レビューメディア「ジグソー」

[2010/11/01 加筆]レビュー 選んでいただいてありがとうございます!

はじめまして
初心者マークつきですが選んでいただいて
大変ありがとうございます!

自己紹介代わりと思って一所懸命レビューしたいと思います!


さてレビュー内容ですが自分はESX系の技術を独習しておりますのでそれを生かした
HA構成を作成していきたいと思います。
※時間があればHPCも試してみたいな・・・

レシピ的には以下の感じで。
①Openfiler+RDBRでの高可用性(二重化) iSCSIターゲットの作成(D510MOx2を予定)
②D510MOでのESXiホストの作成(D510MOx3を予定)
③ESXiホスト、iSCSIでの高可用性クラスターの作成(①と②の連結、計5枚)

もともとD510MOは省電力なのでiSCSIターゲットが向いてそうなのでそちらに重点を置きつつ
ESXiでの使用に問題(内臓NICが・・・)というのを解決し高可用性クラスターを構築するまで
そこからどうすれば試用期間後も高可用性な環境維持できるかを検討していきたいと思います。



その壱 - 到着~準備
22日に当選連絡があり24日に物が到着しました。
あけてみたところこんな感じ
D510MOx5
D510MOx5


うーむ、壮観というか「コレ集荷単位で発送してきたんじゃないの?!」
ってくらいの見事なはまりっぷり ^^;
これはいろいろと機材追加しないとマズそうだな・・・と感じました。

とりあえず手持ち機材から使用する分を以下に

OpenfilerでNICを二重化しリンクアグリゲーションで帯域を確保するために


↑過去にOpenfilerで動作させたことがあるので


↑リンクアグリゲーションに対応している低価格スイッチハブ


D510MOでのESXiホストの作成に


↑日記でもちょっと書いたけどESXiで動作させられることを確認してるので再登場 (笑


↑これもESXiで動作させたことがあるので


↑作っておいて良かった! なmini-ITXまな板


あとは電源とメモリと小物を追加しないと・・・
ということで行きつけのショップGoodwillへ
(岐阜はね~あまりイイトコないのよ・・・ 泣)





↑まずはメモリを4セット




↑そして電源を3台



↑さいごにケース(Openfiler機分:ESXiはまな板なので不要)


んん・・・ 店員さんそんな目で見ないで (笑


とりあえずはまな板での組上げ状態を御披露いたしますね
まな板_1
まな板_1

↑とりあえずはこんな感じ、ごついね (笑
まな板_2
まな板_2

↑別角度からもう一枚、ん~アルミ板の反射が・・・ あまりきれいに撮れないデス

さてここからが大変。
ってことで組上げつつ加筆していきますので温かく見守ってやってくださいな~ (照

[2010/10/31 加筆、2010/11/01 修正]
Openfiler(NAS)用筐体が組みあがったのでお知らせしますね
Openfiler用_1
Openfiler用_1

↑中身はこんな感じ

Openfiler用_2
Openfiler用_2

↑さらに2台目のHDDを取り付けるとこんな感じ

ちなみに中に刺さってるHDDはこいつです




その弐 - 設定開始(iSCSI用NAS)~構築途中

さて各構成が組みあがったのでOpenfiler(iSCSIターゲット)側から構築開始
※ESXi はゼロスピンドル構成予定なのでiSCSIターゲットを先に構築しないと
 何もできないのです ^^;


SATAポートが2つしかないためHDD2台を接続しそれをRAID1(ミラー)構成する予定です
※レビュー課題としてHigh Availability(高可用性)を選択しているので徹底的にやりますよ?

そのためOpenfilerのインストールをどこにするかが検討項目になります
Openfilerの事例を調べてみたところUSBメモリへのインストールを成功しているようなので
USBメモリにシステム、2台のSATA HDDをRAID1で冗長化して
そこへiSCSIターゲットを仕込むことにします


組みあがっているOpenfiler用のシステムにUSBメモリとUSB接続のDVD-ROMを接続し
電源を入れてみます。

するとISOLINUXがエラーとなって先に進みません
いろいろとBIOSやら接続構成を変えてみましたがどーにも解決しません
※USBメモリ単体で起動するのは確認が取れているのでBIOS周りでなにかおかしいのだと思う

