インテル NUC(ネクスト・ユニット・オブ・コンピューティング) キット NUC5i7RYHは、キットという名の通り買ってきてそのまま使用することができません。
メモリやストレージなど自分の用途に合わせて部品をチョイスして組み立てることでPCとして使用できます。
本体は、ケース、マザーボード、CPU(マザーボードにハンダ付け)で構成され、メモリ/ストレージ(HDD/SSD)を別途用意して実装、キーボード/マウス/モニタを接続してOS(Windows/Linux)をインストールして使えるようにします。
今回のレビューは、商品構成、メモリ/ストレージの取り付け、OSインストール、本体のベンチマーク、ゲームのベンチマークをレビューします。
商品構成
商品を受け取って開封しての第1印象は箱が小さいということでした。
iPhone5を比較で見てもらえば分かりますが本当に小さいです。
こんな箱に本体が入っているのか疑いたくなるくらいです。
箱を開けると一番上に本体が収まっていました。ちゃんと入っていましたw
本体、小さいです。iPhone5が大きく見えます。
同梱品
- VESA マウントブラケット、ネジ付き
- 19V、65W 壁掛け式 AC-DC 電源アダプターとマルチカントリー対応 AC プラグ (JEC タイプ A/C/G/I)
- 統合ガイド
- プロセッサー・バッジ
マウントブランケットが同梱されいるので、ディスプレイに取り付ける事ができます。
AC-DC 電源アダプターは、各国で使えるACプラグが付属し、統合ガイドの説明も複数の言語で書かれおり、各国共通の同梱品となっています。
有線LANの他に無線LANを内蔵していますので、設置場所の自由度が高い
搭載されるプロセッサー(CPU)は、第5世代インテル Core i7-5557U(開発コード名:Broadwell-U)のモバイル系のデュアルコア(2コア)で、今年のはじめに発売されたVAIO Z(モンスターPC)に搭載されているプロセッサーです。
第5世代のデュアルコアのモバイル系では最上位のプロセッサーです。
有線LANの他に無線LANを内蔵していますので、設置場所の自由度が高いです。
最近のデスクトップPCでは当たり前なのかもしれませんが…
スペック
- プロセッサー
第5世代インテル Core i7-5557U プロセッサー
(3.10GHz 最大 3.40GHz、インテル ターボ・ブースト・テクノロジー、デュアルコア、4MB キャッシュ、28 W 熱設計電力 (TDP)) - メモリー
デュアルチャネル DDR3L SODIMM
1.35V、1333/1600 GB、最大 16GB - グラフィックス
インテル Iris グラフィックス 6100 - オーディオ
Mini HDMI および Mini DisplayPort による最大 7.1 サラウンドオーディオ
フロントパネルにヘッドフォン/マイクロフォン・ジャック - ストレージ
M.2 SSD カード (22x42、22x60、または 22x80) の内部サポート
2.5 インチ HDD / SSD 向け内部 SATA3 サポート (厚さ最大 9.5mm まで) - ネットワーキング
インテル PRO 10/100/1000 ネットワーク・コネクション
インテル Wireless-AC 7265 M.2 はんだ付け、無線アンテナ (IEEE 802.11ac、Bluetooth 4、インテル ワイヤレス・ディスプレイ) - エンクロージャー
側面はシルバー、ブラックの天板にダイヤモンド・カット加工
アルミおよびプラスチック製
寸法:115mm x 111mm x 48.7mm - 電源アダプター
19V、65W 壁掛け式 AC-DC 電源アダプター
マルチカントリー対応プラグ (IEC タイプ A/C/G/I)
参考リンク/資料
HDMIのポートがMini HDMIという点が少し残念
HDMIのポートがMini HDMIになっており、標準サイズへの変換コネクタかケーブルを用意する必要があります。
基盤実装とコネクタ強度で選択したと思われますが、他で余り使用していない気がします。
Mini HDMIという点が少し残念でした。
標準ポートと思っていたため、事前購入が出来てなかってため急遽ケーブルを購入しました。
納品までの時間とトラブル発生は避けたいので無難な製品を選択しました。
USBは、3.0のポートが前後に4ポートあり十分な数があります。
また、1ポートは充電可能ポート(オレンジの端子)でNUCの電源OFF時も通電されており携帯やスマフォの充電などに使用できます。
