「10分間で超高速充電!」のキャッチコピーのモバイルバッテリーです。
バッテリーが空の状態から約10分間で満充電状態にできます。(要専用アダプター)
最初にこのキャッチコピーを見たときにスマートフォンが10分間で充電できるものと勘違いして凄いと思っていました。
よくよく確認してみるとバッテリーの充電が10分間でできる製品ということでした。
友人にこの話をしたら「スマートフォン側が対応していないのにできるわけないだろう。勘違いすること自体がおかしい」と一刀両断されました。(-_-;)
10分とはいかなかったですが、十分早い
製品の特長
・専用充電器で10分間の急速フル充電!
・サブバッテリーの充電時間を大幅に削減!
・本体、充電器とも持ち歩けるコンパクトサイズ!
スペック
バッテリー本体
・本体サイズ:63(W)×115(D)×17(H)mm
・USB出力:DC5V 1.5A
・USB入力:DC5V
・容量:1,450mAh
・充放電可能回数:約2,000回
・充電時間:約10分(専用充電器)、1.5時間 - 3時間(microUSB)
専用充電器
・サイズ/重量:77(W)×95(D)×35(H)mm 188g
・充電アダプター出力:DC4.2V 6A
・充電アダプター入力:AC100V-240V
商品構成
・MACH 1450 UC 本体(BLUE)
・専用充電アダプター
・充電専用microUSBケーブル
・取扱説明書/保証書
外観
前部に給電用USB端子/充電用microUSB端子/充電アダプターコネクタ、上部にボタンスイッチ/インジケータLED4つがあります。
バッテリーの充電は専用アダプターかmicroUSBから行えます。
上部のボタンスイッチを短く押すと残量がLED4つで点滅表示されます。
長く押すと給電ON/OFFになります。
給電中に短く押すと残量がLED4つで点灯表示されます。
給電中は点灯表示、未給電中は点滅表示で区別するとこができます。
側面から見ると後ろに向かった薄くなっています。
角も丸みを帯びていて凝ったデザインです。
下部は定格などが記載されています。
Made in Japan です。
専用充電アダプターにもLEDがあります。
充電中は赤色、充電してない時は青色表示です。
電源端子側には定格表示があります。
6A出力なっており、これで急速充電を実現しているのでしょう。
こちらは、MADE in CHINAです。
専用充電アダプターと本体はほぼ同じサイズです。
専用充電アダプターは持ち運ぶには少し大きいです。
mircroUSBでの充電も可能ですので専用充電アダプターが無くてもいざというときには、
急速充電はできませんが充電は可能です。
充電時間
この商品のウリの充電時間を測定してみました。
充電中はLEDが順番に点灯して充電中が分かるようになっています。
充電完了で4つ全てが点滅状態になるようです。
1回目
本体LED4つ点滅まで:12分20秒
充電アダプターLEDが赤から青に変わるまで:14分20秒
2回目
本体LED4つ点滅まで:12分11秒
充電アダプターLEDが赤から青に変わるまで:13分55秒
10分とはいかなかったですが、十分早いです。
長期間放置
約2週間使用せずに放置して見ましたが、バッテリー残量が減ることはありませんでした。
この点は安心して使用できます。
このバッテリーなら出かける準備前に確認すれば、10分間で充電できますからいざという時も安心です。
同時充放電
充電しながら放電(スマートフォンの充電)を行ってみました。
取扱説明書では「ULTRA CHARGEを行いながらの放電は本体の充電残量が少ない状態で行ってください。本体充電量が多い場合、ULTRA CHARGEの動作が不安定になることがあります。」との注意書きがあります。
しかし、本体の充電残量が少ない状態でULTRA CHARGEすると10分間でフル充電になるため本体充電量が多い状態になってしまいますので、同時充放電の開始直後の注意だと考えて試してみました。
本体の充電残量がインジケータで2の状態で、専用充電アダプターに接続した状態で放電を行ったところ充電は直ぐに開始されませんでしたが、ある程度放電したら充電が開始されました。
普段使用していても気になる点なのですが、完全放電以外では本体の充電が行われないことが度々あります。
当初は完全放電以外での充電ができないのではと考えていたのですが、完全放電していない時も充電できることがあり、充電の可不可の条件がよく分からない状況です。
