私の職場でも大活躍のTrueImage。
そんなTrueImageの最新版について掘り下げてみたいと思います。
今までのバージョンでも使い勝手はよく 機能も優れていたので最新版のこいつにも興味深々です。
今回レビューには下記マシンで行います。
Windows
Mac
それでは早速Windowsにインストールからいってみましょう。
インストールも簡単で、細かな設定はなくインストールボタンを押すだけです。
これでいいのか?って思うほどあっさりインストールは完了です。
それでは早速起動してみましょう。
まずはプロダクトキーの入力からです。
プロダクトキーを入力しなければ30日間の試用ができます。
いきなり購入しなくてもまず使えるのはありがたいですね。
まずは起動画面です。
ずいぶん今までのバージョンと画面が変わりましたね。
ぱっと見戸惑いましたが初めての人には使いやすいのかな?
私も少し触っただけで一通りの使い方はわかりました。
でも従来のユーザーも考えてもう少し前バージョンのインターフェースの感じを残すか、選択できるようにして欲しかった気はしますね。
それではメニューにある機能をみてみましょう。
最初はバックアップとリストアです。
初期起動は上記のような画面でしたがしばらくするとちょっと変化がありました。
なんとVirtualBoxで作った仮想マシンまで見つけてきているではないですか!?
仮想マシンのほうはリストアのみですが仮想マシンを立ち上げずにファイルを取り出せるのは便利といえば便利です。
次はフォルダの同期です。
こちらの機能を利用するにはAcronisのサイトでアカウントを取得する必要があります。
このアカウント作成は無料なので是非この機会に登録しておきましょう。
アカウントを登録することでこの機能は利用できるようになります。
ここでクラウドに同期したいフォルダを指定します。
いやいや簡単ですね。
これだけであとは自動でデータがクラウドに定期的にバックアップされるようになります。
さて、自動で同期を取ってくれるのは非常にありがたい機能です。
もちろん他にも同期を取りたいフォルダは追加できます。
次は以前からあった各ツールです。
こちらの機能はスタートメニューからも呼び出すことができるようです。
新しいHDDやSSDへの引越しや緊急時の復元時など、”ディスクのクローン”や”ブータブルレスキューメディア”の作成は結構便利です。
次はアカウント情報です。
クラウドのサブスクリプションも表示されます。
次はライセンス情報です。
ここではライセンス情報が確認できます。
そして最後はヘルプです。
以前のバージョンから画面がすっかり変わってしまったので悩みましたが、基本的な機能はすぐにでも使えそうです。
このデータだけは無くすわけにはいかんのです。
先日ちょうど子供達の写真や動画を保存していたNASのバックアップディスクが故障してバックアップがない状態でした。
子供の写真なんてなくしたら取り返しがつきません。
なので、私も2台のNASにデータを持たせていたのですが、自前のNASではこのようなディスク管理が必要ですし、雷が近くに落ちたりしたり床上浸水とかの水害でメイン、バックアップ同時に逝ってしまう可能性も0ではありません。
ということでクラウドのデータバックアップは非常に興味があったのですが、ビデオや写真のデータになるとすでに100Gを超えてしまっている状態です。
100Gを超えるクラウドデータとなるとランニングコストもばかになりません。
しかしこのAcronis True Image Unlimited for PC and Macなら・・・
右上に出ていますが、なんと無限にクラウドを使うことができるのです。
とはいっても公正使用ポリシーにのっとってモニタリングされているようで、3TBくらいまでは問題なく使えそうです。
それ以上は使用方法の調査がされる可能性がありそうです。
これは今後写真等データ高画質化し巨大化していくのは目に見えてますからそのうちこの公正使用ポリシーも見直される時がくるでしょう。
まぁ現時点で、個人使用レベルでは3TB以上のデータはなかなかありませんからね。
絶対無いとは言い切れませんが・・・
ただしサブスクリプションで出ていたように使えるのは1年です。
まぁ1年間バックアップソフト込みでクラウドも使えるのなら十分ですね。
ということでとりあえず早速ビデオ関連の同期をさせてみました。
私は今回ローカルディスクに保存しているデータではなく、NAS
これに保存しているデータのバックアップです。
さすがに容量が容量なので同期に時間がかかります。
116GBの同期に 2.5日ってのはさすがにちょっと気長すぎますかね。
もうすこしクラウドの保存先が早ければ言うこと無しなのですが・・・
ですが、初期同期が完了すると、それ以降は変更があった分だけの更新になるからずっと時間は短くなります。
しかも自動的にクラウドに転送してくれるのは非常にありがたいですね。
若干課題の残っている機能兼サービスの感がありますが、PC全体やドライブ、フォルダ単位の定期的なバックアップでは忘れてしまいそうな、でも消えると非常に困るデータを抱えている人たちには非常にうれしい機能です。
WindowsとMACの違いはあるのだろうか?
