※ 2013.11.08 : バイクツーリング動画を追加。
※ 2014.05.31 : バイクツーリング写真を追加。
GoPro HERO3 Balck Editionは、ウェアラブルカメラ(アクションカム)と呼ばれる製品で、スキー、ダイビング、サーフィン、そして自転車など、ヘルメットや体など様々な場所にカメラを取り付ける事により、個人主観の臨場感溢れるダイナミックな映像が撮ることが出来ます。
そして、本製品はGoproシリーズのフラグシップモデルにあたり、最大4Kのビデオ解像度、最大30フレーム/秒の12MP写真、内蔵Wi-Fi、SuperView™、 最大水深40mの防水性を有しており、プロユースに耐える性能を有しています。
実のところ、以前からBMXやロードバイクのライディングビデオを製作をしてみたいと思っていましたので、今回の選出は願ったり叶ったりというべきか、否が応でも気合いが入りました。
本レビューにおいては、外観、仕様、使い勝手を中心とした内容としたいと思います。
4K映像コンテンツ制作の過程や、製作したビデオクリップについては、
此方でご紹介していますので、併せてご覧になって頂ければ幸いです。
(0). イントロダクション
(1). 外観
(2). 付属品
(3). 仕様
(4). 撮影&製作
(5). まとめ
GoProのパッケージは、スタイリッシュで非常に格好良いと感じました。
これだけで所有欲が満たされるというか、持っていることが嬉しくなってしまいます。
でも、これを開封するのは結構難儀でした。汗
あれこれ試行錯誤しながら全ての付属品を開けるために20分くらい掛かっていたり。。
パッケージに拘るのはいいんですが、もう少し購入者に優しくしてくれると嬉しいですね。
どうにかこうにかパッケージを開けると、ハウジングに本体が組み込まれた状態のものが顔を出してきます。コンパクトではあるんですが、結構がっちりしたハウジングに収まっているので、それなりに重量感を感じます。
当然、ハウジングを取り外してGopro単体で撮影も可能ですが、ヘルメットやハンドルバーに取り付ける場合には、このハウジングが必須になるので、装着した状態が基本と考えるべきでしょう。衝撃からも守ってくれますしね。
防水機能が不要な場合は、オープンタイプバックドアに付け替えることにより、より音を拾えるようになるみたいですので、状況に応じて付け替えること良いかもしれません。
ハウジング込みだと結構重量感があるんですが、ハウジングから本体を取り外して、持ってみると予想以上に小さくて軽い事に驚きました。こんな小さなカメラで、4K映像や60fpsを超えるレートが撮れるというのですから、技術の進化っていうのは恐ろしいですね。
GoPro HERO3 Balck Editionには、このWi-Fiリモートが初期装備として付いてくるのですが、手の届く範囲にGoproを取り付ける場合以外には、必須といえる装備です。
手の届かない場所にGoproを取り付けた場合、毎回録画ボタンを押すのはかなり億劫ですし、スマートフォンを持ち込みできる環境とも限らない事も多いと思いますが、Wi-Fiリモートがあればベルトやキーリング等、簡単に録画を開始できるようになります。
しっかり、3m防水ですから、雨天の心配も要らないので、様々な状況で使える便利装備だと思います。
小さなパッケージとは裏腹に、開けてみると様々なシチュエーションで使うことを想定したアクセサリーと付属品がごっそり入っていました。
製品本体のボタンを押さずとも遠隔で電源&録画開始のできるWi-Fiリモートや、ハウジングに最初から取り付いている防水バッグドアとは別に、防水性は無いけれど記録音質面でオープンタイプバックドアがあったり、カメラの取り付け位置に合わせて貼り付けられるように、アームやベースマウントが付属していたりします。ベースマウントも、平面と曲面の2種があり、状況に合わせて固定することが出来そうです。
これだけの付属品があれば、導入当初から様々な使い方が出来るのではないでしょうか。
ただ、今回の4K映像コンテンツ制作では、ヘルメットにGoproを取り付けたかったので、公式の「ヘルメットフロントマウント」を別途購入しています。状況に合わせて、アクセサリーを用意できるところもGoproシリーズの強みでしょうね。
[1] GoPro HD HERO3 Black カメラ本体
[2] HDリチウムバッテリー(HERO3専用)
[3] HDハウジング(HERO3専用)
[4] オープンタイプバックドア
[5] 3方向ピボットアーム
[6] クイックリリースバックル
[7] クイックリリースバックル (Jフック)
[8] USB (A&ミニB) ケーブル
[9] ロッキングプラグ
[10] Wi-Fiリモート
[11] Wi-Fiリモートチャージケーブル(USB)
[12] Wi-Fiリモート キーリング
[13] ベースマウント (平面用) ×1
[14] ベースマウント (曲面用) ×1
GoPro HERO3 Balck Editionで撮れる映像と静止画をチェックしてみました。さすがフラグシップモデルだけあって、4Kという途方も無い解像度の撮影ができたり、解像度は低いですが最高240fpsという超高速レートでの撮影を可能としています。