充電が開始されない時は、放電させるしか無くちょっと不便です。
ULTRA CHARGEですので、放電スピードを充電スピードが上回りますので14~15分くらいでフル充電になります。充電のみの時より2,3分ほど時間が掛かりました。
そこから放電のみとなり徐々に本体のバッテリー残量が減少していきます。
専用充電アダプターからそのまま給電されている訳では無いようで本体を充電しながらスマートフォンへ給電とはいかないようです。
また、再度充電が開始されるタイミングがインジケータの状態を見ている限り同じ残量では無いようで、まちまちのタイミングで充電が再開されてました。
充電が開始できる状態を把握する事は不可能でした。
少し容量が少ないかなという印象
給電テスト
テストとして、Nexus5の充電を行ってみました。
Nexus5のバッテリー容量は2,300mAhですので、1,450mAhの本製品ではフル充電はできませんがスペック上では60%くらいは充電できそうです。
テスト方法ですが、Nexus5のバッテリー残量が15%から充電を開始して充電中も普通に使用して測定します。
1回目
34% (15% → 49%)
充電時間:1時間20分
2回目
30% (15% → 45%)
充電時間:1時間17分
使用中での測定でしたが、想定の半分くらいの結果で思ったよりも充電できなかったです。
外出時に利用してみましたがほぼ測定した状況と同じで少し容量が少ないかなという印象です。
ちょっと足りないのを補う程度と割り切った使用が必要でしょう。
手に取った印象は軽いと思えたのは良かった
普段よく使用している Panasonic QE-PL203 との比較です。
容量
MACH1450UC:1,450mAh
Panasonic QE-PL203:5,800mAh
QE-PL203の1/4の容量です。
サイズ
MACH1450UC:63(W)×115(D)×17(H)mm
Panasonic QE-PL203:64(W)×90(D)×24(H)mm
QE-PL203に比べて薄いですがサイズは大きいです。
QE-PL203はUSBアタッチメント部分もありますのでもう少し小さくならなかったかと思います。
重量
MACH1450UC:88g
Panasonic QE-PL203:163g
約半分の軽さですが、容量が1/4と考えると重たいとも言えます。
しかし、最初に手に取った印象は軽いと思えたのは良かったです。
後継モデルに期待
良い点
- 充電が10分と早い。
他のことをちょっとやっている間に充電が完了します。出かける前に充電するのを忘れていても用意する間で充電が終わります。 - 軽い。
- カラーバリエーションもありデザイン性に優れている。
モバイルバッテリーも持ち歩いて使用するものですので、デザインも重要だと思いました。
後継機に期待したい点
- バッテリー容量の増量
- 本体・ACアダプタのダウンサイズ
- ケーブルの本体への収納・一体化
持ち歩くときにケーブルが本体と一体化していると意外に使い勝手が良いと思っているので、特に期待したいです。 - ACアダプタのコネクタ・ケーブルの収納
ACアダプタについても持ち運びしやすい工夫を期待します。
総評としては充電時間については素晴らしい早さであるが、普段持ち歩くには容量の面で不満が残りました。
後継モデルに期待したいと思います。
2015.02.14 同時充放電について「MACH1450-UC の徹底レビュー」に追記
2015.02.21 長時間放置について「MACH1450-UC の徹底レビュー」に追記
たっつぁんさん
2015/02/27
どうせ持ち歩くなら、倍の重量があっても、Panasonic QE-PL203ですね。半分しか充電してなくても、十分充電できるなら…
モバイルバッテリーは充電しておいて持ち歩くものという認識があるので、急速充電の必要性があるのか微妙です。
KOUKOUさん
2015/02/28
そうですね帰宅している時に充電しておけば急速充電無くてもって感じですね
外出前にモバイルバッテリー充電忘れてたーというシチュエーションも考えては見ましたが、現実には無いですね
最近はモバイルバッテリーもそれほど高くないので、複数個所有して充電忘れていても別のバッテリーを持って外出すれば良いかなと思ってます。
使う時に充電忘れていたというシチュエーションが多いですが(^_^;)