■ レビュー製品
「インテル® SSD 510 250GB」を3台 >>> 製品情報
■ 公表スペック 510 シリーズ 250GBモデル
SATA 6Gb/s接続 読み出し 最大500MB/s 書き込み 最大315MB/s
SATA 3Gb/s接続 読み出し 最大265MB/s 書き込み 最大240MB/s
■ テスト環境
CPU
Intel Core i5-2500K (3.30GHz)
M/B
Intel DH67BLB3 (Intel H67 Express B3)
(インテル 6シリーズ・チップセット・ボード)
Memory
DDR3-1333 CL9 3GB (1GB×3)
Graphics
Intel HD Graphics 3000 (CPU内蔵)
Storage
Intel SSD 320 120GB (G3K5)
OS
Windows 7 Enterprise x86 SP1 (90DAY)
■ Intel SSD 510 (250GB) 単体の性能の一覧
CrystalDiskMark Nano Pico Edition v1.0.0 にて測定
■ RAIDコントローラー
インテル® H67 Express チップセット (RAID 0/1/5/10 に対応)
■ RAID 0 環境の構築までの手順
Windows 7 が動作してるパソコンにSSDドライブを取り付ける。
6Gb/s 「ポート0」 「ポート1」
3Gb/s 「ポート3」 にSSD 510 を接続しました。
(DH67BLB3のポート位置が付属資料やDLドキュメントで間違ってますので注意が必要です!)
起動する
あら 簡単 なにも考えず(ドライバ追加なし) データドライブをRAID 0 にしてみた。
「スタート」ボタン - 「コンピューター」 - 右クリック 「管理」を実行します。
コンピューターの管理 から 「記憶域」 - 「ディスクの管理」
「ディスク 0」を右クリック - 「新しいストライプ ボリューム」を選択、「次へ」をクリック
新しいストライプ ボリュームから 利用可能なディスクを選択、「ディスク 1」「ディスク 2」、「次へ」をクリック
ディスク領域(MB)を選択 今回は全容量を1ドライブとするので、そのまま「次へ」をクリック
ディスクの管理のメッセージを確認して「はい」をクリック
画面の指示に従い、しばし待つと「ストライプ ボリューム」のできあがり。
■ テスト結果(ベンチマーク)
RAID 0 SSD 3台 (6Gb/s x2 + 3Gb/s)
RAID 0 SSD 2台 (6Gb/s x2)
RAID 0 SSD 2台 (6Gb/s + 3Gb/s)
■ ベンチマークの一覧
■ RAID 0による伸び率の一覧
■ Intel Solid-State Drive Toolbox (2.0.2.000)
RAID 0環境にオプティマイザー(Trim)は、できるのか?
→真っ赤なエラーになってできない。
では、手順を見てみよう!
ドライブの確認をしてみた
マネジメントツールを開いてみた
RAID 0にオプティマイザーやってみたけど、真っ赤にエラー
*Intel in Akiba 2010 Summer のセッション情報より
RAIDボリューム構成時は、Trimに対応していない。
Trimの代わりに「over-provisioning」としてスペア領域を持たせておくといいらしい。
スペア領域としては、RAID上のボリューム設定時のドライブサイズをちょっと小さ目にして設定するのがいいらしい。
(各ドライブの空きエリアではない)
■ Intel Data Migration Software (1.1 日本語版)
Intel 320シリーズ 120GBに構築したWindows 7をRAID 0にクローンコピー(動作確認済み)
RAID 0ドライブにクローンコピーした環境をIntel 320 (120GB)に再クローンコピー(動作確認済み)
SSD単体 の環境から SSD RAID 0 環境へ簡単に短時間で移行することができた。
また、移行した環境から元に戻すこともできた。
では、実際に見てみよう!
Data Migration Software 起動 トップメニュー 「開始」を選択する!
