今回、GetNavi特派員として、ライトフィールドカメラ LYTRO ILLUMを1週間お借りしてレビューさせて戴きました。
LYTRO ILLUMというデジタルカメラは、簡単に云うと撮影後にピントを自由に変更できるという夢のようなデジタルカメラです。
詳しい動作原理は分かりませんが、LYTRO ILLUMのカタログを読むと、1/1.2型4,000万画素CMOS撮像素子の直前に、小さなレンズがたくさん集まったレンズアレイを配置することで、光の強弱と色情報以外に、レンズに入ってくる光の"方向"が記録されるようです。
その情報を、ライトフィールドエンジン2.0というソフトウェアで画像処理を行うことで、撮影後にピントを変更したり、絞り値を変更することで、被写界深度までも変更することができます。
昨年11月末頃に日本でも発売になり、撮影後でもフォーカスポイントが変更できるデジタルカメラとして話題になりました。
興味はあったのですが、再販価格が当時20万円位していて、手の届かないカメラでした。
今回のプレミアムレビュー用貸与品が届いた翌日が、折しも関東で今年初めての積雪だったので、カメラを持ち出して撮影してみました。
短期間ではありますが、LYTRO ILLUMで気になる部分を試せる良い機会を戴けました。
パッケージは、ほぼ正立方体の形状で、立方体の上半分を左右に広げると、本体及び付属品が一覧できます。
付属品は、バッテリーチャージャー,バッテリーチャージャー用ACケーブル,バッテリー,レンズフード,ストラップ,レンズキャップ,USB 3.0ケーブルでした。
届いたLYTRO ILLUMは開封品で、ストラップホルダーは既にカメラ本体にセットされており、72mm径のND8フィルターは付属していませんでした。
LYTRO ILLUMというライトフィールドカメラの第一印象は、カメラの大きさです。
高級コンパクトデジカメ程度の大きさだと想像していたのですが、結構大きいです。
私が普段使っているデジカメとの比較ですが、コンパクトデジカメ、SONY Cybershot RX-100の4倍以上の大きさで、フルサイズ1眼レフデジカメ、Nikon D800Eと比較しても少し小さいだけです。
大きめのミラーレスデジカメに大型ズームレンズを付けたより少し大きい位です。
付属のレンズフードを付けると、更にレンズの大きさが強調され、格好良いです。
フードはレンズに対して逆向きにも取り付けることができるので、移動中には邪魔にならず、レンズの保護もできます。
搭載されているレンズは、30mm-250mm(35mm換算)全域F2という大口径で明るい高性能ズームレンズが搭載されています。また最短撮影距離は、30mm側にすると、レンズ先端から0mmということで、マクロ撮影もこなすようです。
レンズ先端からボディ接続部まで殆ど太さが変わらず、フィルター径は72mmです。30mm側のワイド端にしても250mmのテレ端にしても、レンズの全長が変わりません。ズーミングしても、カメラの重心が余りが移動しないので、個人的には大好きなデザインです。
ボディやレンズの多くの部分がアルミ製で高級感が溢れています。
レンズ部には、ブルーのアクセントラインで仕切られたズームリングとフォーカスリングがあります。
ズームリング,フォーカスリングの動きも非常にスムーズでした。
また、両リングを仕切る部分のレンズ底部には1mm程度のゴム足が付いていて、LYTRO ILLUMを机上に置いても両リングを動かすことができます。
カメラ部は液晶パネルが約10度傾いていて、その傾斜に応じてボディもデザインされています。
ボディ部は搭載された液晶パネルと並行した形状で、ボディ右端にあるグリップも傾斜しています。
最初見た時は、???と思ったのですが、実際に撮影してみると、違和感は感じませんでした。
普通にグリップを握って、自然にシャッターボタンに人差し指が掛かるのですから不思議です。
よくデザインされていると感じました。
インターフェイスもタッチパネルでの操作と併用なので、カメラ本体には最低限のボタンしか装備されていません。
最近のデジタルカメラには当たり前のように付いている十字キーが無いので、液晶パネル面はすっきりしたデザインになっています。
