レビューメディア「ジグソー」

最高のコストパフォーマンスを示すタブレット

今回のレビューは、Intel入ってるAndoroidタブレットを従来のARM系のAndroidタブレットと比較するのが大きな目的だと思い、我が家にあるタブレットを総動員して比較してみました。

その結果、流石に最新機種は使いやすくなっているなと思いました。また、本機の実勢価格から判断するとコストパフォーマンスは非常に高いと思います。

【開封】

外箱はこんな感じでシンプルです。右下のIntel insideが目立ちます。

中には本体の他に、USBケーブル、ACアダプタ、取扱説明書類が入っているのみでとてもシンプルです。

 

本体は次のようになっています。裏面は樹脂製となっていますが、皮っぽい表面形状となっているため、非常に持ちやすいです。

 

前面           裏面

 

右側面          上面

入出力関係は上面に集中して配置されています。中でもUltraStickスロットが用意されていますが、私自身始めてみるものなので何に使えるのか不明です。ネットで調べてみると、3G通信ができるSDカードが開発されつつあるようです。もしそうであって、MVNOのSIMが使えるようになれば、外出先でも通信が可能となり使用範囲が広がりそうです。

タッチ操作は、きわめて快適に反応してくれます。タッチ操作が思うようにならないとストレスがどんどん溜まっていくので、とても良いと思います。

明るい場所での液晶の見え具合もそれほど悪くありません。(ピンボケですみません)

しかしながら、Androidタブレットにせよ、iPadにせよ、仕事で使っているMicrosoft Officeで作成したファイル(word、excel、powerpoint)が完璧に使用できないので、仕事ではWindows タブレットを使うのが現時点で最良の選択と考えられるので、私自身としては外に持ち出す機械にはなりえません。

ただ最終的に我が家では、妻が家庭内でメインで使用するタブレットとして活躍することとなりました。

家庭内での使用が前提になるので、画面保護とか必要ないと思いましたが、ダイソーの液晶保護フィルムを貼りました。

更新: 2014/06/03
「CLIDE 7」とその他のタブレットとの比較 PREMIUM REVIEW

決して跳びぬけて性能の高い訳ではないが、気持ちよく使えます。

他のタブレットとの比較ということで、我が家にある以下のAndoroidタブレットを用意しました。いずれも最新機種ではありませんが、我が家では現役で使用しています。

【カタログスペックの比較】

まず、スペックの比較から。(十分に調べきれていない項目もありますが....)

1.サイズ

CLIDE 7はサイズの面でMediasTabULやGalaxyTabとほぼ同じ大きさです。

 

2.重さ

各機種の重さは公表値と実測値は殆ど同じであり、CLIDE 7はGalaxyTabとほぼ同じ重さです。なお、最軽量タブレットと呼ばれているMediasTabULとは100g程度(約1.5倍)の重量増となっています。しかし、実際に手に取ってみるとそれほど重さを感じません。

   

3.画面

  

OptimasPadを除き、いずれも7インチのTFT液晶ですが、解像度はMediasTabULが一歩リードしています。

4.プロセッサ

プロセッサについては、4機種ともメーカーが異なっており、単純に比較することはできませんので、後ほどAndroid用のベンチマーク結果で比較します。

5.メモリ

メモリについては、CLIDE 7が8GBと一番劣っている結果となっています。ただ、外部メモリとしてmicroSDHCが使用できるのであまり問題は無いと思われます。

6.無線LAN

いずれの機種もほとんど違いはありませんし、我が家の無線LANにも簡単に接続できています。

7.Bluetooth

これもCLIDE 7が一番バージョンが低い結果となっています。これも、後ほど我が家にあるBluetooth機器との接続性で検証します。

8.カメラ

カメラもGalaxyTabを除きほぼ同程度の性能だと思います。我が家の場合、家の中の限られた使用になるので、カメラ機能はあまり重要ではありません。

(ちなみにOptimasPadは3D撮影ができますが、使い道がありません)

9.スピーカ

MediasTabULを除き、一応ステレオ対応のスピーカーが準備されています。

ただし、音質を期待してはいけません。

10.センサ

CLIDE 7にはGPSが付いていません。我が家では家の中でしか使用しないので全く問題ありません。

11.I/Oポート

CLIDE 7にのみmicroHDMI出力端子が用意されています。大型テレビに出力できそうです。

12.バッテリ

CLIDE 7の容量は4150mAHとGalaxyTabとほぼ同じです。あとはプロセッサの消費電力の違いが稼働時間に繋がると思います。後ほど、検証してみます。

13.Androidバージョン

CLIDE 7は4機種の中で最も新しい4.2となっています。GalaxyTabの2.3から比べると、操作性が全然違います。

14.実勢価格

現時点でAmazonや楽天で手に入れようとしたときの価格を比較すると、MediasTabULが最も高い結果となっています。(CLIDE 7以外は中古品です)