フロントパネル
- USB 3.0 ポート x 2 (充電可能ポート x 1) ※オレンジの端子が充電可能ポート
- ヘッドフォン/マイクロフォン・ジャック
- 赤外線センサー
フロント上部左側に電源ボタン、ストレージのアクセスランプ
バックパネル
- 電源コネクタ
- Mini DisplayPort 1.2
- イーサネットポート(Gigabit Ethernet)
- USB 3.0 ポート x 2
- Mini HDMI 1.4a ポート
側面に盗難防止のセキュリティスロット
挿すだけですので5分とかからず終わります
まずは、必要な部品の取り付けです。
使用するメモリ/ストレージ
- TEAM ノート用メモリ SODIMM 1.35V(低電圧) 1600Mhz PC3L-12800 8GBx2枚
- Crucial M550 内蔵型SSD 256GB 2.5インチ SATA 6Gbps CT256M550SSD1
メモリは、1.35V(低電圧)タイプを所有していなかったため、レビューのためにに購入しました。
ストレージは余っていた2.5インチタイプの使用します。
M.2 PCIe ✕4のSSDを使用したいところですが、結構なお値段がするので今回は諦めます。
取り付け
部品を取り付けるには、本体の底面カバーの四隅のネジを取り外してカバーを開けます。
カバーを開けるとメインボードがあり、カバーへケーブルが繋がっています。
メインボードの上部にメモリスロットが2つ、下部にM.2スロットがあります。
カバーへはSTATコネクタ/SATA電源がケーブルで接続され2.5インチのストレージ(HDD/SSD)スロットになっています。
- メモリ
スペックを見ると2つのスロットに同じ容量のメモリを入れるとデュアルチャネル(インターリーブ)モードで動作して、最大のパフォーマンスが得られます。
1枚差しも可能で、スロット1(下)へ入れて使用します。1枚差しの場合は、シングルチャネル(アシメトリック)モードで動作します。 - M.2
M.2スロットは、Key Type Mとなっていますので PCIe x4/SATAで使用可能です。
スペックを見ると最大帯域幅は、SATA 540MB/s, PCIe x4 1600MB/s のようです。 - SATA
最大転送速度 6.0Gb/s
メモリ取り付け
メモリを取り付けるのは、メモリスロットにメモリを挿して終わりです。
ストレージ(2.5インチ SSD) 取り付け
2.5インチ SSDの取り付けるのは、カーバー部分のスロットに挿入してコネクタに挿して終わりです。
メモリもSSDも取り付けは簡単です。挿すだけですので5分とかからず終わります。
写真撮影や加工作業の方が数倍時間がかかってます。^^;
取り付け確認
BIOSで取り付けたメモリ/SSDが認識しているか確認します。
本体にディスプレイ、キーボード、マウスを接続
接続機器
- アイ・オー・データ HDMI搭載 21.5型ワイド液晶ディスプレイ 黒 LCD-MF221XBR
- ELECOM 3重シールド イーサネット対応ハイスピードHDMI-Miniケーブル(A-C) 1.5m DH-HD14EM15BK
- マイクロソフト ワイヤレス キーボード マウス セット Wireless Desktop 800 2LF-00031
- LOGICOOL 充電式ゲーミングマウス G700s
機器を接続して電源を投入後に[F2]を押してIntel Visual BIOS を起動します。
Intel Visual BIOSは、その名の通りマウスでGUI操作が可能です。
また、Ctrl+Pでスクリーンショットも取れます。
メモリ/SSDそれぞれ認識されています。
これでハードウェアの取り付けは完了です。
取り付けマニュアル
特にトラブルも無く完了
続いてOSのインストールです。
2年ほど前に購入して放置していた、Windows 8 Pro 64bit をインストールしてWindows 8.1にアップグレードします。
Windows 10でレビューされる方が多いかと思いますので、あえてWindows 8.1 でレビューします。
- Windows 8 Proのインストール
今回、諸事情(本体の到着が遅かった)により、DVDではなくUSBメモリからのインストールを行いました。(暇だたのでブータブルUSB作っちゃいました)
インストールは、10分くらいで終了してたと思われます。
よそ見している間に終わっていました。^^;
時間があれば、時間測定のためにクリーンイントールしたいと思います。 - ドライバーのインストール