クローン モードを選択する 今回は「自動(推奨)」を選択した。
ソース ハード ディスクの選択 Intel 320 (120GB)にWin7環境あり、それを選択した。
ターゲット ハード ディスクの選択 確認のメッセージが出たが、中身は無いので「OK」を選択した。
クローン作成する 詳細の確認画面 ドライブ間違いなど無いように確認後に「実行」を選択した。
実行するには、再起動をする必要があるため、「再起動」を選択した。
真っ黒な画面で、作業が進む (速い 速すぎる 通常の3倍のスピードでナントカ・・・略)
シャットダウンした後に起動して、コンピューターの管理よりドライブがクローンされているか確認した。
■インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー (10.6.0.1002)
そうだ、RAIDを簡単に管理できるソフトがあったので試してみた。
・・・エラーだとぉ!? 玉砕した。
SATA「AHCI」で構築したWin 7さんが、BIOSでSATA「RAID」にするとBIOS画面のWin7エラーの再起動を繰り返して起動できずのため、再インストールした。
その逆、SATA「RAID」でWin7構築後にBIOSをSATA「AHCI」にすると同じになる。
この件は、気が向いたら調べます。 SSDでWin7の再インストが気にならなくなってきたため。
(IRSTのドキュメントを読むと再インストしなさいみたいなこと書いてあった。 11/09/01)
ラピッド・ストレージ・テクノロジー 起動
「作成」を選択 「最適化されたディスクのパフォーマンス(RAID 0)」を選択した。
「名前を入力」「ディスクの選択」「ボリュームのサイズを指定」 詳細設定で「ストライプサイズ選択」
確認画面 「ボリュームの作成」を選択した。
・・・なんかエラーでた。 エラーについて解決せず。 → 下記(*1)に追記 (11/08/22)
(*1) SSDを接続するポートをSATA2 (3G)に統一したところボリューム作成ができました。
正常に終了した場合は、こんな感じです。
再起動後に Ctrl+I オプションROM でRAID 0 を構築した。(こっちの方が簡単だった・・・ぁ)
画像なんてものはない。
起動後にラピッド・ストレージ・テクノロジーを立ち上げて確認してみた。
問題なくRAID 0となっていたのを確認した。
コンピューターの管理から「ディスクの初期化」をして、「シンプル ボリュームウィザード」でパーティション容量とドライブ文字をつけた。
*ディスクの管理 手順の画像は省略しました。
コンピューターから確認してみた感じ。
ベンチマーク結果 IRSTドライバの方が高速に動作するようだ。
■ 完成したPCのハイパフォーマンス性能
完全なるドライブ無音 低発熱 省電力
■ まとめ
今後のインテルチップセットにSATA 6Gb/sポートが沢山あるマザーボードが安価に誰にでもどこでも手に入るようになったときに、Intel SSD 510シリーズの3台使ったRAID 0環境の性能が最大限生かされるはずなので新チップセットを待ちたい。
インテル製のSSDは、3年保証で安心して長く使える。
環境を簡単に移行できるクローンツールがあったり、メンテナンスに必要なToolboxが便利でした。
RAIDドライバでパフォーマンスが変わるので、今後も性能向上に期待します。
■ 最後に・・・
このたびは、レビュー機会を与えていただきまして zigsow様、インテル様に感謝いたします。
本当にありがとうございました。
機会がありましたら、いつでも どれでも どこまでも レビューさせて頂きます!
