1.はじめに
今回レビューをする商品は、TOSHIBA dynabook N29 というWindows10 Homeを搭載し、ノートPCにもタブレットにもなる2in1タイプの1台です。
公式ページでは正真正銘ビジネス仕様とうたっているこのPCを普段、職場で数千人が使う社内パソコンのキッティングや設定から展開、運用管理などをしているインフラ系SEの目線でいろいろとみていきたいと思います。
モバイルなPCのビジネス仕様については、余計なアプリや機能は不要、バッテリーの持ち、重さ、画面解像度、やっぱり書き物はキーボード、など様々あります。
公式ページを見ていると、すべての条件をクリアしているように見えますが、中身もビジネスで活用できるアプリケーションなのかを中心に調べてみたいと思います。
今回は、モバイルPCとしての使いやすさも評価したいと思いますので、ここから先のセクションに関しては、dynabook N29を使って、基本は自宅以外で書き上げていこうと思います。
2.パッケージ
レビューの指令書には、開封の儀などは不要と書いていますが、ビジネスではパッケージ一つでも大きな問題が出ます。
大量導入などを行うと、大量の段ボール箱やビニール袋など、ゴミが大量に出ます。そもそも、箱が大きいと保管する場所も確保が必要です。
ユーザーはPCを使いたいだけなので、段ボールは間違いなくゴミになります。
最近は段ボールを複雑に組み合わせて立体的になっていることが多く、その箱が大量にあると畳んで処分する作業が結構時間を取ります。
ある程度はしょうがないのですが、パッケージングとしてこの辺のことにも気を使っていただけると、システム部の現場としては非常に助かります。
まずは、外箱。
サイズも縦230mm横330mmと非常にコンパクトだと思います。
届いた時も小さな箱に驚きました。
数百台レベルで納品されていても占有する場所は少ないと思います。
内容物を取り出してみました。
写真の左側が最終的にゴミになる部分です。
比較的シンプルな梱包です。
緩衝材に発砲ポリエチレンを使っているので分別が必要ですが、形がシンプルなため処分しやすそうです。奥に挟まっている感じではなく、入っているだけなので、簡単に分別できました。
段ボールも薄いタイプなのでたたむかつぶすでよさそうです。
大量にある場合、分解する作業も手間がかかるので、なるべく少なく、処分しやすいとうれしいですね。
売る側も買う側も、あまり気にしない部分ですが、企業の現場では問題になることがあります。
3.ファーストインプレッション。数時間使ってみて思ったこと
ゴールドで落ち着いたカラーリングです。
色に関しては、もう少し選択肢があってもいいと思います。個人的には可もなく不可もなくでしょうか。
キーボードドックの裏側ですが、同色系のプラスチック感が強いです。
普段見えないところなのですが、持ち歩く際には見えてくる部分なので同じ素材にしてもらえたらと思いました。
本体を開けてみました。
最大に開くとこのくらいまで開きます。開くと同時に台座でキーボードが傾斜するようになっています。
キーボードですが、キーピッチ17mmということで、普通のものより2mmほど狭くなっています。
アイソレーションタイプでゴールドと黒のキーのコントラストのおかげで、ミスタイプは少ないように感じますが、配列が特殊な部分もります(後述します)、キーストロークは短めの1.1mmのため、好みがわかれると思います。
キーを押し込んだ感覚ですが、クリック感は軽いのですが、キーボード裏の台座はしっかりとしているためか、安定して入力できます。
キー配列についてですが、このクラスのサイズのキーボードは配列が特殊になるので、通常のキーボードに慣れていると、ミスタイプが増えます。
文字を打っていて思いましたが、縦に5段しかないため、ファンクションキーが数字キーと兼任しています。
半角英数変換やカタカナ変換などよく使うので、細くてもよいので独立してほしかったです。
タブレットについている各種インターフェースですが、カバーがないタイプです。
MicroSDカードのスロットはカードを差し込むと若干飛び出るため、カバンなどに出し入れしているとイジェクトされてしまい、カード紛失とかもありそうですね。この辺はカバーを付けるかロック機構があるといいと思います。
4.dynabook N29について
製品仕様については、公式ホームページを見ていただくのがわかりやすいと思います。
URLを貼っておきます。
http://dynabook.com/pc/catalog/n40-n29-2015-fallwinter-pn40tgp-pn29tgp-nya/