仕方がないので一旦HDDへインストールを実施しそれをDDコマンドで
USBメモリへ移す方法を考えました

この方法であればHDDへインストールし起動ができるシステムあれば
どんなものでもUSBメモリへ落とし込むことができるはずです
※BIOSのUSB Mass Storage Emulation TypeをAll Fixed DiscにしておけばHDDとして扱えますからね


ちょっと長文になりますがD510MOでのUSBメモリ起動は参考になると思うので紹介します
※DDコマンドがLinuxのものなのでLinuxが使える前提である点、注意してください
 Windowsから調べる場合はフォーマットを無視した容量が必要なのでちょっと大変です

まず使用するUSBメモリの総容量を調べます
fdiskコマンドで総容量が表示されるのでそれをメモします
ついでに1シリンダあたりのユニット数もメモします

私が使用しようとしているUSBメモリは1,977,614,336Byteで
ユニット数は16065でした

ここからまずOpenfilerのインストールに使用できる容量を算出します

総容量÷ブロックサイズ=総ブロック数なので
1,977,614,336÷512=3,862,528
※ブロックサイズは一般的なものだと512Byte固定です

総ブロック数÷ユニット数=使用可能なシリンダ数
3,862,528÷16065=約240

240シリンダに収まるようにOpenfilerのディスク使用量を設計してみると以下のようになりました
Start End
102MB 1 13 /boot
1028MB 14 144 /
753MB 145 240 swap

上記をふまえてOpenfilerをインストールします
USB接続のDVD-ROMのみを接続し電源を入れインストールを開始します
Openfiler設定_01
Openfiler設定_01

↑Nextをクリック(インストーラがAnacondaなのでShift+PrtScreenで撮影できますね)

Openfiler設定_02
Openfiler設定_02

↑Japaneseを選択肢クリック(でも日本語にはならないのであった)

Openfiler設定_03
Openfiler設定_03

↑Manually Partition with Disk Druidを選択しNextをクリック

Openfiler設定_04
Openfiler設定_04

↑仮インストールを実行するHDDを選択しEditをクリック
 (NewではなくEditであることに注意:Editだとシリンダ指定できるので)

Openfiler設定_05
Openfiler設定_05

↑算出しておいたインストール構成にしたがい/bootにStart:1 End:13を設定しOKをクリック

Openfiler設定_06
Openfiler設定_06

↑/にStart:14 End:144を設定しOKをクリック

Openfiler設定_07
Openfiler設定_07

↑File System Typeをswapに変更してにStart:145 End:240を設定しOKをクリック

Openfiler設定_08
Openfiler設定_08

↑入力した内容になっていることを確認してNextをクリック

Openfiler設定_11
Openfiler設定_11

↑ネットワーク設定画面が出るのでeth0,eth1に固定IPを設定、
 そのたネットワーク設定項目も入力してNextをクリック

Openfiler設定_12
Openfiler設定_12

↑あとは通常通り設定していけばOK

CDがイジェクトされて再起動を聞かれるのでCDを入れなおして再起動します

起動コンソールが出たところでUSBメモリを接続しLinux rescueと入力して
起動します(起動設定は適当で)

っとちょっと長文かいてたら時間が ^^;
追記はまた時間を見つけてしますね~


[2010/11/01 加筆]
中途半端に書きかけでとまっちゃってたので説明から再開しますね


起動コンソールが出たところでUSBメモリを接続するのは起動時に挿したままだと
ISOLINUXでエラーが出てとまってしまうため途中で接続しています

途中で接続してもLinux rescueと入力し開始した後でUSB-Storageのドライバが
ロードされるので正常に認識されます

これでopenfilerのインストールCD上からlive linuxのような状態で
HDDとUSBメモリを操作できます

fdiskコマンドを打ってみると次のような状態
※ブロック数が知りたいので-uオプションつきでリスト表示(-l)しています

------------------------------------------------------------
[root@vmStorageX1 ~]# fdisk -l -u

Disk /dev/sda: 1000.2 GB, 1000204886016 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 121601 cylinders, total 1953525168 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes

Device Boot Start End Blocks Id System
/dev/sda1 * 63 208844 104391 83 Linux
/dev/sda2 208845 2313359 1052257+ 83 Linux
/dev/sda3 2313360 3855599 771120 82 Linux swap / Solaris

