レビューメディア「ジグソー」

最上の寝落ちと最高の環境を作るゲーミングチェアー!

 

以前、秋葉原に展示したあったAKRacingの椅子に座って以来、次に椅子を買い替えるならこれだな!

と気になっていた椅子を試す機会がPREMIUM REVIEWに!!

 

レビューをさせていただく機会を得た商品は、AKRacing Overture(エーケーレーシング オーバーチュアー)だ。

 

AKRacingによると、このOvertureモデルは、新たなスタンダードモデルとしてラインナップに追加された商品だ。

 

全国のヨドバシカメラなどでも取り扱い中との事なので、実際に見て触って試す機会が増えた事も椅子選びをする側にとっては朗報だろう。

 

 

 

AKRacingは、レーシングシートの開発を10年以上行ってきた会社で、NISSANのレーシングシート造りにも関わってきた会社だそうだ。

 

見た目だけバケットシート風の他社製品とは気合の入れ方が違う。

 

デザインも製造も自社で行っている本気の椅子メーカーだ。※HP参照

 

 

 

商品が届くのをワクワクしながら帰宅すると、玄関をほぼ独り占めしている巨大な箱が!

 

奥さんは約30kgの巨大な箱に移動を諦めたようだ。

 

早速リビングにえっちらおっちらと移動させた。

箱のサイズは88.5×68×39cmと、店舗からの持ち帰りも出来なくはないサイズだが、ネックはその重さだ!

 

買ったものは直ぐに使いたい症候群に悩まされている筆者でも、これを持って帰るのはちょっと無理。

大人しく配送してもらうのが良いだろう。

 

早速開封。

 

パーツごとに梱包がしてあり、それぞれのパーツが干渉しないように配置されている。

 

四隅には補強のL型ステーも入っていて、箱が潰れて商品にダメージが行くのを防ぐ構造になっていた。

 

背もたれと座面の間と、一番底には厚めのウレタン材が敷いてあるので、組み立て時の保護シートとして取っておいた。

 

 

 

良くある質問や、マニュアルがカラー画像で指示書きがしてあるので、組み立て等に困る事はないだろう。

 

 

 

工具や手袋など組み立てに必要な道具は揃っているのでそのままでも問題なく組み立てる事が出来るが、六角レンチは長い物を持っていれば、自前の物を使った方が力が入れやすい。

 

付属品は、回している時に穴抜けをしやすく、すぐにネジから六角レンチが外れたり、強く締める時に短いので締めづらい。

  

 

更新: 2018/02/10
組み立て易さ

組み立て簡単!動画や写真を撮りながらでも30分

 

説明書に書いてある通りの手順に従って組み立てていけば簡単に組み立てられる。

 

組み立てのタイムラプス動画を撮ってみたので参考にして欲しい。

 

 

初見で、写真や動画を撮りながらでも30分掛からずに組み立てることが出来た。

 

1.背もたれのネジをワッシャーごと取り外す。 

 

 

2.座部に背もたれを取り付ける。

  この時に、右手のレバーがある方から取り付けると固定がし易い。

  右、左×2、右の順番で仮組をしてから増し締めをするのだが、付属のレンチだと力が入れづらい。出来ればもう少し長いレンチを付属品にしてもらえると有り難い。

 

3.サイドカバーの取り付け。

 説明書にカバーの裏側に左右の表示がある旨の記載が欲しい所だ。

 一瞬、どっちを取り付けるのか迷ったが、裏側にしっかりと左右の記載があった。

 

もう一つあるカバーは左側も取り付けてカバー類は完了だ。

 

4.シリンダー固定台の固定

椅子をひっくり返して4つのネジを取り外す。

 

肘置きの幅を調整するネジがあるが、実際に座ってみなければわからないので、こちらは後回しにする。

 

固定台は、前に来る方に『FRONT』の記載があるので間違えることは無いだろう。

 

