「I-O DATA IEEE802.11n準拠 300Mbps(規格値) 無線LANルーター WN-G300R」のレビュアーに選出して頂き、ありがとうございます。初のプレミアムレビューとなります。
とりあえず、レビュー環境を書いておきます。有線LANの記述以外は、すべて無線LANです。
パソコン:Window 8 Pro 64bit 自作(有線LAN)、VAIO Eシリーズ
スマートフォン:GALAXY note
タブレット:ASUS EeePad TF101
プロバイダー:So-net
回線:西日本フレッツ光プレミアム
外観など
タイトルのごとく、「スグつながる!」をガッツリアピールしています。パッケージの通り、本当にすぐつながります。(後述)
セット内容は...
・本体
・電源ケーブル
・スタンド(縦置き用)
・LANケーブル
・パスワードなどが書かれたシール
・説明書やセットアップガイド
・2.4Ghz帯使用の無線機器について
です。1つ1つプチプチシートで巻かれてあり、梱包は丁寧な印象です。(写真は取り出した後のものです。)
6年前発売の「IODATA WN-G54/R4」との比較です。
※実はこの6年前の製品「WN-G54/R4」の後継品が、今回レビューするWN-G300Rなんです。(I・O DATA社のホームページ情報より。)
かなり小型化しています。アンテナも内蔵になりましたし、スピードも6倍くなっています。(理論値)I・O DATAさんの技術の進歩をしみじみ感じます。
5年たっても旧型機は現役です。不安定なこともなく、繋ぎ直す時以外はリセットしていません。I・O DATAさんの無線LANは、自分的には耐久性がしっかりしていると思います。
計測
理論値だけというわけにはいかないので、スピードテストを行なってみました。なお、本機から3メートル以内の障害物のない状態で行なっています。
有線LANの場合(デスクトップPC)
Speedtest.netより(Google Chromeを使用)
ダウンロード速度は70Mbpsならば十分だと思います。最大が100Mbpsなので70%となっています。
アップロード速度は、あまり気にならないので(笑
タブレット端末(無線LAN)
遅く感じるかもしれませんが、タブレットの無線LAN自体、省電力で動作するようになっているので、パワーがありません。こんなもんだと思います。(むしろ、タブレット側の問題だと...)
ちなみに、今話題?のLTEの場合。(GALAXY noteです)
差は一目瞭然ですね。
Youtube HD動画もサクサクです
「自宅でスマホ、タブレットで動画や通話を快適に楽しむ」ということで、YouTubeの動画を楽しんでみます(笑)
※無線LAN構築までの手順に関しては、【3】にて母に行なってもらっていますので、そちらをご参照お願いします。
スマートフォン:GALAXY note
タブレット:ASUS EeePad TF101
プロバイダー:So-net
回線:西日本フレッツ光プレミアム
の環境でレビューしています。
ASUS EeePad WiFi接続の場合
特に、ストレスを感じることなく読み込めます、サクサクです。映像はHDものを視聴しました。非常に綺麗で、一度も途切れませんでした。※実際の動画には音声はありますが、ここではカットしています。
一瞬なので見えづらいかもしれませんが、動画が表示された時点で既に全体の30%くらいは読み込まれています。
GALAXY note LTEの場合。
若干動画表示までに時間がかかっているかと思います。LTE対応エリアなのでかなり早いほうです。
ですが動画が表示された時点では、全体の数%しか読み込めていません。そのあと、徐々に読みこんでいます。もっと高画質で容量の多い動画の場合は、差が顕著に現れると思います。
「WN-G300R」の良かった点、改善を希望する点
良かった!