私は説明書を見ることなく使うことができましたので、ある程度デジカメを使った経験がある方であればボタンの用語も含めて、問題なく使うことができる、優れたユーザーインターフェイスを搭載していると思います。
カメラには、ファインダーが無いので、液晶モニターを見て撮影や操作を行うことになります。
撮影時に目の位置よりもカメラ本体が下に位置することを考慮して、液晶パネルは、最初から斜めに取り付けられています。
ファインダーをのぞき込んでの撮影に慣れている方は、最初はちょっと慣れが必要です。
高いアングルで撮影する時や、カメラを縦位置にセットして撮影する時は、液晶モニターをワンタッチでレンズ面と平行にすることができます。
機能美に長けていて非常に好感が持てます。
大きさの割に、940gと軽量なので長時間持ち歩いても負担になりませんでした。
また、重心がレンズ側にあるので、レンズの太さと相まってカメラのホールディング感は素晴らしいと感じました。
重心が左手の上にあるので撮影時の重量バランスも良く、カメラボディ部のグリップを必要以上に掴まなくてもカメラ全体が安定していて、使いやすかったです。
カメラボディ底面の三脚穴がレンズの中心線上に設置されているのも好感が持てます。
ボールヘッド雲台にセットした時のバランスも良かったです。
また、バッテリーの持ちも良く、予備が無くても1日の撮影ではバッテリーの心配は不要だと思います。
ただ不慣れなだけかもしれませんが、LYTRO ILLUMのカメラボディ部の前後に配置されている2つのダイヤルは、撮影モードがプログラムモードの場合、デフォルトで、フロントダイヤルは動作せず、リアダイヤルは露出補正の調整になります。また、シャッター優先の撮影モードでは、フロントダイヤルがISO感度の調整,リアダイヤルが露出補正の調整になります。
しかし、このダイヤルが、余り出っ張っていないので、ダイヤルを回す際に指がブリップのラバーに引っかかって少し廻し辛く感じました。
屋外では、雪の日に撮影したのですが、曇天以下の明るさであるにも関わらず、プログラム撮影モードで撮影しても、ISOは自動で80にセットされました。
全域F2の明るいレンズで、更に基本的には絞り開放での撮影しかできないので、シャッタースピードも1/200程度で撮影でき、少し暗いところを撮影すると、ISO 125,シャッタースピード 1/125程度でした。
このデジタルカメラは、一般的なデジタルカメラにある絞り優先モードという撮影モードがありません。
プログラムモード,シャッター優先モード,ISO感度優先モード,マニュアルモードの4つです。
今回の屋外での撮影は雪空で曇天よりやや暗い環境でしたが、真夏の快晴の炎天下で撮影することを考慮すると、NDフィルターの装着は必須となります。
LYTRO ILLUMは、一般的なデジタルカメラ同様、シャッター速度の最高速度は、1/4,000秒なので、炎天下でスローシャッターを切りたい時などは、もう少し減衰率の高いNDフィルターが必要になるかもしれません。
このカメラは、前述のとおり、絞り開放で撮影します。
従って、モニターに表示される撮影データも絞り開放で撮影したデータが表示されます。
4インチの小型モニター(800x480pixcel)ですが、被写界深度が浅いため、どこにピントが来ているのか分かりやすく、使いやすいです。
シャッターを半押しにすると、画面のセンター部分にオートフォーカスします。
他の部分にフォーカスしたい場合は、画面にタッチするとタッチしたところにフォーカスしてくれます。
そもそも、このカメラは、撮影後に自由にフォーカスポイントを決められるのに、オートフォーカス機能自体が必要なのか分かりませんが、撮影した画角の確認ができる程度に考えた方が良いかもしれません。
必要以上に神経質にならなくてよいと思います。
特に望遠側で撮影した時は、オートフォーカスがないと、何を撮影したかが分からないくらいぼけてくれます。
ライトフィールドカメラということで、普通のカメラには無いインジケータがモニターに表示されます。
撮影画像が表示される右端に、深度アシストバーというものが表示されます。
撮影画像に含まれる物体が、カメラからどの位の距離にあるのかを示すもので、近くの物体がブルー,遠方の物体がオレンジに表示され、画面中心部(普通はオートフォーカスが合うところ)までの距離が水色の横線で表示されます。
