「リュミナルク ヴィトロブルーミング ホワイトコレクション スチーマー付き両手鍋2L IH」のレビューです。まず、このお鍋を販売されている会社は、アルクという会社で、1825年創業というかなり歴史のある会社。
調理の時間も短縮。蒸し料理がお手軽に。
https://www.arc-intl.jp/brands/luminarc.html
製品の紹介
色々なブランドを展開されていますが、リュミナルクは1948年からの展開とのこと。こちらも長いですね。このロゴは私も見たことがあるのですが、今回初使用です。
まずは「リュミナルク ヴィトロブルーミング ホワイトコレクション スチーマー付き両手鍋2L IH」の紹介を。
上下2段に分かれており、上がスチーマー(蒸し器)。下が鍋です。鍋はガラス製ということ。ホーローと一緒なのかな?と思ったのですが・・・
野田琺瑯は色々所持しており、冷凍したりそのままIHにかけたりオーブンに入れたりとかなり重宝しています。
しかし、「リュミナルク ヴィトロブルーミング ホワイトコレクション スチーマー付き両手鍋2L IH」はセラミックガラスなので、似て非なり・・・
ホーローは電子レンジは使えませんが、セラミックガラスはOKです。IH、直火、電子レンジ、オーブンすべてOKで、耐熱温度差は500度・・・蓋は耐熱温度差が120度のようなので、揚げ物と化かする場合は、気を付けた方がいいかもしれません。
注)ガラス製のふたは電子レンジは、OKですが、オーブンはだめなので注意が必要です。
本体仕様
サイズ:外径23×高さ19cm 横幅(取っ手含む)27.5cm 深さ:本体約8cm、セイロ約7cm
本体:ガラスセラミック 蓋:全面物理強化ガラス 蒸し器:耐熱ガラス
内容量:2L 表記サイズ:20cm鍋
原産国:フランス(IH加工は日本で行われているとのこと)
付属品
付属品はこの取り扱い説明書・・・・多岐にわたったレシピが掲載されています。
ソルベもできるとか・・・(と、いっても後半は冷蔵庫で人力ですので、数時間の戦い(?)が待っています^^;)
煮物や、蒸し物、スープにカレーに、シフォンケーキまで色々掲載されていますのですぐに取り掛かることができます。が、メニューの中には1Lサイズを想定して書かれているものもあるので、材料は倍に増やさないと・・・!!
調理
早速実践!・・・
おでん!
湯気が写っていないのでなんかおいしくなさそうですが・・・^^;我が家のおでんはダシメインなので薄味です。(その割にはダシが濁ってますが・・^^;)おでんは、ぐつぐつ煮込むのはNGです。沸騰したら後は、弱火で長時間、具がちゃぷちゃぷとつかってるくらいがOKです。ぐつぐつ煮込むと、ちくわもはんぺんも全て大膨張して大変なことになります。
で、すいません。このおでんは実はこの日の晩御飯で残ったもので、このお鍋で作ったものではありません^^;もっと大量に作っていたのですが、ちょうど良いサイズだったので移してこのまま冷蔵庫へ保存します。
2Lサイズが冷蔵庫で保存するのにも扱いやすいサイズのようです。そして冷えたおでんはそのまままたIHへ・・・・
温めてそのまま食卓へ出せます。お鍋には臭いも移らず、色移りもせず、洗いやすいお鍋です。ステンレス製のお鍋を使用してきましたが、油ものなどは落ちにくいのでこれは時短もできてエコなお鍋ですね。
蒸籠と比較
いつもはこの鍋で蒸し物を・・・
蒸し物と言っても、多いのは野菜を単純に蒸したもの。ものすごくおいしいんですよ。蒸しただけでも。キャベツでも、白菜でも、なんでも蒸してしまいます。肉まんの暖めなおしや、ウナギの暖め、手作りの肉まんとか色々使用してきました。その蒸籠はこのような底になっています。
一方、スチーマー付き両手鍋の底は・・・
このような穴がいっぱい。この穴の大きさはマチマチで、職人の方が棒で刺したのかな・・・?という作りです。
2つ並べると、それぞれに味があっていいですよね^^
深さは似たような感じですが、実際に使用して感じた違いは次のようなところです・・・
・湯気 蒸籠蒸しの方が通りやすい。スチーマー付き両手鍋は横から蒸気の漏れる量が少ないので多少時間はかかりますが、問題はありません。
・臭い スチーマー付き両手鍋の方は無臭。蒸籠蒸しは独特の竹の臭いがします。
・取り扱い 蒸籠蒸しは底にキッチンペーパーなどを敷きますが、スチーマー付き両手鍋はそのまま使用できそうです。また、蒸籠蒸しは、密閉したところに保管するとカビが生えやすいので扱いに気を使います。
・調理中 スチーマー付き両手鍋は中身が見えるのが便利。スチーマー付き両手鍋は上下2段使える・・・下で湯気が発生するものであれば何でも上で蒸せるので便利。蒸籠蒸しは竹籠のエキスが落ちるのでお湯は色と臭いが着いてしまい、そのまま使用ができません。(最近は落ち着いてきましたが、うっすらと臭いと色が鍋の湯に移るので蒸すことだけしかできないのが不便。
・湯が沸く速度 スチーマー付き両手鍋の方が早い。
と、いったところ・・・
やはりこの中で一番の違いは?というと、上下二段(鍋と、スチーマー)で同時調理できるということです。
では、実際に色々調理しながら、特徴を紹介したいと思います。
即席ロコモコ風丼ぶり
即席なので時間との勝負です・・・^^;
お米をかすいで早炊きで・・・(20分で炊きあがります・・・)
白菜を適度な大きさで切って、スチーマーへ。
沸騰したら、レトルトのチーズ入りハンバーグを投入(ハンバーグから作っていたら間に合わないのでw)
で、このレトルト製品を湯がいている蒸気で蒸しても害がないか、あるのかわかりませんが自己責任で!
