Acronis True Imageの存在を知ったのは学生の頃でした。
当時のバージョンは8だったかな?
パソコンのバックアップを上手く取る事に悩んでいた自分はこのソフトの使いやすさと
機能に大変感動したのを今でも覚えています。
今回はそんなAcronis True Imageの最新版のレビューをさせていただくことになりました!
色々な機能が増えてビックリしましたが、時代に合わせた進化をしていると感じました。
簡単なのにバカっ速でクラウドバックアップ!
自宅のノートパソコンのフルバックアップをクラウドにバックアップしてみました。
操作方法は画面に従って進めれば迷うことなくクラウドにバックアップすることが出来ました。
左のペイン画面から「バックアップ」を選択
(私の場合は一度ローカルバックアップを取得しているので、
さらに「バックアップの追加」ボタンをクリック)
後はバックアップ先に「Acronis Cloud」を選択して「今すぐバックアップ」を選択
たったこれだけでクラウドバックアップが行えます!
上級者向けに以下のようなオプションもありますのでお好みで変更してください。
そして実際にバックアップボタンを押下してスタートしました!
最初の見積もりでは47GBのイメージバックアップには2時間47分掛かると出ました。
バックアップ中のネットワーク使用率
送信速度103Mbps!ばかっ速っ!!
我が家のインターネット環境はフレッツ光ネクスト マンションタイプの200Mbpsです。
今年の夏に私の部屋に有線でLANを引いたので、200Mbpsネイティブで外と通信できます。
今回のノートパソコンはWi-Fiではなく有線LANで接続してバックアップを行いました。
バックアップで外に100Mbps接続して行ったことがなかったので、
高速回線を使っている方に本当にお奨めのクラウドバックアップソフトです。
結局2時間掛からずにクラウドバックアップを行うことが出来ました☆
ユビキタス時代の利用方法が膨らむバックアップ機能
ここ数年で家族の手持ちデバイスがボコボコ増えてきました。
ちょっと前まではパソコンが2台だけで管理もそんなに大変ではありませんでしたが、
スマートフォンの普及により私、嫁、子供とデバイスが増えました。
さらに写真を各々のスマートフォンで撮るので集約がいつも悩みの種でした。
ところが、今回のAcronis True Image CloudのAndroidアプリをインストールすると、
今までの悩みが何だったんだと思う程簡単にファイルバックアップ管理ができるようになりました。
■ Androidアプリをダウンロード
無事にダウンロードが完了したら「開く」ボタンで開きます。
■ アカウント設定を実施
サインインボタンを押すとアカウント設定の画面になります。
Acronis True Image Cloudのアカウントと同じ物を登録しましょう。
バックアップをWi-Fiとセルラー通信両方で実施するか、
Wi-Fiのみで実施するか確認されます。(私はWi-Fiのみとしました)
また、バックアップの対象も確認されます。
■ 実際にモバイルバックアップを実施
難しいことはなく、バックアップボタンを押下したら自動で開始され完了します。
■ 更新ファイル発生時
更新対象のファイルがあることが通知されますのでバックアップボタンを押下
または、スケジュール機能で自動的にバックアップされます。
■ Cloudにあるファイルを選択復元
今回のスマートフォンのスクリーンショットを削除して、Cloudから復元してみました。
全部で17ファイルでしたが一瞬で復元されました。
(復元されたものをZIGSOWに添付しています)
このバックアップのありがたいところは、自動バックアップの選択肢として、
「デバイスが充電中の時のみデータをバックアップ」という選択肢があることです。
電池が少ない時にバックアップで消耗されることがないのは大変助かります。
この機能のおかげで、嫁のスマートフォンの中の写真と動画は
意識されることなく毎日1回バックアップされることになります。
上段の「Xperia Z3 Compact」が私
下段の「Xperia Z3」が嫁の物となります。
私が通勤中に確認することで子供の写真を日々新しい物を見ることが出来ます。
今まではLINEで嫁の選択された写真のみを見てきましたが、
それ以外で子供の素敵な写真をいつでもどこでも沢山見ることが出来るようになりました。
Acronis True Image Cloudの一押し機能!
