レビューメディア「ジグソー」

快適なドライブのお供に! コンパクト・コードレス・高感度なGPSレーダー探知機

今回のレビューは車載レーダー探知機なのであります!

さて、いまどきのレーダー探知機「EXPARTNER EXP-S151」はどんな性能なのでしょうか…。

○ レビュー課題
「実際に車に取付ける設置の容易さ」
「操作性や実際に走行した際の印象」
「表示される映像への感想」
「ソーラーパワー充電にて長時間起動の感想」





こちらがパッケージ。
基本的なスペックは 製品ホームページ をご確認いただくとして。


パッケージにもあるコードレスでも常時表示に着目してみると、どうやらこの「EXPARTNER EXP-S151」に採用されている液晶は、最近話題の電子ペーパーなどにも利用されているメモリー性液晶のようです。

メモリー性液晶の特性として、通電していなくても表示が消えない(安定した状態)ということがあげられると思いますが、液晶そのものが発光しているわけではないので常時バックライトが必要な機器には向きません。(バックライトを常時使ってしまうと、せっかくの省エネ特性が生かせませんものね)

この製品の場合は、なんらかの警告を発するときのみ一時的にバックライトが点灯するという仕様になっています。

その結果、コードレス使用時に本体が消費する電力を抑えることに成功。
最大40時間も連続で使い続けることが可能になったとのことです。

メモリー性液晶については こちら が比較的わかりやすく解説してくれていると思います。




箱の中身はこんな感じです。
大きさはだいたいA5くらいで、非常にコンパクトにまとまっています。
本体と付属品一式、それにマニュアルが同梱されています。

それでは本体の外観をチェックしてみることにしましょう。











こちらがレーダー探知機本体です。
まだ開けたばかりなので保護シートが貼られたままです。

上部にはソーラーパワーを集める太陽電池が見えています。
正面に見えるメモリー液晶のサイズは1.4インチとのことです。




続いて本体右側面。

こちら側に電源スイッチがついていますから、想定されているダッシュボードへの設置場所はセンターから右側、つまり使用想定ユーザーは右ハンドルの車を運転するドライバー(限定ではないですが)だと思われます。

シガーライターソケットから取る電源プラグもこちら側に差し込むようになっています。

また、GPS情報を更新するために必要なデータをやりとりするための、microSDカードの差し込み口もこちら側にあります。



左側面はスッキリしています。




保護シートを剥がしてみました。

上部手前に各種操作スイッチが集約されているようです。




その他入っているパーツとして、こちらはボール型コネクターと、台座です。

台座の丸い穴の部分にこのボール型コネクター部分を差し込むことで、ある程度自由に液晶モニターの向きを変更することができるようになっています。



こちらは本体あるいは、台座底面に貼りつけるためのシール2種類です。

左側はマジックテープになっているシール、右側は直接コンソールに貼りつけるための両面粘着シールです。

マジックテープタイプは、本体を一時的に取り外して日当たりの良い場所で太陽光による充電を行いたい方を想定しているのでしょうか。
あるいは、車を複数台お持ちの場合にも、受けとなるマジックテープを用意するだけで簡単に載せ替えられることも想定しているのかもしれません。

ちなみに直接貼りつけるシールも、かなり粘着性も高いですがゆっくりとひっぱれば剥がせなくもないようです。

ダッシュボードの材質によって、プラスチック部分が溶ける可能性もあるようなので注意が必要です。(たぶんいまどきの車は大丈夫かと思いますが)




台座を利用する場合には、ボール型コネクターを本体底面の溝にスライド装着をさせます。




底面の溝に沿って装着し、スライドさせることでしっかりと固定されます。




そしてシガーライターソケットから電気を取るためのアダプターが同梱されています。




こちらは本体に装着するための充電電池です。
この充電電池のおかげで、コードレス運用ができるようになっています。

BELH050-4A55Tとかいう型番で部品としても取り扱われているようですので、万が一充電池がヘタって来たら交換も可能です。
ちなみに2600円前後の模様です。




底面の蓋を爪を抑えながら引き上げ、電極にコードを差し込み、充電電池を格納します。




これで本体の準備は完了です。

※この写真では、分かり易く見せるためにボール型コネクターはあえて外してあります。
 また本体に直接固定するためのシールを貼る場合は、このままで利用します。








さて、それでは実際に車に搭載して利用してみましょう。



今回このレビューに使用する車はこちらのニュービートルカブリオレです。

来年には日本でも次世代モデルが発売されますが、まだオープンカーモデルはラインナップには入っていません。

ちなみにオープンカーという言葉自体は和製英語らしく、英語では、コンバーチブル(Convertible )、フランスやドイツではカブリオレ(Cabriolet )やカブリオと呼ぶそうです。