個人的にレビューを書く中で感じたことを書いていきます。
CPU Atom Z3735F 1.33Ghz(TB 1.83Ghz)、メモリ2GB、ストレージ 64GBフラッシュストレージ、ディスプレイ 1920x1200と解像度を除けば、安価な8インチクラスのタブレットと比較しても、特別飛び出た性能ではありません。
文書作成やブラウジングなど、一般的な事務作業では、それほど能力を必要としていないので、十分なのかもしれません。
解像度が高いことで、小さな文字でもくっきり見えるので目の疲れは少ないと思います。
タブレット単体で、479gキーボードドック込みでも989gと1kgを切っています。
持ち運びも楽ですね。タブレット単体でも500g以下なので、大きさの割には軽く感じます。
処理能力ですが、このレビューを書くにあたり、テキストエディタやOneNote、ブラウザ、画面キャプチャソフトなどを使っていますが、性能不足を感じることはないです。
画像編集に関しては、もたつきが感じられましたが、不要なら閉じるを意識していれば気にならないと思います。
一般的にどのくらいというのを文書で表すのは難しいので、とりあえずベンチマークを走らせてみることにしました。
ストレージ評価の定番CDM
悪くはないですが、早いわけでもなさそうです。ランダムQD32が結構頑張っていますね。
おまけで、MicroSDカードスロットのCDMを取得しました。
microSDカードは
を使いました。
タブレット側のMicroSDカードスロットのCDM
キーボード側のSDカードスロット
どちらも、内部的にはUSB2.0接続な感じですね。
CHINEBENCHI
散々な結果ですね。CPUパワーやグラフィックには期待しないほうが良いでしょう。
せっかくWindows10ということで、Windows10版のMinecraftをインストールしてみました。
ダメだろうと思っていましたが、結構サクサク動きます。評価版でしたが、早速子供に見つかり奪われましたが、普通に動いているようです。
PSO2ベンチ
環境設定で簡易設定1で計測しました。かろうじて動く程度でしょうか。
ベンチ中はタブレットが結構熱くなります。
大体、性能レベルがわかっていただけたと思います。
ベースはノートPCだと思っていますが、8.9インチということで、キーボードも小さいです。幅23.5cmにすべてのキーを収めるのは大変だったと思います。
キーピッチが狭いので、窮屈な感じがしますが、これも慣れてくると、移動量が少なくなっているためかいい感じになってきます。私の指が太いので最初は厳しいかなと思っていましたが、使いやすくなってきました。
もともと腱鞘炎なこともあり、キーストロークが重いとつらいのですが、浅いストロークと軽めのキータッチで文字を入力できるので、私個人としては悪くない印象です。
ただ、英数字以外のキーは変則的なため、ここはつらいところですね。
「¥」マークを使おうと指を伸ばすとキーがないことに気が付きました。
キーはなぜか、「Z」キーの左にあります。
なぜこの位置なのか不思議ですが、文書を書く際にはほとんど使いませんから、この位置でも不都合ないんでしょうね。ただ、左SHIFTが小さくなってしまっているため、間違って押してしまうことが多いです。
「¥」マークは職場で私はネットワークアドレスなどを入力することが多いので、結構使うので気になりました。
・職場で使ってる8インチタブレット(Lenovo Miix28)をdynabook N29に乗り換えた
Miix2 8を常用していましたが、これを乗り換えてみました。
単純に8インチ→8.9インチをサイズアップ、内部的な処理性能で言えばほどんど変わりません。
若干N29の方が下のようですがわからないレベルです。
ですが、私のMiix2.8と比べると、ストレージが32GB→64GB、画面サイズが1280x800→1920x1200と向上し、ビジネス限定で言えばスペックアップしています。
画面が広くなった分表示できるエリアが増えて使いやすいです。ストレージも余裕ができたので、気にせずガンガン資料保存できます。
タブレット時に、8.9インチで画面のふちが広いせいか、片手ではちょっと大きいため、机に置いて使います。
そのため、ちょっと邪魔な時がありましたが、手持ち資料の時はTruCaptureで読み込んでから、持っていくと幸せですね。
5.添付のアプリケーションについて
正真正銘ビジネス仕様というからには、添付アプリケーションソは法人モデルのように入っていないのか?