今回の新Acronis True Imageの機能として一番推すべき機能です。
1年間限定ではありますが、容量無制限のCloudファイルサーバーを持つことが出来ます。
ここに使わないファイルをドンドン・どんどん!どーんどん入れれば、
自分のローカルが整理され悩まされていたHDD不足から解放されること間違いありません!
■ ローカルファイルのクラウドバックアップ
左のペインから「アーカイブ」を選択
右下のボタンから「他フォルダを選択」を選んで選択
(自分のパソコンのローカル以外でもNASのファイルを選んでもアーカイブできます)
今回はローカルのダウンロードフォルダにあるファイルをアップロードするので、
ダウンロードフォルダを選んで「フォルダーの選択」ボタンを押下
ダウンロードフォルダには今回のAcronis True Imageの
インストールファイルを置いていたのでこの1個をアップロードしてみました。
何も悩むことなくサクッとAcronis Cloudへアップロードできました。
アップロード速度は上記の通りです。 瞬間で122Mbpsの数値も出ました。
アップロード完了です。
■ Webからアーカイブ済みのファイルにアクセス
「アーカイブ済みのファイルにアクセスします」をクリック
Web画面が開き今までのバックアップが一覧として出ます。
上のフォルダはテストのために行ったNASになります。
今回はローカルのCドライブからのコピーなのでCを選びます。
ダウンロードフォルダまでのパスを辿っていくと・・・
あと1階層!
アップロードした該当ファイルがありました!
■ Webからダウンロード
ダウンロードボタンを押下するだけです。
どこからでも必要なファイルを入手することが出来ますね!
■ Acronis Archiveドライブからアクセスしてみる
面白い機能だなぁと思ったのが、エクスプローラーに仮想ドライブとして
Acronis Archiveがマウントされるようになりました。
このドライブの配下はWeb画面と同じになります。
●disk・・・我が家のNAS
●Partition C ・・・ローカルのCドライブ
Web画面と同じようにパスを辿っていくと該当のファイルを確認できました!
あまりにも簡単にできるのでどんどん容量無制限のファイルサーバーに
ファイルを放り込みたいと思います。
ちなみに、ローカルのファイルを消してもクラウドのバックアップ側は消えていませんので・・・
安心してください!消えていません(キリ
いつものAcronis True Image!
普段からAcronis True Imageを使っている方・使っていない方どちらも
悩むことなくバックアップを取得することが出来ます。
左のペイン画面から「バックアップ」を選択後、「バックアップの追加」ボタンをクリック
バックアップ先のアイコンを押下
今回私は外付けSSDにバックアップを取得することにしました。
最終確認をされるので「OK」ボタンを押下
「今すぐバックアップ」ボタンを押下すればパソコン全体のフルバックアップ取得完了です。
使いこなせれば完全な環境バックアップが実現!