Disk /dev/sdb: 1000.2 GB, 1000204886016 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 121601 cylinders, total 1953525168 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes

Device Boot Start End Blocks Id System

Disk /dev/sdc: 1977 MB, 1977614336 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 240 cylinders, total 3862528 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes

Device Boot Start End Blocks Id System

------------------------------------------------------------

ここで以下のコマンドを打ち込んで仮インストールしたHDDの状態を
USBメモリへ複製します

dd if=/dev/sda of=/dev/sdc bs=512 count=3855599
※countに指定する値は上のfdiskで表示させたブロック数です


DDコマンド完了後に再度fdiskで状態を確認すると以下のような感じに

------------------------------------------------------------
[root@vmStorageX1 ~]# fdisk -l -u

Disk /dev/sda: 1000.2 GB, 1000204886016 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 121601 cylinders, total 1953525168 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes

Device Boot Start End Blocks Id System
/dev/sda1 * 63 208844 104391 83 Linux
/dev/sda2 208845 2313359 1052257+ 83 Linux
/dev/sda3 2313360 3855599 771120 82 Linux swap / Solaris

Disk /dev/sdb: 1000.2 GB, 1000204886016 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 121601 cylinders, total 1953525168 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes

Device Boot Start End Blocks Id System

Disk /dev/sdc: 1977 MB, 1977614336 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 240 cylinders, total 3862528 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes

Device Boot Start End Blocks Id System
/dev/sdc1 * 63 208844 104391 83 Linux
/dev/sdc2 208845 2313359 1052257+ 83 Linux
/dev/sdc3 2313360 3855599 771120 82 Linux swap / Solaris

------------------------------------------------------------

USBメモリにインストールが完了した状態に持っていけたので
そこからはサイトに紹介されているのと同じ手順でUSBメモリから起動するのに
必要な設定を行います。

azuki noteさんの以下を参考に
USBメモリにopenfilerをインストールする



以下のコマンドでシェルからUSBメモリをマウント
mkdir /mnt/source/boot
mount /dev/sdc2 /mnt/source
mount /dev/sdc1 /mnt/source/boot


つづいて/mnt/source/bootにあるinitrdをコピー
cp /mnt/source/boot/initrd-2.6.26.8-1.0.11.smp.pae.gcc3.4.x86.i686.img /mnt/source/tmp/initrd.gz


chrootして先ほどコピーしたinitrd.gzを展開
chroot /mnt/source
gunzip /tmp/initrd.gz
cd /tmp
mkdir /tmp/a
cd /tmp/a
cpio -i < /tmp/initrd


viで/tmp/a/initを編集、echo "Loading jbd.ko module" の前に以下の内容を追加します。
insmod /lib/sr_mod.ko
insmod /lib/ohci-hcd.ko
sleep 10
insmod /lib/usb-storage.ko
sleep 12


モジュールをコピー
cd /lib/modules/2.6.26.8-1.0.11.smp.pae.gcc3.4.x86.i686/kernel/drivers
cp scsi/sr_mod.ko /tmp/a/lib
cp usb/storage/usb-storage.ko /tmp/a/lib
cp usb/host/ohci-hcd.ko /tmp/a/lib


パッケージに戻して/bootにコピー
cd /tmp/a
find . | cpio -c -o | gzip -9 > /tmp/usbinitrd.img
cp /tmp/usbinitrd.img /boot/


vi /boot/grub/grub.confと入力しgrub.confを編集
initrdを作成した"/usbinitrd.img"に書き換えます
initrd /initrd-2.6.26.8-1.0.11.smp.pae.gcc3.4.x86.i686.img
 ↓
initrd /usbinitrd.img


これでUSBメモリから起動するのに必要な設定ができたはずなのでリブートします


しばらく待ってhttps://設定したアドレス:446にアクセスし起動を確認してみました
Openfiler起動確認
Openfiler起動確認



何とか成功したみたいです
つづいてリンクアグリゲーションを設定します
上部のメニューバーからSystemを選択し以下の画面へ

とそこでeth0のlinkがNoとなっていることに気づきました
むむっ!片方死んでいるのかな・・・?

ということで次回へ続きます・・・

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