レビューメディア「ジグソー」

独特設計!ポンプ&ファン一体化簡易水冷の性能はいかに!

発端はは8月上旬

ちょいちょいとレビューは出しているけど、プレミアムレビューは当選しないなー・・・。
やっぱ選ばれるまで大変なのかなー?お?ANTEC簡易水冷のレビュアー募集中ですと。
あのファンとポンプが一体化しているやつかな?FX-8350用にでもあったらいいなぁ・・・。
とりあえず応募してみよう。今使ってるH80iと比較してみたい!

 

~数週間後~

 

「当選のお知らせ」

 

き、き、き、きたああああああああああ!初めて当たったあああああああ!


mickeyさん初めて当選しましたよおおおおおおお!

おぅ・・・ご丁寧に封筒に入ってくるのですな・・・。

ということで今回ANTEC新型簡易水冷KUHLER H2O 950(以下、当製品とします)の
プレミアムレビューをさせていただくアラクレです。どうもつたないレビューですがよろしくお願いします。

 

さてまずは当製品のスペックから。

■スペック
・ファンスピード:600~2400RPM
・ラジエーターサイズ:159mm*120mm*50mm(H/W/D)
・ポンプ一体のファンサイズ:120mm*25mm
・ファンサイズ:120mm*50mm
・コールドプレート:26mm
・チューブ長:300mm
・総重量:1.3kg
・冷却液:安全で環境にやさしい、さび止め加工クーラント液(?)

 

スペックについてはKUHLER H2O 950パッケージから拝借しました。
冷却液がの説明が説明になってませんが、まぁそこは気にせずいきましょうか(笑)

今回使用させていただいた環境の詳細は下記のとおりです。

 

■環境

 □CPU:Core i5 46700K
 □VRAM:SAHD797-3GD5R002/11197-06-40G(Radeon7970)
 □RAM:コルセア CMX8GX3M2B1600C9
 □M/B:ASUS MAXIMUS VI HERO
 □ODD:LG ブルーレイ(型番忘れた)
 □システム用SSD:PLEXTOR PX-128M3P
 □SSD2:Intel X25-M Mainstream 80GB
 □HDD1:日立 2TB(型番忘れた)
 □HDD2:HITACHI DESKSTAR OS03385 1TB
 □OS:windows7 Ultimate 64bit
 □CPUクーラー:KUHLER H2O 950【当製品】
 □ケース:Abee AS Enclosure X3 シルバー
 □電源:Corsair CMPSU-850AXJP

 

ということでこれと今使っているH80iと比較してレビューさせていただきm・・・にぎゃああああああ
大変申し訳ありません。H80iのゴムチューブが破損しており、液漏れしてはいませんが継続使用がかなり
怪しい状態なので・・・急遽比較を空冷のCoolerMaster TPC812でさせてください・・・。

んでは早速レビューに入らせていただきます。

 

テーマ【1】:パーツとしての印象や性能について

 

■パッケージや付属品などなど
 
 手元にあった簡易水冷のパッケージを3つ並べてみました。
 他のクーラーについては単に製品の写真がプリントされているだけですが、
 当製品についてはまるで氷点下の世界のような、クールなパッケージとなっております。かっこいい!
 そしてパッケージを開けてみると・・・?

 

 

 うむ。なんともシンプルな梱包ですこと。個人的にこういう無駄のないものは大好きです。
 さてさて付属品は・・・?

 

 

 こんな感じです。なおバックプレートにおいてはプラスチック製となっていますので、物理的に設置が
 不可能な場合以外においてマザーが焼ける心配はありません。あとは耐久度の問題ですね・・・。
 なおビニール袋左上についてはクッション剤+両面テープになっています。
 正直なところ個人的には環境がコロコロ変わるので地味にマイナスポイント。粘着力なくなったらどーすんねんと・・・。
 なお4つ入っておりますが、実際に使用するのは2つです。あとの二つは予備となっていますので
 粘着力がなくなったら交換しましょう!

 さて個人的に気になったのは右下の袋3つ。


 
 なんと使用するネジがわかりやすいように環境ごとに分かれています。これはなんという親切心・・・。
 なんですが、そもそもこのネジ自体が大問題でした。(後述)

 

■サイズ比較
 お次はサイズについて他の製品と比較してみましょう。

 

 
 まずはCorsair H80iと比較。(H80iは下です)
 ラジエーター部分は同じように見えますが、ポンプとファンが一体化しているため印象はかなり大きめな感じです。
 んで重い。これは設置のときに大変だろうな~とか思いました。
 なおH80iはファンがついていませんので薄いですが、実際にはまぁ当製品より若干薄い程度です。
 なお水枕についてはみてのとおりかなり薄型。ポンプが入っていない分すっきりとしててグッド。

 

 
 お次はラジエーター部分を比較してみましたが・・・見た目ほぼかわらずです。オリジナリティはポンプ周辺にありですね。

 

