ、45W TDP)
CPUクーラーは冷却ファン搭載タイプ
VGA : intel Iris Pro グラフィックス 580
MEM : DDR4-2133+ SODIMM X2 1.2/1.35V、最大 32 GB
AUDIO: 最大 7.1 マルチチャネル・デジタル・オーディオ
エンクロージャー 交換可能なリッドを備えた金属およびプラスティック製
寸法:211mm x 116mm x 28mm
追加機能 サードパーティー製リッド交換をサポート
NFC ヘッダー
〇前面及び背面端子〇
・1 x HDMI* 2.0 (4K 60 Hz)
・1 x Mini DisplayPort 1.2 (4K 60 Hz)
・1 x DisplayPort 1.2 (Type-C コネクターに組込み)
・3.5mm フロント・ヘッドセット・ジャック、3.5mm リアスピーカー/TOSLINK コンボジャック
・ペリフェラル・コネクティビティー Thunderbolt™ 3 (40 Gbps) or
USB 3.1 Gen2 (10 Gbps) (USB Type C コネクター組込み)
・2 x フロント USB 3.0 (1 つは充電機能付き)
・2 x リア USB 3.0、
・コンシューマー赤外線ポート (フロントパネル)
・UHS-I 対応 SDXC スロット
・ネットワーキング インテル® I219-LM 10/100/1000 Mbps Ethernet
〇内部〇
・2 x 内部 USB 3.0
・2 x 内部 USB 2.0 (ヘッダー組込み)
・ストレージ: 2 x M.2 22 x 42/80 (key M) スロット
(SATA3 または PCIe* X4 Gen3 NVMe または AHCI SSD)
・インテル® Dual Band Wireless-AC 8260 soldered-down
(IEEE 802.11ac 2 x 2、Bluetooth 4.2、内部アンテナ、
インテル ワイヤレス・ディスプレイ 6.0)
〇OS〇
・Windows 10、Windows 8.1、Windows 7
・Linuxディストリビューション
〇セキュリティ〇
・基盤セキュリティー・Kensingtonロック採用
〇保証期間〇
・3年保証
〇同梱品〇
※本体以外
・上部カバー:スカルなしの追加リッド
・VESA マウント
・19V 120 W 電源
・統合ガイド
・プロセッサー・バッジ
→仕様、付属品について
19V-120wの大容量AC。CPU単体動作ではTDP45w程度ですが全体のバランスを考え大容量を採用しているようです。また、髑髏マークがない上部カバーはゲーミング向け、ワークステーション向け、両方のシーンにマッチできるよう配慮されていることは非常にポイントが高いです。
※余談になりますが、日本向けのこのパッケージには19v-120wAC用の日本仕様眼鏡ケーブルが付属されていないので別途購入が必要となっています。
=デザイン=
〇外箱〇
黒い箱に金色のintelの文字。漆黒のパッケージは今までのハイエンドCPUを彷彿させる絢爛さと存在感を醸し出しています。私がINTELだ!と言わんばかりの巨大かつ隙間をバランスよく空けたフォント配置は、製品を手に取る人たちに満足感をずっしり訴えかけてくるデザイン性だといえるでしょう。
またNUC本体側面をほぼ実寸サイズでパッケージに印字する事で、文字では伝わりにくい実際の大きさや対応端子の豊富さを見るだけで端的にアピールしています。
〇本体〇
サイズは非常にコンパクト。今までのNUCより横長になりましたが、薄さは今までの凡そ1/2以下。よりコンパクトかつフラットに存在感を醸し出しつつ、ハイエンド感を演出しています。更に漆黒のカラーリングに全体に展開するハニカム加工は、アクセントを加えつつ存在感をより大きく見せていると感じます。また、この加工はコンパクトな製品に対して最大限のデザイン性と放熱処理の兼ね合いをバランスよく取り上げていると考えます。
〇同梱品〇
ACアダプターが巨大ながら角を取り払った丸みのあるデザインは、本来あるアダプタの重みを軽く見せているかもしれません。これは、NUC本体は角があるデザインに対して一貫性がない事から推測できます。また、NUC本体のシンプルな取扱説明書は非常にわかりやすく、本体の組み立てはシンプルながらさらに簡単に行う事が可能です。
=組み立て=
組み立て工程は非常に簡単で、以下3点を行うのみで組み立ては完了します。
① 蓋を外す
背面部の4か所、中央部2か所のネジを取り外し底蓋を外します。
② メモリを取り付ける
上記スロットにDDR4メモリを弐基積むことが可能。
③ M.2を取り付け、①の工程を巻き戻す。
最大弐基ストレージを拡張可能、M.2取り付け後ネジ止めを忘れずに!