ここから7分です。
蒸気が発生しても、中身の状態は確認できるのがありがたいですね。
7分経過・・・
少し前から横で目玉焼きを作っていたので・・・
ごはんも炊き上がり・・・具材を盛り付けて・・・
盛り付けがグタグタで、もやしはいったいどこから出てきたんだ!と、いう突っ込みは置いておいて(しかも少し食べてるし^^;)これにオリーブオイルと岩塩をかけたら完成!
ごはんが炊けていたら実質10分以内で完成します・・・即席ロコモコ風丼。夜中に急に食べたくなった時に最適! 野菜は蒸したてが最高ですので作り置きは厳禁です(^^;
蒸し卵
結局のところ、ゆで卵ですが・・・^^
蒸すと黄身が真ん中に来るので便利です。(湯がく時もお湯をかき混ぜたら同じなのですが・・^^;)
ただ、これの良いところは殻が割れない。割れたところからお湯が入り込んだりしない。不思議とつるっと剥ける・・・と、扱いやすくなります。
味は・・・茹でたときよりも水っぽくない感じです。(微妙ですが・・・^^;)
あんこう鍋
寒いときはこれ・・・ですよね^^
高校生の息子は「初!」だそうですが・・・(家で食べたことあるはずなのになぁ・・・^^;)熱がとおりやすいのであっという間に完成するのが本当に助かります。
具材は、白菜、もやしのみ。あと「あんこう」で、うどん。
しめは、雑炊!息子はちょっと、魚の臭みが・・・と言ってましたが、私には足りないくらい。もう少し磯臭くてもいいのになぁ・・・と。熱の伝わりが早いと臭みが出にくかったりするのでしょうか・・?あっさりとした感じなのですが、ダシはしっかりとれていておいしくいただけました。
鍋の底に昆布が少し焦げ付いて、最後の色がお湯につけても取れなかったので、少しだけ指にクレンザーを付けてこすると取れました。これだけ取れやすいと、鍋も安心ですね^^
後、ポータブルIHの大きさにもこの2L鍋がちょうど良い大きさのようです。
ヘルシオで作る黒豆
ヘルシオの簡単メニューで黒豆が作れるということなので、作ってみました・・・(もう4回目ですが・・・w)
材料は、黒豆、重曹、水、砂糖・・・一晩、重曹、水、砂糖の液体に沈めておいて、
そのままヘルシオへ・・・
約3時間で出来上がります。途中、砂糖を追加するので一時停止し、ヘルシオに呼ばれます・・・
で、砂糖を追加してから継続・・・完成!
