前回までのあらすじ
以前レビューした10.1インチAndroidタブレットをほぼレビュー終了次第嫁ちゃんに奪われる。
↓
返してもらうべくクリスマスに7インチAndroidタブレットをプレゼントする。
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なぜか10.1インチタブレットではなく新しい7インチタブレットが手元に返ってくる・・・
7インチの方がいいって言ってたのに!どういうことなのか嫁ちゃんに訊いてみると「使えない」とのこと。やっぱりケチリ過ぎたか。7千円台だったしね・・・
という訳で今回レビューの機会をいただいた7インチAndroidタブレット「CLIDE7」を使って再度10.1インチタブレットを返してもらうべく、先のプレゼントに使ったLuvpad MID407より使えるのか?といったところを実アプリの使用も交えて色々比較してみたいと思います。
見た目はこんな感じ
外箱。とってもシンプル。
内容物。CLIDE7本体、USB→MicroUSBケーブル、電源コンセント→USB変換アダプタ(各国のコンセント形状により2種)、クイックスタートガイドと各国規制に対応したガイドとこれまた至ってシンプル。
CLIDE7本体正面。ちょっとベゼルが広いので持った時にうっかり誤動作する心配がない。上方に2Mピクセルのインカメラあり。
背面から。上方に5Mピクセルのカメラ、下方にステレオスピーカー。
さりげないインテルロゴがかっこいい。製造元のECSのロゴじゃなくて本当によかった。
サイドから。ハードウェアボタンは電源スイッチと音声ボリューム上下のみ。
上部から。左からmicroHDMI端子、microSDスロット、イヤホン端子、microUSB端子。今どきのスマホと同じ構成なので使いまわせて楽チン。充電はmicroUSB端子から行うので付属のアダプタ以外にPCからも充電できちゃいます。撮影用にmicroSDカード挿そうと探したけれど見つからなーい・・・と思ったらすでに挿したの忘れてました。ハミ出ないので見た目もよろしい。ちなみにSDカードの裏面を上にして挿すような感じになるので反対向きでムリヤリ突っ込まないように要注意です。
そして謎のUltraStickソケット。調べたところ中国の携帯メーカーであるファーウェイが提唱するSIMが挿せるアダプタのUltraStickを突っ込むところらしいんだけど、現状で日本国内での販売が見当たらず。これが入手できればSIMフリー端末として使える可能性もあるので、入手できれば追記したい。
セットアップのお作法
CLIDE7の電源を入れるとセットアップが始まります。ほぼすべてのAndroid端末に共通の操作なので既にお持ちの方はすっ飛ばしてください。
言語のところをスワイプして日本語に。結構下の方。
Wifiの選択。我が家ではADSLとモバイルルータの2つがあるので今回は持ち歩きも多いと思われるのでモバイルルータを選択。
モバイルルータの裏に書かれたパスワードを入力。公開用に加工してますがホントはもうちょっと長い。
googleアカウントの取得。今回は新規で取得します。
名、姓、取得したいアカウントネーム、パスワードの入力。CLIDE7は初期状態で日本語入力アプリが入っていないのでとりあえずアルファベットで。姓名は後で直せます。
あっさりと完了。チェックボックスはオンオフどちらでも大丈夫なのでお好みで。
これでgoogleアカウントが取得できました。
後はオプション各種を選択してセットアップ完了。
初期画面。Playストアアプリを選択してとりあえず日本語入力アプリのインストールまで済ませます。
右上の検索アイコンをクリックして「google」で検索すればgoogleに関係したアプリの一覧が現れるので、「google日本語入力」を選択してインストール。インストール後は初期セットアップを表示される手順に沿って済ませます。
これでCLIDE7が使えるようになりました。
ここまで所要時間5~10分の簡単な手順ですが女性は苦手な方が多いかと思われるので、ここぞとばかりに恩着せがましくやってあげましょう。
新旧激突
セットアップも完了したところで、今回比較対象のLuvpad MID407と実アプリの使用を含めて比較してみます。
見た目比較
(上 MID407、下 CLIDE7)