=課題=
本製品はインテルIris Pro 580グラフィックスを搭載しており、コンパクトなPCながらハイエンドなグラフィック性能を実現。
またM.2を2基搭載していることから、ハイスピードのRead及びWriteを実現。高速起動、高速アクセスによるストレスレスの世界を提供しています。
結果、今までにないコンパクトかつハイエンドの世界を手軽に体験可能になりました。
上記踏まえ、課題は最終提出日までベンチマークレビューできうる限りし続けるという形でチャレンジしてみようと思っております。
〇中間報告〇
9月19日の中間レビュー日までのベンチマークの結果を以下に載せていきたいと思います。
最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
使用機材
本体:支給品「intel NUC kit BOXNUC6i7KYK」
SSD :支給品「intel SSDSCKKW360H6」
インテル純正の高速M.2。
Mem : komputer Bay 2013mhz 16GB x2
OS :Windows10 pro 64bit
=1日1ベンチマークにチャレンジ!=
→9月1日
・電源ボタンを押してからデスクトップが表示されるまでは何秒?
主対象:intel SSDSCKKW360H6
〇試行回数5回
①18秒18
②18秒25
③17秒91
④17秒53
⑤18秒03
======
平均起動タイム17秒98
※参考:電源投入からintel nuc表記まで出る時間は平均となっています。
結果:最速17秒53という素晴らしい速度で電源投入からOS起動、
そして作業を開始できるということが今回の計測からわかりました。
昨今の駆け足なこのご時世、磁気ディスクのHDDに比べ格段に
M.2 のintelのSSDの速度の速さが際立つ数値結果となりました。
以上第一回ベンチマークを完了。
→9月2日
・Final Fantasy XI Official Benchmark
主対象:
CPU : 第 6 世代 Corei7-6770HQ
VGA : intel Iris Pro グラフィックス 580
score:5回試行
HIGH:6736 6832 7015 6991 6769
最大スコア:7015
平均スコア:6868小数点以下切り捨て
LOW :9687 9699 9775 9455 9417
最大スコア:9775
平均スコア:9606小数点以下切り捨て
結果:今でも人気が根強いオンラインゲームFF11のベンチマーク、
DirectX8.1~の旧世代ゲームではあるが、「intel Iris Pro
グラフィックス 580」にかかれば、一昔前のPCI-Eグラフィックカード
並みのスコアをたたき出しています。
未だに旧世代のPCから切り替えずにFF11をプレイしているユーザーには、
このNUCは買い替えPCとして最適解の一つであると断言できるでしょう。
以上第二回ベンチマークを完了。
→9月3日
・Final Fantasy XIV Official Benchmark
主対象:
CPU : 第 6 世代 Corei7-6770HQ
VGA : intel Iris Pro グラフィックス 580
score:5回試行
HIGH:1776 1797 1787 1796 1803
最大スコア:1803
平均スコア:1791小数点以下切り捨て
NORMAL :4701 4715 4702 4741 4700
最大スコア:4741
平均スコア:4711小数点以下切り捨て
結果:皆さんご存知FF14のベンチマーク、DirectX9c~の世代のオンラインゲーム
で、当時流麗なグラフィックにとても驚きました
今回もFF11同様「intel Iris Proグラフィックス 580」によるオンボード
VGAの計測を行いました。結果、一昔前のMidle~LOWクラスのPCI-E
グラフィックカード並みのスコアをたたき出すことがわかりました。
残念ながら、高設定で遊ぶには厳しいスコアですが、通常設定でのプレイ
には、殆ど影響がない数値をだしていることから、セカンドPCとして
このNUCの購入をFF14プレイヤは考えてもよいかもしれません。
以上第三回ベンチマークを完了
→9月4日
・intel Extreme Tuning Utility
主対象: CPU「第 6 世代 Corei7-6770HQ」
結果:1109MARKS
インテル純正のベンチマークソフト。ただベンチマークを測定する
だけではなく、オーバークロックをこのソフトウェア上で設定することも
できる万能ソフト。
結果をみるにオーバークロックしたCore i7 3770K~相当のスコアを
でしょうか、その程度をたたき出していることがわかりました。
一昔前のハイエンドCPUと同等の性能で、かつ低消費電力、そう考えると
旧世代のデスクトップを使用し続けている方に、このNUCはオススメである
といえるでしょう。
※オーバークロックは各自自己責任の元行ってください。
以上第四回ベンチマークを完了
→9月5日
・CINEBENCH_R15
主対象:
CPU : 第 6 世代 Corei7-6770HQ
VGA : intel Iris Pro グラフィックス 580
score:5回試行
CPU: 713cb 708 710 711 711
平均スコア:710cb小数点以下切り捨て
最大スコア:713cb
OpenGL : 81.68fps 80.41 80.57 79.53 79.45
平均スコア:80.328fps
最大スコア:81.68fps
結果:3Dソフトで有名なMAXONのベンチマークソフトCPUとOPNEGLのスコア
を計測してくれる優れもの。上記スコア結果をソフト上のランキングと
照らし合わせると、CPUはCore i7 3770~4770kの間の性能をたたき
出し、OpenGLに至ってはNvidiaQuadro 4000KMを凌駕する性能を
発揮していることがわかりました。
以上結果より、持ち運び可能な低コスト3Dのレンタリング用途のPC