1.QRコネクトが便利。
特に知識がなくても、一発でOKAY。プッシュボタン方式もあるので、初心者には接続しやすいと思います。
2.安い。
この価格で、300Mbps(理論値)の11n規格の無線LANが利用できることは、ほんとうに驚きです。この11n規格がドラフトから正式になった時には、5000円以上はした気がするのですが...。
改善(しなくてもいいかもしれないけれど...)を希望する点。
1.初心者には、接続パスワードは「接続パスワード」って書いたほうが良いかもしれない...。
母のスマホにはQRコネクトを使って接続してもらったのですが、一応 手動での接続も体験してもらいました。その際に「どれがパスワードか分からない」と言っていました。
セキュリティ情報の記載しているシールには...
SSID1 *******
SSID2 *******
ライセンスキー *******
S/N(シリアルナンバー) *******
暗号キー *******
PIN *******
と書いてあり、ネットワークに詳しくない人は、確かにどれがパスワードなのか分からないと思います。(シリアルナンバーはパスワード候補から除外できてほしいところですが...笑)
一応、マニュアルには「暗号キーを入力」と書かれているのですが...説明書が苦手な人には辛いかもしれません(笑)
2.本体の重さ
LANケーブルを繋いでいると、本体が軽すぎてケーブルにつられて転倒することがありました。本体が軽いことは悪くはないのですが、逆に軽すぎて動いてしまいます。ケーブルも硬いものだと癖がつきにくく、大変でした。
縦置き用スタンドはもう少し重量のあるものにしたほうがしっかり設置できるかと思います。
それ以外には問題はないと思います。USBポートやギガビットLANなどを求める場合は、上位機種を購入すればいいことですし、この製品の価格からすればこの機能は十分だと思います。
QRコードを見たことがある人なら、きっと大丈夫(笑)
「無線LAN環境の構築を体験する」ということで、「Wifi」と「3G」の区別もはっきりしていない母に作業をやってもらうことにしました。
もちろん初めての作業で、無線LANに関する知識はあまり無いです。(ちなみに、スマホはしっかり使えてます。)
組み立て&設置
まずは、スタンドをセットします。あとは3ステップで終わりです。
電源ケーブルを繋げる→LANケーブルを繋げる→終わり
設置に関しては以上です。
初期設定(WAN側)
説明書などを参考にして、パソコン等のブラウザから「192.168.0.1」のアドレスにアクセスし、パスワードなどを入力して終わりです。
説明書が丁寧だったので問題なく終わりました。環境はフレッツ光プレミアムのホームタイプです。
ちなみに、スマートフォンやタブレット端末からでは詳細な設定ができません。Chromeアプリをお使いでしたら、「PC版サイトのリクエスト」にチェックを入れることで、パソコンと同様にすべての設定が行えます。
↓タブレット端末から通常アクセスした場合の設定画面。
初期設定(無線LAN側)
今までは、SSIDを検索して...と知識のない人にはさっぱりでしたが、この無線LANにはQRコードのついたシールが付属しています。そのシールと一緒にパスワードも書いてあります。
それをスマホ専用アプリ「QRコネクト」で撮影するだけでした。ここでは伏せさせていただいていますが、赤枠のところにQRコードが印刷されています。
そして、無事にスマホを接続することが出来ました。
説明書が予想以上に細かくて、DSの場合、PSPの場合、パソコンの場合...etcなど様々な場面での接続方法について書かれてありました。
APモードの場合
ひと通り接続が終わったので、本来の我が家の構成に戻したいと思います。我が家では...
光回線終端装置→有線→無線LAN親機(2F)→有線→無線LAN親機(1F)
というネットワーク構成になっています。今回は、
光回線終端装置→有線→無線LAN親機(今回のレビュー製品)
と接続しなおしてから、構築を試してもらいました。(多くの家庭では、2つも無線LAN使っていないでしょうから...)