まずお詫び。比較対象品をLuvpadと書きましたが現品にはどこにもLuvpadとは書いておらず、KAIHOUの文字が。マウスコンピューター以外のお店で売ってるのはおかしいと思ったんだ・・・ ただ型番は一緒で調べた限り同じOEM元の同スペック品となるようなので一安心。
以降は比較対象品の呼称を型番のMID407とします。
気を取り直して見た目を比較するとモニタ部分は同じ7インチとなりますが、ベゼル部分が広い分CLIDE7の方が若干大きめ。CLIDE7はモニタからベゼルまでフラット。MID407はベゼルが飛び出してるので端っこの方が押しづらいのと角にゴミがたまりやすいのがちょっと気になります。持った感じはMID407が若干軽め。
(左 MID407、右 CLIDE7)
横から比較。MID407の方がベゼルが飛び出してる分ちょっと厚め。
拡張性比較
MID407:microUSB、ミニHDMI、ミニUSBとちょっと拡張端子の古さが目立ちますが、タブレットとしては珍しくフルサイズのUSB端子が付いてるので普段PCに使ってるマウス、キーボード、USBメモリなんかはそのまんま使えてしまうので便利。ただしBluetooth非対応なので有線びろーん。カメラはインカメラのみ。
CLIDE7:microUSB、microHDMI、microUSBと現行のスマホと同じ端子なので使いまわしが便利。なにより謎のUltrastickがSIMフリータブレットとしての可能性を感じさせます。Ultrastickの入手や技適などの壁は立ちはだかりますが。なによりBluetooth対応なので拡張機器はワイヤレスで追加出来ちゃいます。ちなみにCLIDE7にはインカメラ以外にもアウトカメラがついてるのでちょっとした撮影に便利。
(クリックで拡大)
タイトル「愛娘」 CLIDE7アウトカメラで撮影
パフォーマンス比較
いよいよ実アプリを使用しての比較。
まずは定番ベンチマークソフトから。
(MID407についてはスクリーンショットが撮れないので数値のみ)
Quadrant Standard Edition
CLIDE7:4670
MID407:2141
数値が大きい方が良い性能です。倍以上開いちゃった!
AnTuTu Benchmark
CLIDE7:15279
MID407:4167
こっちは3倍以上!この差はなんなのか・・・
3DMark
CLIDE7:5320
MID407 :788
その差6倍以上!おそらくはベンチマーク内容がグラフィック寄りになるほど数値の差が開いていくので、CLIDE7はCPU性能もさることながらグラフィック性能もなかなかのものなのではないかと思われます。
互換性比較
次はいろいろなアプリの実使用で端末の互換性、使いやすさを比較してみます。
LINE
CLIDE7:○
MID407:△
テキストベースのチャットはどちらも可能ですが、MID407はサイドにマイクがあるのみなのでちょっと通話はきびしい。CLIDE7はBluetooth対応なのでそこらへんで売ってるスマホ用のヘッドセットで通話可能。
CLIDE7:○
MID407:△
どちらも見る分には問題ないのですがMID407の方は文字入力がもっさりなので気軽にツィートというわけにはちょっといかない感じ。
CLIDE7:○
MID407:△
Twitterと全く一緒でMID407で文字入力しようとするとちょっとイライラ。
2chMate
CLIDE7:○
MID407:△
コミュニケーションツールと合わせてテキスト系。
どちらもテキストベースなら問題ありませんが画像が多いとMID407はモタモタ・・・
Kindle
CLIDE7:○
MID407:△
お次は書籍ビューア。新書サイズのコミックよりは若干小さめになりますね。
どちらもふつーに読めますが、何冊も読み進めていくとMID407の方はもったもたに・・・
MX動画プレイヤー
CLIDE7:○
MID407:△
プレイ動画として自身でプレイしているPCゲームを解像度1920x1080 60FPSで撮影。PCでもスペックによってはカクつくレベルの画質です。
MID407の方は多少カクつきますが視聴は可能。CLIDE7の方は強烈な遅延で音ズレがひどい・・・と思ったらハードウェアエンコードがオンになってなかった。オンにしたらとっても滑らかに視聴可能でした。
radiko.jp for Android
CLIDE7:×
MID407:×
どちらも非対応でインストールできず。改悪の一途をたどるこのアプリ。いったいどこへ向かっているのでしょう・・・
dアニメストアアプリ