固定台を固定するには、かなり力が必要なので、長いレンチがあると便利だ。

アストロのレインボーレンチは斜めにも回せるタイプなので、くるくると回すときもレンチが外れにくく、価格もリーズナブルなのでオススメ。

 

5.シリンダーの取り付け

シリンダーにポッチが付いている方が座面側になる。

シリンダーカバーにポッチが付いている方を差し込んで座面に差し込む。

正しく挿入されるとレバーが起き上がるのだが、中々起き上がらず少し苦戦した。

 

6.キャスターの取付

 

脚部はメタリック素材で、裏側は肉抜きと補強が入っているしっかりとした構造だ。

 

 

エントリーモデルの位置づけにあるOverture シリーズでは、脚部は黒一色だが、せっかくのピンクカラーモデルなので、Pro-Xのように一部差し色が欲しい所だ。

 

キャスターの取付は、くるくると動いてしまうので一瞬考えさせられたが、キャスターの溝から棒部分を垂直に押し込むようにすると挿入し易い。

 

最後に脚部と座部を合体させて完成だ。

ランバーサポートは取り付け方の記載があったのでスムーズに取り付けられたが、ネックホルダーに記載がなかったので普通に輪っかをくぐらせてしまった。

 

 

 

 

 

更新: 2018/02/11
デザイン性

スパルタンでレーシー=車好きなら満点なデザイン

 

 

デザインは個人的には満点!

 

スパルタンでレーシーなデザインだが、煩過ぎずリビングに置いても違和感のないデザインだ。

 

PCのイルミネーションともバッチリとマッチして、ゲームをする気分を盛り上げてくれる。

 

 

細かなパーツにもAKRacingのロゴが入っていてスポーティーなイメージ。

 

Pro-X同様に座面正面にも、モデルロゴがあり高級感とレーシーさを演出。

 

背面のロゴ

 

 

パイピングとステッチなど、細かい所までしっかりとした縫製で気分を盛り上げてくれる。

 

 

 カラーも6色の中から選ぶ事が出来るので、気に入ったカラーが見つかるはずだ。

※HP画像

本体カラーに合わせてランバーサポートとヘッドレストもうるさくない程度に挿し色が入る。

 

 

デザイン的には概ね大満足なのだが、欲を言えば、思ったよりもショッキングなピンクではなく少し紫がかったピンクなのがちょっと残念。

 

 

 

更新: 2018/02/11
使用感

ヤヴァイ快適さ!寝落ち率爆上げ中2/10更新

 

筆者のPC利用環境はリビングにパソコンを置いている為、デスクトップPCを購入当初は折り畳み椅子を使用していた、

その後、少しづつスペースを確保し、メッシュチェアーに置き換えるお許しを得た時の快適さは、今でも覚えているくらいの感動があった。

それから約3年。

 

AKRacing Overtureが我が家にやってきた。

 

 

 爆睡><

 

 起きていられないw

 

組み立てをした1月24日から、2月9日までの16日間ベッドで寝た日が無い><

 

誤解の無いように言っておきたい事だが、決してAKRacing Overtureが悪い訳ではない!

 

今まで使っていた椅子では、2時間程眠ってしまえばお尻が痛くなるか、首が痛くなって目が覚めるのだが、AKRacing Overtureでは、

お尻が痛くならなければ首も痛くならない=朝まで熟睡してしまうからだw

 

熟睡を促してしまうのはピンク好きの筆者お気に入りのブランケットの力と隙があればお腹の上で眠ろうとする湯たんぽ1号、足元を温めにくる湯たんぽ2号、約5cm程倒れるロッキング機能、首をサポートするヘッドレストの存在も忘れてはいけない。

 

おかげでレビューがまったくはかどらない(爆)

 

眠ってしまっている所を見かけたら奥さんに写真を撮るように言付けておいたおかげで、何とか筆を進める事が出来た。

 

余りにも毎日爆睡してしまう為、一度ロッキング機能をロックしてゲームをしてみると、首の猛烈な痛みで目が覚めた!