更にその右端に、ヒストグラムを表示することができます。
これにより、カメラからどのくらいの距離に被写体があるのか、どこにフォーカスが来ているのかを確認することができます。
基本的には、他のデジタルカメラ同様、カメラに近い被写体にオートフォーカスが合うようです。
LYTRO ILLUMは、ライトフィールドカメラなので、通常の2D写真のデータ以外に光の方向の情報まで記録されているということで、記録はRAWモードだけです。
このカメラのRAWモードには、2つの記録モードがあり、デフォルトでは、1コマ約54MB容量のRAWファイルが記録されます。
もう一つのモードで、1コマ約104MB容量のRAWファイルを作成できます。
今回のレビューでは、1コマ54MBのRAWで撮影しました。
推測ですが、もう一方のRAWファイルフォーマットは、カラービット数が多いのではないかと思います。
1コマ54MBというのは、4,000万画素のデジタルカメラとしては妥当なファイルサイズだと思います。
Nikon D800Eが3,620万画素ですが、50MB程度のRAWファイルが作られます。
そもそも、RAWふぁいるというのは、撮像素子から出力されるデータをそのまま記録したものですから、カラー深度が同じであれば、画素数に比例してファイルサイズが大きくなります。
事前にLytro Desktopという、Lyxro RAWファイルの現像アプリケーションをLYTROサイトからダウンロードしてPCにインストールしておく必要があります。
Mac用とWindows用が用意されています。
また、別途 iOS用にLytro モバイルAPPというアプリがあり、iPhoneやiPadを使って、現像時に絞りの変更や、表示画像を操作することができるようですが、今回は試していません。
最初にPCにLYTRO ILLUMをUSBケーブルで接続すると、カメラ本体から深度データをPCにコピーします。
理屈は分かりませんが、ひょっとするとカメラ固有のキャリブレーション用データを転送しているのかもしれません。
LYTRO ILLUMには、USB 3.0のUSBポートが装備されていて、SDカードリーダーもUSH-I対応のようで、高速の読み込みが可能でした。
Lytro Desktopというアプリケーションから接続したカメラのSDカードスロットを指定してデータの読み込みを行うと、データの転送は比較的短時間で完了するのですが、転送終了後、しばらくの間、横スライドの進捗バーのようなマークとくるくる回るサークルのマークが暗転された撮影データのサムネイル上に表示され、その時のPCのCPUパフォーマンスをみてみるとCPUの利用率が100%になっていました。
データ転送後、後処理用にRAWデータを事前に現像しているような雰囲気です。
読み込んだデータは、WindowsのピクチャフォルダーにLytro DesktopというフォルダーにサムネイルのJPEG画像と共にコピーされるのですが、別途CドライブのUserフォルダーにも拡張子がRAWの1コマ50MB程度のファイルが生成されます。
ファイルの収納状態を見ると、ピクチャーホルダーに生成されるデータはテンポラリーのような気がします。1コマ毎に\2b1c84a3-e08e-43f8-8c41-5cbcd984640fのような長ったらしいフォルダーが生成されるのです。
特に、Surface Pro 3にLytro Deskpotをインストールして屋外でカメラからRAWデータを読み込んだ時には、一気にCドライブの残容量を使い切りそうでした。100コマ撮ると5GB程必要になります。
インストールする際には、データ保存用ドライブ以外に、システムドライブにも充分な空き容量が必要です。
Lytro Desktopアプリの設定画面を見ても、データドライブの指定はできそうにありませんでした。
Lytro Desktopでサムネイルをクリックすると、選択した画像が大きく表示されるのは、一般的なRAW現像/管理アプリケーションと変わらないのですが、大きく表示された撮影データの任意の場所をクリックすると、瞬時にクリックした場所にフォーカスを合わせることができます。
正に写真撮影の常識をひっくり返す、素晴らしい機能だと思います。
写真撮影では、露出,構図を意図した設定にした上で、フォーカシングしながらシャッターチャンスを狙うという、結構大変な作業を同時に行います。
