au版iPhone4s 64GB
docomo L-04D
楽天ブロードバンドLTE ミニSIM
最初の役者はiPhone4sです。
このiPhone4s 64Gモデルは今から2年前に機種変更で契約して、この11月でようやく分割払いと毎月割が終わりました。しかし同時にauスマートバリューによる割引が1,480円→980円と減額して、維持費はそれほど変わりません。そこでWi-Fiのみ運用で通信料金を節約しようと考えていました。
まずは、データ通信関係の料金プランの見直しが必要です。ISフラットのパケット使い放題のサービスからiPhone5以降のLTE対応機種などでは廃止されてしまった割引サービスの二段階パケット定額料金の、ダブルパケット定額にしてみました。
楽天ブロードバンドによるXiによるLTE高速通信を利用出来るようになってさらに、2,330円も安くなりました。
iPhone4sなどiPhoneやAndroidスマホも一部を除きWi-Fiのみで事足ります。iPhoneでは実際Wi-FiのみだとSMSが送受信とキャリアEメール(*****@ezweb.ne.jp)の設定が出来ないくらいです。
次の役者はNTT docomoのWi-FiルーターL-04Dです。
この機種はXiXi(クロッシィ)エリアで超高速データ通信受信時最大75Mbps、送信時最大25Mbpsの超高速データ通信に対応して、さらにFOMAに対応しています。
docomoのLTE対応Wi-Fiルーターでは、旧モデルとなり最新のWi-Fiルーターと比べてスタミナが足りない(バッテリー寿命が短い)
しかしながら、この機種の魅力はWi-FiをOFF→ONの起動が非常に速いのとコンパクトサイズなところです。スタミナ不足はWi-Fiの細かなON/OFF切り替えである程度こなせるのと、モバイルバッテリーの活用でなんとか使いこなすことが可能だと思っています。
そして最後の役者は主役の楽天ブロードバンドLTEです。
これはNTT docomoのSIMカードとなんら変わりありませんが、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)で要はNTT docomoの回線を楽天ブロードバンドLTEが借りて独自サービスを行っているものです。
金額が大手キャリアに比べて安い代わりに通信速度を抑えています。楽天ブロードバンドLTEでは2Gバイトまでの利用に対しては速度制限無しで、その以降256kbpsになる制約があります。
連続した3日間で183MBまでの制限というのも気になります。
楽天ブロードバンドLTEのSIMで通信を開始するにあたり一点トラブルが生じました。L-04Dで設定可能なパスワードに使用可能な文字に制限があるおかげで、楽天ブロードバンドLTEより提供された初期パスワードを変更する必要が生じました。この一部端末というのはLG Electronics社製L-03Eが該当するそうですが、旧機種のL-04Dも同様ですのでご注意下さい。
具体的には楽天ブロードバンドLTEから提供された初期パスワードに設定不可能な記号が含まれている場合に、その文字を下に示す設定可能な記号に変更する必要があります。楽天ブロードバンドLTE側のパスワードはこちらで簡単に変更出来ます。
【NTTドコモ製の端末をご利用のお客様へ】
NTTドコモが提供している一部端末において、パスワードとして設定可能な記号が限られるものがあります。 該当する端末をご利用の場合、パスワードは以下の記号の中からご指定ください。 詳しくは端末のマニュアルをご参照ください。
-(ハイフン)
@(アットマーク)
.(ドット)
_(アンダーバー)
これのおかげで、丸一日通信出来ませんでした。
楽天ブロードバンドLTEのみでiPhone4sを実際使ってみました。
docomoのXiによるLTEはビックリするほど速くは無いが、安定感は抜群です。iPhone4sの処理能力は2世代前の旧機種なので、
しかし調子に乗って2日間で500MBほど使ってしまったら突然速度が出なくなりました。「あれれ?まだ2GBまでは全然余裕があるのにどうして?」
1ヶ月で2GB使えるが、実は3日間で183MBという厳しい制約に引っかかって速度制限を受けていたようです。
適当な間隔で速度計測を行ってみました。
速度計測に使用したアプリケーションは、定番のSPEEDTESTです。
測定結果が以下のようになります。
11月24日までは、調子良く使えていたところで、11月25日からは明らかに速度が低下しているので速度制限に引っかかっています。速度制限がかかると10kbpsくらいになるので、とても快適に使えません。
3日間で183MBというと1日あたり平均61MBしか使えないので、速度制限を受けずに毎日61MB以内のデータ通信量に抑えると、2GB使用するのにはなんと33日間必要で、速度制限に引っかからないで2GB使い切ることは事実上不可能ということに気がつきました。こちらは楽天ブロードバンドLTEのサポートにも確認しています。
常時使うスマートフォンではWi-Fi環境下で繋がっている間は、写真を撮影すれば即座にクラウドへアップロードしたりするのでiPhoneはバックグラウンドで大量のデータ送受信を行っているようです。
このように楽天ブロードバンドLTEの速度制限が厳しいのに加えて、L-04Dのバッテリ駆動時間の短さととても調子良く使えない状況で、速度制限が解除されるまではWiMAXのモバイルルーターをしばらくメインで使っていました。
Wi-Fiルーター2台持ちになりますが、WiMAXのWi-Fiルーターと組み合わせることで意外と快適に使えるのではないかという考えが浮かび、新たに月々1900円で利用出来るWiMAXのモバイルルーター:MobileSlimを導入してしまいした。
エリアは限定的だが通信量の制限が無いWiMAXとdocomoのXi/FOMAの現時点で最強と言える広いエリアだが通信量の制限が厳しい楽天ブロードバンドLTEを組み合わせることで、お互いの弱点を補うことができます。
日常的にはWiMAXを使いつつ、WiMAXのエリア外では楽天ブロードバンドLTEによるdocomoのXi/FOMAエリアで隙間無くカバーする
L-04DとMobileSlimはどちらも小型なので、2台持ち歩いてもイーモバイルのPocket Wi-Fi GL-09Pのような最近のWi-Fiルーターを1台持ち歩くよりも軽くて小さいです。
私は、iPad miniやMacBook Airを持ち歩き外出先で使うことが多いです。これらを使用するためのWi-Fiルーターをたいてい持ち歩いているので、Wi-Fiルーターを持ち歩くのには抵抗感がありません。
新たなWi-FiオンリーでiPhone4sを運用するための役者はMobileSlimが加わりました。
au版iPhone4s 64GB
docomo L-04D
楽天ブロードバンドLTE ミニSIM
mobileSlim
※楽天ブロードバンドLTEのプランがライトプラスプランからエントリープラスプランに変更した方が、月々の費用は安くなるし3日間の通信量上限が設定が無いのでいいと思います。
(注意)楽天ブロードバンドLTEではプラン変更は出来ない仕様となってます。
SIMフリー時代の「選べる自由」
auの田中社長が新製品発表会で、auの端末ラインナップは「選べる自由」があると言っていました。
楽天ブロードバンドLTEのキャッチコピーも”SIMフリー時代の「選べる自由」”でいかがでしょうか。楽天ブロードバンドLTEの関係者の方々はユーザーの声を傾聴して、今後様々な通信プランを増やしていってもらいたいと願います。
今後のサービス向上への提案として自動車保険やスポーツクラブの契約のように、通信契約もオプションを各種組み合わせて選べるようにできたらいいです。例えば毎月の通信量のリミットの設定や一日の使用時間帯などのサービスをきめ細かに選択することで自分に最適な通信プランを自由にカスタマイズできると本当の「選べる自由」が得られると思います。
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