 
 次はチューブの比較。左がH80iですが、若干当製品のほうが細くやわらかめの印象です。
とり回しがしやすいのは簡易水冷においてかなりのプラスポイントではないでしょうか。

 

 
 お次はENERMAX ELC120との比較。ポンプが水枕に内蔵されている分、ELC120のほうはラジエーター周りが
 非常にすっきりしています。先ほどのH80iと比べてもその薄さは際立っています。が、やっぱり水枕の厚さが
 すんごいですな。どっちを取るかといわれると、非常に難しい選択です・・・。
 なおチューブについてはELC120の方がはるかに細くそしてやわらかいため、取り回しのしやすさは総合で
 ELC120に軍配が上がるかなという感想です。がんばれANTEC。

 

 
 そしてラジエーターを裏から見た感じですが・・・さほど変わりません。とうか暗くてよくわかりませんね。ゴメンナサイ。

 

■実際に設置してみた・・・
 ごめんなさい。ここは写真が一切ありません。たぶん言いたいことは伝わるのではないかと思いますので、
 設置作業はご想像ください・・・。

 

 □良かった点
  ・チューブがH80iと比べてやわらかかったため、水枕のとり回しが非常によかった!

  ・バックプレートがプラスチック製のため、特にマザー側を確認せずに済んでよかった・・・。

 

 □悪かった点
  ・バックプレート用のネジ止めがかなりいただけない。
   まずはバックプレート側から。バックプレート側のネジ受けについて固定する手段がないため、
   ネジを閉めるたびに脱落→落下→救出と非常に手間とストレスがかかった。ぜひここはツメを用意するなり
   改善を希望したいところ。
   お次に水枕側。バックプレート側には各LGAごとのツメが用意されていて、一応は動きづらくはなっていますが・・・
   水枕側は特に仕切りもなくかつネジ穴までが遠いためちょっと閉めづらいと思いました。
   そしてそんなことがどうでもよくなるネジ!これは強く改善を要求したい!
   というのもネジにバネがついているタイプ(付属品の画像を参照ください)なのですが、バネとリテンションの間に
   何も仕掛けがなく、閉めるのに失敗すればするほどリテンションがガリガリ削れていきます。
   音もはっきりと「がりっがりっ」と聞こえてくるので本当に心臓に悪い。これはぜひ改善してほしい!

 

  ・ラジエーターと水枕の設置は、水枕が先にしかできない。
   ケースによってはラジエーターを先につけたほうが都合がいいことは多々あります。

   が、当製品においてはこのように設置すると、水枕側のネジ穴が隠れてしまうため水枕先設置が必須となります。
   二度手間にならないように皆さんご注意ください。

 

  ・ケースに干渉した
   これは予想もしていなかったことですが、設置が終わりケースのトップパネルを閉めようとしたところこうなりました。



   ちょっとわかりづらいですがラジエーターの横幅が大きいのかトップパネルに干渉してしまい、完全に閉められませんでした。
   同じ理由でサイドパネルも完全に閉められませんでした。

   え?結局どうしたかって?

 

   必殺 力技☆

 

 □その他
  ・やっぱりファンガードはつけられなかった

  予想はしてましたが、ケースのファンガードがつけられませんでした(爆)
  H80iでもだめだったのでやっぱりか~と残念。が、これはクーラーのせいではありません(笑)

 

 □設置完了イメージ

  こんな感じでです。やっぱりポンプとファンが一体化しているため、ちょっと大きめで重量大丈夫かな?って心配になりますね。

 

■使ってみた
 実は私の簡易水冷に関する評価ポイントって設置のしやすさが大半だったんです(笑)
 これだけですと怒られちゃいますので実際に負荷をかけて性能について確認してみました。


 なお環境および条件は下記のとおりです。
  ・負荷についてはOCCTでCPUに負荷を30分かけ続けています
  ・動画の撮影もしているため(後述)サイドパネルは開けっ放しです
  ・エアコンはありません・・・orz が、一応涼しいはずの夜間に計測しています。
  ・温度の計測はアイドル時、1500RPMでOCCT30分実施、2500RPMでOCCT30分実施時に行っています。
  ・比較対象はCoolerMaster TPC812です。

 とまぁこんなところです。では実際に結果を見てみましょうか。

 

  □温度計測

   アイドル時については当製品優勢ですが、その他はちょっと振るわないですね・・・。
   特に2500RPM時と1500RPMの差がないですぞ。これはエアコンが効いているほかのレビュアーさんの結果を見たいところです(笑)

 

  □静音比較
   youtubeにて限定公開でアップしております。
    


   なお高速が2400RONとなっていますが、正確には2500RPMです。この場を借りて訂正いたします。
   また動画のデータがおかしいのか、ところどころとまってしまうことがありますが、その場合は一回タイムラインのバーを
   クリックすると読み込みが始まるみたいです。何度やっても解決しませんでしたので、現段階ではどうすることもできませんでした。
   大変申し訳ありません。

 

   さて比較してみたところ、TPC812のほうが静かですね。クーラー標準ファンと別にそこらへんに転がっていた
   サイズKAZE-JYUNI(800RPM)をつけただけなんですが。この2つの結果がちょっと残念でした・・・。
   が、これだけではないですぞ!むしろ渡し的には次が本番!!