 

高々5cmのロッキング機能で、正直もう少し倒れたら良いのに・・

 

と思って舐めていた機能だが首に与えるダメージをこれほど軽減してくれるとは!

 

ロッキング機能、恐ろしい子!

 

 

上記動画を見てもらえると分かりやすいのだが、ロッキングする時に座面と背もたれの角度が維持されたまま倒れる。

その為にフラットにして倒すと少し怖いのだが太腿やお尻に掛かる荷重が腰の方に分散され疲労の軽減を促している。

 

また、この爆睡を支えてしまう座面のクッションが秀逸だ。

 

HPを参照すると、一般的なゲーミングチェアの約1.2倍もの高い密度を誇る高反発モールドウレタンフォームを採用しているとの事だ。

※HP画像転用

 

 

確かに今まで使っていた椅子のクッションとは、手で押し込んだ時の押し込む力も段違いに強く押さなければ沈み込まないし、適度に押し返してくる汎発性も素晴らしい。

 

一見すると硬いのではないかと思う所だが、例えるとすれば、チョイ乗りの多い日本車のシートは柔らかめなシートが多いが、沈み過ぎる為、長距離運転では疲れてしまうのに対して、長距離運転の多い欧州車のシートが硬いのに疲れない絶妙な汎発性を持っているのに近いイメージだ。

 

自然と太腿を上げる位置に持っていく為に座面の膝に近い方は8cm程の高さのクッションになっており、中ほどで7cm、お尻の辺りで6cmと高さを変えている。

 

下半身をサポートする機能だけではなく、快適なゲームプレイを支える肘置きも良く出来ている。

 

安い椅子だと2段階や3段階位の調整しか出来ない為、机に当たったり丁度良い高さに調整が出来なかったりするのだが、

AKRacing Overtureでは高さを1.5cm刻みで5段階の調整が可能だ。

5段階の調整をした写真を1枚に纏めてみたのだが、肘置きの厚みの半分づつ位の高さで調整出来るので、ベストな高さを得ることが出来る。

 

また、この肘置きの素材が一見するとプラスチックの硬そうな素材に見えるが、指で強く押すと形が変わる弾力性のある素材を使っている。

この適度な弾力性が、ゲーム中でも肘が痛くならず、寝落ちした時にも変な跡がつかない快適さを提供してくれる。

 

 

普段寝落ちをしない奥さんもAKRacing Overtureでスマホを弄っている時には寝落ちをしている姿を見る事がしばしば見受けられた。

 

このように最高の座り心地(寝心地)を提供してくれるAKRacing Overtureだが、一点いただけないのが、キャスターにロック機能が無い事だ。

 

上位機種には標準で搭載されている機能だが、転がりの良いキャスターの為、筆者が居ない時でも椅子で寝ようとする湯たんぽ1号が、ソファーから飛び乗ると滑って動いてしまい降りられなくなってしまう事が何度かあったようだ。

 

ゲームをしている時にもつい身体が動いてしまうようなシチュエーションで、少し椅子が動いてしまう事があった。

 

机からの出入りではスムーズな動きで快適なのだが、タイムアタック中の椅子のズレはいただけない。

 

amazonで交換用ロック機能付きのキャスターの販売もしているようだが、この価格帯の椅子であれば出来れば標準装備として欲しい機能だ。

 

更新: 2018/02/11
ゲーミング環境

ピッタリフィット!

最高の寝落ちチェアーのせいで、ちっとも進まないレビューだが、漸く終わりが見えてきた。

 

昨年からの忙しさに、MMOなどのじっくりとプレイするゲームがほとんどやれない状況の中、気軽に遊べるゲームをプレイしている。

 

最も多くプレイ(寝落ち)しているのがガンダムジオラマフロントだ。

 

このゲームは詰将棋のようにポチポチするゲームなので、椅子に座る基本スタイルは少し寝かした態勢の楽な姿勢を取ることが多い。

丁度上記画像のような楽な姿勢だ。

 

プレイ中はロッキング機能が効いていない状態なので後5cmほど起き上がっているが、この姿勢が寝落ちを誘発させる。

 

