My Passport for MacはMac専用の外付けHDDで、MacのUSB端子に接続するだけで認識するので、初期化は不要です。
小型のデザインでiPhone4sと並べてみましたが、ちょうどiPhone4sと長手方向はほぼ同じで、ちょこっと横に広げたイメージです。
従来の外付けHDDに持っていたサイズ感からすると明らかに小さい印象です。
iPhone4sとの大きさ比較
下に従来の2.5インチHDDの外付けドライブと比較してみました。やっぱり長手方向が極端に短くなっています。これまでHDDケースと比べると驚きの小ささです。中身は2.5インチではなく、以前にiPod Classicに搭載されていた1.8インチHDDなのかと思わせます。
普通の2.5インチ外付けHDDとサイズ比較
SATAの2.5インチのベアHDDと大きさを比べてみると、My Passport for Macはひとまわり大きいことがわかります。
2.5インチのベアドライブと大きさ比較
これは内部的には2.5インチHDDそのものに通常はSATAのインターフェースがあるところに直接USB3.0のインターフェースを搭載していると思われます。
このような仕様のHDDは一般的ではありませんが、Western Digital社は今や世界に数少なくなったHDDを自ら製造できるメーカーでもあるので、こんな特別な仕様のHDDを自社ブランド製品のために製造できるのではないかと思います。
さらにMac用のフォーマットがされている上に、Mac専用にHDDをパスワードで保護するためのセキュリティソフトや診断や消去をするユーティリティソフトも備えているので、Macと組み合わせて使うのにメーカーのサポートも受けられるので非常にいいのではないでしょうか。
さらに3年保証に裏付けられる高信頼性も、HDDメーカーの自信の表れとも思いますので、内蔵SSDの残り容量に不安になってきたMac Bookユーザーにオススメの一品です。
Parallels Desktop 11ですが、今回はMac Book Air 11でレビューすることになりました。
私のMac Book AirはSSDの容量が256MBしかありません。当然今からParallels Desktop 11の仮想環境を構築するための領域をSSD上に確保できないので、仮想環境は同時にレビューするMy Passport for Mac上に置くことにしました。
.pvmという拡張子のファイルがWindowsの仮想マシンです。
仮想ディスク
Windows7とWindows8とWindows10のファイルがあります。
Windows7のイメージはParallels Desktopの旧バージョンで使用していた仮想マシンです。
My Passport for Macにコピーして、MacBookAir上のParallels Desktop 11ですぐに認識しました。旧バージョンで使っていた頃よりWindows7も快適に動作しています。
Windows7起動中
Windows10はWindows7からParallels DesktopでWindow10にアップグレードさせたものです。Windows10へのアップグレード自体は数時間かかりましたが、これはWindows PCとさほど変わらないのではないかと思います。
もちろんWindows10における注目機能の音声認識アシスタント Cortanaも動作しました。
Windows10のCortana動作中
最後に紹介するWindows8環境は、以前に使っていたHP 2133というネットブックから移行させてきた環境です。Parallels Transporterというソフトウェアを使うと、簡単にWindowsPCから環境をそのまま持ってくることができるとのことで、今回試してみました。
何回か移行に失敗しましたが、無事環境を持ってくることができました。この辺は何かしらコツがあるのかもしれません。
Windows8動作中
My Passport for MacはUSB 3.0接続で速度も速いので、私のようにWindowsの仮想環境をHDD上に置いても意外なほどストレスなく使えるのではないでしょうか。
このような使い方をすればMac本体の貴重なSSD領域を消費しなくて済みます。
Parallels Desktopはこれまでも、これまでも使っていましたが、Windows PCと比べてしまうとパフォーマンスに不満を感じたのと、Windowsの仮想ディスクの領域をMac本体のHDDやSSDに設けられる余裕はなかったので、自分の手持ちの中で比較的新しいMac Book Airなどではほとんど使ってきませんでした。
Parallels DesktopへWindowsを外付けUSB3.0のHDDに導入する使い方が可能であればWindows PCはほとんど自宅で使う必要がなくなります。