Windows 8 をインストールした状態では、デバイスを認識していないため、インテルのサイトからドライバーダウンロードしてインストールします。
Windows 8.1 にアップグレードするため、ネットワークへ接続のみ出来れば良いので、Windows 8にインストールするドライバーは、チップセットとワイヤレスのみとしました。 - Windows Update
Windows 8.1 へアップグレードするためには、更新プログラムのKB2871389 と KB2917499を適用する必要がありますが、探して入れるのも面倒だったのでWindows Updateで全ての更新プログラムを適用しました。
適用数が166個となったため、完了まで半日は覚悟しましたが2時間くらいで終わりました。 - Windows 8.1へアップグレード
ストアからWindows 8.1更新プログラムをダウンロードして、Windows 8.1ヘアップグレードします。
寝る前に実行して朝起きたら終わってました。(^o^)v - ドライバーのインストール (Windows 8.1篇)
インテルのサイトからドライバーダウンロードしてインストールします。
チップセットとワイヤレスのドライバーはWindows 8でインストールしていますが、チップセットとワイヤレスも含め全てインストールしました。
ドライバーは、インテル ドライバー・アップデート・ユーティリティーでインストールすることも可能です。 - Windows Update (Windows 8.1篇)
更新プログラムを全て適用します。
更新プログラムが無くなるまでひたすら適用です。
特にトラブルも無く、2日くらいでインストールが完了しました。
途中仕事に出ていたりしましたので、1日あれば完了していたと思います。
標準設定で3Dゲームが普通に遊べる
各種ベンチマークです。
ビデオメモリはメインメモリと共有してますので、パフォーマンスに影響がでるメモリ2枚(デュアルチャネル)挿しとメモリ1枚(シングルチャネル)挿しの比較もします。
以降、デュアルチャネルはNUC5i7RYH(D)、シングルチャネルはNUC5i7RYH(S)で記述します。
WIN SCORE SHARE
Windows エクスペリエンス インデックスの計測結果です。
NUC5i7RYH(D)では、グラフィックス関係が6点前後と中々良い数字が出てますが、NUC5i7RYH(S)では、5点前後と1点下がっておりパフォーマンス影響がでてます。
NUC5i7RYH(D)
- プロセッサ:7.5
- メモリ(RAM):7.6
- グラフィックス:5.9
- ゲーム用グラフィックス:6.3
- プライマリディスク:8.2
NUC5i7RYH(S)
- プロセッサ:7.5
- メモリ(RAM):7.5
- グラフィックス:4.8
- ゲーム用グラフィックス:5.4
- プライマリディスク:8.2
BootRacer
起動時間の測定です。
ブート時間が5秒と早いです。体感でもログイン画面が出るまでの早さが分かります。
NUC5i7RYH(D)とNUC5i7RYH(S)で差はありませんでした。
NUC5i7RYH(D)
各種ゲームのベンチマーク
ゲームのベンチマークでは、Surface Pro 2 を加えてスコア比較をします。
当初は、World of Tanks のプレイの快適さをレビュー予定でしたが、以外とSurface Pro 2でも快適に動作してしまい比較が難しいため、客観的に分かるようにベンチマークで比較することにしました。
NUC5i7RYHのグラフィックドライバーを更新してスコアが上がったので、ベンチマーク全部やり直しで大変でした。^^;
Surface Pro 2 スペック
- プロセッサー
第4世代インテル Core i5-4300U プロセッサー
(1.90GHz 最大 2.90GHz、インテル ターボ・ブースト・テクノロジー、デュアルコア、3MB キャッシュ、15 W 熱設計電力 (TDP)) - グラフィックス
Intel HD Graphics 4400 - メモリー
8GB - ストレージ
512GB SSD
ベンチマーク結果
NUC5i7RYH(D)では、標準品質でとても快適、最高品質で快適と良い評価がでました。
NUC5i7RYH(S)は、標準品質で快適、最高品質で普通とパフォーマンスが落ちます。スコアも2~3割ほど下がります。
Surface Pro 2でも普通の評価ですので、それほど高い性能で無くてもプレイはできそうです。
- 標準品質/1280x720/ウィンドウ表示