Windows8.1のノートパソコンからHyper-V環境へ移行してみました。
結果、稼働させることは成功しました。
インターネット上やオンラインヘルプを見ても使い方が明確にわかるようなのがなかったので
今回の作業を動画で記録してみました。
中盤はバックアップの戻し作業だけなので、飛ばしてもらうといいと思います。
作業としては以下の通りです。
● 以下ノートパソコンのフルバックアップを外付けHDDに取得
● ブータブルDVDからWindows10のHyper-V仮想マシンを起動
● Acronis True Image 2016でバックアップファイルからCドライブのみを戻す
● Universal Restoreを利用してOS状態を修正
● OSをWindows10のHyper-Vで起動
今回、フルバックアップを取得したマシンはメーカー製マシンなので、
独自ソフトのエラーが多発しておりましたが何とか普通に動いているように感じます。
自作PCなどは比較的実施しやすいですが、メーカー製PCや凝ったソフトを使っていると
復元に苦労するかもしれません。
当初私はパナソニックのノートパソコンから、
以下のLenovo IdeaPad U310に戻してみようとしました。
Lenovo IdeaPad U310はRAID構成のマシンのため上手く起動まで繋げられませんでした。
まだまだスキル不足だと思いますので色々と試行錯誤していきたいと思います。
異なる機種において自分の環境が容易に復元できるのは大変便利な機能だと感じます。
バックアップソフトの最高峰
数年前からバックアップソフトとして培ったノウハウを
時代の変化に合わせて進化させた素晴らしいソフトウェアだと感じました。
意外とバックアップを取りたくてもデータドライブが無いことによって取れないことも多く、
クラウドにバックアップできるのは大変良い機能だと思います。
また、大容量だけど使えないほど回線速度が遅いサービスもありますが、
本ソフトに関してはレビューの通り速いです。メチャメチャ速いです。
私は嫁と相談になりますが、このクラウドサービスの魅力を存分に理解できたので、
来年も更新したいと思います。
是非皆さんも体験版で30日間はフル機能を試せますので、
百聞は一見にしかずではありませんが体験してみてください。
プロバイダー規制に対応して欲しい!
今回のバックアップ作業で常に気になっていたことがあります。
私はプロバイダーはバックボーンの大きさからOCNを利用しています。
OCNは個人向けOCNサービスにおける大量データ送信制限を実施しています。
1日30GBなので今まで不満に感じていませんでしたが、
バックアップを取っているときに、この30GBってアッサリ越えるんじゃないか?
1テラのNASのバックアップを取ったらアッサリ越えるんじゃないか?と考えるようになりました。
そんな訳で、本体のバックアップ時に常に画面に張り付いて20GB位転送したら停止とか、
NASのデータを送る際には送る容量を20GB以下にして転送しました。
日本のプロバイダーでは、30GB制限をしているところが多いので、
Acronis True Image Cloud側で1日単位で送信容量を制限できる機能を実装して欲しいです。
そうすれば私の中で文句なしのソフトウェアになります。
まこりんさん
2015/10/19
うちはフレッツ光のマンションタイプで上り下りが100Mbpsです。
ですが、スピードテストサイトでは90Mbps近く出てますが、Acronisサーバーと遠いせいか8Mbps程度しか速度が出ませんでした。
回線やプロバイダなどの相性が激しいですね。
リンさんの環境なら毎年更新で買っても安心ですね☆
リンさん
2015/10/19
コメントありがとうございます。
お互いに素敵な商品をレビュー出来て良かったですね!
atemさんも速度が出てませんでしたがまこりんさんもですか(>_<)
私の環境が恵まれていたのかな。
1日転送速度制限が付けば完璧なので実装して欲しいです☆
まこりんさん
2015/10/19
相性でしょうね。
atemさんはNURO光なので1000Mbpsなんですよね。なのに僕と同じ程度のスピードしか出てない。
もしかして、リンさんのNTT基地局とAcronisのサーバーのあるNTT基地局が同じエリアにあるとかだったりしてね?
リンさんの環境でしたら、速度制限なしの法人プランに変更で(笑)
リンさん
2015/10/19
コメントありがとうございます。
確かにatemさんは関西とのことでしたから、関東にサーバーがあると遅延しますね。
それでもそんなに!?って程ですが。
後はプロバイダーのバックボーンが大きいのかな。
同じOCNだったりして(笑)
1日制限本当に辛いです。
まこりんさん
2015/10/19
ネットの世界で距離ってのはそんなにないはずなんだけどねぇ~
うちは北千住。リンさんと同じ東京なのに。。。
プロバイダがテンフィートライトっていうマンション向けのプロバイダ。中身はフレッツ光。
Acronis以外のところに繋ぐのは普通に速いから困ったもんです。
リンさん
2015/10/19
コメントありがとうございます。
あら~。同じ東京だと距離はあまり関係なさそうですね。
いったい何がネックなんでしょうね・・・。
>Acronis以外のところに繋ぐのは普通に速いから困ったもんです。
本当に困ったもんですね><