CLIDE7:×
MID407:×
最近キャリアフリーになってdocomoのスマートホン、タブレット以外にも視聴できるようになったとのことなので試して見ます。推奨環境がAndroid 4.1~4.4.2となるのでAndroid4.0.4のMID407にはインストールできず。CLIDE7はインストール、起動はできましたが肝心の動画が表示できない!調べてみるとキャリアフリーになったとはいえ、携帯キャリア以外のタブレットでの視聴は難しい模様。・・・残念。
パズル&ドラゴンズ
CLIDE7:○
MID407:×
パズルゲームの金字塔。MID407では起動出来ず。これが動いてしまうだけで十分価値ありだと思うのです。画面が大きいので今指の下にあるドロップの色なんだっけ?なんてことはありません。さりげに斜め移動の成功率が高いのもポイント。そしてしょっぱなからこの引き!・・・は関係ないか。
とある魔術と科学の謎解目録(パズデックス)
CLIDE7:○
MID407:△
二番煎じの金字塔。成功の秘訣はパズル部分をいじらなかったことか。眼鏡フェチは風斬か固法先輩が出るまでがんばれ。どちらでもプレイは可能だけどMID407は縦横比がおかしく全員細長に。
BATTLEFIELD 4™ Commander
CLIDE7:○
MID407:△
普段PCやプレイステーションで遊んでいるバトルフィールド4が指令官モードでAndroidタブレットでも遊べます。どちらもプレイ可能ですが、MID407では音声応答がないのでコマンドが兵士に伝わっているのかわかりづらい上にベゼルが盛り上がっているので端っこが押しづらい。CLIDE7でプレイするとびっくりするくらいしゃべるのでわかりやすいです。中の兵士たちは実際にプレイしている人たちなのでコマンド通らない、タップができずサポートができない司令官は困ってしまいますね。
Androidゲームアプリで遊ぼう
色々試してみた限り、かなりのグラフィック性能を必要とするアプリも結構サクサク動くことが確認できました。特にグラフィック性能を必要とするゲームアプリもストレスなし。ということは近くのアウトレットプ◯ザで13,560円とほぼニンテンドー3DSと同価格で売ってるCLIDE7がゲーム機として使えたら、Androidなら無料ゲームも豊富なのでソフト代だけ浮いちゃいますね。
こうなったらもう嫁に渡すなどもったいない!ゲーム機として遊び倒してやるのだ!
というわけで遊んでみたAndroidゲームアプリをプレイ無料のものに限って紹介。
ヘイ・デイ
嫁ちゃんに入れとけと言われたので・・・
現在嫁ちゃんが毎日やってる農場ゲーム。育てる楽しみが味わえます。
ONE PIECE トレジャークルーズ
タイミングよくタップしてコンボをつなげると大ダメージの爽快アクション。ちなみに面子を見ていただければわかりますが、ホントに最初からストーリーを追うので原作同様大ボリュームの予感。
テイルズ オブ リンク
テイルズシリーズの世界観をそのままに歴代主人公勢ぞろい。組み合わせを考えてキャラをなぞってつないで大ダメージ!とにかくしゃべるしゃべるしゃべる!こいつが無料とは・・・
ガンシップ・バトル
3Dフライトアクション。3D性能とジャイロ機能必須ですが問題なくぬるぬる。
PCゲームでは機首を持ち上げたまんま一回転して地面に激突する私ですが、タブレットを傾けて操作する分には一回転することもなく快適フライト。
LINE ポコパン
同色パネルをなぞってつないで消していく単純パズルゲーム。LINEアプリなのでLINE内のフレンドと点数を競えます。
TETRIS® Blitz
パズルの定番テトリスで時間制限内でのハイスコアを目指します。ユーザーインターフェースがタブレットでも操作しやすくなってるのがよく考えられてますね。
クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ
クイズに答えてモンスター退治。見てのとおり問題は割と簡単ですが、突然現れる並べ替えクイズの方が難しいー
ディバインゲート
トランプのスピードみたいに同じ色のパネルを重ねて重ねて大ダメージで熱くなる爽快パネルアクション。現在デート・ア・ライブIIとのコラボ中なのでよしのん手に入れるまでがんばりたい。
モンスターエッグアイランド
こちらも落ち物系パズルゲーム。ランキング上位から目に付いたものをインストールしてきましたがパズルゲーム人気ですね。3個そろえて消すんだけど1マスしか動かせないので連鎖を狙うなら条件次第で現れる特殊パネルをうまく使う必要が。
