最初はデザインがカッコ良いなと言うのが興味を持った理由です。
「株式会社アスク」のDefine Mini C - Windowの情報ページをみてワクワクしていました。
実際に使ってみた感想はべた惚れかもです(笑)
タイトルがちょっとあれかなと思い、「べた惚れかもです(笑)」から変更しました。
ワクワクしてきます(笑)
・一見してわかるのが、オープンベイを廃した直線基調のシンプルなデザイン。
・右サイドパネルには大きなアクリルのWindows(窓)が特徴です。
・左のパネルには高密度吸音材を搭載、叩いてもコッコッと響きません。
・前面・底面にはダクトフィルター搭載で埃の侵入を防ぎます。
・インシュレーターもオーディオチックなデザイン。
・密閉性を高めることが出来るModuVentデザイン
「天板の吸排気ファン開口部は高密度吸音材を搭載したパネル「ModuVentデザイン」又はメッ シュフィルターへ手軽に交換可能」
続いて内部の特徴にも触れていこうと思います。
・多様な冷却システムに対応、
上面:240/120mm(マザーボード上のコンポーネントの高さ上限 40mm)
前面:280/240/140/120mm(最大幅 144mm)
背面:120mm(最大幅 125mm)
と多様な水冷システムのラジエーターに対応(残念ながら今回水冷は使用しません)。
・電源カバーを装備しケーブルを隠しアクリルのWindows(窓)からの見え方をスッキリさせれます。
・マザーボード裏にはケーブルマネージメント用の専用スペース「ベルクロストラップ」がありスッキリ配線が可能です。
と、ミニタワーケースですが、見どころの多いDefine Mini C - Windowです。
ワクワクしてきます(笑)
直線基調のシンプルなデザイン
上面のカバーはメッシュフィルターに交換可能で冷却強化、水冷ラジエターに対応できます。
(ラジエターの長さは240mmまで、厚みは40mmまで対応、)
メッシュフィルターは磁石でくっ付きます。
左から
・ヘッドフォンジャック、
・マイクジャック
・リセットスイッチ、
・メインスイッチ、
・USB3.0ポート x 2
となります。
フィルター取り外し状態、各部の穴は丸ではなく八角形でハニカム状態の穴になっています。
幅は210mmで多くのサイドフローCPUクーラーに対応できそうです。
(対応CPUクーラーは全高168mmまで)
前面パネルを外した本体側です、標準では12センチのファンが前面、背面に一つずつ。
前面のファンは位置を上下に移動、又は追加が可能です。
水冷ラジエターは最大280mm * 144mmまで対応
(ねじ穴の関係もあるので事前に要チェック)
必要な付属品はそろっています。
マザーボード固定用スペーサー8本+ドライバー変換ツールが1本
天板にファンや水冷ラジエターを追加した場合にこれに交換します。
着脱はマグネットです。
区画がはっきり分かれていて整理が楽です。
内部は大きく3つの区画に分かれています。
まずは右のサイドパネルを外してアクセスするマザーボードを搭載する区画です。
黄色い部分がマザーボードのエリアです。
緑色の部分が電源装置カバーで電源、3.5インチドライブケージが覆われ非常にすっきりして見えます。
アクリルウインドから電源、ケーブル、ドライブが目隠しになります。
そしてマザーボード裏、
赤いエリアが主にケーブルマネージメント用のエリア「アベルクロストラップ」、マジックテープ3本でしっかりまとめれます。
青が2.5インチドライブ3台を取り付け可能な区画です。
緑が電源装置カバーの内側になります。
電源装置カバー内は左に3.5インチドライブケージ、右に電源を搭載します。
電源の奥行き175mmまで対応となっています。
奥行きが短い方がいろいろ楽だとは思います。
2.5インチドライブベイと言うよりプレートと言った方が良い感じです。
このプレートを外すことでバックプレート式のCPUクーラーでも楽に対応できるでしょう。
個人的に気が利いているなと思った部分を一つ
左右のサイドパネルと2.5インチドライブベイはローレットスクリューが使われておりパネルを外してもスクリューが落ちない仕様になっていますし、さらに回すと外すことも可能です。
作業中に「あれ?どこ行った?」となるケースを防いでくれます。
手袋付けずに作業したのですが、擦り傷もなしに完了しました。
では、ここからパソコンの組み立てに移ります。
手袋をするのを忘れていましたが、基本しましょう(汗
マザーボードスペーサーを使用するマザーボードに合わせて取り付けます。
今回は黄色い矢印の部分にスペーサーを取り付けました。
また、緑の矢印の部分に位置合わせのガイドスペーサーがあります。
緑の矢印の部分のガイドスペーサーを合わせると、他のスペーサーも比較的簡単に位置合わせができ便利です。
マザーボードを取り付け、2.5インチドライブ取り付けプレートを外すとこれだけの開口部が現れます。
上にも画像を張り付けていますが、マザーボードが在るとよりイメージがわくと思います。
これだけ開くとバックプレートを使うCPUクーラーの交換にも対応できそうです。
3.5インチドライブはこのトレイに取り付けて差し込みます、ケージは2ベイなのでトレイも2個あります。
ゴム製のワッシャで振動を伝えない構造になっています、またこのゴムワッシャは簡単に位置を変更できます。
オレンジの矢印が初期状態で青い方が試しに変更してみました。
3.5インチドライブケージはねじを緩めると(ピンク矢印)前後に約45mmスライドします(黄色い矢印)
横から見るとこのぐらいスライドします。
3.5インチHDD一台なら3.5インチドライブケージを取り去り、
HDDを「Define Mini C - Window」底面に取り付けることも可能です。
3.5インチHDDは一台と割り切るならこれもありだと思います、
理由はケーブルマネージメントが楽になるからです。
今回はハードディスク2台なので3.5インチドライブケージを取り付けた状態で進めます。
ベルクロストラップが良いです。
ケーブルマネージメントです。
今回使用した電源はケーブルが固いので少々苦労しました(笑、
基本的に画像左側ののベルクロストラップを通してマザーボードやビデオカードにケーブルを通します。
電源から右上へ伸びているのがCPU用の12Vです、ケーブルの長さの関係でこの取り回しとなりました。
上の画像の状態でマザーボード側はと言いますと、なんとこんなにスッキリ!