4Kモニターの普及が進んでいない現時点においては、1080P 30/60fpsあたりで、任意の画角を選んでおけば不便は無いと思います。
静止画撮影についても、かなり尖った性能となっており、フォトバーストモードを使えば最大1秒間に30枚もの写真を撮影することが出来るようです。私が所有している一眼レフカメラNIKON D5100の連写速度が最高約4コマ/秒となっているので、それのおよそ7倍以上という恐ろしい数字です。
SDカードの書き込み速度の都合もありますが、
いままでとは違った新しい撮影体験が期待できそうですね。
ちなみに、本製品のバッテリー持続時間はかなり短いです。
公式には、上記の設定であれば1.5時間くらいは連続録画できると書かれていますが、Wifi機能や停止/録音または電源のオン/オフを繰り返すことによって、持続時間に減ります。
また、待機状態でも録画と同じくらいバッテリーを消費するという所も曲者で、事実、今回の映像撮影でバッテリーが空になるまで撮影しましたが、録画時間は総計30分程度しかありませんでした。待機時間が30分程度あったのと、Wifi APPを活用していた点、それに電源のON/OFFを繰り返していた為でしょう。
映像コンテンツ3本15秒、合計45秒という課題でしたので、1本のバッテリーで間に合いましたが、本格的に撮影を行いたい場合は、モバイルバッテリーで充電しながら撮影をするか、替えのバッテリー、もしくはバッテリーバックパックが、必ず必要になってくると思います。
(既に、ちょっとバッテリーを追加購入すべきか迷っています。笑)
Goproで撮影する際には、本体を起動して解像度やFPS、画角などを事前設定する必要があるのですが、液晶画面が小さく、かつモノクロで少し分りづらい欠点があります。慣れれば、どうという事もない作業なんですが、急いで設定を切り替えたいシチュエーションに遭遇したときに、上手く設定できない恐れもあります。でも、そんな場合も想定してかGoproには非常に便利な機能があります。
スマートフォンと連携して、Goproを完全コントロールできちゃうんです。
Gopro APPと呼ばれるスマートフォン用APPを予めインストールし、本体とアプリをWifiでペアリングすれば簡単に、全機能をリモートコントロールできるほか、リアルタイムのライブプレビューが出来るので、録画開始前のフレーミングも可能となります。
詳しくは此方の写真と動画をご覧下さい。
一番上の写真は、iPhone5とGoproをペアリングしてライブプレビューしている状態です。
ライブプレビューとは言っても、Wifiなので若干の遅延はありますが、確認する程度であれば十分。問題無ければ、スマートフォンからボタン一つで、録画を開始することが出来ます。
解像度や、FPS、画角なども、このAPPから全て設定できるので、変な話、本体の扱い方を殆ど覚えていなくても不自由はしなかったりします。
今回の映像作成では、Adobe Premiere CS6を使いましたが、
公式に「Gopro studio」という無料の動画編集ソフトが提供されています。
軽く使ってみた感じ、動画反転(ヘルメットに付けた場合、180°映像が反転してしまう。)をボタン一つで出来たり、映像の色味補正も右のサイドバーから簡単に調整できたりと、動画作成に不慣れな方でも、扱いやすいソフトウェアになっています。
書き出し時には、YoutubeやVimeoなどに最適化されたプリセットもありますし、カスタム設定を作ることもできます。エンコードについても、H264(mp4)、AVI、MOVと業界標準の形式で出せるので、おおよそ困ることは少ないと思います。
ただ、英語バージョンしか無いので、少し設定が分りづらいのと、カット編集・レンズ歪みの調整・簡単なカラーコレクションの操作しかできないので、本格的な動画作成には向いていません。とは言え、動画製作ソフトが無料でついてくるんですから、文句は言えないですよね。笑
ちなみに、有料版のGoPro Studio Professional/Premiumも存在しており、3D変換とかカラーグレーディングなど様々なGopro特化機能が付いているようです。まあ、それは本当にプロユースレベルですので、ここでは割愛したいと思います。
他社製品と比較しても、撮影&製作ともに充実した環境が整備されているGoproは、アクションカムのデファクトスタンダードたり得る理由があると実感することが出来ました。
今回製作した動画は、冒頭でもご説明しましたが此方に掲載させて頂いておりますので、参考にご覧頂ければ幸いです。
※ 2013.11.08追記
会社の同僚がバイクツーリングに行った際のGopro動画を参考にアップしてみました。画質や音質(エンジン音や走行音)が分るように加工は施していません。
設定:1080p 30fps ウルトラワイド
ハウジング:標準タイプバッグドア(防水機能のもの)
マウント:ハンドルバー/シートポスト/ポールマウント
ツーリングに行ってない私が言うのもなんですが、
見てるだけでニンマリする動画ですね。笑
私も行けば良かったぁぁ!