さて、今回のTrueImageは”PC and Mac”とあります。
となればそれぞれの違いも確かめておきたいですよね?
ということでまずはPC(Windows)のバックアップです。
OSの入ったシステムディスクだけですがバックアップをとってみましょう。
今回はせっかくなのでクラウドに保存してみました。
それぞれソースとターゲットにあたる部分の絵の部分をクリックすることで簡単に設定できます。
それでは、いざスタートです。
さすがにクラウドに保存するので時間がかかりますが、約12時間でバックアップが完了しました。
定期的にとるバックアップとしてはやはりちょっとかかりすぎでしょうか?
差分、増分だけならもう少し早いのでしょうけど・・・
試しにローカルディスク(D:)に保存してみると12分で終了しちゃいました。
毎回フルバックアップを行うのではないにしてもバックアップをクラウドにというのはまだまだ課題が残っていそうな感じです。
復元も簡単です。
右下のメニューから、ディスクの復元か、ファイル単位の復元かを選ぶだけです。
このあたりは今までのバージョンと同じような感じで使いやすいですね。
さて、それでは次はMacでやってみましょう。
今回使うMacはコレです。
このMac minはOS X10.9にしています。
4年位前のMac miniなんですがまだまだ使えそうですね。
しかしどうせならそろそろSSDに換装したい。
そういえばTrueImageにはディスクのクローンがあったはず。
ここはHDDからSSDにディスクのクローンをかけてSSDに換装しちゃいましょう。
ということでまずはHDDの取り出しからなんですが、こいつは最近のMac miniと違いケースはめ込み式でドライバーだけでは分解できないのです。
ということで、まずはヘラを使って分解!!
隙間にヘラを差し込んでえいや!
こんな感じで浮いてくるので地道にがんばってると、
ケースが外れます。
あとはねじをはずしてDVDをマウントしている部分を抜くと・・・
DVDの裏にHDDがマウントされています。
こいつをはずしてやってWindows側でHDDとSSDでディスククローンをかけてやりましょう。
ちなみに今回換装するSSDはこちらのSSDです。
さあ内蔵SATAに接続してれっつ複製。
???
エラーで止まる。
ブータブルメディアじゃないとダメなのかと思いメディアを作ってクローン作成してみる。
でもやっぱり止まる。
Macじゃないとダメなのか?
ということでMacにHDDを戻して先ほど作ったブータブルメディアを入れて起動。
でもやっぱりクローンできない。
仕方ない。
普通にバックアップとって新しいSSDに復元しよう。
ということでMac miniにTrueImageをインストールしてみます。
あれ?
なんかWindowsの時と若干違いますね。
メニューの中を見てみたのですが、何か違う。
レスキューメディア(起動CD、DVD)も作れない代わりに起動ディスク(8G以上)を要求するようになってるし?
とりあえずバックアップを取ってみました。
これはWindowsと大差なかったです。
ここまでは順調。
しかし復元するには起動ディスクが必要なのです。
8G以上のメディアとなるとうちにはHDDしかありません。
仕方無しに予備HDDを起動ディスクとして作業を続けます。
起動ディスクからmac miniを起動します。
続いてバックアップの保存してある先を指定します。
そしてバックアップを指定して復元開始。
お?今度は順調です。
無事復元完了。
無事SSDに復元完了。
あれ?
これならMacのタイムマシンでバックアップとるのとそんな変わらない?
Windowsに関して言うならばインターフェースが大幅に刷新されて従来のユーザーは戸惑うところもあるかもしれませんが、より簡素化された感じで初めての人にはとっつきやすいかも。
でも従来のインターフェースも選択できるとよりなれた感じで操作できてよかったのにとは思いますね。
そして、クラウドに対応したのは非常にうれしいですね。
しかも、Ultimateならほとんど無制限に利用できるのはコストパフォーマンスにも優れて非常にありがたい限りです。
フォルダの同期機能を利用すれば写真や動画などを常に安全にバックアップが取れるので非常に安心です。
ただ、もう少しクラウドへの転送が早ければ文句なしなんですけどね。
今はクラウドにあげるデータや使い方をもう少し考える必要がありそうです。
そしてmacに至っては・・・
インターフェースがWindowsと同じというのはいいのですが、それ以外がちょっと頼りないですね。
Macのディスククローンは作れないというのは正直痛いです。
まだまだMacはこれからという感じです。
ですが、実績あるTrueImageでWindows,Mac共に一元管理できるのはいいかも?
正直Windowsバックアップはさすがという感じで、早く使い勝手も良くなったとは思います。
クラウドも課題はありますが、使い方次第では非常に便利です。
これからのバックアップにはクラウドも活用しなきゃと思いますからこういった製品とセットでクラウドの使用権がつくのはいいですね。
ただ、Macに関してはWindowsがすばらしいだけにちょっと寂しい感じです。
これからMacの機能がより充実することを期待したいですね。
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