その辺について調査します。
初回起動時点でインストールされていたアプリケーションは以下のようになっています。
結構入っていますね。でも少ないほうかもしれません。
よく入っているのですが、社内Webシステムと相性の悪くなる、ブラウザのツールバー関係もないので好印象です。
法人モデルではないので、ざっと見た感じですが、社内SEとして働いている私から見ると、使わないソフトが多いように感じます。
添付のアプリケーションをプレインストールすることで、PC本体を安価に提供できるようになるので、ダメとは言いませんが、できれば、あとから任意でインストールする形のほうが、うれしく思います。
ビジネスで必須ともいえるOfficeソフトですが、インストールされていたのはOffice Mobileでした、Excel、Word、PowerPointの3つが利用できますが、通常のOfficeとは違い、オブジェクトを張り付けたExcelは開けないなど、機能に若干の制限があるようです。
必要に応じて、Office関連は用意したほうがよさそうです。
ちなみに、OneNoteもプリインストールされており、レビューの仕上げに使いました。
個人がビジネスで使う分には、添付のアプリケーションに関しては、不要なものに関してはアンインストールで対応できそうです。
セキュリティソフトは会社指定のことが多いので、できれば入っていないほうがよかったと思いました。
仮に職場で大量導入となると、手動で1台1台セットアップする場合は手間がかかりそうですね。
トータルで見るといろいろとアプリケーションが入ってはいるが、邪魔をしていないように感じます。
通常PCを購入し、サインインするといろんなアプリケーションが立ち上がり、げんなりすることがありますが、このPCに関しては、自分で起動しない限り普通にOSをクリーンインストールした時と変わらない状態だったことを書き添えておきます。
レビューの課題にもあった、TruCapture、TruRecorderについて調査していきます。
6.TruCaptureを使ってみた。
TruCaptureというアプリケーションですが、簡単に言うと、カメラで資料を画像に変換するソフトになります。
機能としては単純なものですが、特徴としては、
・斜めから撮影したホワイトボードや資料を台形補正が可能
・紙の資料など、白部分が多いものを撮影した際の露出調整が可能
・OCR機能により、テキスト変換が可能
という感じでしょうか。
まずは、手元にあった資料を撮影してみました。
プレミアムレビューではおなじみ指令書です。
起動するとすぐに撮影画面になります。
1つの資料に対して2回撮影するのが基本のようです。
撮影完了すると、このようにカメラでは斜めに表示されていますが、撮影後、自動で紙の枠に合わせてトリミングと台形補正がされて、画像保存ができます。
うまくトリミングされない場合もありますが、手動でのトリミングにもお対応しており、資料の一部分の取り出しなども可能です。
500万画素ということですが、あまりきれいとは言えない状態です。紙上の文字もかろうじて判別できますが、こんな資料だよというレベルだと思います。
カメラの性能にかかわる部分ですが、基本的に室内での使用になります。もう少し明るいレンズだったらよかったかもしれませんね。
内蔵カメラではなく別のカメラで撮影した写真でも取り込めるようなので、試しにスマホのカメラ(1600万画素 F1.9 GalaxyS6Edge)で撮影した同じ資料をTruCaptureに取り込んでみました。
アプリケーション起動後、アプリコマンドから右下にある「画像のインポート」からできます。
こちらも、同じ画像を2回取り込む必要があります。この辺は面倒だなと思いました。
内蔵カメラの場合は、手振れの可能性があるので2回撮影はわかりますが、画像取り込みであれば、不要な気がしました。
やはり、解像度や明るいレンズで撮影した資料のほうがきれいに取り込めました。
上位機種のN40の800万画素であればもう少し細かい文字でも判別できるかもしれません。