これだけキレイだとサイドパネルのアクリル窓から見ても良い感じです。
SSD1台、HDD2台のほぼ最小構成ですが作動する状態です。
引っ越し前の惨状(汗)を・・・
FANコン、DVDドライブ、USBピンヘッダを拡張スロットで外に出すブラケットを搭載していますが・・・今見るとひどい惨状に見える(汗
CPUクーラーからサイドパネルの端までの空間は5.5センチです。
CPUクーラー「ARCZIEL(アークジール)」の高さはファン込みで約11.2センチです。
対応CPUクーラーの高さは全高168mmとなっています。
よほど大きなクーラーじゃなければ大丈夫そうですが、
これはやっぱり要確認です。
大型ビデオカード対応
私が所有している一番大きなビデオカードは
GIGABYTE GV-R687OC-1GD です。
三連ファンでカタログサイズ上で290mmです。
(端子含まずだと278mmでした、実測)
ファンまでの空きは約38mmです、ファンを外すことで最大335mmまで対応!となっています。
これで入らないビデオカードってどんな?と思います。
拡張スロットはMicroATXケースですが、5スロット対応です。
MicroATXマザーボードは4スロットですが、5スロットあることで2スロット占有のビデオカードの2枚刺しに対応できます。
2枚刺しには使わなくてもマザーボードのピンヘッダを利用してブラケットで外に出すことが可能で1スロット分多いのはうれしいです。
静かなことは良いことです。
静音性は騒音計を購入して計測しました、
騒音計の設定はMIN(最小値を記録)に設定しました、
標準だと私の動いた音や外の音を拾うようで変動して難しいしマックスだと私が動いた音が影響しそうなので。
ジッとして1分間ほど計測の結果です。
「Define Mini C - Window」右側面の表面からの距離は50センチとしました、
最初は1メートルでしたが、ビデオカードなしだと暗騒音+0.1dBAだったので、チョット近づきました。
(耳ではファンの音は聞こえているのですが数値的に伝わりにくい)
まずは暗騒音です。
以降はビデオカード GIGABYTE GV-R687OC-1GD を取り付けた状態です。
サイドパネル開放
アクリル窓付きのサイドパネル取り付け
ここでふと、外した時に左右のパネル外形が同じに見えたのを思い出す、付くかも?・・・付きました!高密度吸音材の付いた左のサイドパネルが右に!
アクリル窓が無く高密度吸音材が貼られたパネルの効果は?
39.0dBA ! さらに0.2dBA下がって暗騒音+0.4dBAに!
(これはあくまで参考と言うことで・・・)
サイドパネルに窓の無いDefine Mini C はもっと静かなのかなと期待して★を4.5にしました。
「Define Mini C - Window」はイイ!良いケースです!
購入の分かれ目は3.5インチドライブ2台までと言う点ですね、この点を許容できるならとてもおススメです!
2.5インチドライブは3台搭載可能ですし、容量も向上していますのであまり問題にならないかもと思います(使い方次第ですが)。
・デザイン良し、
・静音性良し、
・冷却システムの自由度良し、
・ケーブルマネージメント良し、
・防塵フィルター良し、
・3.5インチドライブ以外の拡張性良し
と長く付き合えるMicroATXケースになると思います。
製品バリエーションとして右パネルのアクリル窓のないモデル「Define Mini C 」もあるのもうれしいですね。
このレビューを書いている時点での価格は1万2千円程度なので、
この品質ならコストパフォーマンスも高いかと思います。
「Define Mini C - Window」はイイ!良いケースです!
このシリーズにとても興味がわきました。
おまけ CPUクーラー交換作業
CPUをトップフロー式の「ARCZIEL」(プッシュピン固定式)から
サイドフロー式の虎徹(バックプレート式)に変更作業をしてみました。
水冷ラジエターを取り付けるスペースの分、広く手が入りやすく作業が楽です。
2.5インチドライブ取り付けプレートを外しバックプレートを位置決め中、全く問題ないですね。
この後ファンを取り付け完了しました。
スペック上の対応クーラーの全高168mmを守れば大丈夫そうですね。虎徹の全高は160mmです。
マザーボードすぐ上に天板や電源が来るケースに比べラジエター取り付け可能分の余裕があるため交換の作業性が格段に楽でした。
水冷を使わなくても恩恵を感じました。
おまけのクーラー交換作業無事完了しました。
今回のレビューで使用したPCパーツ
・ CPU Intel Core i5 3570k
・ CPUクーラー サイズ ARCZIEL 12 RC0903 & 虎徹
・ M/B Intel DH67BL
・ SSD Crucial C300-CTFDDAC128MAG
・ HDD Seagate ST3500418AS
・ HDD Western Digital WD5000AAKS
・ VGA GIGABYTE GV-6870C-1GD
・ 電源 Seasonic SS-460FL (ファンレス)
となります。
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