として本製品はマストBUYであるといえるでしょう。
以上第五回ベンチマークを完了
→9月6日
・ドラゴンクエストX ベンチマークソフト
主対象:
CPU : 第 6 世代 Corei7-6770HQ
VGA : intel Iris Pro グラフィックス 580
score:5回試行
普通1280*720 10196 11616 11366 11583 11609
最大スコア:11609
平均スコア:11274
最高1920*1080 8867 8828 8831 8746 8726
最大スコア:8867
平均スコア:8799小数点以下切り捨て
結果:皆さんご存知FFととも国民的人気のDQのベンチマークソフト、DirectX9c~の世代のオンラインゲーム。
「intel Iris Proグラフィックス 580」によるオンボードVGAの計測が主となります。
結果、高設定で遊ぶにも殆ど影響がない数値をだしていることがわかりました。
コンパクトな新しいデスクトップでDQ10をプレイしたい方は、このNUCの購入は考非常にえて有益だとおもいます。
以上第六回ベンチマークを完了
→9月7日
・PSO2ベンチマーク
簡易1
55973
55851
58122
59127
56026
3
1920*1200
描画設定すべて最高
6
1592
1601
1557
1564
1538
1589
以上第七回ベンチマークを完了
→9月8~10日:出張のためお休み
→9月11日
・MHF編集中
8443
8441
8437
8445
8433
1920*1080
5162
5174
5176
5154
5158
以上第八回ベンチマークを完了
→9月12日
・HWBOTPRIME
1 5447.52
2 5445.93
3 5444.84
4 5448.32
5 5445.39
以上第九回ベンチマークを完了
→9月13日
・ST4
score FPS
1 9948 59.89
2 9947 59.99
3 9947 59.99
4 9949 60.00
5 9947 59.98
high
1 6663 56.88
2 6664 56.89
3 6652 56.71
4 6659 56.82
5 6659 56.82
以上第十回ベンチマークを完了
→9月14~17日:出張のためお休み
→9月18日
・CrystalDiskMark 5.1.2
1024MiB
Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 546.239 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 458.596 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 294.816 MB/s [ 71976.6 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 299.026 MB/s [ 73004.4 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 463.875 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 417.502 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 28.832 MB/s [ 7039.1 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 106.233 MB/s [ 25935.8 IOPS]
以上第十一回ベンチマークを完了
→9月19日
・聞き分け人力ベンチマーク
PCのベンチマークソフトかと思ったら自分の耳ベンチマークソフトでした。
聴覚のオーバークロックはなかなかできないと感じる自分の年でした…。
※このベンチマークはPCそのもののベンチではありません。
以上第十二回ベンチマークを完了
以降最終日まで続行
※出張分は、後ほど補講予定です。もしこの
レビューを見た方で何かとってほしいベンチマークがありましたらコメントください。
できるレベルになってしまいますがチャレンジしていきたいと思います。
以上が課題中間報告となります。10月31日までベンチマークを上げ続けていこうと思いますので、どうぞお暇なときに見て頂けたら幸いです。
ユーザーの皆様、最後まで読んでいただきありがとうございました。
→9月20日
• RPGツクールVX
RPGツクールVXの動作を測定するソフト
※rgss200j.dllのランタイムをインストールすると起動ができるようになります。
■測定結果■
試算 9 回のアベレージ
描 画 : 199
演 算 : 394
マップ : 218
────────
合 計 : 811
結果:目安から相当に処理が重いゲームでもほぼ快適にできるとのこと。
以上第十三回ベンチマークを完了
→9月21日
• MDXベンチ
ManagedDirectXを使用したベンチマーク。
例外エラーが発生し、アプリが強制終了するため計測できず。
以上第十四回ベンチマークを完了
→9月22日
・大脳ベンチマーク
CPU測定のベンチマーク…かと思いましたが、使用者の脳みその回転を測るソフトでしたorz
簡単に説明すると表示される二つの数字を足していき、頭がつかれたら停止ボタンを押す。
結果がポップアップに表示されます。
1分程実験したのですが私の脳の速度はPentiumⅢの33.898mhz相当との事。
注釈に「たとえるならウソつきです。」と書いてあったのがかなりブラックユーモアでした。
※このベンチマークはPCそのもののベンチではありません。
以上第十五回ベンチマークを完了
→9月25日
・UFOベンチ
1秒間に何枚のスプライトを描画できるかを計測するソフト。
結果は反重力という形で表示されます。
その下に謎のコメントも表示されるのもある意味魅力?