 

  □付属モニタリングソフト
   画像を加工してみましたのでご覧ください。

   付属モニタリングソフトの「ANTEC GLID」の機能概要はこの画像どおりであると思っていただければと思います。
   モニタリングソフトといえばH80iにも付属していました「Corsair Link」が頭に浮かぶ方も多いでしょう。
   簡単にまとめますとこんな感じです。

 

   【Corsair Link】
    ・各温度ごとに回転数の制御を自由に設定できる。その分かなりメンドクサイイメージ。
    ・アイコンをケースの画像内で自由に配置できる。
    ・LEDの色を変更できる
    ・Linkケーブルがあれば他の機器も制御可能。ただしケーブル単品は売ってない(大問題)

 

   【Amtec GLID】
    ・各温度ごとに回転数の制御はできないが、エクストリーム、静音、カスタムと、プロファイルの読み込みが非常に楽。
    ・ソフトがかなりシンプルで見やすく、グラフを保存できるのがグッド。
    ・Corsair LinkではLEDの色を変更できるだけだったが、Antec GLIDでは温度に応じて色が変化する。
    ・温度の表示は青色で固定のため、何色に背景色を変化したところで非常に見づらい(笑)

 

   とこんなところでしょうか。個人的にはCorsair Linkはヘビーユーザー向け、Antec GLIDはライトユーザー向けという
   感じがします。私の使用目的にはAntec GLIDの方が使い勝手が良いです。これはかなりポイント高いです。

 

テーマ【2】:TIPS
 えーとですね。テーマ1で力尽きたので特にないです(爆)
 あ、ただ一個あるとすれば、サイドパネルがアクリルな型にオススメポイントをお伝えします。
 当製品において温度に応じてLEDの色が変化するため、結構見た目の変化が楽しいのではないでしょうか。
 また部屋の暗さにも左右されますが、私の環境では「ファンにLEDの光が反射してキレイ!」という現象がおきましたので
 一応そちらもオススメポイントとしてあげたいと思います。どんな状況下はyoutubeに限定公開であげましたので
 以下のURLをご覧ください。
  


 こりゃー見た目いいですよー。まぁ私の場合はサイドパネル穴開いてないんですけどもorz

 

■総評
 初プレミアムレビューだったわけですが皆さんいかがでしたでしょうか?
 いつもより気合は入っていると思いますので、何かの参考になればと思います。
 AntecGRIDの単純さと使いやすさはこれから簡易水冷初めて使う!っていう人にオススメできる内容だと思います。
 あとはネジと組み込みのしやすさにひと工夫あれば鉄板であると思います。ここはAntecさんに今後考慮して
 いただきたいかなという点ですね。あーそういえば書くところが思いつかなかったのでここに書かせていただきますが、
 運営事務局様より当製品の使用について下記のような注意点があるとご連絡を受けました。

 

------------------以下概要------------------
・製品仕様上、マザーボード側でファン回転数の制御が有効になっていると、

 水冷本体でのモニタリングに支障が出る可能性が高い。
・全ての環境で支障が出るとは限らない

・マザーボード側でファン回転数制御(Auto、Silent、50%、60%など…)を設定すると、
 OS上でソフトウェアを使ったファンコントロールが出来ない可能性がある。
・当現象は、不具合ではなく製品固有の仕様

----------------------------------------

 

 ということでマザーボード側で回転数の制御が有効になっているとモニタリングに支障が出る可能性が高くなっているようです。

 正直なところ私はマザーボード側で制御を無効にしてませんが、さほど支障があったようには思えなかったのですが。
 やっぱり「高い」ってだけなんでしょうかね。ただ無効にする人は中々いないような気がしますが・・・。

 

 ということで何点か注意するべきところがあるとは思いますが、他社様にはない独特な設計でもありますAntec様の
 新商品KUHLER H2O 950をご検討してみてはいかがでしょうか?

 

以上アラクレがレビューをお届けいたしました☆

29人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (6)

  • タコシーさん

    2013/10/15

    初レビューおめでとうございます.....

    簡潔でまとまったレビューですね  

    お疲れ様でした......これからも宜しくです
  • harmankardonさん

    2013/10/15

    初レビュー,お疲れ様でした.

    皆さん同じ所が気になるようですね.
  • アラクレさん

    2013/10/15

    >タコシーさん

    コメントありがとうございます。初めてのプレミアレビューで、
    しかもクーラーのレビューやったことなかったんでドキドキもんでした^^;
    ほかの方のレビュー呼んでうひゃあああです。すんげえ詳細ですネ・・・
    これからもよろしければレビューを見ていっていただければと思います!
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