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インテル SSD 510シリーズ 250GB RAID 0 x3 (トリプルRAID 0) ソリッド三連星 レビュー

                                           最終更新日 2011/08/28 
■ レビュー製品
 「インテル® SSD 510 250GB」を3台 >>> 製品情報

■ 公表スペック 510 シリーズ 250GBモデル
SATA 6Gb/s接続  読み出し 最大500MB/s  書き込み 最大315MB/s
SATA 3Gb/s接続  読み出し 最大265MB/s  書き込み 最大240MB/s

■ テスト環境
CPU
 Intel Core i5-2500K (3.30GHz)
M/B
 Intel DH67BLB3 (Intel H67 Express B3)
 (インテル 6シリーズ・チップセット・ボード)
Memory
 DDR3-1333 CL9 3GB (1GB×3)
Graphics
 Intel HD Graphics 3000 (CPU内蔵)
Storage
 Intel SSD 320 120GB (G3K5)
OS
 Windows 7 Enterprise x86 SP1 (90DAY)





■ Intel SSD 510 (250GB) 単体の性能の一覧
 CrystalDiskMark Nano Pico Edition v1.0.0 にて測定
ssd510_bench_03.png
ssd510_bench_03.png


■ RAIDコントローラー
 インテル® H67 Express チップセット (RAID 0/1/5/10 に対応)

■ RAID 0 環境の構築までの手順
 Windows 7 が動作してるパソコンにSSDドライブを取り付ける。

 6Gb/s 「ポート0」 「ポート1」
 3Gb/s 「ポート3」 にSSD 510 を接続しました。

 (DH67BLB3のポート位置が付属資料やDLドキュメントで間違ってますので注意が必要です!) 
DH67BLB3_PORT.png
DH67BLB3_PORT.png


 起動する

 あら 簡単 なにも考えず(ドライバ追加なし) データドライブをRAID 0 にしてみた。

 「スタート」ボタン - 「コンピューター」 - 右クリック 「管理」を実行します。
SSD510_Tejun_01.png
SSD510_Tejun_01.png


 コンピューターの管理 から 「記憶域」 - 「ディスクの管理」
 「ディスク 0」を右クリック - 「新しいストライプ ボリューム」を選択、「次へ」をクリック
SSD510_Tejun_03.png
SSD510_Tejun_03.png


 新しいストライプ ボリュームから 利用可能なディスクを選択、「ディスク 1」「ディスク 2」、「次へ」をクリック
ssd510_Tejun_07.png
ssd510_Tejun_07.png


 ディスク領域(MB)を選択 今回は全容量を1ドライブとするので、そのまま「次へ」をクリック
ssd510_Tejun_09.png
ssd510_Tejun_09.png


 ディスクの管理のメッセージを確認して「はい」をクリック
SSD510_Tejun_10.png
SSD510_Tejun_10.png



 画面の指示に従い、しばし待つと「ストライプ ボリューム」のできあがり。
ssd510_Tejun_11.png
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■ テスト結果(ベンチマーク)
 RAID 0 SSD 3台 (6Gb/s x2 + 3Gb/s)
SSD510_07_CDM_NPE10_RAID0x3.jpg
SSD510_07_CDM_NPE10_RAID0x3.jpg

 RAID 0 SSD 2台 (6Gb/s x2)
SSD510_08_CDM_NPE10_RAID0x2_6Gx2.jpg
SSD510_08_CDM_NPE10_RAID0x2_6Gx2.jpg

 RAID 0 SSD 2台 (6Gb/s + 3Gb/s)
SSD510_09_CDM_NPE10_RAID0x2_6G3G.jpg
SSD510_09_CDM_NPE10_RAID0x2_6G3G.jpg


■ ベンチマークの一覧
ssd510_bench_01.png
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■ RAID 0による伸び率の一覧
ssd510_bench_02.png
ssd510_bench_02.png



■ Intel Solid-State Drive Toolbox (2.0.2.000)

 RAID 0環境にオプティマイザー(Trim)は、できるのか?
  →真っ赤なエラーになってできない。
 では、手順を見てみよう!