本製品計測結果
反重力847
コメント
お月様「こんばんわ」お元気!
計測結果をみるにジョークソフト的要素が高そうですね…
以上第十六回ベンチマークを完了
9/26-30 出張のためお休み
※10/1分からのアップデート中
→10月3日
・Auslogics BenchTown
3D-2Dグラフィクス、HDDのパフォーマンス、メモリスピード、CPUの処理速度を総合的に
計測するソフト。
シンプル、かつわかりやすいグラフィカルユーザーインターフェイスでだれにでも簡単に
計測することができます。
自分のPCの数値はどの程度なのか、ワンクリックで友達と結果を共有、または総合サイトに
アクセスすれば数値の比較化も可能…でした(´・ω・`)
なぜ「でした」という表現を書いているのかというと、本家サイトが閉鎖しており結果の
比較がもはやできなくなっているのが現在の状況だったりします。
残念ながらどの程度すごいのか等、今となってはわかりかねますが総合的に評価を行うこと
ができるソフトとして気になった方は検索してはいかがでしょうか?
以下評価結果
⇒画像01
総合評価1487
3Dグラフィック665.58
2Dグラフィック495.8
HDDパフォーマンス4960.9
メモリ速度2170.3
CPU処理速度7816.4
結果:CPUの処理速度が際立っているのがわかります。やはりCore i7 6770HQはまるで別格、
計測結果からは感じられました。
以上第十七回ベンチマークを完了
→10月4日
・HDBENCH
前世紀から古く愛されている総合ベンチマークソフト。
整数演算や浮動小数点計算、メモリの速度計測など、各種計測結果を細かく確認できる。
計測結果はソフトウェアに内蔵されている他CPU等の計測結果と照らし合わせることができ、
便利な仕様となっています。
しかしながら前述にも書きましたがソフトウェア自体が古いため、照らし合わせる計測結果も
もちろん古く、比較対象がPentimⅢなどであることが難点でしょうか。
では、今回の計測結果の一部を抜き出すと以下のような結果が生まれました
⇒整数演算
Core i7 6770HQ 891188
Pentium Ⅲ 1Ghz 40425(ソフトウェア内情報より)
その差、約22倍!
⇒浮動小数点計算
Core i7 6770HQ 258924
Pentium Ⅲ 1Ghz 42290(ソフトウェア内情報より)
その差、約6倍!