デジタルカメラになってからは、撮影直後に撮影したデータを確認できる上、削除も簡単なので、"数撃てば当たる"的な撮影を行いがちですが、銀塩時代をご存知の方は、正に真剣勝負的な撮影だったことをご存じだと思います。
銀塩時代は撮影後、現像が上がる迄に1週間(リバーサルフィルムをコダックの京都現像所に送って現像が上がるまで)しかも、35mmフィルムでは、一般的にはフィルム1本で最大でも36コマしか撮れませんでしたから簡単に取り直しはできませんでした。
私のように、銀塩フィルムを使った撮影が長かった人間にとっては、LYTRO ILLUMはオートフォーカス機能以上の夢のような機能を搭載したデジカメです。
最近のデジカメはオートフォーカス精度も良く失敗は少ないのですが、思ったところにフォーカスが合うかどうか、特に絞りをあけて被写界深度を浅くした時に意図した所にフォーカスが来ないことがあります。
皆様も経験があると思うのですが、デジカメのオートフォーカスは、全てカメラに任せてしまうとカメラから近いところにフォーカスすることが多いので、ペットを正面から撮影したら、鼻先にピントが合ってしまった。という経験をされた方も多いのではないでしょうか。
カメラに近いほうの目にピントを合わせたつもりが、奥の目にピントが合ってしまった。(奥の目が画面の中央だった等)
撮り直しができるのであれば良いのですが、撮り直しできなければ諦めるしかありません。
フレーミングや表情はバッチリだったのに…なんていう失敗が、LYTRO ILLUMであれば、全部救済されるのですから正に夢のような出来事です。
上記写真では、猫にフォーカスしようとしたところ、左手前の羽根布団のホックにピントが合ってしまいました。
もし、このような写真を撮ってしまったら、勿論 即消去!ですよね!
その写真を、もしLYTRO ILLUMで撮っていたら、上記写真のように、撮影後に、猫にフォーカスを合わせ直すことができるのです。
更に、上記写真のように、手前から奥までピントを合わせるようなことも撮影後にできてしまうのです。
構図を決めてシャッターチャンスを逃さないようにするだけで良いので、写真撮影が気軽にできるようになります。
LYTRO ILLUMでは、フォーカスと被写界深度は撮影後に決めればよいのです。
これは、これまでの写真撮影の常識を覆す画期的な機能だと思います。
これまでは、ピントを合わせたいところにフォーカスポイントを設定してオートフォーカスを行い、被写界深度をファインダーで確認するために、カメラについているプレビューボタンを押していました。
心配な時は、絞り値を変えて複数枚のシャッターを切っていましたが、動く被写体ではそんなこともままならず、勘に頼って祈るようにシャッターを切ったものです。
それが、LYTRO ILLUMでは、露出と構図だけ決めれば、後は現像でなんとでもなるのですから驚きです。
因みに、前記の猫の写真は、1コマのRAWファイルで3種類のJPEGファイルを生成したものです。
Lytro Desktopというアプリケーションは、一般的な写真RAW現像ソフトとして必要な機能は揃っています。
下記図は、アプリケーションの左サイドに表示される調整機能一覧を2分割して並べて表示したものです。
ヒストグラムの表示の下には、絞りコントロールのスライダーがあります。このスライダーを操作することで、撮影時には、F2という絞値で撮影した写真を、現像時点でF1~F16まで変更することができます。撮影した写真を見ながら、細かく調整することができます。
ホワイトバランスは、スライダーによる細かな調整の他、晴天.曇天,ストロボ等光源を設定することも可能です。
仮想カメラで項目では、チルトにも対応しているので、チルトレンズで撮影した際のフォーカスの調整までれみゅレーション可能です。
深度に関しては、レンズの絞値調整の微調整機能だと考えればよいと思います。フォーカスの合うポイントを細かく設定することができます。
このほかに、トリミング/回転機能もありますので、16:9の出力や、撮影データの回転(水平/垂直の調整)も可能です。
LYTRO ILLUMはライトフィールドカメラということで、空間を撮影できるカメラです。
その最たるものが3D写真の出力ではないでしょうか?