アプリケーションとしてはシンプルですので、単純に画像として保存されます。
保存先は、ピクチャ>TruCapture>resultに保存されるようです。
保存先は変更できたほうがよかったと思います。
このアプリケーションですが、非常に便利だと思いました。
いつも会議後、紙資料を別で保管し、事務室のスキャナで取り込んでは、保管をしていたのですが、会議の場で電子化し、必要な部分だけトリミングして、メモやOneNoteに張り付けておくことができるので、わけのわからないメモだけの時より断然表現力が上がったと思います。
思いついたときに必要な部分だけを、スマートに切り取って使えることも便利だなと思います。
資料の図の一部分を切り取って利用できます。手で書くより正確できれいです。
職場で使用した資料をTruCaptureで切り抜き、貼り付けてみました。
また、設定でカメラのシャッター音も消せるので、打ち合わせ中の資料取り込みも気になりません。
もう一つの機能、テキスト認識についてもやってみました。
上記の図が入っているキャプチャ画像をテキスト認識させてみようと思います。
何度か撮影し、過去に撮影した画像を見る場合は、起動後の画面から、左上のサムネイルをタップもしくはクリックすることで以前の画像を見ることができます。
画面上何処にもナビゲーションがないので、使ってみるまで気づきませんでした。
タップすると最後に撮影した画像が表示されるので、左右にスワイプすると次の画像へ切り替えることができます。
アプリコマンド(Winキー+Z)から、「活字を認識」でテキスト認識が始まります。
認識した文字は右側に表示されます。
文字の大きさがそれなりに大きかったので、文書の部分に関しての認識率は結構正確です。
ただ、図が入った部分に関しては、ぐちゃぐちゃですね。
このOCR機能は面白いと思います。画面に表示されたり、資料に書いてある文言を写真でなく文字データとして保存可能になるので、資料の丸写しよりは楽になりそうです。
TruCaptureは文字として認識したデータは、テキストファイルとしてはエクスポートできないようです。クリップボード経由でほかのアプリケーションへコピーするだけのようです。
参考までに、こういう画像の文字はうまく認識しないようですね。
プレミアムレビューの指令書もやってみました。
それなりに文字として認識しますが、文字データとしてはそのまま使えないですね。これならキーボードから入力したほうが早そうです。
文字認識にはある程度の解像度と大きさが必要なことがわかりました。
7.TruRecorderをつかってみた
TruRecorderは、簡単に言うとボイスレコーダーです。
ただのボイスレコーダーではない機能として、録音したデータを会話した人別に分割する分析機能があるようです。早速試してみたいと思います。
スタートメニューから起動すると、こんな画面になります。
職場で定例的に行う会議で録音をしてみました。
議事進行があり、課題管理表に基づいた、ディスカッションなどふつうの会議です。
会議には、ノートPCとしてではなく、タブレットとして持ち込みました。
MetaMojiNoteというアプリでメモをいつも通りに取りながら、同時にTruRecorderで録音、こんな使い方をしてみました。
録音開始は、画面中央下にある赤い●をタップすることで、録音開始します。
録音終了は、録音中は■をタップで終了します。
話者分析機能は、録音終了後に音声を分析するようです。
録音中は、別のアプリを使うと若干重たくなり、手書きメモのようなアプリケーションだと、早めにペンを動かすと、ペン先のカーソルがついてこなくなる場合がありました。
画面がスリープになっても、録音は継続しているようです。
録音を終了し、分析が完了すると下のように、話者が分割されタイムライン風に表示されます。
約1時間30分の会議でしたが、TruRecorderの記録容量は約40MBでした。
音声はMP3形式でエクスポートして保存可能ですので、たいていのPCで再利用可能です。