整数演算においては2000年以前のCPUのおよそ22倍の計測結果が、浮動小数点計算におい
ては約6倍の結果が生まれました。この結果から見るに全盛期からCPUは大きなスペック
アップを果たしているということがわかります。
画像02
以上第十八回ベンチマークを完了
→10月5日
Parkdale
検索をかけるとカナダの地名として最初に表示されるHDDベンチマークソフト。
QuickAccess、FileAccess、BlockAccessの3タイプの計測を行うことができ、その都度自分の環境にあったベンチマークを行うことが可能です。また、テスト結果をWEBから比較することも可能なので気になったかたは一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
画像3
さて、今回はQuickAccessにて計測を行いたいと思います。
(この計測はシーケンシャル読み書きのアクセス速度、 4 KB ブロックと 32 の同時実行スレッドを使用してランダム アクセス速度を確認します)
設定はファイルサイズ1000MB、ブロックサイズ1MBにて計測を行いました。
画像3
Write 340.8MB/sec
Randam QD32 .6MB/sec
Read 463.4MB/sec
Randam QD32 25.8MB/sec
この計測から確認できることは読み込み速度の速さが特に目立ちます。
さすがintelのM.2といったところでしょうか…。
以上第十九回ベンチマークを完了
→10月6日
Nova bench
CPU、GPU、メモリ、記憶媒体のベンチマークを行うことができるソフトウェア、MAC版にも力を入れているようで公式サイトにいくとMAC専用のベンチマーク結果の項目もみうけられます。
計測後オンラインボタンをクリックすれば公式ウェブサイトで他PCの計測結果を参照可能になります。
画像4
今回の計測結果をピックアップすると
CPU Tests (Score: 842)
Graphics Tests (Score: 225)
となっていました。
これを公式ウェブサイトの計測結果に照らし合わせるとCPUは「Core i7 4770K」相当(834)、GPUは「ATI Radeon HD 5000」相当(227)の速度が出ていることがわかります。
結果からわかることは、CPU、GPUともに低消費電力ながらある程度のゲームやワークステーションの機能を十二分に発揮できていることが推測できます。
以上第二十回ベンチマークを完了
→10月7日
SteamVR Performance Test
Steam内で公開されているVR導入に適しているかを測定するベンチマーク。
早速ベンチマークを回してみましたが、今話題のVRを行うにはどうやらGPUパワーに問題がやはりあるようです。3D周りはQUadro4000KMを凌駕する計測結果が一部でましたが、VRゲームを行うにはパワーが足りないようです。
写真05
以上第二十一回ベンチマークを完了
→10月10日
A列車で行こう9ベンチマーク
2010年発表のA列車シリーズ9のベンチマークソフトです。
OPとDEMOが2タイプずつ流れfps数のアベレージが表示されます。
画像06
計測結果から確認すると、4種類平均で50fpsをこえておりバランスよくIrisPro、6770HQともにゲームを楽しむことができるようです。
以上第二十ニ回ベンチマークを完了
→10月11日
Dragon's Dogma Onlineのベンチマークソフト
2015年7月から展開しているCAPCOMのオンラインアクションゲーム。
ゲームの推奨仕様を確認するとFF14が稼働するスペックという認識で遊べるようですね。
※Direct9.0c以降が必要とのこと
今回は標準、最高設定の二種類ベンチマークを回してみました。
画像1.2
標準 5045⇒快適
最高設定 3333⇒普通
両設定ともゲームを行うには問題ないレベルで稼働するようです。
このゲームを新規で始めようと考えている方で部屋のスペースが取れないとお嘆きの方は、本製品を試してみてはいかがでしょう?
以上第二十三回ベンチマークを完了
→10月12日
Unigine Valley Benchmark
Unigineが新たに開発したグラフィックスエンジンを用いており、内蔵されたアルゴリズムがプロシージャル生成(計算によって生成されるテクスチャー)によってテクスチャ表現をレンダリングするベンチマークソフト。
以下結果
FPS:28.3
Score:1186
Min FPS:14.2
Max FPS:50.5
Render:Direct3D11
Mode:1920x1080 fullscreen
Preset:Custom
Quality:High
開発環境下としては少し物足りない
以上第二十四回ベンチマークを完了
→10月13日
フロントミッション オンライン
フロントミッションシリーズのベンチマークソフト。10年以上前のソフトですがベンチマークはこのNUCでも動きました。
計測結果
800*600 一回目 24190
二回目 23920
三回目 24320
快適にゲームをできるレベルとのこと。1600*1200では強制停止がかかってしまいますが、いまだにゲームを楽しみたいのであれば選択肢に入れてもよいかもしれません。
以上第二十伍回ベンチマークを完了