 ドライブの確認をしてみた
ssd510_toolbox_01.png
ssd510_toolbox_01.png

 マネジメントツールを開いてみた
ssd510_toolbox_02.png
ssd510_toolbox_02.png

 RAID 0にオプティマイザーやってみたけど、真っ赤にエラー
ssd510_toolbox_03.png
ssd510_toolbox_03.png


 *Intel in Akiba 2010 Summer のセッション情報より

 RAIDボリューム構成時は、Trimに対応していない。
 Trimの代わりに「over-provisioning」としてスペア領域を持たせておくといいらしい。

 スペア領域としては、RAID上のボリューム設定時のドライブサイズをちょっと小さ目にして設定するのがいいらしい。
 (各ドライブの空きエリアではない)

■ Intel Data Migration Software (1.1 日本語版)

 Intel 320シリーズ 120GBに構築したWindows 7をRAID 0にクローンコピー(動作確認済み)
 RAID 0ドライブにクローンコピーした環境をIntel 320 (120GB)に再クローンコピー(動作確認済み)

 SSD単体 の環境から SSD RAID 0 環境へ簡単に短時間で移行することができた。
 また、移行した環境から元に戻すこともできた。

 では、実際に見てみよう!

 Data Migration Software 起動 トップメニュー 「開始」を選択する!
ssd510_DMS01.png
ssd510_DMS01.png


 クローン モードを選択する 今回は「自動(推奨)」を選択した。
SSD510_DMS13.png
SSD510_DMS13.png


 ソース ハード ディスクの選択 Intel 320 (120GB)にWin7環境あり、それを選択した。
SSD510_DMS14.png
SSD510_DMS14.png


 ターゲット ハード ディスクの選択 確認のメッセージが出たが、中身は無いので「OK」を選択した。
ssd510_DMS16.png
ssd510_DMS16.png


 クローン作成する 詳細の確認画面 ドライブ間違いなど無いように確認後に「実行」を選択した。
ssd510_DMS17.png
ssd510_DMS17.png


 実行するには、再起動をする必要があるため、「再起動」を選択した。
ssd510_DMS18.png
ssd510_DMS18.png


 真っ黒な画面で、作業が進む (速い 速すぎる 通常の3倍のスピードでナントカ・・・略)
SSD510_DMS181.JPG
SSD510_DMS181.JPG

SSD510_DMS1812.JPG
SSD510_DMS1812.JPG


 シャットダウンした後に起動して、コンピューターの管理よりドライブがクローンされているか確認した。
ssd510_dms019.png
ssd510_dms019.png


■インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー (10.6.0.1002)
 そうだ、RAIDを簡単に管理できるソフトがあったので試してみた。

 ・・・エラーだとぉ!? 玉砕した。

 SATA「AHCI」で構築したWin 7さんが、BIOSでSATA「RAID」にするとBIOS画面のWin7エラーの再起動を繰り返して起動できずのため、再インストールした。
 その逆、SATA「RAID」でWin7構築後にBIOSをSATA「AHCI」にすると同じになる。

 この件は、気が向いたら調べます。 SSDでWin7の再インストが気にならなくなってきたため。
 (IRSTのドキュメントを読むと再インストしなさいみたいなこと書いてあった。 11/09/01)

 ラピッド・ストレージ・テクノロジー 起動
ssd510_201.png
ssd510_201.png

 「作成」を選択 「最適化されたディスクのパフォーマンス(RAID 0)」を選択した。
ssd510_202.png
ssd510_202.png

 「名前を入力」「ディスクの選択」「ボリュームのサイズを指定」 詳細設定で「ストライプサイズ選択」
ssd510_203.png
ssd510_203.png

 確認画面 「ボリュームの作成」を選択した。
ssd510_204.png
ssd510_204.png


 ・・・なんかエラーでた。 エラーについて解決せず。 →  下記(*1)に追記 (11/08/22) 

ssd510_205.png
ssd510_205.png


 (*1) SSDを接続するポートをSATA2 (3G)に統一したところボリューム作成ができました。

 正常に終了した場合は、こんな感じです。
SSD510_IRST_R0_Port234_01.png
SSD510_IRST_R0_Port234_01.png



再起動後に Ctrl+I オプションROM でRAID 0 を構築した。(こっちの方が簡単だった・・・ぁ)
 画像なんてものはない。

 起動後にラピッド・ストレージ・テクノロジーを立ち上げて確認してみた。
ssd510_206.png
ssd510_206.png

 問題なくRAID 0となっていたのを確認した。
ssd510_207.png
ssd510_207.png


 コンピューターの管理から「ディスクの初期化」をして、「シンプル ボリュームウィザード」でパーティション容量とドライブ文字をつけた。 

 *ディスクの管理 手順の画像は省略しました。

 コンピューターから確認してみた感じ。
ssd510_218.png
ssd510_218.png


 ベンチマーク結果 IRSTドライバの方が高速に動作するようだ。
ssd510_IRSTx3.jpg
ssd510_IRSTx3.jpg


■ 完成したPCのハイパフォーマンス性能
 完全なるドライブ無音 低発熱 省電力

■ まとめ 
 今後のインテルチップセットにSATA 6Gb/sポートが沢山あるマザーボードが安価に誰にでもどこでも手に入るようになったときに、Intel SSD 510シリーズの3台使ったRAID 0環境の性能が最大限生かされるはずなので新チップセットを待ちたい。