神姫覚醒メルティメイデン
諸君、私は美少女が好きだ。
登場キャラが皆かわいいカードパズル。弱いカードに強いカードを重ねて重ねてぶつけると大ダメージ。とりあえずメガネっ娘が出るまでがんばってみます。
ガールフレンド(仮)
諸君、私は美少女が大好きだ。
CMでもおなじみの美少女恋愛バトルゲーム。とにかく全編人気声優がしゃべりまくります。こんな声で「いいよ」とか言われてみたい。
ボーイフレンド(仮)
レビューをご覧の方が男性ばかりとは限りませんのでこっちもやってみましょうね。やる前からこんなに気の乗らないゲームなんてオラはじめてだ。
こちらも全編しゃべりまくりなんでしょうか?音声オフにしてるのでわかりませんけどね。ガールフレンド(仮)より後発の分、ユーザーインターフェースが改善されていて進めやすいのがまた腹立ちますね。
使ってみて
まだまだ色々やってみたのですが結構内容かぶったりク○ゲーもそれなりに存在するので割愛。一時期のタップするだけで進んでいくただ絵のキレイなRPGみたいなのはだいぶ淘汰されて、ゲームとして遊べるアプリをたくさん発見できました。これだけのゲームが遊べてしまうCLIDE7はコスパ最強すぎだと思います。
1つ気になったのはCLIDE7の本体容量が8GBしかないので昨今の巨大アプリをインストールしまくるとすぐいっぱいになってしまうこと。SDカードによる拡張は必須だと思いました。
まだまだ遊びたいゲームはいっぱいありますが、後ろで嫁ちゃんが待ってるのでそろそろこの辺で!
あまたりんさん
2014/06/01
ファーウェイのアダプタ入手できると良いですね。
カーリーさん
2014/06/01
ギリギリまで遊んでみましたー
入手は出来ても技適の問題でレビュー出来ないかも知れませんねw
atsuo@tokyoさん
2014/06/01
当方 CLIDE 7で dビデオを視聴出来ましたが dアニメと何か方式とか違うんですかね?
(まだレビューには追記していません)
カーリーさん
2014/06/01
ありがとうございまーす。
ソウルイーターノットがスマホ限定でPCでは見ることが出来ない動画なので、他のなら見られたかもしれませんね。嫁ちゃんの隙をついて再検証してみます^^
リンさん
2014/06/01
7インチを突っ返された下りが面白かったです。
また、様々なアプリの動作検証もされていてCoolです!
atsuo@tokyoさん
2014/06/01
タブレットを再起動してメモリをクリアにしても同様で、一度観られた動画も同様に見ることが出来ませんでした。
動画によって観る事が出来ないという事でなくアプリが不安定(というレベルでないですが)な感じですかね。
dビデオは登録できる端末が 5台までなので CLIDE 7では観る予定がなかったのですが、観れないとなると残念です。
私の方でももう少しいじってみます。
カーリーさん
2014/06/01
ありがとうございまーす。
無事恩着せがましく日本語入力の設定を終えてきました^^
カーリーさん
2014/06/01
docomoのサーバ側が不安定な可能性もありなのでわかんないですよね
ふっけんさん
2014/06/02
・゚・(つД`)・゚・
ってか前の10インチタブでも書いてたのかw
カーリーさん
2014/06/02
まぁGooglePlayの端末判定でECS TA70CA2って思いっきり出ますけどね^^
manya嫁さん
2014/06/02
カーリーさん
2014/06/02
思い出したくない思い出したくない・・・
cybercatさん
2014/06/02
その文字のポイント数にやる気がよーくあらわれているw
カーリーさん
2014/06/02
見返した時思い出さなくて済むように小さくしといたのですが、ここだけ小さいと余計に気になっちゃいますねwwwwww
クドフィリアやってるガジェ獣かのあゆさん
2014/06/03
じゃなくて、なかなかCloverTrail内蔵PowerVR SGX 545も3DMarkのスコア頑張ってる印象ですね~
Atom搭載アンヨヨイヨ椨自体少ないんで気になる子です~
カーリーさん
2014/06/03
いろいろ試してみてください。
MemoPadなんかも同CPUなので今後も増えていくんじゃないでしょうか
いじってみた感じARM、x86による有利不利みたいなのは今回感じませんでしたね