→10月14日
UNIGINE Heaven Benchmark 4.0
FPS:19.3
Score:487
Min FPS:5.3
Max FPS:53.9
Render:Direct3D11
Mode:1920x1080 fullscreen
Preset:Custom
Quality:High
Tessellation:Disabled
以上第二十六回ベンチマークを完了
→10月17日
討鬼伝 極
戦闘デモを行い動作環境を確認するソフト。かなりのスペックを要求するゲームのようです。
アプリケーションを立ち上げると
以下のような仮判定が・・・
[システム情報]
△ CPU Intel(R) Core(TM) i7-6770HQ CPU @ 2.60GHz
OK OS Windows 8 64bit
○ メモリ 容量:32209MB : 空き領域:28366MB
OK ハードディスク[C:\] 空き容量:256.14GB 総容量:342.83GB
ビデオカード Intel(R) Iris(TM) Pro Graphics 580
△ VRAM 1024.0MB
○ 頂点シェーダ 5
○ ピクセルシェーダ 5
OK DirectXのバージョン DirectX 12
OK サウンドカード Realtek Digital Output (Realtek High Definition Audio)
CPUが△なのは正直驚きです。あとOS情報をちゃんと読んでいませんね・・・(´・ω・`)
そして、ベンチマーク結果ですが「平均フレームレート15.8」でした。設定はデフォルトのままで行いましたがこのベアボーンではゲームとして成立しないなぁ、というのが正直なところですね。
以上第二十七回ベンチマークを完了
→10月18日
真・三國無双7 Empires
真・三國無双7 のベンチマークソフト。新キャラベースに戦闘シーンをさせPCを計測します。
三種類の負荷を選択することが可能で自分にあったPCの設定で計測が可能になっています。
また、討鬼伝 極よりも軽いゲームのようです。
以下結果
[システム情報]
△ CPU Intel(R) Core(TM) i7-6770HQ CPU @ 2.60GHz
OK OS Windows 8 (Build 9200)
○ メモリ 容量:32209MB : 空き領域:28091MB
OK ハードディスク[C:\] 空き容量:255.40GB 総容量:342.83GB
ビデオカード Intel(R) Iris(TM) Pro Graphics 580
○ VRAM 1024.0MB
○ 頂点シェーダ 3.0
○ ピクセルシェーダ 3.0
OK DirectXのバージョン DirectX 12
OK サウンドカード Realtek Digital Output (Realtek High Definition Audio)
[ベンチマーク測定結果]
△ 平均フレームレート 42.2 高グラフィック
○ 平均フレームレート 57.7 通常グラフィック
以上結果よりわかることは高負荷では若干のかくつきはありますが概ね本製品で遊ぶことが可能のようです。
このゲームをシンプルにこれからチャレンジしようとしている方にはオススメです。
※OSが相変わらずちゃんと読まれてませんね…(´・ω・`)
以上第二十八回ベンチマークを完了
→10月19日
HD Tune FREE
ハードディスクの状態をチェックするソフト。
今回のベンチはPro版ではないため読み込みのみの計測結果が表示されます。
INTEL SSDSCKKW360H6 Benchmark
Transfer Rate Minimum : 274.9 MB/sec
Transfer Rate Maximum : 395.9 MB/sec
Transfer Rate Average : 382.8 MB/sec
Access Time : 0.1 ms
Burst Rate : 125.4 MB/sec
CPU Usage : 2.2%
読み込みのみですが、MAX400MB/sec程度の速度が出ていることがわかります。
別のソフトと違い読み書き中の速度が折れ線グラフで表示されるため、異常があった時すぐ確認できるのは便利ですね。
以上第二十九回ベンチマークを完了
→10月20日
• TxBENCH 0.95 beta FREE
ベンチマークだけではなくHDDのerase機能もついた多機能検査ソフト。
またFWの検索もボタン一つで行ってくれるので便利なツール。
今回は基本ベンチマークを行い「読み書き」の計測を行ってみました。
11
基本ベンチマーク結果
────────────────────
ドライブ : INTEL SSDSCKKW360H6
計測モード : FILE モード (C:)
計測結果
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シーケンシャル 最大(128 KB) QD32
読み込み = 0520.023 mB/s ( 0495.933 MB/s )
書き込み = 0320.287 mB/s ( 0305.449 MB/s )
ランダム 最大(128 KB) QD1
読み込み = 0132.472 mB/s ( 0126.335 MB/s )
