昨年(2017年)の夏より、今の職場で仕事をしていますが、用意されていた歴代の前任者が使用してきた椅子は、10年以上前のOAを殆ど考慮されていない椅子でした。普通に座るだけであれば、比較的座り心地の良い椅子ではありましたが、パソコンにむかって資料を作るときには必ずしも適したものではなく、少しストレスを感じていました。
そんな中、zigsowのプレミアムレビューでゲーミングチェアが取り上げられており、レビュー要項をみるとOAチェアとしてのレビューもOKでしたので応募したところ、運良くレビューアに選んでいただきました。
結果として、OA作業が快適になりましたし、昼休みの休憩時間にも短時間の睡眠をとるのにピッタリで言うことなしな椅子だと思いました。
開梱と組み立て
まず最初に、今回の椅子は職場で使うことを前提に応募したため、休日をはさんだ22日月曜日に受け取りました。
非常に大きな荷物だったので、総務担当者からは不審な荷物と勘違いされました。
手前にiPad Air 2を置いてみました。
箱にはグロス28kg、ネット25kgと書かれています。
とりあえず、開梱から。
足、背もたれ、座部、その他部品等に分かれて順番に納められています。
箱から部品を全部取り出し、内容物の確認を行います。
組み立てに必要な工具は同梱されており、親切なことに怪我防止のための手袋も用意されています。
それでは、説明書に従い、組み立てていきます。
まず、背もたれに取り付けられている4本のボルトを外します。
背もたれを座面に取り付けます。
説明書どおり、4本のボルトを仮止めしてから、少しずつ順番に締めていきます。
しかし、仮止めのボルトがなかなかネジ穴に入りません。特に座面に近い側のボルトはネジ穴の位置がわかりにくく、苦労しました。
何とか仮止めを行い、対角線状に本締めを行いました。
次にカバーを取り付けますが、左右の方向に気をつけて取り付けます。
椅子らしくなってきたら、足を取り付けるための金具をセットするため、ひっくり返します。
座面裏のボルト4本を外します。
ここのボルトは長さが違うので、最設置の時に間違わないように注意が必要です。
短いほうがアームレストの金属側です。(上の写真の下側)
こちらのボルトは、背もたれと違い簡単に取り付けることができました。
取り付けた金具にガスシリンダーを取り付けます。
とりあえず、差し込むだけで良さそうなので、そのままにしておきます。
そろそろ、組み立ての大詰めの足の組み立てに移ります。
ヒトデのような5本の足に、キャスターを取り付けますが、これが最大の難関になりました。
組み立て家具等で使われているキャスターは、穴側が樹脂の場合が多いので比較的簡単に取り付けられますが、 椅子のように常に荷重がかかるような構造の場合は、両方とも金属なので相当力を入れて押し込まないと入りません。
しかし、キャスターの回転中心と車輪の回転中心がずれているので、車輪を持って押し込んでもなかなか入りません。そこで、軸の所に親指を押し当てて体重をかけることで何とか押し込むことができました。
あとは、ガスシリンダーの部分に足をとりつけて、椅子の状態に立てればほぼ完成です。
最後に、ヘッドレストとランバーサポートを取り付けます。
完成状態です。
組立時間は、食事をさっさと済ませて、昼休み時間中に完成したので、40分位でした。
(結構、力が必要な組み立てだったので、次の転勤時に分解することは困難であることが予想され、その時はどうすべきか悩みそうです)
ゲーム用の椅子ですが、OA作業にも有効です。
ゲーム用に開発された椅子だと思いますが、ディスプレイに向かって作業するOA作業においても、きめ細かい調整機能のおかげで快適な作業が行える椅子だと感じました。
写真は少し見にくいですが、肘掛けの高さと机の高さが一致させられ、マウスの操作が非常に楽になりました。(顔出しを避けるため防寒マスクを被っています。見苦しくてすみません)
また、背もたれの高さも高く、頭を固定することができるので楽に入力作業ができるので、体の負担は大幅に軽減されたと感じています。
ちなみに、もともと合った椅子だとこのようになり、肘が浮いた状態のため腕がすぐにだるくなってしまいます。背もたれが低いので、どうしても前かがみとなり、背筋で頭を支える状態となり、結果的に肩こりにつながっていたと思います。
ちなみに、2つの椅子を並べるとこんな感じです。
ここで、座面の硬さを比較してみると次のようになり、本製品は適度に硬めの材質が使われており、これも体にとって良いのではないかと思います。
必要となる調整機能は十分に有しています
体に合わせて調整する機能は一通り揃っており、それぞれの調整範囲も適切に確保されています。
特にリクライニングは、車のシートと同様に座面右側のレバーを引いて自分にピッタリの位置で簡単に固定できます。
もうワンランク上の製品には適用されている肘掛けの前後移動と回転移動の機能はついていませんが、個人的には無くても問題ありません。
惜しいのは、枕とランバーサポートの位置に自由度が無いことでしょうか。
ランバーサポートはベルトの位置調整で一時的に上方にセットできますが、座っているうちに座面の位置まで下がってしまいます。ランバーサポートは長時間座るときにとても重宝するので任意の位置に固定できるようになれば完璧だと思います。
枕の位置は、たまたま私の体にはピッタリの位置なのですが、背の小さい人や大きい人だとちょっと合わないかもしれません。ただ、この枕は必須です。枕をセットする背もたれの三角形の穴の部分は非常に固くなっており、頭を預けられるようなものではありません。
あと、表面に使用されているPVの匂いも、新車に乗っているときのような香りで、個人的に気に入っています。(最初だけかもしれませんが.....)
個人的な見解になりますが、大満足です
OA作業時の改善効果は、実用性のところで述べたとおりですが、一番満足しているのは背もたれがフラットな位置まで倒れることです。
昼休みに10〜15分程度仮眠を取ると午後の生産性が向上すると言われており、個人的にはできるだけ仮眠を取りたいとおもっていましたが、これまでの椅子は座面と背もたれが固定されていたので、机に伏せて仮眠を取ろうとしていましたが、なかなか思うように眠れませんでした。
今回、背もたれを倒して仮眠を取ってみると、すぐに眠りに落ちることができました。
水平になるまで背もたれを倒してみると、より快適になりそうでしたが、膝から下が曲がってしまいます。
その改善策として、それまで使っていた椅子の座面をオットマンとして使用すると、非常に快適になりました。
スマホで目覚ましをしっかりかけておかないと、熟睡して午後も寝てしまいそうです。
デスクワークの救世主
まだ数日間使っただけですが、仕事を終えて帰宅した時の首や肩の疲労感が軽減したと感じています。背もたれの角度調整や座面の高さ調整などは、最近のオフィスチェアでも可能だと思いますが、この製品の適度な硬さがより一層効果を向上させているように感じます。少なくとも現時点では、私のデスクワークの救世主となりました。
一つ気になるのは、レビューしている時期が冬なので汗をかく状況にありませんが、夏場に汗をかくような状況において、表面の素材がどのような感じになるのかということです。これは、その時までのお楽しみということで、不具合があればその時点でレビューの修正を行いたいと思います。
最後に、今回のレビュー参加に関し、関係各位にお礼申し上げます。
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