ですので本来の構成に戻します。
光回線終端装置→有線→無線LAN親機(2F)→有線→無線LAN親機(1F:今回のレビュー製品)
にしたいと思います。
さすがに、ここからは自分がやりました(笑)
戻すために、本機をAP(アクセスポイントモード)にする必要があります。といっても簡単です。
ブラウザで設定ページ(192.168.0.1)に接続し、インターネットから接続モードを「アクセスポイントモード」に設定するだけです。※スマートフォン向け設定ページからは不可能な模様です。
その後、しばらく待つと本機が再起動するので終了です。ただし、ブラウザ設定ページが「192.168.0.201」のアドレスに変更されるので、注意が必要です。
ブラウザで再度アドレスを入力しなおす必要があります。
以下の図のようになりました。(といいますか、いつもに戻りました)
Skydriveを利用してみる
「スマホでクラウドサービスを活用する」ということで、Microsoftが運営している「SkyDrive」へのファイルのアップロードをやってみたいと思います。
そこで、ただアップロードするだけでは勿体ないので、3GとWiFiでの速度を比較してます。画像ファイルをまとめて圧縮した約23MBのZipファイルを、アップロードするまでの時間を競ってみようと思います。
22.69MBのzipファイルです。同じ内容のファイルを2つ別名で作成し、それぞれでアップロードします。
GALAXY note LTEと、ASUS EeePad TF101 Wifiで競います。アップロードには、Microsoft公式のアプリを使用します。また、同時にアップロードした場合は速度が低下するので、片方ずつ実施します。
というわけで、この新しいフォルダーにアップロードします。
ログインして、アップロードフォルダを選び、アップロードファイルを選ぶだけなので簡単です。
結果を発表しますと...
GALAXY note LTE → 10分以上...(電波の強さが影響したと思います)
ASUS EeePad TF101 Wifi →1分45秒
でアップロード完了でした。やはり、回線の安定度の差が出たと思います。
↓無事にアップロード
もちろん、SkyDriveはクラウド型ストレージなので、どこでもネットにつながっているパソコンやスマートフォンからアクセスして、ダウンロードすることができます。
パソコンからアクセスしても、もちろんファイルはしっかりアップロードされています。
ダウンロードして、きちんと開けました。
SkyDrive以外にも、DropboxやGoogleDriveなど様々なクラウド・ストレージサービスを行なっているところがあるので、パソコンを持ち運ぶことが多い人(とくに仕事でノートパソコンと自宅パソコンを使う人)は、上手に活用できると時間の短縮につながるかもしれませんね。
タブレット端末から印刷してみる
「スマホで写真、画像などを自在に楽しむ」ということですので、タブレット内の画像を印刷をしてみました。
1.タブレット内の画像を印刷してみる
自宅のプリンターがEPSONなので「EPSON iPrint」のアプリを利用します。
※詳細な設定はアプリやEPSONのサイトを参照してください。アプリのレビューになってしまうので...笑
アプリ起動!
オレンジ囲みのボタンをタップすると、プリンターの選択や、インク情報が表示されます。が、割愛します。初回利用時には、設定をしないと利用できません。
写真を印刷するので、黄色の写真をタップします。
フォトの一覧が表示されます
今回は、右端の海の画像を印刷します。最初から入ってるやつです。面白くないですが(笑)
もちろん、スマホやタブレットのカメラで撮影したものでもOKです。選び終わったら、「次へ」をタップ
オレンジ囲みのボタンから、用紙サイズなど印刷に関する設定ができます。今回はL判で印刷します。※画像は設定前なのでA4になっています。
あとは、印刷をタップするだけ。
少し待つと....
バッチリ印刷できました!!
実は...
タブレット端末の画像(スクリーンショット)からも確認できますが、アンテナレベルが1になっています。
というのも、自宅の2Fからタブレットを使ってみました。壁と床を4~5枚ほど挟んでいると思うのですが、それでも通信できました。置き場所や自宅の環境によっては、2Fまでの家ならばすべてカバーできるかもしれません。
今回はタブレットを使用しましたが、スマホでも同様にOKです。いちいち、メモリーカードやUSBメモリにファイルをコピーしなくていいので楽ですね。
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