書き込み = 0180.411 mB/s ( 0172.053 MB/s )
ランダム 4 KB QD1
読み込み = 0025.844 mB/s ( 0024.647 MB/s )
書き込み = 0074.372 mB/s ( 0070.926 MB/s )
ランダム 4 KB QD32
読み込み = 0282.588 mB/s ( 0269.497 MB/s )
書き込み = 0261.794 mB/s ( 0249.666 MB/s )
以上結果
読み書き共に安定した結果が得られました。グラフィカルユーザーインtなーフェイスが非常にみやすいため、初心者でもわかりやすくintelのM.2記憶媒体の計測結果がより際立って見えますね。
以上第三十回ベンチマークを完了
→10月21日
• N-Bench 3.1
某なんとかMDが開発したベンチマーク
結論⇒起動せず
以上第三十一回ベンチマークを完了
→10月24日
• スカウター 1.01
某ドラ〇ンボールのスカウター機能のようなベンチマーク。
計測結果がどのレベルなのか全く想像がつきませんが、計測した結果は「196266.31」<ギニュー級>とのこと。
せめてフリーザ級とかがみたかった…
※どなたかこれの計測結果の指標を…orz
以上第三十二回ベンチマークを完了
→10月25日
• Bencher 7.5.3
⇒整数演算と浮動小数点計算をシングルスレッド、もしくはマルチスレッドで計測するベンチマーク。
本製品の結果は以下の通りになりました。
シングルスレッド
Integer:1171
Float:1113
Total:2284
マルチスレッド
Integer:1236
Float:1168
Total:2404
本CPUも計算処理はマルチスレッドのほうが計算能力が高いことがわかります。
以上第三十三回ベンチマークを完了
→10月26日
• CheckSpeed 1.4.2a
エクセルファイル形式のため計測ツール起動せず。
現状計測不可
以上第三十四回ベンチマークを完了
→10月27日
• D2DBench 1.2
Direct2DとGDIで計測するベンチマークツール。各描画を1000回行い計測を行います。
OS:Microsoft Windows NT 6.2.9200.0
ウィンドウサイズ:1920×1080
実行回数:1000
計測結果
GDIオフ
アンチエイリアシング:False
D2D文字列:603ms 0MPixel/s
D2D線:546ms 0MPixel/s
D2D塗りつぶし:2155ms 1450.11MPixel/s
D2DBitBlt:1139ms 2743.63MPixel/s
GDIをオン
アンチエイリアシング:True
GDI文字列:1435ms 0MPixel/s
GDI線:1015ms 0MPixel/s
GDI塗りつぶし:1550ms 2016.12MPixel/s
GDIBitBlt:1886ms 1656.94MPixel/s
計測中、結果ともにIntel(R) Iris(TM) Pro Graphics 580の安定感が垣間見える結果となりました。
以上第三十五回ベンチマークを完了
→10月28日
• ルートX
平方根を少数点以下何万桁も計算しその計算速度を表示するベンチマークソフト
標準の平方根を求める数を2と小数点以下の止める桁数は6桁として計測。
計測結果
開平方
√2以下の小数点以下10000桁の計算は0.1204秒
級数
√2の級数は15個。小数点以下10000桁の計算は0.375秒。
あっという間の計算の結果でした。スーパーπ等の結果然りですが、本CPUの速さがうかがい知れます。
以上第三十六回ベンチマークを完了
→10月31日
• FFTBench 2.0
65536ポイントのフーリエ変換演算を3秒間に何回できるかを測定するソフトウェア。計測結果を登録されたウェブサイトで照らし合わせCPUを比較することが可能なツール。
計測結果
⇒「2165」
ウェブサイトの計測結果と照らし合わせるとデスクトップCPUの「Core i7 2600K」相当ということがわかりました。いわいるノート用途である本製品が旧製品ではあるがデスクトップ向けCPUと十分はりあえる問うことが本結果からわかります。
以上第三十七回ベンチマークを完了
総評:
Core i74770K相当のオンボードCPU「Core i7 6770HQ」、QuadroK4000Mを凌駕する「Iris Pro 580」。この両者が備わったこのベアボーンは、ゲーミング向けとしても、ミニサイズのワークステーションとしてもオールマイティに役割をこなすことが可能はマルチな製品であるといえるでしょう。また、個人的な主観に立った意見になりますがワークステーションとしてAdobeのCC製品を安定稼働させることができるコンパクトかつハイパワーなところもかなりの魅力だと思いました。
最後に:
今回はベンチマークを37種類チャレンジしましたが、次回はもっと多くのベンチマークにチャレンジしつつよりわかりやすいレビューにシフトしていけたらと思います。
このたびは最後までレビューを見ていただきありがとうございました。
また、レビュー商品を提供くださいましたスポンサー様に深くお礼申し上げます。
では・・・
失礼いたします。
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