ニュービートルのダッシュボード回りはこんな感じになっています。
最近の車はこんな感じに曲線で構成されているものが多いのではないでしょうか。

ハンドル左あたりに草っぽいものが見えていますが、ニュービートルには一輪挿しを入れるアイテムがついており、そこに花などを飾っておけるようになっています。




ちなみに純正品ではない、パナソニックのカーナビを装着しているため、カーナビが起動するとこんな感じで液晶モニターが立ち上がってきます。

通常はこんな感じで走行することになります。

本来ニュービートルは1DINサイズのカーナビしか入れられるスペースがなく、写真にあるような2DINを必要とするカーナビは装着できません。

取りつけをお願いしたショップにお願いをして、社外品の収納スペースをさらに装着して、2DINのカーナビを格納してあります。

ダッシュボードにあまりごちゃごちゃと機器類を設置するのは見た目にもダサくなるので、この手法を選択しました。




アタリをつけてみるために、センターにちょこんと置いてみました。




センターの右にも置いてみました。
実際に利用を開始する場合には、このポジションの方が利便性&視認性が高そうな気がします。

※ニュービートルの場合には、ダッシュボードが曲線で構成されているため、本体を直置きするには向いていません。(実際のテストでは台座とボールコネクターを利用しました)



そしてシガーライターソケットから電源を取ろうと、プラグを差し込んだわけですが、前述のとおり1DINを2DINにする改造をしてしまっているため、シガーライターソケット上部の空間がぜんぜん無くなってしまっていました。

普段煙草を吸ったりしないので気にもしていなかったのですが、今回初めてシガーライターソケットを利用しようとしたところ、空間に余裕がないのでなかなかプラグが刺さりません(笑)

そして、この写真は無理やり差し込んでみた図になります。(^_^;)




電源を入れると、EXPARTNERの起動画面が立ち上がり、その後すぐにGPS衛星を測位しはじめます。
今回は9つの衛星を見つけられたようです。




そして現在位置と時刻を自動的に引っ張ってきました。
手間いらずでありがたし!




フロントウィンドウ越しに「EXPARTNER EXP-S151」を見てみると、こんな感じになります。










それでは実際に「EXPARTNER EXP-S151」の性能をチェックしてみることにしましょう。

今回スタート地点に選んだのは、一部で話題の テラスモール湘南 がある、JR辻堂駅周辺です。


テラスモール湘南は、2011年11月11日にオープンしたショッピングモールで、東京ドーム3.6個分という広大な敷地に281ものショップが集まっているということで、今、最も注目されている施設のひとつです。

夜になると写真のような青色LEDによるライトアップがされています。(クリスマス期間限定か?)




まずは辻堂駅から国道一号線方面、北に向かって車を走らせます。
国道一号線に差し掛かったら左折をし、有料道路の新湘南バイパスを目指します。




新湘南バイパスの1kmほど手前でしょうか、「EXPARTNER EXP-S151」が最初の警告を発しました。
どうやら取締情報のようです。

確かに料金所のところで、シートベルト着用義務違反者を捕まえるために、高速道路交通機動隊の人がこっそり隠れていることがよくあります。




しばらく走っていると 時刻表示の通常モードに切り替わりました。




さらに料金所のETCゲートを通過すると、新しい警告表示に切り替わりました。

どうやら速度制限のお知らせのようです。
ここからしばらく 80km/h の制限速度区域であることを伝えているようです。

そのまま車を走らせ、茅ヶ崎中央出口で降りることに。

寒川方面に向かってみましょう。





一般道を走っていると、突然カーロケ無線が近くにある旨を伝える警告画面に切り替わりました。

しばらくすると、対向車線からミニパトがすれ違いましたからそこから発信された電波を受け取ったのだと思います。


※カーロケータシステム(通称カーロケ)とは正式名称「無線自動車動態表示システム」といい、警察車両(パトカー)が現在どこを走行しているかの位置情報(GPS)を通信指令本部へ無線(407.7MHz)により通知するシステムです。

無線の内容はデータ通信であるため、通常の方法では内容を知ることはできませんが、この電波を受信したということは近くに警察車両がいる…ということになります。





そしてミニパトとすれ違ってからしばらくすると、カーロケ無線の警告表示が圏外という警告に変わりました。

近くから警察車両はいなくなった模様です…と、伝えてくれているのでしょう。

カーロケ信号は警察車両から常時出されているわけではないようで、20秒から40秒間隔で断続的に発信されているようです。カーロケシステムを採用していない地域もあるようですので過信は禁物。
警視庁管轄の警察車両は、すべて信号を出しているようです。





その後相模川沿いの道から田村十字路手前の 神川橋東側 を左折しようとすると、その手前で新しい警告が。

どうやら左折方向ではよく取締が行われている旨を伝えてくれているようです。





交叉点に近づくにつれ、取締がよく行われていると思われるポイントまでの距離が減っていきます。




左折後にはきちんと進行方向(直進)に、矢印表示が変更されています。
芸が細かい!