Lytro Desktopアプリケーションでは、プレゼンいうタブ項目で、3D画像の出力ができる機能が搭載されています。
これは、指定したディスプレイに、赤/青眼鏡で見れる3D画像と、サイド・バイ・サイド方式の3D映像を出力できるものです。
私は、Panasonic VIERAにサイド・バイ・サイドの画像を出力し、3D眼鏡で見てみましたが、3D表示する際には、パンフォーカスの画像の方がリアリティが増すようです。
カメラの画角が3:2なので、16:9のディスプレイに映すと左右に黒帯が表示されてしまいます。
事前に、16:9の画角にトリミングして出力すれば、左右の黒帯は消すことができます。
でもこの機能は面白いですね。
利用には色々な可能性があると思います。
上記の3D画像のリンクは、フルHD解像度で作成しているので、環境をお持ちの方は、試してみることができます。
私は、サイド・バイ・サイドの画像をSDカードに入れて、テレビでSDカードのJPEGを表示して、3D機能をサイド・バイ・サイドに設定して3Dメガネをかけると3Dで見ることができました。
今回は試せませんでしたが、3D画像再生を前提とした撮影してみると、違った楽しみが出てくるのではないでしょうか。
Lytro Desktopには、動画の出力機能も搭載されています。
撮影した写真のフォーカスを手前から奥に順次移動させ、最後にパンフォーカスの画像を表示するものです。
複数コマを指定して連続して動画を作ったり、他のエフェクトで動画を出力することができます。
最後に、最も汎用性が高いJPEG出力です。
LYTRO ILLUMは、1/1.2インチ4,000万画素という高解像度のCMOS撮像素子を使っていますが、JPEG出力は、400万画素の固定出力で、圧縮率も選択できません。
2,450 x 1,634 pixel 24bitカラー 96dpiで、300KB程度のファイルが出力できるのみです。
解像度があげられないのは、ライトフィールドカメラとして仕方がないのかもしれませんが、JPEGの圧縮率辺りはアプリで変更できると良いですね。
出力されたJPEG画像データにはデフォルトで96dpiという解像度が指定してあることからも分かる通り、LYTRO ILLUMは、出力先として、ディスプレイを前提に開発されたようです。
勿論、このレビューの用に、モニターで見ることを前提にしたコンテンツとしては、400万画素という解像度は十分な解像度です。
しかし、大版の紙出力には無理があるかもしれません。
今回、1週間という短期間ではありましたが、LYTRO ILLUMというライトフィールドカメラに触れる機会を戴き非常に興味深い経験をさせて戴きました。
これまでの写真撮影の概念を変えるカメラはとても面白く、撮影の楽しさを改めて感じました。
これまでは、2Dの出力をイメージしながら撮影していたのですが、ライトフィールドカメラでは、3Dの出力をイメージしながら撮影しなければならないことを改めて感じました。
また、3D出力を紙媒体にするのは無理があるかもしれません。
Lytro社のホームページには、自由にフォーカスを変えられるデモもありますので、ご興味のある方は是非アクセスしてみてください。
光の向きを記録するという概念が今一つ理解できませんでしたが、ライトフィールドカメラはとても面白いと思います。
デュアルレンズで同様の機能を搭載したスマホがあったような気がしますが、LYTRO ILLUMは、カメラとしての基本性能がしっかりしている分だけ、出力も面白いものが作れるとかんじました。
LYTRO社の今後の展開から目が離せません。
最後に少し面白い写真を…
降りしきる雪の風景を撮った写真です。
これ自体は、ごく普通の写真です。
同じ撮影データから、フォーカスポイントを手前に降っている雪に合わせてみました。
ストロボを使えば、手前の雪が止まって映ったかもしれません。(ブレています)
撮影時に気づかなかったものが、現像で再現できるなんて面白いと思います。
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