NUC5i7RYH(D): 評価:とても快適、スコア:7316
NUC5i7RYH(S): 評価:快適、スコア:5435
Surface Pro 2: 評価:普通、スコア:4029
NUC5i7RYH(D) Surface Pro 2 - 最高品質/1280x720/ウィンドウ表示
NUC5i7RYH(D): 評価:快適、スコア:6026
NUC5i7RYH(S): 評価:普通、スコア:4026
Surface Pro 2: 評価:普通、スコア:3666
NUC5i7RYH(D) NUC5i7RYH(S)
Surface Pro 2
品質/解像度を落として、はぐれメタル(すごく快適)がでるか試してみました。
結果は↓これです。
NUC5i7RYH(D)
スコア評価内容
- ~2000:★
処理負荷によっては動作が重くなりますので簡易描画設定の調整をお勧めいたします。 - 2001~5000:★★
標準的な動作が見込めます。余裕が有れば簡易描画設定の調整をお勧めいたします。 - 5001~:★★★
快適に動作すると思われます。お好みの設定でお楽しみください。
ベンチマーク結果
NUC5i7RYH(D)は、標準設定(簡易設定:3)で標準的な動作ですのでゲームするには問題ないでしょう。
NUC5i7RYH(S),Surface Pro 2は、標準設定(簡易設定:3)では動作厳しいです。スコアも6~7割ほど下がります。
- 簡易設定:3(1280x720/テクスチャ解像度:標準/シェーダー品質:標準)
NUC5i7RYH(D): 評価:★★、スコア:4371
NUC5i7RYH(S): 評価:★、スコア:1479
Surface Pro 2: 評価:★、スコア:1138
NUC5i7RYH(D)
NUC5i7RYH(S)
Surface Pro 2 - 簡易設定:5(1280x720/テクスチャ解像度:高解像度/シェーダー品質:標準)
NUC5i7RYH(D): 評価:★、スコア:1918
NUC5i7RYH(S): 評価:★、スコア:667
Surface Pro 2: 評価:★、スコア:487
NUC5i7RYH(D)
★★★が出なかったのでシェーダー品質を簡易にしたところあっさりでました。
- 1280x720/テクスチャ解像度:高解像度/シェーダー品質:簡易
NUC5i7RYH(D): 評価:★★★、スコア:32350
NUC5i7RYH(D)
出たのはよいのですが、桁違いな数値になってしまいました。^^;
シェーダー品質を変更することでどのように変化するか比較です。
プレイするならどちらでも良いかな(偉い人に怒られそうですが)
シェーダー品質:簡易
シェーダー品質:標準
シェーダー品質:簡易
シェーダー品質:標準
シェーダー品質:簡易
シェーダー品質:標準
画像は『PHANTASY STAR ONLINE 2』キャラクタークリエイト体験版 ver.2.0において撮影された実機画像です。
『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
ベンチマーク結果
NUC5i7RYH(D)では、標準品質で快適、高品質でやや快適と良い評価がでました。
NUC5i7RYH(S)は、標準品質でやや快適が出ましたが、高品質は設定変更を推奨の評価でした。スコアも2~3割ほど下がります。
Surface Pro 2でも標準品質で普通、高品質は設定変更を推奨の評価ですので、標準品質ではプレイはできそうです。
- 標準品質(ノートPC)/1280x720
NUC5i7RYH(D): 評価:快適、スコア:4345
NUC5i7RYH(S): 評価:やや快適、スコア:2896
Surface Pro 2: 評価:普通、スコア:2314
NUC5i7RYH(D)
NUC5i7RYH(S)
Surface Pro 2 - 高品質(ノートPC)/1280x720
NUC5i7RYH(D): 評価:やや快適、スコア:2888
NUC5i7RYH(S): 評価:設定変更を推奨、スコア:1793
Surface Pro 2: 評価:設定変更を推奨、スコア:1507
NUC5i7RYH(D)
Copyright (C) 2010 - 2015 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
RANK評価内容
- D:動作に必要な性能を満たしていません。
- C:ゲームプレイは可能ですが、処理負荷によっては動作が重くなります。
- B:標準的な動作が見込めます。
- A:快適な動作が見込めます。
- S:???