途中何もしません。ほったらかしでこれ・・・
耐熱の蓋がついているので便利ですね。中の状態も確認できますので、良い感じです。
出来上がった後は、急激に冷気に触れささないように、ゆっくりと温度を下げます。
が、早く試食したいので、今回は、開けてみましょう
落とし蓋は、キッチンペーパーを自分で丸くカットしています。
おー、今回も出来てる。・・・ヘルシオに作ってもらったという感じw
翌朝、冷えたのでとりわけました・・・
黒豆も、吹きこぼれることなく、また鍋(ヴィトロブルーミング スチーマー付両手鍋 2L IHも黒豆で黒く染まっていましたがスポンジで軽くこするだけで汚れが落ちました^^
調理もお手入れも楽なのはほんと助かります^^
塩鶏酒蒸&レタススープ
いつもは鶏の胸肉を使うのですが、今回は家にあったもも肉を使ってみます。我が家はお酒を飲まないので料理酒は料理用のお酒を・・・
もも肉に、フォークなどで両面にブツブツ穴をあけ、お酒をまんべんなくまぶして、揉み込みます。
そして、粗塩をもも肉1枚に対して小さじ2杯を揉み込みます。ちなみに塩は博多の塩を使用。
鍋に、もやし2袋、もも肉2枚、ブロッコリー適量?を順番にセットします。もも肉は皮を上にしています。
蒸します・・蒸し時間は約10分。
横から見るとこんな感じ。外から調理具合が見えるのが本当に便利ですね。
蒸し上がりました。いい感じに蒸しあがってそうです。
上から見ても状態がよく確認できます。
少し、ブロッコリーに熱が入りすぎたかな?と思いますが、それほど柔らかかい状態ではなく、程よい柔らかさになっています。
鶏肉の皮がお餅みたいにぷにぷにでねっとりしています^^
切ると肉汁が・・・こんなに出てくるとは思いませんでした。かぶりついた方が良かったのかな・・^^;
もやし、ブロッコリー、鶏肉を盛り付けます。オリーブオイルをかけて完成です。
いい感じで、鶏のダシ・・・エキス?が蒸したお湯に移っています。塩、酒などの調味料も、もやし、ブロッコリーのエキスも混ざっています。リュミナルクのスチーマーで蒸すとアクも少ないということですが、その通りほとんど出ていませんでした。
少し味が足りないので、ブイヨンを投入します。
良くかき混ぜて・・・黄金色がさらに濃くなり、おいしそうな色になりました。
ここへグリーンレタスを。食べる直前に投入します。
好みにもよりますが、我が家は卵とじで。
いい感じで絡んでいます。
ここで火を止めます。
スープも完成!
本日の晩御飯・・・ぶりの照り焼きはヘルシオで作っています。調理時間は11分。
ブリに、鶏肉・・・と結構重そうな晩御飯ですが、野菜多めなので・・・そこは置いといて・・^^;ごはんが黄色っぽいのは胚芽米の為です。
下ごしらえさえしておけば、蒸し鶏も12,3分でできますので、トータル15分ほどで晩御飯ができてしまいます。
鶏肉の皮が思った以上にモチモチっとした感触になったのが驚きです。蒸したもやしに鶏肉と、塩と、お酒の味がしみこみ、そこにオリーブオイルが絡んで、ものすごくおいしい・・・癖になりそうです^^
具材のエキスをすべていただける鍋!
スチーマーで調理して、鍋で受けてお汁に出来る。又は、雑炊にもできる。本当に便利で、体にも良い鍋です。実際に調理で使用してみての感想。
○な所
・お湯の沸きあがりが早い。普段はホーローや、ステンレスのお鍋を使用しているのですが、比較すると、本当にお湯の沸きあがりが早いです。
・調理時に、外から具合が見れる。普段使用している蒸籠は外からは見えないので確認するにはアフタをあける必要がありました。そのため、蒸しているものが外気に触れるため、冷えたり・・・しかし、外から具合がわかるというのは、完成ギリギリまで蓋ができるので、調理時間も短縮できます。
・上下2段で調理ができる。蒸し物と、何か・・・ができる便利さが助かります。今まで分けて調理していたものが1度に出来る便利さや、もし子供が乳児だったら、離乳食をスチーマーで作ったり・・・。
・汚れに強い。本当に汚れにくいというのか、汚れても落ちやすいです。
・見た目が、スタイリッシュなので、そのまま食卓へ出せるのも便利。家族だけなら、普段はステンレス鍋でもだしていますが・・・w お客様が来たときでも温かい料理をそのまま出せそうです。
改善してほしい所?
・置き場所が意外と必要。スチーマーを分けて保存すれば特に問題はありませんが、一緒に使用することが多いので、重ねて保存しておきたいところなのですが、意外と場所をとります。
ただ、これは改善できないところかもしれないので、あきらめるしかないのかな・・
※蓋を裏返して重ねれば結構コンパクトになりました・・・^^
と、妻と話していて色々出てきた内容ですが、トータルで考えると、便利!・・・だそうです。
ごはんを炊けたり、お菓子の型に使用することができたり、チーズフォンデュとかもできそうです。
今までは蒸籠蒸しを使用していましたが、大人数とか、大きいもの・・・とかでない限りはほぼこちらが蒸し器のスタメンになりそうです。
れいんさん
2016/12/07
kumagumiさん
2016/12/07
このお鍋、火の通りが早いので重宝しますよね^^
多分我が家も今年の冬はこの鍋、登場しまくりでしょう・・・^^