運営・開発:株式会社バンダイナムコオンライン

©創通・サンライズ  ©創通・サンライズ・MBS  ©創通・サンライズ・テレビ東京

プレイ動画はイベント中のため、迎撃戦という、いかに少ないモビルスーツで敵を迎撃し、施設を破壊されずに守り切る事が出来るかという内容のため、リラックスをした姿勢で遊べるゲームだ。

 

このゲームをしている時の寝落ち率はこの2週間ちょっとで100%という、快適な座り心地をAKRacing Overtureは提供してくれた。

 

 

比較的短いプレイ時間で遊べるFPSのPLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDSをプレイしてみる。

このゲームでは、流石にリラックスモードでは遊べないので、しっかりと椅子を起こした状態でのプレイをする。

 

スムーズなAIMやキーボードの打鍵など、肘置きの高さが重要になってくるが、AKRacing Overtureなら細かな高さの調整が出来るから心配ない。

 

最近では、出撃待機の時間ですら起きていられない事があるので、2か月振りのプレイに緊張する。

※病気を疑った方が良いレベルの寝落ちっぷり

 

©PUBG Corporation. All rights reserved.

 

椅子の凄さがまったく活かされていない即死で申し訳ないが、余りの快適な座り心地に寝落ちが酷く、時間が足りなかったので許してほしい。

 

しっかりと身体を支え、ブレの少ない堅牢なフレームに適度なクッション。

細かい角度調整や肘置きの調整とAKRacing Overtureというスタンダードモデルでさえ筆者程度のゲーミング環境では、今まで使っていた普通のゲーミングチェアーにはもう戻れないと思わせる程なので、より細かい調整の出来る上位モデルにも興味が湧いてきた。

 

 

更新: 2018/02/11
総評

もう手放せない納得の逸品

 

パソコンチェアーというOA用品のジャンルに入れるには移植のデザインだが、ゲーミングチェアーと聞かされると逆に気分が盛り上がるスタイルとカラー。

 

このスタイルが良いと感じられる人であれば、自信を持っておススメ出来る椅子だ。

 

見た目のインパクトも然る事ながら、特筆すべきはその座り心地。

 

筆者の事務所には持っていけないデザインだし、仕事中にレビュー期間中の頻度で寝落ちしてしまったら流石に減給ものといえるが、長く座る事務仕事を快適に支えてくれることは間違いない。

 

特にカラーバリエーションが豊富な本商品は筆者の心を鷲掴みにするナイスデザインだ。

 

AKRacing Overtureに座る前の筆者であれば、ゲーム用の椅子に5万も出すなら1万で済まして浮いた4万をグラフィックボードやパーツに注ぎ込んだかもしれないが、この快適さを体験した後では1万前後のゲーミングチェアーには戻れない。

 

ネット通販で行き成りポチっと購入するには、少々勇気が必要かもしれないが、実物を展示してある場所で是非座ってみて欲しいと思う。

 

デザイン、カラー、座り心地、機能性、価格と、まるっと全て納得が行くはずだ。

 

 

27人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (6)

  • りゅうやんさん

    2018/01/28

    hidechanさんがイケメンだったのがショックですわ~

    いやいや素晴らしい動画とレビューお疲れ様です。

    ゲーミングチェアだけじゃなくて、ソファーもデスクもパソコンもお部屋もカミさんと娘さんもカッコいいんだろうなと無性に羨ましくなりましたw
  • hidechanさん

    2018/01/28

    りゅうやんさん
    コメントありがとうございます。
    はいイケメンですw
    セカンドインプレッションをどうしたものか頭悩まし中です><
    AKRacingの椅子がかっこよすぎなので、PCデスク周りが一気に素敵空間に生まれ変わった感じです^^
  • kaerkiさん

    2018/01/29

    レビューお疲れ様でした!
    組立工程を動画にするとは流石ですね。
    途中図面見たり写真撮ったりする姿にはホッコリしましたw
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