結構広い会議室で、話し声も大きくはなかったのですが、しっかりと録音されていました。
再生機能として、左から、リピート、スロー再生(0.75、0.5倍)、早送り再生(1.25、1.5、1.75、2倍)の操作が可能です。
また、お気に入りマークをつけておくと、あとからもう一度聞きたいときに、すぐに戻れるので便利です。
ボイスレコーダーは、基本的にGUIがなく聞き続けるしかなかったのですが、このアプリであれば、GUIで操作できますので、なかなか便利です。
さらに音源のインポートもできるので、別のボイスレコーダーやスマホで録音した音声もこの画面で再生できます。
インポート可能な形式は、wav,mp3,m4a,wmaとなっていますので、一般的な音源であればほとんどいけそうです。
録音した内容は、アプリコマンドからMP3形式でエクスポートすることで保存できます。それまでは、アプリケーション側でどこかに保持しているようです。
※参考までにアプリコマンドは、「Winキー」+「Z」で出ました。
8.Windows10Homeについて
自宅のPCをほぼすべてWindows10に変更していましたので、操作や動作に特段戸惑うことはありませんでした。
自宅の環境はほとんどがすべてWindows10Proなのですが、エディションの違いによる使い勝手は普通に使う分には違いが判りません。
細かくは、いろいろありますが、環境が限られたモバイルでは使わない機能ばかりです。
英語ですが、比較表を見つけたので貼っておきます。
http://wincom.blob.core.windows.net/documents/Win10EditionsCompareTable_FINAL.pdf
Windows10になって変わったこと
大きな変更点として、スタートメニューの復活があげられるでしょう。
このスタートメニューは賛否両論がありますが、私個人としては、悪くないと思います。
タイル以外のアプリケーションを探すスペースが細くて探しにくいですが、タイル部分に移しておけば、問題ないです。
また、タブレット端末では、タブレットモードというものが用意され、タッチパネルに最適化されるなど、デスクトップとタブレットでモードを分けたところが特徴だと思います。
これにより、デスクトップではWindows7のようなデスクトップベースの使い勝手を実現し、ストアアプリもウインドウ表示に対応など今までの使い方を継承可能になっています。
一方、タブレットモードの時はWindows8.1ライクなタイルメニューのみが起動され、デスクトップ表示ができないようになっており、起動したアプリケーションも基本は全画面表示です。
Windows8.1にはあった、チャームがWindows10では廃止され、代わりにアクションセンターという機能に変わりました。起動方法もチャームが「Winキー」+「C」だったのに対し、「Winキー」+「A」で表示されます。
アクションセンターは、各種機能のON/OFFはもとより、以前はタスクトレイにフロート表示だった、通知やエラーなどを表示できるため、非常に便利な使い勝手の良い機能だと思います。
SNSの通知やメールの通知なども表示されます。
一般的な特徴を書きましたが、このDynabook N29では、2in1のPCということで、タブレットとデスクトップ、2つのモードを自動で切り替えて使うことができます。
キーボードドックに接続しノートPCの時はデスクトップモードになり、ドックから切り離すとタブレットモードに自動変更されます。
何気ない機能ですが、2in1で使う場合には便利な機能だと感じました。
切り替え時間ももっさりすることもなくサクッと切り替わります。
便利機能ということで紹介しました。
9.ここまでレビューをしてみて気が付いたこと
・バッテリー消費
N29にはタブレット側と、キーボード側にバッテリーを2つ搭載しています。
バッテリー1がタブレット側、バッテリー2がキーボード側です。
キーボードドックに接続した場合は、キーボード側→タブレット側の順に使用していくようです。