仮想Windowsのファイルを外付けHDD上に置いても、USB 3.0で接続されたMy Passport for Macのパフォーマンスが良好なのか、Parallels Desktopの仮想環境のWindows 10の動作が著しく遅いという印象は特にありません。
今回のParallels Desktop 11では従来バージョンと比較して速度が向上しているおかげ、思った以上に普通に使えるように思えます。
Mac Book Airでも簡単な処理であれば、My Passport for Macで仮想環境を構築するのも問題ないレベルです。サスペンドさせた仮想環境からの立ち上げはMy Passport for Mac上からも非常に早いです。
Parallels Desktopへ新規仮想マシン
Parallels DesktopにおけるWindows7からWindow10へのアップグレードは非常に簡単。
これまで会社のPC環境は未だにWindows 7なので、最新のWindows 10は使用したことがありませんでした。Macにおいては残念ながら画面のタッチが使えないことからWindows 10のユーザビリティに関しては一部確認できませんが、私のようにWindows 7で開発したソフトウェアをWindows 10などで試したいというということで導入してみました。
Parallels Desktopにおける仮想環境をWindows 7からWindows 10へのアップグレードする作業そのものはあっけないほど簡単で数時間で完了してしまいます。
新規仮想マシン追加の画面
海外で開発したソフトウェアを日本語環境のWindowsで動作させると不具合が発生したりします。このような場合には大抵原因を特定するのに非常に多くの時間を費やします。
Parallels Desktopにおいては、複数のWindows環境を切り替えて動作確認を行うようなことが、非常に容易になるのでWindows7,8,10のそれぞれのバージョンの様々な地域にローカライズされた仮想環境のWindowsを同一マシン上で切り替えたり、または同時に動作させることができるのは大きなメリットです。ソフトウェアデバッグにおいて利用してみたいと思います。
Windowsのレジュームからの復帰もわずか数十秒です。同時立ち上げするとさすがにMacBookAirには過負荷ですが、これだけサスペンドとレジュームが早いと立ち上げ直すのも待たされるという感覚に乏しいです。複数のWindows環境の行き来が容易になると思います。
ディスクイメージを丸ごと保存して保管できるのは、ソフトウェア開発には非常に役立ちそうです。デバイスドライバなどを開発する場合には、様々なWindows環境で動作を確認することは容易ではなかったのですが、Parallels Desktopならではメリットになります。
便利だと感じたのは、Parallels DesktopではPCのWindows環境からそのまま移行できるParallels Transporter Agentがあります。具体的には環境を移行する元になるWindows PC上でParallels Transporter Agentをダウンロードしてインストールします。
Parallels Transporter AgentはParallelsのサイトよりダウンロードできます。
Parallels Transporter Agent
あとはこのParallels Transporter Agentを起動すれば、起動ディスクを丸ごとParallels Desktopで使える仮想環境ファイルの.pvmファイルを作成してくれます。
Windowsでできることも大抵はMacでできるようにはなっています。3D−CADや回路シミュレーションのソフトなどはMac用はないかと思い込んでいましたが、Mac用もありました。
Autocad123d on Windows10
LT-spice on Windows10
以前に比べて、どうしてWindowsでないと困るということも減ってきた印象もありますが、昔のソフトはWindows専用です。特に仕事で使う機器などの今後も長年にわたって使い続けることになるので、複数のWindows環境を使い分けられるParallels Desktopはレガシー資産を使い続けるためには自宅マカーにとって便利な存在になると思います。
外付けHDDとしては、非常に小型で、高パフォーマンスで昨今、薄型軽量になりストレージがほぼ全機種がSSDとなり、犠牲となったMacBookシリーズの記憶容量を補うベストパートナーです。
最初からMac対応していて、3年間の製品保証が付いているで、Macと組み合わせるのに最適です。
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