※ 2014.05.31追記
同僚がまたまたツーリングに行くので貸出しました。
今回はGoproで撮った写真をアップしてみました。
つらつらと外観やら仕様やら、機能やらを書いてきたんですが、実のところ本製品どうなの?というところに行き着くと思うんですが、とりあえずひと言で言えば、
「めっちゃ楽しい製品!」です。笑
Goproがあると無いとでは、雲泥の差ですね。今回製作したBMXのビデオクリップも、普通のビデオカメラでは絶対撮れない映像ばかりです。
普通のビデオカメラで撮るとどうしても第三者的な距離の離れた映像になりがちなんですが、Goproで撮ると主観映像なって、映像が自分自身に起きてることのように感じるというか、やはり感覚の距離が短くなって、臨場感溢れる楽しい映像になりやすいと感じます。
事実、会社の同僚がバイクツーリングに行くということで、早速貸し出したんですが、今まで使っていたビデオカメラに比べても、撮れる映像がとんでもなくダイナミックなので、すんごい好評になってます。
早速、「うちらも1個買っちゃおうか!?」みたいな話にもなってるみたいで。笑
もし買ってくれるなら、貸し出しし合って、2台、3台体制で映像を撮れるので、今まで以上のすんごいものが撮れそうという期待感満点で同僚の話し合いを眺めているのが現状です。笑
まあそれくらい、撮れる絵が素晴らしすぎるんで、複数台揃えてそれぞれ別々のフレーミングで同時録画をしたい!という欲求が沸いてくる製品なんですよね。
正直、本製品、編集が好きだとか、映像を撮るのが好きとか、そういう人向けっていう製品じゃないと思います。いままでの映像体験がひっくり返るようなものが撮れるから、否が応でも感動しちゃうというか。。。撮ってみたいという欲求に駆られる製品というか。。。
なにせ、使ってみないことには、この感動は分らないと思います。
是非、何らかのスポーツやモーターサイクルを趣味にしている人には、掛け値無しにお勧め出来る製品だと感じました。友人、知人、同僚も誘って、多数台体制を揃えて、すんばらしい記録映像を撮っちゃいましょう^^!
MR2スパイダーさん
2013/11/06
超アウトドアですね!
ダイビングで使用したら神秘的な動画が
とれそう(>_<)
・・・・・・・・ロープで結んで海に放り込んだ上で
リモコン操作・・・・岩に当たったらイチコロか^^
きっちょむさん
2013/11/06
コメント有り難うございます。
そういう使い方もあったかーー笑
ハウジングが耐衝撃性能を兼ね備えているので、
よほど荒れてなければ壊れることは無さそうです^^
atsuo@tokyoさん
2013/11/06
動画も魅力ですが、フォトバーストモードやインターバル撮影などの静止画撮影も気になります。
後継機も発表されたようで、様子見です。
きっちょむさん
2013/11/07
コメント有り難うございます^^
アクションカム、色々出てきますよね!
Gopro HERO3はハリウッド映画でも使われるくらいの画質みたいですし、ちょっと格が違う気がします。(SONY製の最新センサーを搭載してるみたいです。)
3+も魅力的!2つ目がほんと欲しくなっちゃいます。笑
デコポンさん
2013/11/08
1つ質問です。
USB接続でバッテリーの充電時間は一本どれぐらいかかるのでしょうか?
おおよその時間でいいので教えていただきたいです。
アクセサリーで2本同時充電器があるので購入しようか迷っています。
きっちょむさん
2013/11/08
コメント有り難うございます。
ん~、計測してないので体感で申し訳ないのですが、
USBに繋いでおよそ1.5時間くらいじゃないでしょうか。
充電器ですが、オフィシャル以外にも、色々バッテリー&充電器が安くあるみたいなので、そっちもアリかもしれません。
参考:
GOPRO HERO3用 バッテリー2ケ + 充電キット 並行輸入品