ベンチマーク結果
NUC5i7RYH(D)、NUC5i7RYH(S)、Surface Pro 2の全てで1280x720ではRANK:C(ゲームプレイは可能ですが、処理負荷によっては動作が重くなります)です。
1280x720では品質や処理を簡略化してもRAND:Cでした。
- 1280x720/ウィンドウ表示/アンチエイリアス:FXAA3HQ/モーションブラー:ON/影品質:高/テクスチャ品質:高/画面クオリティ:高
NUC5i7RYH(D): 評価:C、スコア:2448
NUC5i7RYH(D): 評価:C、スコア:1555
Surface Pro 2: 評価:C、スコア:1279
NUC5i7RYH(D)で以下の設定にすれば、RANK:BやAを取れます。
- 1024x768/ウィンドウ表示/アンチエイリアス:FXAA3HQ/モーションブラー:OFF/影品質:高/テクスチャ品質:高/画面クオリティ:高
NUC5i7RYH(D): 評価:B、スコア:3028 - 720x480/ウィンドウ表示/アンチエイリアス:FXAA3/モーションブラー:OFF/影品質:低/テクスチャ品質:低/画面クオリティ:低
NUC5i7RYH(D): 評価:A、スコア:4527
ベンチマーク結果
NUC5i7RYH(D)は、グラフィック設定を低品質しても普通でした。
NUC5i7RYH(S),Surface Pro 2は、グラフィック設定を低品質でも設定変更を推奨で普通に届かずでした。
- 1280x720/最高品質
NUC5i7RYH(D): 評価:普通、スコア:2253
NUC5i7RYH(S): 評価:設定変更を推奨、スコア:1542
Surface Pro 2: 評価:設定変更を推奨、スコア:1537 - 1280x720/標準品質
NUC5i7RYH(D): 評価:普通、スコア:2707
NUC5i7RYH(S): 評価:設定変更を推奨、スコア:1902
Surface Pro 2: 評価:設定変更を推奨、スコア:1838 - 1280x720/低品質
NUC5i7RYH(D): 評価:普通、スコア:3012
NUC5i7RYH(S): 評価:設定変更を推奨、スコア:1967
Surface Pro 2: 評価:設定変更を推奨、スコア:1962
これまで高嶺の花と思っていた3Dゲームが普通に遊べます
第1印象は本体の小ささに驚きました。
NUCという商品の存在は知っていたのですが、本体を見るのは始めてでこのサイズはインパクトが大きかったです。
無線LAN内蔵ですのでワイヤレスキーボード/マウスがあれば、本体に接続するケーブルは電源とディスプレイケーブルのみですので、TVに接続して使用するなど設置場所を変更する自由度は高いです。
HDMIでTVに接続して大画面で3Dゲームを見ると迫力がありました。
この商品は、キットという商品特性上で敷居が高い印象がありますが、メモリとストレージを実装するのみですので、ポイントさえ押さえていれば組立は簡単です。(最初から難しく考えて手を出さない方々もいそうですが…)
OSのインストールでもトラブル無く進んで、本体の素性の良さが伺えます。
また、本体サイズとは裏腹に性能が高く、ゲームの標準設定でこれまで高嶺の花と思っていた3Dゲームが普通に遊べます。
PCでゲームがしたいと相談を受けた時に、候補に上げると思います。
ただし、快適に遊ぶにはメモリをデュアルチャネルで使用する必要があります。シングルチャネルですとパフォーマンスが良くて2~3割落ちますし、ゲームによってはそれ以上落ちてしまいます。
惜しむらくはファンの音が少し五月蝿いところくらいです。
ベンチマークでは唸りを上げ続けることが多いですが、ゲームをしている時にはずっとということは無いのでそれ程気になる事は無かったです。
総合的には大変満足な製品です。
後継機の発売時には物欲センサーが発動しそうな気がします。
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