気になる持ちについてですが、タブレットのままでも、公称値6時間は余裕でした。
スリープ併用ですが、バッテリー切れになることはありませんでした。
キーボードドックに接続したまま、10時間ほど休憩を入れながら使いましたが、
キーボード側は空になりましたが、まだまだいけそうな感じに見えます。
・内蔵カメラがTruCapture起動でOFF、閉じるとONの状態になった。
TruCaptureを多用し、他のアプリと切り替えて使用していた際に、2度ほど発生しました。
TruCaptureを起動するとカメラがOFFになり、終了させるとONになるという謎事象です。
会議中だったこともあり、調べつことができませんでしたが、再起動することで治ります。
カメラコントロールの不具合でしょうか。
・後日、液晶保護のフィルムを購入しました。
フィルム自体は別のレビューで書きますが、N29のタブレットの画面には「Intel inside」が貼ってあるために、剥がさないと晴れないことに気が付きました。
私は、はがしてキーボードの右上に移設しましたが、タブレットの場合ほとんどの方は、保護のためにフィルムを貼ることが多いと思いますので、できれば別の場所につけていただくといいかもしれません。
・デスクトップモードとタブレットモード自動切り替え
キーボードを付けたまま、スリープ状態から復帰させると、タブレットモードになっていることが多いです。
キーボードを付けた状態で、
デスクトップモード→スリープ→解除する→ロック画面→タブレットモードになります。
アクションパネルで変更すれば問題ないのでいいのですが。。。
・画面左上のカメラの部分に磁石をつけるとスリープする
専用ケースがなく、別機種のスリーブケースを購入してみたのですが、スマートホンやタブレットによくある、ふたを閉めるとスリープ、ふたを開けるとスリープ解除なあれです。
マグネットスリープに一応対応しているようで、左上の外部カメラ付近に磁石を近づけると反応します。それ以外の場所は無反応でした。
10.まとめ
dynabookN29をレビューさせていただきました。
長いPC歴にもかかわらず、モバイルPCは初めての経験で、使い慣れたPCで腰を据えて、作業することが多かった私には、モバイルPCは新鮮で楽しいレビューになりました。
モバイルの雰囲気を出すために、カフェや職場の昼休み、集中するときはマンガ喫茶(並んでいるマンガという欲望に負けた時間帯もありましたがw)などを利用し、自宅以外でこのレビューを書きましたが、なかなか快適で楽しいレビュー作成でした。
解像度が高いこともあり、画像編集なども複数開かなければ、処理速度は別として、快適にこなせました。このレビューで使っている画像もすべて、このdynabookN29で編集しました。
モバイルPCを使うことで、新たなPCライフを体験できました。
このdynabookN29はタブレットとして使うよりも、モバイルノートPCとして利用し、必要な時にタブレットにする使い方があっているような気がします。
dynabookN29は、自宅、職場、出先と、どこでも2in1でスタイルを変えながら、TPOに合わせた使い方ができる1台だと思います。
aoidiskさん
2015/09/06
画像加工も もたつきながらも出来るようですね。TrueRecord 使えるみたいですね。これ使ってみたいな でも 使えるのかなと 気になっていたので
よくわかりました。
お疲れ様でした。
sthidejiさん
2015/09/06
コメントありがとうございます。
録音はしっかりされていますが、話者分割機能はおまけ程度で考えたほうがよさそうです。
もう少し使ってみてから、追記しますね。
締め切りが近かったので、あまり触れずに書き上げています。
相原真一さん
2018/09/15
別な話ですが、バックアップを取らずに初期化してしまいましたお助けいただければお礼いたします。USBのシステムリカバリーがあれば文鎮とかしたS29/TGをよみがえさせれます・・お助けください。