よろしくおねがいします。
また、最後までレビューを読んでいただいた皆様に感謝します。
ありがとうございました。
■ 追記 (11/08/21)
IRST 3Gx3
IRST 6Gx1 3Gx2
■ 追記 (11/08/22)
「Intel in Akiba 2010 Summer」のセッション中に神様が、RAID 0 ストライプサイズ 64KB以上を選ぶって言ってた。 ソース
IRST RAID 0 x3 (3G)
□ 追記 (11/08/26)
RR2720 BIOS V1.2 Driver v1.1.11.623 WebGui v1.5.6
Menuから以下を選択してアレイを作ります。
Manage - Device - [initialize Devices] (ドライブ情報があるとRAID作れないので)
Manage - Array - [Create Array]
ブロックサイズは、64Kのみ。 セクターサイズは512Bとなります。
容量指定がMB単位です。今回のSSD 510 250GB 3台の場合は、「749941」です。
Arrayの確認 (テストでは、740Gです。)
普通の結果? IRSTと同じくらいなんですけど(汗
□ 追記 (11/08/28)
RR2720 BIOS V1.2 Driver v1.0.9.1229
同梱されているCD-ROMにあるファーストリリースのドライバでないとパフォーマンスがでなかった。
BIOSをアップデートすると起動時のメニューが表示されなくなりファーストブートになります。
アレイを作成するには、WebGUIのみとなります。
□ 追記(11/09/01)
IRSTのオプションROMとRR2720のBIOSが衝突?しているみたいです。
裏ワザ的に使えていますが、何か問題がでるかもしれません。
MBをAHCIモードにして、RR2720を使用する方が良いと思います。
ただし、RR2720のBIOSが出る分だけ起動時間が長くなります。
□ 追記(11/09/22)
RocketRAID 272x/271x の新RAIDドライバ v1.1.11.905 (09/05/2011) ベンチマークと
一覧表(その弐)を追加しました。
◆ ベンチマークの一覧 その弐 (IRST , RR2720)
◆ RAID 0による伸び率の一覧 その弐 (IRST , RR2720)
■ 追記(11/11/13)
Intel® Solid State Drive Toolbox がバージョンアップして、v3.0.1となりました。
Intel SSD Toolbox v3.0.1 ダウンロード
マルチ・ランゲージとなり、日本語で使えるようになりました。(インストール時に言語を選択)
ファームアップもできるようです。
残念なところ システムドライブに Tempフォルダを作成して作業をするようです。
参考SS
■ 120921
Intel SSD Toolbox 3.0.4
http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?DwnldID=18455
ナンチャンさん
2011/08/21
確かに別途RAIDカードを使えとは書いてませんね(*^-^*)
かずや。さん
2011/08/21
ちょっと期待しています。
harmankardonさん
2011/08/21
勉強になりました.
はにゃさん
2011/08/21
> ただし、性能は求めてはいけない。 くりかえす 性能は求めてはいけない。
「なんと3つ組み合わせてRAID 0を構成し、超高速なストレージを備えたハイパフォーマンスPCを作ってみよう」という趣旨からすれば、性能を求めないといけないでしょう。
Windowsのストライプセットで結構な性能が得られてますから、
RAIDカードを使わないで、チップセットを一部活用したSoftware RAID機能をちゃんと活用して、どれくらいの速度が出るのか、私は知りたいです。
たとえば、
・SATA2 接続のIRST RAID0ではどうなる?
・SATA3 x1, SATA2 x2 RAID0 を OSでストライプしたらどうなる?
とか。
まだまだこんな性能じゃないはずですので、頑張ってください。
はにゃさん
2011/08/22
IRSTで組んだ 6G*2, 3G*1 の RAID0が一番よさそうですね。一番妥当な結果でしたね。
Windowsのストライプセットに比べてIRSTでRAIDを組んだ場合、NCQの影響を受ける 4K QD32の値が改善していることも重要です。
あとはストライプサイズを変えたらどうなるかというのも面白いかもしれません。
JUN8731さん
2011/08/26
参考になりました。
harmankardonさん
2011/08/29
yasuさん
2011/09/04
お疲れ様です。
それにしてもすごいですねー
SSD 3連発すごいですねー
ALLENさん
2011/09/06
本当にありがとうございます。
私の至らぬ点もございました。本当に申し訳ありませんでした。
ALLENさん
2011/09/06
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、日経WinPC2011年10月号(8/29発売号)のコラム、テストドライブ(171ページ)にインテルSSD510(120G)を2台使ったRAID 0 の記事があります。
X58、Z68、RR2720を使ったベンチマークが載っています。
ねおさん
2011/09/06
やっぱり6G×3台になると1GBオーバーするんですね。
参考になりました。
RAIDボード使用時はオンボードRAIDは使用せず、AHCIにしておくのがいいと思いますよ。
ALLENさん
2011/09/08
RR2720の購入店の商品紹介FAQにも書いてありました。
共存できるのがベストだったんですが、残念ながらできませんでした。
ALLENさん
2012/08/08
(参考データ X58 SATA 2 Intel SSD 520 250G)
パーティション 195.31 29.30 [8.27]
最後の約8GBが未使用のスペア領域