最も古いGalaxyTabでも中古で15,000程度で売られていることが考慮すると、最新機種の新品が同程度の価格で購入できるのはすごいと思います。

   (ちなみに他の3機種は新規購入したときに8~10万円相当だったと思います。2年間使用することで実質数千円には抑えられてますが)

【ベンチマーク】

 定番のAnTuTuの結果から。流石、最新機種ですので、最高スコアです。

 

CLIDE 7         15353

MediasTabUL  14188

OptimasPad    7435

GalaxyTab        4729

しかし、先日購入したXperiaZ1は34928点と倍以上のスコアです。

次に、Vellamoです。 タブレットとしてはMediasTabULのスコアが高くなっています。おそらく、ベンチソフトの作者がプロセッサメーカーのQualcommのためだと思いますが、それでもCLIDE 7は同等のスコアをたたき出しています。

CLIDE 7         HTML5=1510  Metal=  483

MediasTabUL  HTML5=1662   Metal=  573

OptimasPad  HTML5=  961   Metal=  284

GalaxyTab      HTML5=  539   Metal=  212

XperiaZ1       HTML5=2739   Metal=1176

 

新品が15000円程度で手に入れられるのであれば、十分な性能だと思います。

 

【Bluetooth】

我が家のBluetooth機器としては、ThinkPad用のキーボードとヘッドフォンになります。

早速、保有する機器をペアリング状態にしてCLIDE 7との接続を試みました。

残念ながら、認識できたのはヘッドフォンのみで、キーボードを認識することはありませんでした。恐らく、ヘッドフォンはBluetooth2.1対応であるのに対し、キーボードはBluetooth3.0対応であることが原因であると考えられます。

ちなみに、ヘッドフォンの方は雑音もなくきれいな音が聞こえます。

 

【稼働時間】

設定画面でそれまで使用した時間が表示されます。購入直後でいろいろと触っていたつもりなのですが、3日と1時間9分19秒のうち約90%はスタンバイ状態だったようです。この機能を使えば、節電対策も可能かもしれません。

 

フル充電から動画を再生しどの程度の時間再生できるのかを確かめてみました。2時間の動画を再生するとバッテリの残量は72%だったので、動画を再生し続けると8時間近く使用できることになります。

 

 

 

 

 

更新: 2014/06/03
「CLIDE 7」の魅力とアドバンテージ PREMIUM REVIEW

繰り返しになりますが、最高のコストパフォーマンスを示すタブレットです。

CLIDE 7の魅力は何と言っても本体価格の低さの一言に尽きると思います。

確かに、最初の設定時に日本語に切り替えないといけなかったり、日本語入力を追加でインストールしなければならなかったりと、初心者にはハードルが少し高いかもしれませんが、それを差し引いても非常に優れたコストパフォーマンスを示すタブレットだと思います。

起動直後のホーム画面も個人的には気に入っています。

 

 

冒頭にも記載していますが、レビューをまとめている後半から、それまでGalaxy Tabを使っていた妻が興味を示し始め、最終的には妻が家庭内で使用するメインタブレットとなることが決定しました。ベンチマーク結果ではGalaxy Tabの倍以上の性能を示しているので、相当快適に使用できることになると思います。

(私自身はXi契約が今年の年末まで残っているMedias Tab ULを外出時の端末として使用するので、CLIDE  7を持ち歩く必要はないため、妻に使用権を譲りました)

妻が使う前提のもと、ホーム画面に必要なアプリを表示するよう設定しておきました。

 

 

 

あと、100均で購入したミニイーゼルに載せて、見やすい状態を作っています。

 

 

 

【改善点】

あえて改善点を上げるとすると、以下の通りかと思います

 ○Bluetoothのバージョンを3.0以上に

  3.0対応のキーボードを認識しなかったので改善が望まれます。

 ○スクリーンショットのボタン操作

Andoroidの標準仕様なのでしょうが、電源ボタン+音量下の同時押しでスクリーンショットの取得になりますが、本機は非常押しにくく何度も失敗しました。もう少し改善の余地があると思いました。

 ○液晶視野角の拡大

画面の上下左右から見ると、左側からの視野角が狭く、とても見えにくくなります。我が家のように、ミニイーゼルに載せてみる場合、ちょうど下側が見えない方向になるので問題ありませんが、外出時に使用するときには少し問題かと思われます。

 

正面より下側より    正面より上側より

 

正面より右側より    正面より左側より

  ○SDカードスロットの蓋

microSDが使用できるのは良いのですが、蓋が付いていないので何かがちょっとカードにあたっただけで勢いよく飛び出してしまいます。(特に本機のバネは強めであり、相当な勢いで飛んでいきます)

出来れば、ThinkPad8のように蓋があればよいと思います。

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