 インテル製のSSDは、3年保証で安心して長く使える。
 環境を簡単に移行できるクローンツールがあったり、メンテナンスに必要なToolboxが便利でした。

 RAIDドライバでパフォーマンスが変わるので、今後も性能向上に期待します。

■ 最後に・・・
 このたびは、レビュー機会を与えていただきまして zigsow様、インテル様に感謝いたします。
 本当にありがとうございました。
 機会がありましたら、いつでも どれでも どこまでも レビューさせて頂きます!
 よろしくおねがいします。

 また、最後までレビューを読んでいただいた皆様に感謝します。
 ありがとうございました。

■ 追記 (11/08/21)
 IRST 3Gx3 
SSD510_IRST_3Gx3_port234.jpg
SSD510_IRST_3Gx3_port234.jpg

 IRST 6Gx1 3Gx2
SSD510_IRST_6Gx1_3Gx2_port023.jpg
SSD510_IRST_6Gx1_3Gx2_port023.jpg


■ 追記 (11/08/22)
 「Intel in Akiba 2010 Summer」のセッション中に神様が、RAID 0 ストライプサイズ 64KB以上を選ぶって言ってた。 ソース

 IRST RAID 0 x3 (3G)
SSD510_IRST_R0_64KB_P234_01.jpg
SSD510_IRST_R0_64KB_P234_01.jpg



□ 追記 (11/08/26)
 RR2720 BIOS V1.2 Driver v1.1.11.623 WebGui v1.5.6

 Menuから以下を選択してアレイを作ります。
  Manage - Device - [initialize Devices] (ドライブ情報があるとRAID作れないので)
  Manage - Array - [Create Array]

RR2720_007.png
RR2720_007.png

 ブロックサイズは、64Kのみ。 セクターサイズは512Bとなります。
 容量指定がMB単位です。今回のSSD 510 250GB 3台の場合は、「749941」です。

 Arrayの確認 (テストでは、740Gです。)
RR2720_008.png
RR2720_008.png


 普通の結果? IRSTと同じくらいなんですけど(汗
RR2720_CDM_NPE_R0x3_P135_02.jpg
RR2720_CDM_NPE_R0x3_P135_02.jpg


□ 追記 (11/08/28)
 RR2720 BIOS V1.2 Driver v1.0.9.1229
RR2720_CDM_MPE_R0_OLDDRV_01.jpg
RR2720_CDM_MPE_R0_OLDDRV_01.jpg

 同梱されているCD-ROMにあるファーストリリースのドライバでないとパフォーマンスがでなかった。

 BIOSをアップデートすると起動時のメニューが表示されなくなりファーストブートになります。
 アレイを作成するには、WebGUIのみとなります。

□ 追記(11/09/01)
 IRSTのオプションROMとRR2720のBIOSが衝突?しているみたいです。
 裏ワザ的に使えていますが、何か問題がでるかもしれません。

 MBをAHCIモードにして、RR2720を使用する方が良いと思います。
 ただし、RR2720のBIOSが出る分だけ起動時間が長くなります。

□ 追記(11/09/22)
 RocketRAID 272x/271x の新RAIDドライバ v1.1.11.905 (09/05/2011) ベンチマークと
 一覧表(その弐)を追加しました。
RR2720_V11.905_01.jpg
RR2720_V11.905_01.jpg


◆ ベンチマークの一覧 その弐 (IRST , RR2720)
ssd510_bench_04.png
ssd510_bench_04.png

◆ RAID 0による伸び率の一覧 その弐 (IRST , RR2720)
ssd510_bench_05.png
ssd510_bench_05.png


■ 追記(11/11/13)
 Intel® Solid State Drive Toolbox がバージョンアップして、v3.0.1となりました。
 Intel SSD Toolbox v3.0.1 ダウンロード

 マルチ・ランゲージとなり、日本語で使えるようになりました。(インストール時に言語を選択)
 ファームアップもできるようです。

 残念なところ システムドライブに Tempフォルダを作成して作業をするようです。

 参考SS
IntelSSDTBV301_01.jpg
IntelSSDTBV301_01.jpg


■ 120921
Intel SSD Toolbox 3.0.4
http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?DwnldID=18455

33人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (13)

  • ナンチャンさん

    2011/08/21

    お疲れ様でした!!

    確かに別途RAIDカードを使えとは書いてませんね(*^-^*)
  • かずや。さん

    2011/08/21

    追加があるのですか!?
    ちょっと期待しています。
  • harmankardonさん

    2011/08/21

    レビューお疲れ様でした.

    勉強になりました.
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