実際にマスクを使用してみると、気がついた点が3点あります。

①息苦しさはやはり少ない
②マスクの中が湿りにくい
③一度外してから再度使う時に新品感がある（匂いがほとんど残っていない）

高い消臭性（脱臭機能）90％以上といコピーは実感しました。
そういった意味では1日で使い捨てしなくてもいいと思えます。

天気のせいか花粉があまり飛ばないようで、花粉対策としての効き目については後日報告となりそうです。
（花粉が飛ぶと目がかゆくなるのでわかるんです）

花粉・ウィルス99％カット（3㎛）とありますが、市販されている他のマスクも対外同じ謳い文句なので、違いがわかでしょうか？

もったいないかなと思いつつ、なぜ息が楽なのか分析してみたくてマスクを分解してしまいました。比較するために、他の4種類のマスクも同時に分解しました。

他社のマスクは3層構造で、内側と外側のポリプロピレン製フィルターがメトルブローフィルター（これもポリプロピレン製）と呼ばれる物を挟んでいます。
このマスクは4層構造で、抗ウィルスフィルターが追加されているところに特徴があります。

1枚増えているのになぜ息が楽なのかと思ってさらに一つ一つの素材を分けてよく比較してみると、まず内側と外側のポリプロピレン製フィルターの厚さが非常に薄くなっていました。
手で触ると非常に柔らかくてしなっとしていて、折り目の跡がほとんど残らないぐらいです。他社のフィルターはもっと厚手でごわっとした感じがあり、折り目がくっきりと残っています。

中のメトルブローフィルターも、比較した4社の中の一番薄いものに近いです。（感覚的には厚いものと比較すると半分ぐらいの薄さ）

肝心な抗ウィルスフィルターはちょっと厚手なのですが、良く言えば空気な抜けやすいようにほぐしてあるような感じです。

全体的にひとつひとつの素材を吟味してより薄いものを組み合わせているみたいで、全体としては他のレビューにもあったように厚めなのですが、息は逆に通り易くなっているのでしょう。

分解したついでに、ノーズフィトワイヤーも比較してみました。

その理由は実施に使ってみると、鼻の形に変形させるのがやりやすかった気がしたからです。

普通に使う分にはメガネが曇らないようにできたのはこのマスクが初めてで、ちょっとだけ細工がしやすい気がしたためです。

実際のワイヤーを見てみると、他者の1つだけがパンの袋を縛っているような中に細い針金が入っているタイプで（3本縦に並んだ写真の右側）、それ以外の3社は全く同一に見えるプラスチックでできているような細い板でした（3本縦に並んだ写真左側）。

このマスクのノイズフィットワイヤーは同じようなプラスチック状の細い板なのですが、表面には滑り止めのようなでこぼこが形成されていて、微妙に幅が広くなっています。
機能的にも違いがあって、大きく曲げても手を離すと多少元に戻ろうとしますが、その戻り方が少ないです。
分かりにくいかもしれませんが、写真は5本まとめて同時に直角に曲げた場合の例で、戻り方が少ない2本のうちの1本がこのマスクのノイズフィットワイヤーです。（もう1本は針金状のものです）

曲げやすく戻りにくいということで、より鼻の形にフィットできるようです。