そしておよそ50m手前と思われる地点で、残m数表示が消えました。





その後、田村十字路 を右折して厚木インター方面に向けてしばらく走ると、また取締ポイントの予告をしてくれましたが、同様に50mほど手前で消えました。





このまままっすぐ直進してしまうと、東名高速道路の厚木インターに乗ってしまいそうになるので、その手前でUターンすることにしました。

すると、先ほどまで一切表示されることがなかった 検問エリアを警告する表示に切り替わりました。





検問というと、事件性のある時以外にも 酒気帯び運転チェックとかしているような、アレだと思います。

ドキドキしながら運転していると、前方斜め左に 交番が見えました。
警邏のお巡りさんも警棒を付いて立っています。

高速道路の出口からすぐの場所であり、なおかつ捕えた車両を確保しておくスペースのある立地でもあるので、よく行われているのでしょう。

何にも悪いことをしてないのに、警告表示も相まってビビります(笑)




交番を通過してしばらくすると、検問表示も圏外に切り替わりました。




ドキドキしたのと、レビューネタを考えながらのドライブで疲れたのもあって、コメダ珈琲店 で一息つきました(笑)

シロノワール、うまし!




帰りのルートは海沿いからもう一度高速道路を利用して戻りました。

まだまだいろいろな識別警報があるようですが、今回は遭遇することはできませんでした。





今回のドライブルート。

辻堂駅前付近がスタート地点で、行きのコースが赤のライン、帰りのコースが青のラインで記述してあります。








車への設置については、配線の取り回しを気にしないのであれば(ソーラー前提も含む)非常に簡単で、女性でもまず失敗することなくできると思います。

本来持っているポテンシャル(機能)はかなり多いので、細かく設定したい人にも懐が深いつくりです。

私のように買ってそのままマニュアルをあまり熟読しないで使うような人にも、おススメできるくらい基本の設定値でも問題なく使えるんじゃないでしょうか。

「かなり昔にレーダー探知機を買ったけど、誤動作が多くて使い物にならなかったよ…。」という方にこそ、一度試してみて欲しい一品です。

今回のテストでは、基本的に誤動作と思われる警告はありませんでした。

一昔か二昔くらい前のレーダー探知機では、自動ドアの開閉などで生じるノイズにもガンガン反応してしまい「レーダー探知機の警告音が煩わしい」ということが良くありましたが、この機種ではぜんぜんそんなことは起こらなかったです。

また、女性の音声で警告をしてくれるのですが非常に通るスッキリした声で、不快感はなかったです。

液晶画面もバックライトの点灯の有無にも関わらずくっきりはっきり見えやすいと思いました。
外部からの反射による見えにくさは、本体の向きを適時変えてあげれば問題もないかと思います。
(台座使用時は柔軟に角度調整ができます)

ソーラーパワー充電に関しては、たぶんあったら便利、なくても問題ないというものだと思います。

基本的には屋根のない場所で車を保管しておくケースは、現代においてあまりポピュラーな方法とは言えず、屋根の無い場所では車内の温度を上げないためにもサンバイザーなど利用する方が多いと思うので、充電のためだけにそれらを気にしなくなるとも思えません。

車内温度が上がることを気にされない方、もしくは取り外し前提で別途青空充電をできる方は、有効にソーラーパワー充電を利用できるかと思います。

もちろん、オープンカーのオーナーさんも向いているかもしれませんが(笑)

通常はシガーライターソケットからの電源確保で問題ないと思います。


以上、今回のレビューはこれにて閉幕。


※付け足す事柄があった場合には、こっそり付け足します。
記事内容に間違いがあった場合には、優しく教えてくださいまし。

29人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (13)

  • atsuo@tokyoさん

    2011/12/13

    知っている道でのレビューでしたので、どの辺りだとか思い浮かべながら楽しく読めました(^^

    私は昔のピーピーなるばかりのレーダーしか使ったことがないので、最新式のモノの進化に驚いています。

    皆さんのレビューを見て欲しくなっていますが、めっきり車を乗らなくなってしまっているので宝の持ち腐れになりそうです....
  • makibisiさん

    2011/12/13

    レビューお疲れさまでした!^^

    そういえば、らんまるさんも近所に住んでるんですよねー。^^;

    最近のレーダーは、すごいですね~。
    私も、やたらピーピー鳴る古いレーダーしか使ったことがないので、びっくりです。w

    私は、実家に車を置きっぱなしなので、乗る機会ほとんどなくなってしまいました。。。
  • らんまるさん

    2011/12/13

    >atsuo@tokyo
    ご近所さんだときっとわかってくれるだろうなーと思いながら、ドライブルートを思い起こしてレビュー記事を書いてみました(*^_^*)

    ピーピーなるレーダー探知機、私も持っていました。
    平べったいものと、バックミラーに装着するようなタイプのモノだった気がします。

    ただ、レビュー内にもあるとおり、自動ドアのちょっとした開閉にも敏感に反応してしまうレーダー探知機しかない時代だったので、車を乗り換える頃には使わないようになってしまいました。

    当時、標準モデルでも2~3万円したんですけどね。
    ホント今はかなり精度が高いものが安価で発売されるようになったんですね。
    驚きです。
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